RIZIN２１の大会前予想。毎回好評で今回もがっちり書きました。

RUZIN21静岡大会。

僕的には思ったよりも仕上がりがいい気がしてびっくりしています。静岡出身者としては地元で大会が行われるのはただただ素直に嬉しいです。これは本当に。

そう思うのも。。。

PRIDE時代から年明けの大会は谷間の大会な印象です。
大晦日大会が始まって以来、大晦日に総力結集しています。よって年明け大会はどうしても役者不足になりがちです。それに合わせて１月２月は年末に消費が集中するのでイベントのチケットセールスは難しいとされています。

そんな状況もあって期待をしていない部分はあったし、その状況下で榊原采配はどう出るのかが見所でした。年末大会の盛り上がりをどう繋げていくのかは興味があったのです。

悪く言う人もいるのだけれど、僕はそうは思わないんだよね。

なんだかマッチメイクに関しては否定的な方もいるんだ。練習場所でもそんな話になりました。マッチメイクに関して地元のカードも多いし、RIZINがメジャーを名乗るのであれば、上がれない選手がいるだろうってことが言いたいのでありましょう。

確かに聞いたこともない選手のキックボクシングの試合が入ってるし、聞いたことのある選手だと思えば酒井リョウさんだし、言いたいことはわかるんですよ。でもそんなこと突っ込んでいても仕方がないじゃないですか。いいカードもあるのも事実だし、そこを楽しめばいいと思うのです。僕は酒井リョウさんの試合を楽しめるくらいに格闘技ファンです。

堅実にきたRIZINは強いと思う。

RIZINは榊原さんの中に内包する勝負師の采配と堅実な采配のバランスがポイントだと思って見ています。まだ那須川メイウェザーを仕込んだりだとか山っ気は見せてくれるのですが、最近はバランスが絶妙です。

閉めるところは閉めて、出すところは出すように見せるし、ここで大晦日みたいなカードを並べるほうが判断として違うように思うし、ここで地元の選手を登用して会場の熱を上げて、メインどころにRIZINのレギュラー選手を組む策は僕はありだと思うのです。

ここで堅実にくるあたりに強さを感じたと言うか、RIZINファンとしては安心したのです。ここでガシガシ攻めるとなんか心配になるじゃないですか。だからこそ２０２０年も安泰だなーと感じた次第です。

DEEP出身ファイターとDEEPのバランス。

静岡大会を見るとDEEP出身のファイターが多く入っています。PRIDE、DREAM時代から続く佐伯ラインではあるし、僕もDREAM時代にはお世話になりました。今もこれからも仲良しです。今もDEEPとRIZINの関係性は強くあるし、RIZIN出場を見るのであればDEEPに行くのがスムーズな道だと思っています。

ここでポイントとなるのが元谷大塚の試合を３月のDEEPでやることです。本来であればRIZINでやってもいいカードだし、2月のRIZINのマッチメイクを見たら入る権利があると見えます。

ただそこでDEEPとRIZINの関係性を保つのと人材を確保する場としてDEEPを大事にしているのだろうと思うのですが、RIZINにカードを持ってこないあたりが流石だなと思います。これはDEEPとしても嬉しいだろうし、後楽園でやったほうが盛り上がるカードだと思うのです。

さて試合の見どころと予想に行って見ましょうか。

［RIZIN キックボクシングルール ： 3分 3R（120.0kg）］
実方宏介 vs. 酒井リョウ

我らが酒井リョウさんの晴れ舞台であります。思い起こすと２０１８年のディファ有明でノックアウト勝ちを果たして気を良くした酒井リョウさんは「RIZINお願いします。佐伯さんお願いします」と叫びます。その当時は寝言は寝てから言ってもらえますかと思ったものですが、言語化すると実現するものですね。有言実行。念ずれば花開く。言語化力。

せっかくなので酒井リョウさんの勇姿をご覧ください。
金網によじ登る姿。試合後のマイク。すべてに茶目っ気たっぷりです。

最近はロキーマルチネスと水野竜也さんに連敗。水野戦ではグランド膝で反則負けしておきながら、その後のSNS受け身を取り間違えて軽く炎上していました。これも酒井リョウさんらしさ全開であります。これであれば水野竜也さんをRIZINにと思わなくもないのですが、酒井リョウさんを見つめ続けてきた身としてはこれ以上の喜びはありません。

DEEPマターでの登用だとは思うのですが、佐伯夫妻のマネジメント力はRIZINに関しては強く、手を合わせて拝んでご利益があるのではないかと感じる次第であります。手を合わせよう。拝むのはタダですからね。真面目な話をするとRIZINに上がりたければDEEPみたいな流れかなと。

対戦相手の方は存じ上げないのですが、ここは酒井リョウさんに華麗に勝ち上がっていただいて、茶目っ気たっぷりのパフォーマンスとマイクで是非ともRIZINレギュラーを勝ち取っていただけたらなと思います。

でも多分、対戦相手である実方選手が勝ち上がります。
流石にそこまで甘くないです。そうであってくれ。