見出し画像

ZSTグラップリングに行ってきました。岩本さんが普通に優勝。

岩本健汰選手のセコンドの役目でZSTグラップリングに行ってきました。

画像1

岩本選手は僕のグラップリング練習において、重要な役割を務めてくれています。昨年は岩本さんと組むことでレベルアップできたと感じているし、岩本さんのおかげで組み技の技術感度も上がって研究に取り組むようになりました。

岩本さんとはそれなりに競る練習ができているとは思っておるので、岩本さんもそれなりには重要な練習相手として位置付けしてくれているとは思っています。多分。僕の一方通行だとしたら恥ずかしい限りだがそんなことはないはずです。

ちなみに練習会ではトッププロ選手を圧倒するし、その光景を見慣れているので、最近は驚くこともないです。北岡悟さんが「今日は取らせなかった!」と練習後に声を発している姿からも岩本さんの実力がわかります。他の練習会でも大暴れして、練習で一緒になったプロ選手から、岩本選手に極められたとか、岩本さんが皆を圧倒していたとの話はよく耳にします。忖度とか接待一切なしでスパーするんですよね。岩本さん。

今回出場するメンバーの何人かは練習でも組んだことがあるのですが、練習をした感じではちょっと差があるとは感じていたので、賭けとしては成立しない感じだなあと思っていました。それもあって気楽にセコンドをする気でいました。

ただ試合で力を発揮する選手もいるだろうし、試合となったらまた話は違ってきたりひいたもするから、そこだけ気にしてはいました。試合ってやってみないとわからないじゃないですか。

試合は圧倒の岩本劇場。全部一本。おつかれさまでした。
おめでとうって言う気持ちもあんまり湧いてこないのです。よかったね!お疲れ様!みたいな。だって彼はもっと上を見ているし、彼がやりたいこと、やろうとしていることを僕なりに感じているからこそ、お疲れさまでした。

画像2

日本でグラップリングは存在しない。

僕はMMAグラップルの選手でグラップリングの選手ではないです。今日の出場選手も柔術家だったり、MMA選手だったりでグラップリングの選手は岩本さんくらいです。日本中を探してもグラップリングの選手は存在しないのではないでしょうか。

世界から取り残されるみたいな話を2005年のADCCからずっと言っている気もしますが、今となっては取り残されるどころか日本からなくなってしまったでしょう。

技術的な面も取り残されているどころではなく、日本では知られていないような現状です。僕はそこに危機を感じるし、MMAでも日本人は組み技を有効に使っていかないと勝てないと思っているので、岩本さんの存在は僕の組み技の肝になりつつあります。

さて次の岩本さんはどうするのかね。

どこかで体重を揃えて、試合でやってみたいなと思ってはいます。ただ僕とやっても彼のやりたいこととは話が逸れてくるので、それは置いておこう。

海外の試合や海外の強豪を日本に呼び寄せて試合をしていくのが現実的な策だと考えています。そこに掛かる費用は周りの大人でなんとかしていくものだし、遠征費用くらいであれば僕も協力したいなくらいには思っています。

今日の試合を見ちゃうともう少し、歯応えのある相手と試合をさせてあげたい。
なかなか難しいとは思うのですが、なんとかできるように策を練ってみようか。

やっぱり本気か本気じゃないかはシンプルにわかるものですね。

最近よく考えるのですが、本気か本気じゃないかはすぐわかるし、本気でやっている人には全力でサポートしたいって思うものですね。だから住村さんとか岩本さんのサポート業は他の仕事調整つけてもやりたくなっちゃう次第。

岩本さん。お疲れさまでした。また明日!

ここから先は

0字

¥ 300

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。