【MIL】2022年シーズン戦力分析
ブルワーズ担当のあなんです。
4/8(金)の開幕戦がBS1で生中継されると知り驚いています。鈴木誠也効果は絶大ですね!カブスさん獲得してくれてありがとう!おかげで日本のプロ野球ファンにブルワーズを広められます(午前3:30開始)。
それはそうと、今回は、開幕直前ということでMILの戦力分析をやっていきます。
主な退団・入団選手
投手
先発は、昨年5番手だったAndersonと再契約せず。既にAshby含め6人揃っているので問題ありません。
リリーフは、MLBキャリアの浅い選手2人をトレードとFAで獲得しました。Stricklandは同地区球団CINに移籍してしまいましたが、同じくFAだったBoxbergerとは再契約を結びました。
野手
長距離ヒッターのGarciaとVogelbachの穴埋めとしてRenfroeとMcCutchenを獲得。また、内野のユーテリティとしてTBからBrosseauを、2番手捕手としてBALからSeverinoを獲得しました。
4/7追記
Severinoがパフォーマンス向上物質クロミフェンの陽性反応を示し、4/6に80試合の出場停止の処分が下りました。控え捕手不在という緊急事態発生をうけてブルワーズは開幕前日に急遽、SullivanとHowellを対価にパドレスからCaratiniを獲得しました。
開幕ロースター
先発(5人)
最強。盤石。隙なし。以上!
さて続いてリリーフ陣です。Haderを始め…
というのは冗談として。
でも、もはや彼らについて語ることはありません。先発三本柱のBurnes, Woodruff, Peralta。この3人で40勝を期待しています。
一部ではAshbyを加えた6人ローテで回すという話もありますが、個人的には5人で回すべきと思います。6人ローテのメリットのひとつは、一人当たりの負担が減って10月まで高パフォーマンスを維持できる点です。ただ、打力に欠けるチームが球界トップのローテを出し惜しみしていたら、隙のない野球をみせるSTLに喰われる気がしています。
リリーフ(9〜10人)
Hader・Williamsの二枚看板は今年も健在。7回まで勝っていれば安心できるブルペン陣です。他にも、新戦力のGottやベテランのSuter、Boxberger、Ureña。そして期待の若手Ashby。非常にバランスのいいブルペンになっています。
先発陣が強力&打線がインパクトに欠けるため、僅差での登板が多くなるとみられます。勝っている試合では当然勝利の方程式が登場しますが、負けている試合ではGottやGustave、Cousinsらが登板するでしょう。MLBキャリアの浅い彼らが点差を離さず試合を進められるかに要注目です。
内野手(8〜9人)
4/5付でPablo Reyesがマイナーに降格したため、このメンバーで確定でしょう。
守備面はほぼ問題ありません。Narvaezはフレーミング技術が向上しましたし、センターラインのWongとAdames、そしてUrías(現在はIL入り)の3人は今年も堅実な守備を見せてくれるでしょう。
ST絶好調のHiuraの起用方法がいまだにわかりません。あれだけ打っているとプラトーン起用じゃもったいないです。ただTellezのパワーも捨て難い。どのように両立させるか気になります。個人的願望はHiuraが正一塁手です。理由は特にありません。ただ推してるってだけ。
外野手(5人)
いうまでもなくYelichの復活にかかっています。3割40本100打点。最低でもOPS.900を残してもらいたいです。本人は体調万全(healthy)と述べてますが、STを見た限り復調の兆しを感じられなくて不安です。
個人的にはTaylorに注目しています。外野どこでも守れるTaylorはSTで.393/.406/.828を残す好調ぶり。Cainからセンターのレギュラーを奪うくらいの活躍を期待しています。
まとめ
今年のブルワーズも投手力のチーム。強力な先発ローテとリリーフが怪我無くシーズンを過ごせば間違いなく地区優勝できます。
一方で打撃面には課題が残ります。圧倒的火力不足。ホームラン20〜30本を残せる選手は多いものの、40本を打つパワーのある選手はYelichとTellezのみ。Yelichが復活しないといよいよやばいです。トレードで獲得した選手は中長距離ヒッター。正直、昨年と同じ道をたどるのではと恐れています。
展望(一人語り)
今年も投手を中心にタレント揃いのメンバーが並んでおり、Attanasio球団社長も「18年間で最も強いメンバーだ。今年は多くの希望を持っている」と述べています。また、幸いなことに同地区チームは大型補強をしてないので、ブルワーズの地区2連覇は堅いとみられています。
ただ、昨年の弱点補強、つまり””打力強化””を図ったとは到底いえません。長距離打者が多く市場にいた今オフ、獲得した選手はMcCutchenのみ。Yelichの復活に賭けているのであれば、それはあまりにもOPTIMISTICです。
球団オーナーのAttanasioは「なぜ今オフにインパクトのある補強をしないのか」という質問に対してこのように述べています。
このコメントを読む限り、ブルワーズは「コンテンドするしないの見極めは夏のTDL。開幕前は大きな動きを見せない」という方針の球団と捉えました。
個人的には「短期的にも長期的にも確実性が高い」という点で不満はありません。常に勝利を期待できるチームは追っていて楽しいです。
ただ、そろそろこの姿勢を見直す時期ですし、この方針こそ地味なチームといわれる所以だと思います。
人気球団にはKershawやTroutがフランチャイズプレーヤーとして球団の顔となり、インパクトのある成績を残して多くのファンを獲得しています。また今年は、TORが大型補強を通して今年はうちがチャンピオン獲るぞという姿勢をはっきり示しています。
Yelichを長期契約で囲い、球界屈指のローテが揃った今こそ(もしくは来年こそ)、開幕から他球団にファイテイングポーズを取る年だと考えています。この強さを維持できるのもあと2年あるかないかです。
熱さだけで文章としてまとまってませんが、要は、主力を手放す状況になる前に一度本気でワールドシリーズ制覇を狙う姿勢を見せてほしいということです。エクステンションの知らせ、お待ちしています。
今回は以上です。
最後までありがとうございました。
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