スペイン着きました。スペイン紀行。
6月8日
朝7時前に起床。今日はスペインに旅立つ日なのだ。ヨーロッパは昨年のイギリスに続いて二回目。アジアは行き慣れたものだけども、欧米だとなぜか構えてしまう。独特の緊張感がある。これはなぜだろうか。アジア人に対する目が厳しいのもあるとは思うけども、これだと言う理由は説明できない。
7時50分に最寄駅を出る電車なので、時間に余裕はない。シャワーを浴びて荷物を確認して家を出る。昨夜は青木アワードの収録で千葉県にまで行っていた。自分の練習もがっちりやっていたこともあってか、身体が痛い。昨日の青木アワード収録は技術パートがシンクロして、気持ちのいい収録でした。技術を語るのは好きだし幸福度の高い時間。毎月、技術解説をやるような番組をやりたいくらいだ。30分から45分技術解説をやる番組があったらDVD買わなくていいじゃないですか。これは一つ構想としてあるので、どこかのタイミングで提案してみよう。
練馬から池袋で日暮里に出て京成で成田空港に向かう。通勤ラッシュがもの凄い。通勤ラッシュを疑うことがフリーへの第一歩だと思うし、豊かに生きる第一歩のような気がしてならない。これをおかしいと思わないのか。
少し話がそれるのだけども、格闘技業界にいるとあの選手がいくら貰ったらしいと言う話になることがある。最近でいうと某ライターが言っていた、中国でビッグフットシウバが10万ドル貰うって話が思い出される。僕の中では「よかったじゃん」だし、羨んでも自分の取り分が増えるわけでもないから気にすることはない。長渕剛は「銭は欲しいけど、なんぼ積んでも譲れねえものがある」と唄った。僕からすると自分の必要額を把握して、それを稼げるようにすりゃあいいじゃんって思うの。キリがない。金にキンタマ握られたらダメよねって話。金貯めると手放す恐怖で追い詰められる側面もあるからね。
日暮里からは鈍行列車で行く。これは毎回なのだけども倍以上の値段を払ってスカイライナーに乗る価値を感じない。鈍行で十分楽しいし、成田に向けてローカルな街並みや人を見るのが好き。これで何にも負担がないのだから、このスタイルがいいのだ。昔、格闘技団体ディープの佐伯繁代表にもっといい暮らしをしたほうがいいし、そうすることで人が目指すと言われたけども、そうは思わない。むしろ他人のモノサシに合わせてしまったようで、ダサく感じてしまう。
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