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AN的読書総決算2022 vol.1 【自己啓発部門】

2022年に入って約800冊の本(Kindle約700冊、紙書籍約100冊)を読んできた私、ANが選ぶ各ジャンルの特に良かった本を複数回に分けてご紹介していきます。

第1回目は、【自己啓発部門】です。

【自己啓発部門】

1.水野敬也『夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク』

皆が皆、夢を持たないといけないのか。夢を持つとはどういうことなのか。
夢をまだ見つけられていない(言語化できていない)子ども、夢を追うことを忘れてしまった大人にぜひ読んでもらいたい作品です。私は教育者の立場として、『どうなりたいか』をこれまでずっと子ども達に問うてきましたが、そうではなく『どうありたいか』『どう生きたいか』を問うべきなのだとこの本から学びました。


2.安田修『書けば理想は実現できる 自分を変えるノート術』

 思考を整理する時に邪魔が入らないように、本やスマホさえ持たず、ノートとペンだけを持ってカフェに行き、自分の思考を整理する。これはシンプルでありながらも、最も夢に近づく方法だと思います。夢を実現するためには、まず、夢を明確化すること。その夢を自分が心から望んでいるのか、自分の心に耳を傾けることが必要です。そして、耳を傾けるには、邪魔の入らない環境で時間をとって思考することが必要です。ノート術というタイトルですが、ノートの書き方のテクニック系の本ではなく、思考整理をどのような過程でおこなっていくか、その際にどのようにノートをどのように使っていくかなどの方にフォーカスされている本です。この思考整理の時間を『一人合宿』と著者が呼ばれているのは、非常に秀逸な表現だと思いました。ノートを持ってカフェに出かけて一人合宿をしたくなります。

3.尾崎コスモス『読書を通して自分の内面を知る 多くの本に出会い内省することで自分を知ることができる』

 『自分が生まれてきた意味』や『生きている意味』について、誰しもが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。これらの答えは、自分自身の心の声を形にできるか否かであり、言葉を数多く知らないとできません。読書をすれば言葉をはじめ、様々なことを学ぶことができます。読書を通してたくさんの本に出会う意味、喜び、楽しみ。そういったことを教えてもらえる本です。



教育者という職業柄、【自己啓発】は最も私が読んでいるジャンルの本です。ジャンルが【自己啓発】なので当たり前なのですが、私はどうやら『夢』をどう叶えていくのかにフォーカスした本をよく読んでいるようです。その中でもこの3冊は、特に私の心に刺さりまくりでした。
『夢をかなえるゾウ』は0番にしてついに、夢のない人が登場しました。これまでの1番~4番までの主人公は、皆夢を持っていたので、この切り口はとても斬新であり、かつ、夢が何かわからないという小中学生が結構いる(私の周りだけかもしれないし、先行き不安な世の中で声を大にして夢を語るのがはばかられるだけなのかもしれませんが)ため、とても参考になりましたし、ぜひ子どもたちに読んでもらいたいなと推している本でもあります。
『自分を変えるノート術』は、ノート術というタイトルでありながら、細かなテクニックの羅列でなかったのがとても良かったです。この本にも書いてありましたが、テクニックには人によって合う、合わないがあるため、ある一定のテクニックに特化した内容だと、それを知ること自体は有益かもしれませんが、自分で使いこなせなければ意味がないので、この本くらいにざっくりした使い方紹介の方がとても良いと感じます。実際に私もこの本で紹介されてあった方法で一人合宿をしてみましたが、とても頭の中がすっきりしました。
 『読書を通して自分の内面を知る』は、本との向き合い方の新たな一面を知ることができました。著者の尾崎さんの読書の仕方に比べると、私の読み方はまだまだ浅いなと感じます。何事についてもそうなのでしょうが、本や読書に対しての関わり方も、人によって千差万別の中で、せっかく時間を使って読書をするなら有益なものにしたいし、してもらいたいというのが私の考え方なので、そういった意味で、尾崎さんのような本との関わり方をされている方を間近で見られるのは、本当に感謝しかありません。すごく有益な読書の仕方をされているのだなと感じます。(ご本人様は純粋に読書を楽しまれているだけなのかもしれませんが。笑) 私は、すごい方とお友達になれたのですね。
今年読んだ本の中で、【自己啓発部門】のジャンルだけでも紹介したい本は山ほどありますが、3冊選んでと言われたらこの3冊を即答できるくらい、私の中では抜きんでている3冊になっています。残り2週間の中でもしかしたらこれらを超える作品に出会えるかもしれないと思うと、楽しみで仕方ありませんが、たちまち今日(2022年12月20日)時点でのAN的2022年ベストセレクションになっています。
次回、Vol.2では【マンガ部門】のジャンルをご紹介できたらと思っています。お楽しみに!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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