ONEの判定基準を説明するよ。選手にも観客にもわかりやすいはず。無料公開です。

ONEの判定基準で疑問の声が上がっていたので、これは説明しておいたほうがいいなと思い書きます。

ONEで闘っていて、試合を見ていて、『え?』と思った試合は何度かあってその度に試合を見直して、どうジャッジが解釈をしたのかと自分なりの理由やわからないときは聞くようにしています。

・トータルジャッジであること


ONEのジャッジはラウンド毎につけないで試合全体でつけます。
なので1Rはどちらかの見方がまずおかしくなってきます。アメリカ判定で慣れていると、そこで最初のズレがきます。あくまでトータルのジャッジ。

・判定基準はニアフィニッシュが優先されること

まずはどこまでフィニッシュに近づいたか。具体的に言えばニアKOでありニアサブミッションです。ダウンだったりキャッチをとると判定では優位に働きます。主観が入り込む要素が多いので難しい側面はありますが。

・ダメージ

ここでくるのがダメージである。これまた解釈が分かれる。下からの打撃でももらっていたらダメージになると解釈することもできる。そこらへんの解釈はアメリカルールに慣れていると馴染みがないのですが、実際に判定を見てると判定材料にされているのではないかと思っている。頭のダメージと足のダメージと同じ一発でもどうなのかと言った声はあるけども、ダメージが2番目の基準である。

・打撃のコンビネーションとグランドコントロール

3番目にグランドコントロールと打撃のコントロールがくる。コントロールして何もアクションしないとこれだけ判定の順位が低いのである。なので抑えたら殴るようにするし、フィニッシュに近づくように展開するように意識しています。コントロールだけではつかないと選手は思うといい。

・テイクダウンとテイクダウンディフェンス

テイクダウンが攻撃ではなく過程の解釈だと捉えています。判定の評価ポイントとしては低いです。なので倒したらパスガードだし殴りにいかないと点数はつけてくれないです。ここで観る側もやる側も解釈のズレが起こるのではないかと思っています。どちらにせよ主観が入り込む要素が多い判定基準であるので難しいが。

・積極性

この積極性に関してはなんとも言えない。5番目の基準ですし考えなくてもいいかと思ってる。結果的にやっつける時は積極性がくっついてる。

簡単にいうと「やっつけなさい」ってルールです。よりファイトしなさい。ファイトした方を支持しますの簡単なルールだと思うといいし、僕はそう思ってやっています。

よりやっつけた方にジャッジがつくし、格闘技として圧倒した方に判定がつきます。主観が入り込む割合が増えるのでどうしても疑問に思う人の割合がアメリカ判定よりも一定数増えるのは仕方がないと思っています。

そもそも判定ってものが勝敗のつかなかったものを無理やりにつけるものではあるので判定に疑問の声が上がるのは当然のことだと思うし、健全なことでもあるとは思っている。

では闘う選手はどうしたらいいのか。選手は勝つために必死だし、負けた理由を判定のせいにはしていられない。判定のせいにしていたらいつまでたっても前に進まない。

日本人勝つために前向きな話をしていきたいし、勝つための策を練りたい。

この判定基準で勝つためには。

まずやっつけよう。小細工なしだ。

ノックアウトする。サブミッションとる。抑え込む。殴る。ものすごくシンプルなやっつけることに注力する。テイクダウンしたら殴って抑えて殴って極める。もしくは圧倒する。

寝技はパスガードしてバックかマウントを取れ!

ガードの攻防はお互いに攻め合ってると解釈される場合がある。パスガードして抑えることで自分が試合を支配していることになるし殴れるしサブミッションもいける。パスしろ問題は大きい気がしている。これはあくまで個人的な解釈。

打撃が優位だ。

すごく乱暴に言えば打撃が優位だ。なので少しでも殴ったほうがいいし、組んだ時にも小さな攻撃入れたほうがいい。スタンドでもそれは同じだ。組よりも打撃なことは実際に確かなので組みには打撃を混ぜよう。

格闘技としてやっつけた方を取る判定です。判定を理解するところから勝負は始まる。ちなみに僕はフィニッシュすればいいでしょって思ってるし、勝負を人に預けたらどうなっても文句は言えないと思ってやってます。そう思ってやらないとやっていけないですよね。そんな感じでっす。

とにかく判定の説明をして皆で勝ちにや成功に進みたいんであって、衝突したいわけじゃないでそこんとこだけよろしくお願いしますね。

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