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格闘技のPPVが地味に高い。露出と課金とは考えてみました。

先週のK-1の余韻が醒めやらぬ1週間でした。1週間経っても話題に上がることが多くて、武尊さんの次が注目されているからこそ、消費される割合が少ないのだなと感じていました。

先週の熱狂から一転して、今週末はベラトールは土曜日にあったのですが、K-1もUFCもない静かな週末になりました。日曜日の昼間に何かしら格闘技がやっていないのはABEMAで格闘技が中継されて以来、すっかり贅宅病に罹ってしまった証拠だと思います。

それも無料のクセまでついてしまったものだから、PPVに対しての壁が結果上がっています。これは本当によくないことではあるのだけども、無料に慣れてしまうとそこから課金する壁はとてつもなく高いです。

格闘技選手がウェアの提供を受けてしまうとウェアを大事にしなくなったり、自ら購入する気にならなかったりするのと同じな気がします。一見すると幸せなように思えるかもしれませんが、課金できなくなるのは熱狂が失われるのと同義語だったりするので、僕は不幸なような気がします。格闘技やプロレスも切符を買っていたときの方がファンとして楽しめていたし、インサイダーとなった今はファンのときのように楽しめることはなくなりました。

日曜日の昼間に格闘技でも見るかなと思っていたら、大阪の大会がウェブ配信すると知って、練習している選手も出ているから見てみるかと思ったら、PPV形式で2000円ときた。

正直、考えてしまった。そして見なかった。

コロナ禍で客入れが出来ない分だけ、PPV配信で補う手法は音楽でも他のスポーツでも格闘技でも行われています。有名アーティストの講演が凄く売れた話がニュースになってたり、ABEMAの芦澤さんや安保さんのPPV配信が売れた話は漏れ伝わってきていて、PPV配信がこれからのキモになることは僕もわかっています。

単純に演者の力だったり、プラットフォームの力だったり様々な要素はあるにしても、売れるところと売れないところの格差が開くだろうし、二極化するような気がしています。分かりやすく言えば、メジャーはよくてもインディーは厳しいのです。

イベントとしてどうかの話は僕は経営陣ではないし、別に団体が潰れようと知ったこっちゃないわけですから、PPVでも無料放送でも好きにして貰えばいいです。言ってもウザがられるだけで何も変わらないのは格闘技業界に15年以上いればよくわかってきます。

選手としては無料放送がいいのか、それともPPV放送がいいのか。UFCのトップ選手のようにPPVの割合が入るなんて話は別にして、ピュアにどっちがいいのかを考えてみました。

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