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やりたいことがあるのに仕方なく就職を考えてしまう就活生は読んでほしい。

今週に限らず自分よりも若い世代の方とお話しさせてもらう機会に恵まれているのですが、今週一緒になった3人ともに大学卒業後の進路をどうしようかと考えていました。

3人のうちの1人は割とやりたいことが固まってきていて、GO三浦さんの主催する「GO FIGHT CLUB」セミナーにも参加するようで、目的が定まった上で如何に自分が適切な努力をしていくのかなので、半分以上は成功したようなものだと思っています。あとは苦しんで楽しんで前に進めばいいのだから答えは簡単だ。いいからいけよ。

あとの2人はやりたいことがあって、これからどうしていこうかだったり、やりたいことがあるけれど、それだけでは成り立たないので将来も含めてどう生業を作っていこうかってところをそれなりにしっかりと考えていました。36歳のおじさんからすると「いいからやれよ」で済んでしまうのだけれども、本人たちからすれば一大事だし、何を隠そう僕だって、大学卒業時はメシを食っていけないことに怖気付いて静岡県警察に就職しています。(2ヶ月で辞めたけど)

そりゃあそうだ。その当時はMMAの試合をしても10万円前後だったし、10万円を超えたら御の字の状況で年に4試合をしても40万円。それ以上にそこからどう上がっていくのかの道が示されていなかったので、簡単に言えば絶望して就職をしたことになります。僕の知識もなかったし、環境も整っていなかったし、今のようにインターネットのサービスも整っていませんでした。多くの人がその当時、僕が警察に就職するのを適切な判断だと言ってくれたし、僕もそう思っていました。やりたかった気持ちはもちろんあったけれども、諦めた形にしました。ただその当時から電通に就職した先輩だけは「お前にしかできないコンテンツだからやった方がいい」と言ってくれていて、その先輩はONEの試合を電通の関係者として見に来てくれて再会しているから、人生って面白いです。

就職するも好きなことをやるのもどちらも正解だと思うし、そもそも成功か失敗かは自分が決めるものだから、どちらがいいのかなんて議論自体が無駄な議論だと思います。今の若い世代に自分が感じたような恐怖を感じて挑戦できるチャンスを自分でブレーキをかけて後悔する道を歩んでほしくないと思うので、フリーで好きなことをやって生きていくことがどんなものか(どれだけ容易か)書いていこうと思います。

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