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『RIZIN.21』主要カード発表! 朝倉未来の2連戦決定を斬る!

 来る2月22日に浜松アリーナで開催される『RIZIN.21』の主要対戦カードが発表された! 大会までひと月を切ったところで発表されたことになるが、メインは“路上の伝説”と呼ばれ、YouTube格闘家として70万人の登録者を持つ朝倉未来に決定! しかも4月に予定される横浜大会にも参戦するという。例年、年明け一発目の大会は苦戦する傾向にある日本格闘技界。これを“バカサバイバー”はどう読み解くのか!?(聞き手◉“Show”大谷泰顕)



「平均視聴率10%を目標に」(榊原CEO)を斬る!


――“バカサバイバー”、さっき『RIZIN.21』(2月22日、浜松アリーナ)の対戦カードが12試合発表になりましたよ!
青木 サラッと見ましたけど、今回は地方だから肩の力を抜いている感じですよね。
――大晦日の大会が終わってまだ1カ月経っていないから当然だけど、主力選手の参戦はほとんどない感じです。
青木 テレビ中継はあるんですか?
――ゴールデンタイムでの中継はないようなことは話していましたね。
青木 そうかあ。やっぱり地方特有のスポンサーを入れて、そこまでお金をかけずに大会を開く形式ですよね。
――以前言っていた、タピオカ屋の広め方のような(※渋谷や原宿のような若い世代の流行発信地で流行ったものを日本全国に展開していく、最近の飲食業の展開形式)。
青木 そうそうそう。身の丈に合ったやり方だからいいんじゃないですか?
――まあ、大晦日に大会が終わったばかりだから、『PRIDE』や『K-1』の全盛時代からそうでしたけど、年明け一発目の大会はこんな感じになりますよね。
青木 残念といえば残念だけど、安心感があるといえばあるでしょう。
――榊原CEOは、昨年大晦日は過去最低の視聴率だったと。
青木 ええ。
――だから「今年の大晦日は平均視聴率10%を目標に」と話していました。
青木 まあ、言うのは勝手ですからね。
――まあね(苦笑)。
青木 そこはやっぱり僕からするとズレてる気がするけどなー。
――ズレてる?
青木 正直、今の『RIZIN』のやり方だと、伸びシロがどこまであるんだって。
――どういうこと?
青木 わかりません?
――というと?
青木 いや、『RIZIN』がダメとかそういうことじゃなくて。
――ええ。
青木 結局、昔ながらのやり方じゃないですか、地上波を使うのって。
――まあ、そうですよね。
青木 それでここまでやってきて、過去最低の数字になったわけでしょう。
――そういうことですね。
青木 だから、もうそっちじゃないってことはわかっているんですよ。
――あ、そういうことか。
青木 そうそう。地上波があってもそっちをアテにするんじゃなくて、もっと違った展開が必要だってことはわかっているんですよ、『RIZIN』だって。
――わかっちゃいるけど、ヤメられない?
青木 ヤメるかどうかは知らないけど、そっちに伸びシロがどこまであるのかは微妙ですよね。

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