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8月25日のDDT 後楽園大会でKOーD無差別級王者上野勇希さんに挑戦

8月25日のDDT 後楽園大会でKOーD無差別級王者上野勇希さんに挑戦することが決定しました。誰よりも僕が挑戦決定に驚いています。

上野勇希さん唐突な対戦表明にびっくりした方も多いと思うのですが、どこの誰よりも僕が驚きであります。上野勇希さんの強い希望と対戦表明を受けて、僕としては断る理由がない試合で喜んでお受けする以外ありません。

上野勇希さんの言葉は嬉しい限りで額面通り受け取らせて頂きますが、僕は今日の両国大会と上野勇希さんの試合を生で見させて頂いて、闘いたい場所と闘いたい相手がDDT KOーD無差別級王者上野勇希です。僕の挑戦を受けてくださいと僕の気持ちを素直にお伝えしました。今までプロ格闘技選手、プロレスラーとしていろいろな場所でいろいろな相手と闘ってきて、この場所でこの相手と闘いたいと強く思ったのは2015年の桜庭和志戦以来です。

僕が歩いてきた道に影響を受けて、対戦したいと後輩選手から指名してくれるのは自分が歩いてきた道程が正しかった証で、今まで自分が思うことを貫いてきてよかったと思えました。

ただ試合が決定したからには青木真也の存在をすべて懸けて上野勇希を潰しに行きます。彼が僕を指名するのは彼自信の自分の存在を懸けられないコンプレックスと同時に脱却したい表れだと僕は思っていて、そうであれば僕は彼を青木真也の存在すべてを懸けて遠慮なく上野勇希を潰しに行くだけです。それが青木真也の例であり作法であります。

名実ともに上野勇希さんは2024年夏のDDTの絶対王者だとは思うし、上手で人気もあって毒もない完璧なチャンピオンだとは思うけれど、僕は上野勇希を強いとも凄いとも思ったことがなくて、僕の中での上野勇希はただただ上手で完璧な選手です。上手と言われるのは褒め言葉と皮肉の両面があって、僕は皮肉の意味合いを存分に込めて「上手」と言って差し上げました。この言葉に彼が一番堪えているのではないでしょうか。潰さないと潰されるそんな1ヶ月になります。苦しいけどお互いに存在をすべて晒しましょう。

上野勇希さんがリング上に自分のすべてを投影しているとは僕にはまったく思えなくて、それこそ上野勇希さんはリング上で恥をかいたことがないだろうし、恥をかくのを恐れたが故の上手さと完璧さだろうから、青木真也と向き合うことで捲られるのをもしかしたら彼は望んでいるのかもしれないとは思います。捲るとは引き出すことでもあるから、上野勇希さんがその覚悟であるならば謹んで捲って差し上げます。

僕は上野勇希さんの中で強さに目を瞑って見ないことにしなかったのが僕は嬉しかったです。上野勇希さんが強さを欲して、強さを諦めていないからこそ「上野勇希の挑戦」を受けて立ちます。僕が追い求めていた強さを上野勇希さんがこうして拾って向き合ってくれることに嬉しく思っていて、愛を持って潰して突き放します。僕は上野勇希さんを愛していますよ。1ヶ月試合まで存在をすべて賭けて上野勇希と向き合うことにします。1ヶ月よろしくお願いします。

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