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グラップリングマッチします。舐めんなよ。ジャパニーズMMA。舐めんなよ。青木真也。

なんだか気持ちが安定している。グラップリングマッチが決まったからだ。

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僕は試合がないと気持ちが不安定になる。試合があってもそれはそれでアップダウン激しいのだけど、試合がない時期は出口のない沼にいるような低空飛行だ。昨年の10月からMMAの試合がなく、なんだかスッキリしない日々を送っていた。

日々の練習は試合があろうがなかろうが楽しいことに変わりはないし、若い選手たちとの練習では自分とは違う価値観や技術体系を学ばせてもらって、日々刺激のある楽しい練習をしていたし、試合がなかった時期も練習が嫌になったことはなく、毎日楽しくやらせてもらっていた。

練習が楽しいと感じれるのは僕の一番の才能だと思うし、これだから37歳になろうとしているのに最前線でワイワイ遊べているのだと感じている。飽きないし、どんどん楽しくなってくる。結婚とか恋愛もこうだったらいいのにとは思うけど、飽きなかったことはないのが正直なところだ。格闘技すごいっ!

コロナ騒動のおかげで日本国内も世界的にもイベントは自粛や中止の流れになっていて、格闘技に限らず、世界的なスポーツイベントは中止や延期の措置を取っているところが多い。国によっては中止要請ではなく、命令になっているところもあるし、誰が悪いわけでもなく仕方がないとしか言えない。

我々、選手や演者は場がないとどうしようもないわけで、表現できないことのストレスが溜まっている。講演もプロレスもコロナ騒動でキャンセルになったから、場を渇望していた。ただでさえMMAの試合がないことで上昇していたストレスがコロナ自粛案件で爆発寸前だったのだ。本当に辛かったぜ。ウイルスだけに出口が見えないから余計にだ。

グラップリングマッチします。

そこでグラップリングマッチの話をいただいた。
この企画が発案段階のときに連絡をいただいて快諾。気持ちのいいオファーだったし、一緒に仕事をしたいなと感じたから即答。オファーは相手の誠意がすぐにわかるから、交渉はほぼいらないと思っている。最初からやるかやらないかだ。細かい条件などあんまり気にしていないのが本音。やるかやらないか。

そんなわけで試合します。
本当はMMAをやりたいけれども、目の前にあるのはグラップリングマッチ。
対角線上の相手は誰だろうと100%の力で勝負。

今ある全てを当日ぶつける。そのために日々目の前にあることをコツコツやっていく。目の前にあることが全てだ。過去も未来も関係なく今が全て。今、ここ、自分だ。

世羅選手。ああそうですか。

ああそうですか。主語は僕なので何も気にしていない。
彼がこれをチャンスだと感じるのであれば、舐めんなよって思うし、お前が作ったわけでもなく、転がってきただけだから。

舐めんなよ。オレは遊びでこれをやっているわけじゃねえからな。

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