WBCもいよいよ佳境に!
プエルトリコを下したメキシコと、イタリアを下した日本が対決。
勝者は決勝でアメリカと対決します。
本noteはMLB合同note企画の一環の為、メジャーリーガーの数が少ない日本を細かくハイライトしませんが、代わりにメキシコのメジャーリーガーを中心に触れてまいります。
日本と相対するメキシコがどのような状態で、どんな選手に注目すべきか気列挙してみました。
※メキシコがどういったチームであるかは以下の記事もご参考ください。
大会中のチーム成績
打撃
大会成績そのものを比較すると、日本は打率、OPSを含めたすべての項目でメキシコを上回っています。ただし、元々差のあった積み上げ系の盗塁やHRが近づいてきたこと、これまでの対戦相手のレベルを考えると、打撃の調子そのものに大きな優劣はない、と考えるのが妥当でしょう。
投球
日本は引き続き、他国を圧倒して一位の状態。ただし、メキシコも大半の項目で3-5位と堅調。これまでの対戦相手のレベルを考えれば、日本の攻撃面でのチャンスは相当減ると言えるでしょう。
予告先発と予想第二先発
日本は佐々木朗希投手ですが、メキシコはサンドバル投手です。
パトリック・サンドバル (Patrick Sandoval)
どういう投手なのか?
Savantの各種データを要約すると、以下のような特徴を持ちます。
タイジュアン・ウォーカー(Taijuan Walker)
彼は本来先発の柱ですが、メキシコは残り二試合で、上述のサンドバル、ウォーカーの他にアークィディを残す状態。登板順を考えると、サンドバルが早めに降板する場合、その次の第二先発はウォーカーである可能性があります。
特徴は以下の通り。
注目野手と特徴
まず、レギュラー格であるアロザレナ、メネセス、テレスに関しては、準々決勝で触れていますので、簡単にコメントのみで。
メネセス、テレスともに、準々決勝は静かでした。やや調子が落ちてきたと言えるでしょう。一方アロザレナは元気で、引き続きトップバッター起用と思われます。しかし三振はかさむタイプですので、佐々木朗希としては組み立てやすい相手。まずは佐々木朗希がアロザレナを抑えるかが注目と言えるでしょう。
その他の注目野手は以下の通り。
イサーク・パレデス (Isaac Paredes)
アレックス・バードゥーゴ (Alex Verdugo)
その他、アレク・トーマス (Alek Thomas,) や ジャレン・デュラン (Jarren Duran) といった、盗塁を仕掛けてくるタイプもおり、クイックに課題を残す佐々木朗希相手に揺さ振りをかけてくる可能性もありますが、上述のように、三振は誘いやすい打線ですので、気にし過ぎない事が肝心と思われます。
まとめ
はい、という事で、かなり展開が読みにくいカードですが、日本投手陣の奪三振能力が働くと解釈すれば、手は合いながらも日本有利に進むと思われます。
メキシコ打線は、バラエティに富んでは居るものの、三振で沈黙しやすいメンバーなのは事実。そのために佐々木朗希投手である事は、アドバンテージとなりそうです。
故に、長打で派手な活躍をするタイプではなく、パラデスやバードゥーゴといった脇役に注目頂くと、打線の起伏が見えて面白いかも?と考え、ピックアップしてみました。
観戦の一助となれば幸いです。