2022 京都記念 予想ノート

このレースは元々ノートを書くつもりはありませんでしたが、狙ってみたい馬と展開が天から降りてきたので、掛かり気味にパソコンのキーボードを叩き始めました。

このレースのカギを握る3頭

このレースカギを握るのは、

  • ユーバーレーベン

  • ジェラルディーナ

  • ラーゴム

の3頭です。

ユーバーレーベン

というよりは、ミルコ.デムーロ

ミルコの捲り、もしくは前を動かす後ろからの押し上げによって、3コーナーからレースが激流になり、前の馬には苦しい展開になると予想しました。

  • 2017 宝塚記念のサトノクラウン(阪神内回り2,200m)
     向こう正面で進出し、前を動かしてペースアップ。その後自分は控えて脚を溜める。結果、残り1,200からのロンスパ戦になり、キタサン、シュヴァルグランが惨敗した。

  • 2018 大阪杯のスワーヴリチャード(阪神内回り2,000m)
     向こう正面で進出し、3コーナーでは先頭に。そこからまた脚を溜める。結果、残り1,000からのロンスパ戦になり、前は総崩れ、サトノダイヤモンドも馬群に沈んだ。

  • 2021 オークスのユーバーレーベン(東京2,400m)
     3コーナー手前から進出を開始すると、これにスライリー、ニーナドレスが反応してペースアップ。その後自分は控えて脚を溜める。結果、残り800から前がペースアップして、その後総崩れ。

 記憶に残っていた成功例はこれくらいですが、他には2021オールカマーのグローリーヴェイズ(中山外回り2,200m)でも、捲っていますが、この時はこれに反応する馬がいなかったことと、少しタイミングが遅かったこと、内有利なトラックバイアスが原因で、内・前にいた馬が崩れることにはなりませんでした。

ジェラルディーナ

能力はGⅠ級とも言われる逸材ですが、前走は内に閉じ込められてしまったことで、終始窮屈なレースとなり、持ち味のスピードを活かすレースが出来ませんでした。

1枠1番ということもありましたが、展開がスローペースで、気性的に危うさのある馬であることから、外に出さずに内で溜める競馬の方が良いと判断したものと思いますが、結果的には持ち味殺すレース運びになってしまいました。

福永Jは、恐らくこの反省を活かして、外目を追走するレースを選択すると思います。そこにミルコの捲りが襲いかかるとどうなるでしょうか?

恐らく外から被されるとスイッチが入って、進出を開始してしまうと思います。只でさえ扱いの難しい馬です。ブレーキを掛けることは難しく、前の馬がペースアップを強いられる展開になると予想します。

またジェラルディーナについては、ロンスパに耐えうる持久力はそれほど高いものは持っていないと思っています。3コーナー手前からスイッチが入ってそのまま押し切ってしまえるほど、甘くは無いと思います。

但し、ユーバーレーベンよりも後ろで控えて競馬が出来れば、煽りを受けず、むしろ漁夫の利を得られる可能性があり、その場合は好走してきてもおかしくはないと思っています。

ラーゴム

こちらもジェラルディーナ同様、気性に危うさを持っている馬です。少し擦られるだけでスイッチが入って行きたがる面があります。ジェラルディーナと同様にミルコの捲りが襲いかかるとブレーキが掛からず…ということになる可能性があると思います。

ラーゴムについては、持久戦で強さを発揮して結果を残してきていることもあり、実力は上位の力を持っているので、そのまま上位入選出来る可能性はあると思います。

予想

と、このように、ミルコ.デムーロの仕掛けによって、実力上位と思われるが気性的に危うい馬が前の馬を潰す展開になる可能性に賭けてみたいと思います。

この展開で、浮上してくるのがこの3頭です。

◎ディアマンミノル

目黒記念や中日新聞杯など、瞬発力を求められる展開になると凡走。逆に上がりが掛かる、瞬発力よりも持久力を求められる展開になった函館記念や京都大賞典で好走。今回、ロンスパ戦になって前が残り200mで潰れる展開になれば、その時突っ込んでくる穴馬はこのディアマンミノルだと思います。

2022年絶好調男ノリさんが、3週連続調教騎乗で勝負気配プンプン。最終追いが馬なりで軽めの追い切りでしたが、調教過程見ると前の週までにみっちる乗り込まれていて、既に仕上がっている故の軽めだったと思われ、前走よりも状態は上がっていると見ています。

○ユーバーレーベン

オークスでもそうだったように、自らが活きる展開を作り、有利にレースを進められるはずで、そうなればディアマンミノルよりも先に抜け出すのはこの馬で、一番勝ちに近い馬ではないか思います。

状態としては、ドバイ遠征を控えていることから、ここがメイチでは無いと思いますが、それでも前走、前々走よりは状態は上がってきていると思うので、ここでも好走出来ると思います。

▲レッドジェネシス

上がりの掛かるレース専門家。タフなレースはこの馬にお任せください。

調教過程見てもかなりびっちり追ってきていて、休み明けながらもしっかり仕上がっていると思います。

紐候補

△ジェラルディーナ
△ラーゴム

この2頭は、ユーバーレーベンより後ろで競馬が出来れば、ペースアップに巻き込まれず、浮上してくる可能性が残っているので、一応押さえ候補としますが、私は買いません。

枠順が発表されたら、多少見直しを行う可能性はあります。

それとユーバーレーベンの人気が読めないため、あまりに人気するようなら印の組み替えは検討するかも知れません。


前有利と言われたAJCCは前総崩れでした。☆マイネルウィルトスから流してワイド万馬券を的中出来ました。この京都記念も開幕週、スロー濃厚などの要素から、前有利と思われていると思います。ここはFXや株のトレードでよく言われる『大衆の逆をつく』馬券で的中を狙ってみたいと思います。

オッズが渋い事から印はこんな感じに変更。パドック派の評価の高いタガノディアマンテを追加。

◎ユーバーレーベン
☆ディアマンミノル、タガノディアマンテ
△レッドジェネシス

回顧

正直これは反省点が多い。

  • ユーバーレーベンは休み明けは買ってはいけない(秋華賞以来2回目)

  • 友道厩舎が最終まで強めに追ってきたレッドジェネシスは疑うべきだった

  • 土曜日のトラックバイアスみて、内前有利になることはわかっていたのに、予想をそのままにした

  • 過去の実績に対して、正当に評価できていない部分が多々

  • アフリカンゴールドは多分また前残りTBで好走する

  • タガノディアマンテは仕上がり良好かつ展開向いて2着だった

  • サンレイポケットは緩い馬場が合う

  • ジェラルディーナは外々回して4着なので、恩恵受けられそうなTBではかなりやれるはず

  • マリアエレーナは力負け、愛知杯はかなりレベル低い(これは読めていた)

  • レッドガランも前走の上りを必要としない特殊な展開がはまっただけで、スローからロンスパの原則はL1ハロンのような切れ味が必要なレースでは厳しい(これも読めていた)

これら反省点が多かった京都記念の予想を振り返り、今後の分析方法を考えてみた。

  • 全頭診断はやるべき。向く適性をメインに。

  • トラックバイアスから有利になるポジションや枠を予測

  • 過去のレースから、人気の好走馬、人気の凡走馬、人気薄の好走馬の傾向をとらえて、そのレースの出走馬に当てはめてみる。

  • 人気の好走馬に当てはまる馬がいれば◎候補、○候補とする

  • 人気薄の好走馬に当てはまる馬がいれば☆候補、△候補とする

  • ◎候補、○候補、☆候補、△候補の組み合わせ頭数に合わせて、馬券を組み立てる


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