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4年連続で元日に“バカサバイバー”を直撃! RIZIN.20を斬る!

「飛び道具」「魔球」といった「世間」に向けたカードを打たずに勝負した『RIZIN.20』(2019年大晦日、さいたまスーパーアリーナ)。好勝負も多く、それなりの内容ではあったが、これを青木真也はどう見たのか。4年連続で元旦に“バカサバイバー”を直撃ッ!!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)

▪︎『RIZIN』はタピオカ屋だった!?

――さあ、“バカサバイバー”、2020年が始まりましたよ!
青木 あけましておめでとうございます。
――あ、それ言い忘れました(笑)。おめでとうございます!
青木 どうですか?
――昨日の『RIZIN.20』(2019年大晦日、さいたまスーパーアリーナ)はお客さんがいっぱいでしたね(主催者発表で29,315人の超満員札止め)。
青木 昨日の客は満足度は高かったんじゃない?
――激しい試合が多かったですもんね。問題は地上波の数字(視聴率)ですよね?
青木 そこは難しいでしょう(1部が3.1%、2部が3.2%、3部が5.2%、4部が3.7%で民放最下位)。
――最初からそれは覚悟の上でしょうからね。
青木 ええ。
――で、何から行きましょうか?
青木 まず最初に、僕思ったんですけど。
――お、何を?
青木 今の『RIZIN』の手法ってタピオカ屋っぽいなあって。
――タピオカ屋さん? 
青木 そう。
――2019年はもの凄く流行ったんですよね?
青木 あとは最近流行りのパン屋とか(笑)。
――ああ、水にこだわっている高級パンですね(笑)。
青木 ですね(笑)。
――しかしタピオカと高級パンに似ている、っていうのは?
青木 要は、まず渋谷とか原宿とか銀座に出店するじゃないですか。
――まずは東京の一番目立つ場所にね。
青木 そこで出店して、そこを成功させつつ、全国展開しながら資金を回収していくってモデルがあるでしょう
――確かに。某高級パン屋なんて、出店から1年足らずで一気に45店舗だったかな? 日本全国にそこまで店を出しましたもんね。
青木 ですよね。そこで『RIZIN』に話を戻すと、2020年の最初は浜松大会なんでしょ?
――2月22日にやるって発表されていますね。
青木 やっぱりタピオカ屋と似てるじゃないですか(笑)。
――渋谷とか原宿、銀座で流行っているものを地方で食べられる、みたいなのと同じ?
青木 さいたまでやっていることを、静岡でも観られるっていう。
――なるほどー。
青木 それですよ。
――『RIZIN』はタピオカ屋だった!?
青木 そういうこと(笑)。

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