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週末予定のない中での練習の話と試合をする覚悟。

3月28日土曜日。

本来であれば12時から練馬でクラスをして有酸素運動をして終わる日だったが、週末の自粛要請でジムがお休みなこともあって、ぽっかりと土曜日の予定が空いてしまった。

日曜日の修斗も中止になってしまったので、土日がぽっかり空くなんてことは思い出せる近々の過去の記憶になく、何をやったらいいのか困ってしまう。独居中年の長所と短所が一気にやってきた。

土曜日に3人で練習をした。

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金曜日の練習終わりで岩本健汰さんに「練習をしてもらえないか」と尋ねたら土曜朝にすることになって、そこに IGLOOオーナーが気を使ってくれて山中健也さんが混ざってくれて、3人で練習をすることになった。

彼らには本当に感謝していて、様々な技術を教えてくれるし、100%の稽古をしてくれるから、まだまだ頑張ろうと思える。昨日もトータルで2時間練習したのだけど、彼らはその後も練習したのだと思うし、オーナーから聞いた話では山中さんは12時くらいにジムにいたようだ。

我々が選んだジャンルが「格闘技」。その中でも「柔術」を選択した彼らは、とびきり恵まれた生活ができるわけではないだろうが、それなりに幸せな生活を送ることができるし、主導権を手放さない人生を送ってる気がする。

37歳を目前にしたおじさんには若手との2時間はしんどいです。

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37歳になろうとするおじさんには2時間の若手との練習はこたえます。強気で攻めているように見せてるけれども、要所で誤魔化す老獪さでなんとか乗り切っています。

テイクダウンしてからのトップゲームでは、相手の消耗を誘発するゲームはまさに経験がなせる技でこれは若手にはなかなかできないとは思っている。若いうちは攻め手を急ぐし、それができる自信があるはずだから、それはそれで悪いことでもないが、いつかできなくはなるから、老獪なゲームをするようになるよ。今のうちに言っておく。

なぜ練習をするのか。別にしなくてもいい。

こんなときに練習をしなくていいし、むしろ休むのが世間的には波風立たなくていいとは思う。そのくらいのことはわかってもいる。

だけどもやらないと気が済まない。暇なのと子供の頃から練習が日課になっているし、やらない生活がないからなのは大きな理由ではある。でもそれだけではない。

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オレは試合するんだよ。だから試合にベストを尽くす行動をする。

12日に試合をします。グラップリングマッチだけれども試合は試合。

試合をするとなったら試合に最善を尽くすのは当たり前だし、こんな状況だから試合ができないなんて、眠たいことを言えるほどに遊びでやってはいない。そんなこと言うなら「格闘技やめろよ」と思う。

試合までにできることは全てやる。だから練習もする。練習をするのが難しい状況になっても何か策を見つけて練習をするでしょう。そこに関しては世間に何を言われてもいいし、試合を開催することに関しても、オレは「今こそ大切なこと」だと思っているから、不謹慎とか自粛もイマイチ響いてこないのが本音なところだ。

今はいい稽古もできているし、いい状態は作れていると思う。この状況でメンタルもまた整備されているし、仕上がってきているはずだ。なめんなよ!

12日の試合をオレはやる気でいるし、プロモーターがやるっていう以上はオレはやるんだよ。

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プロモーターの無理くりにでもやろうとしてくれてる覚悟は感じている。
多分、並の人間であればもう中止にしているし、実際に軒並み格闘技イベントは中止になっている。

まあ冷静になって考えたら無観客試合が妥協点なはず。でもそれすらも難しい状況があるのも重々承知だ。まあ色々大変だ。並の人間だったら投げ出してる案件なことは事実で、並な人間が周りにいないから、オレもそこらへんがずれてきている。

プロモーターがやるって言ってる以上はオレはやるんだ。
相手の覚悟と同じだけの覚悟を持ってやるのが礼儀だからこそオレはやります。明日も変わらずに練習するし、変わらずに仕事します。

それがプロモーターへのオレの流儀だ。
明日も明後日もオレは練習をするし、ベストコンディションを作って行きます。12日はベストの青木真也とお会いしましょう。

最後に昨日の練習メニューを載せておきますね。

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