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【MIL】スプリングトレーニング情報

ブルワーズ担当のあなんです。
ロックアウト終了後各球団が積極的に戦力補強に乗り出してた一方、ブルワーズはBoxbergerとMcCutchenの獲得のみ。トレードは噂レベル。かといってエクステンションの知らせもなし。寂しい!

というわけで今回はスプリングトレーニング(ST)に目を向けて、気になるニュースを紹介します。

Luis Urías開幕アウト

3/20のTEX戦、ランナーとして三塁に走った際に左大腿四頭筋(left quad)を怪我し途中交代しました。

当初は最低でも2週間の離脱の見込みで開幕に間に合うか微妙(uncertain)でしたが、3/29にCounsell監督から正式に開幕欠場が発表されました。

オープン戦2試合目で怪我って……。昨年のUríasは打率.249、HR23本、打点75、wRC+111。守備では三塁手としてDRS+6、UZR+1.4。彼の離脱は打撃面でも守備面でも非常に痛いです。遊撃バックアップでもある彼の穴を誰で埋めるのでしょうか。サードの代役候補はBrosseau, Peterson, Reyesがいます。遊撃バックアップは……誰でしょう?え、Turang?キャンプには参加してたけどまだまだでしょ。困りましたねー。

Keston Hiura好調

19年に華々しいデビューを飾って以降さっぱりだったKeston Hiuraが目覚めました。
3/31現在20-8/3HR/8打点/OBP.500/SLG.950。この活躍に全ブルワーズファンは心踊らせています。ついに復活したかHiura!!!!!!!という感じで。

The Athleticsの記事(こちら)によると好調の要因は主に2つあるそう。
ひとつは打撃フォーム改善。足を上げる時のつま先タップを省いた(getting rid of that toe tap)そうです。フォームをシンプルにしたことでとても手応えを感じていると述べています。たしかに20年のwhiff集(こちら)と比べると、左足がスムーズに上がっているように見えます。
もうひとつは冬の右肘クリーニング手術。これで不安(庇うところ?)がなくなり打撃面で自信もってプレイできているそうです。

これだけ好調だと、開幕をどのポジションで迎えるのか気になります。本職は2Bと1B。Wongの座を奪えないのは自明として、Tellezの座を奪って1B?McCutchenの座を奪ってDH?あるいはここ数試合守っているLF?
いずれにせよこの成績を維持すれば開幕スタメン入りは間違いありません。貧打に泣いた昨年を考えたら嬉しい悩みです!

Devin Williams新球種習得へ

壁パンマンことDevin Williamsがカットボールを習得中とのこと。

Williamsは昨年フォーシームとチェンジアッップが全投球の98%を占めており、カッター(fangraphsではスライダー)の割合はわずか1%程度でした。ちなみにマイナーでは投げていたらしい。

カットボール習得の狙いは投球の幅を広げること、特に対左打者を意識していると思います。昨年も圧巻の成績をおさめたWilliamsですが、対左打者の投球に課題が残ります(これでも十分すごいんですけど)。

fangraphsより

左打者にとって逃げるボールであるチェンジアップに対して、カットボールは向かってくるボール。今後いわゆるバックドアを決められるようになったら、昨年の対左wOBA.302が大きく改善されると思います。
既に魔球と化してるチェンジアップにプラスしてカッターが使いものになればまさしく鬼に金棒。Haderの後継者になれますな←。

さいごに

DETからFAになっていたJosé Ureñaがマイナー契約を結び、翌日40人枠に昇格しました。先発としてキャリアを積んでるUreñaですが、現状はロングリリーフ要員とみられます。

今回は以上です。
最後までありがとうございました。
(サムネはブルワーズ公式twitterより)

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