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優駿牝馬 2023

過去のラップ

2022 良 スターズオンアース
 R12.4-35.3-(12.30)-34.8-11.3
 ①13.0-36.7-(12.25)-33.7-11.3
 L5F:57.3(58.5)

2021 良 ユーバーレーベン
 R12.5-35.4-(12.36)-34.9-11.8
 ①13.0-36.6-(12.23)-34.5-11.8
 L5F:60.9(59.4)

2020 良 デアリングタクト
 R12.3-35.4-(12.46)-34.2-11.5
 ①13.1-37.0-(12.38)-33.1-11.1
 L5F:57.1(58.9)

2019 良 ラヴズオンリーユー
 R12.5-35.1-(12.06)-35.3-12.1
 ①13.1-36.1-(11.98)-34.8-11.8
 L5F:58.1(59.2)

テン1F目が13.0〜13.1に集中。
テン3Fでは+1.0〜1.5秒に分布。
中団〜後方寄りから決め手の使える馬が強い。
マイル路線→いきなりの距離延長で、序盤は早めの35秒台前半で入り、隊列決まってからは距離の不安からスローペースへシフトが定番の流れ。その後は5F〜3F戦とその年によって流れは変わる。この辺りは、逃げ馬の特徴、後方で我慢しきれない馬の存在、後方からの捲りなどの要素が絡み合って形成される。

個別ラップ

今回は前哨戦のフローラSと桜花賞のみ

阪神 1600 桜花賞 良
 R12.1-34.0-(11.80)-34.5-11.6  92.1
 ①リバティアイランド
  12.9-35.9-(11.65)-32.9-11.0  92.1
 ②コナコースト
  12.1-34.2-(11.80)-34.5-11.7  92.3
 ③ペリファーニア
  12.5-34.5-(11.85)-34.1-11.8  92.3
 ④ハーパー
  12.5-34.8-(11.80)-34.2-11.4  92.6
 ⑤ドゥアイズ
  12.6-35.0-(11.80)-34.1-11.4  92.7
 ⑥シンリョクカ
  12.8-35.2-(11.85)-33.8-11.3  92.7
 ⑧ライトクオンタム
  12.5-34.8-(11.90)-34.3-11.5  92.9
 ⑩エミュー
  12.7-35.6-(11.70)-33.9-11.5  92.9
 ⑪ラヴェル
  12.9-35.6-(11.75)-33.9-11.4  93.0
 ⑫キタウイング
  13.0-36.0-(11.70)-33.6-11.4  93.0
 ⑭ドゥーラ
  13.2-35.9-(11.55)-34.2-11.5  93.2

後ろにいようが前にいようが、殆どの馬が同じような末脚しか使えていないのは、前半しっかり流れ、中盤の緩みも極端ではなく縦長馬群。そんな流れで後ろは早めに動かされてポジション差を埋める脚を使わせて貰えずほぼ隊列通りの結果。そんな中、リバティアイランドは後方から1頭異次元の脚を使った。早い流れでもしっかり脚溜めて32.9。これをどう捉えるか。遅い流れで脚溜めたら32秒台前半が出せたのかというとそれは違うということを考えつつ、遅い流れになって息を吹き返す馬がいるならオークスという舞台ではその能力差が埋まる可能性は?など。

シンリョクカは中盤で一番しっかり脚が溜まってこのラップで、上昇は限定的となるように思う。

それなら個人的にはエミュー、ラヴェル、キタウイング、ドゥーラの後方脚削がれ組に期待。この中に穴馬がいると考える。注目はドゥーラ。内前有利な馬場で後方外を回し、道中も無理に動かして11.55。スタートから追い通しで脚が溜まるはずもなく、無茶苦茶なレースしてます。

東京 2000 フローラS 良
 R12.9-36.1-(12.17)-34.1-11.4
 ①ゴールデンハインド
  12.9-36.1-(12.17)-34.1-11.4
  L5F:58.1(58.1)
 ②ソーダズリング
  13.1-36.4-(12.17)-34.0-11.4
  L5F:58.0(58.1)
 ④イングランドアイズ
  14.1-37.7-(12.07)-33.4-10.9
  L5F:57.2(58.1)
 ⑪キミノナハマリア
  13.1-36.4-(12.12)-35.0-11.8
  L5F:58.8(58.1)

ゴールデンハインドのL5Fラップは優秀なもので、58.1秒での走破。内訳は12.2-11.8-11.5-11.2-11.4と、トップスピードは低いけど4F戦を持続力とポジション優位で押し切ったことがわかるラップ。テン12.9-36.1は典型的な東京2000ならではの逃げ先行有利なラップであり、オークスで逃げるには最低でも12.5-35.5くらいを刻む必要があり、その場合に58.1をどこまで維持できるか、逃げるの諦めるなら、馬群交わしながらこのラップ刻めんのかというところ。このレース先行して勝った馬でオークス好走は珍しく。直近ではウインマリリンですが、12.9-35.5-59.1と確かな先行力を示しての本番好走だった事と比較して果たしてどうか。楽にポケットのベストポジション確保出来そうなら馬券への組み入れ考えたい。

ベストポジションからゴールデンハインドに完封されたソーダズリングは単に位置取りだけの差で大きな力差は感じないが、東京適性の差はあったなという評価で、オークスで狙って買うべき馬ではないんじゃないかと。

イングランドアイズはテンのスピードなさすぎてルージュエヴァイユしそうな雰囲気がぷんぷんしますが、上がり3Fは11.5-10.9-10.9。走りを見てもエンジン掛かるまでに時間を擁しつつも、トップスピードは確かなものに見える。クイーンCでもラストまで伸び続けたように、東京向きのトップスピードと持続性能を高いレベルで持ち合わせている。本番はもっと早い段階でスパートが始まるので、その分この馬にとってはプラスだと思います。って昨年ルージュエヴァイユ本命にした人が言ってます。買ってしまうので抽選突破しないでください。

その他、注目しているのはヒップホップソウル。ベゴニア賞のL3Fは11.7-10.8-11.3と直線のトップスピードの高さを示している。シャンパンカラーと互角といっても良いレベル(互角とは言ってない)で東京適性は高い。この馬の課題は折り合い面。道中コントロールが効けば強さを発揮できる能力はある。1週前追い切りでも折り合いを付ける調教が行われているが、12.0でギリギリ我慢しているような状況で、オークスでは控えたい陣営の思惑が見えるが、どのようなレースが出来るかといったところ。

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