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2021ホープフルS 全頭回顧

はじめに

2021年の成績は散々な結果となってしまいました。2022年の的中率UP、回収率UPを目指して、重賞レースは回顧のメモを個人的に残していくことにしました。
(個人的なメモの位置づけで、誰かに見て貰おうとして書くわけではないので、乱文誤記見当違いなどはお許しください。)

その第一弾として、2021年最後のGⅠレース・ホープフルSを振り返りたいと思います。

レース回顧

1着 キラーアビリティ

 好スタートからテンのスピードもそこそこに3番手の好位に付けた。行きたがる素振りもなく折り合いも良好。3~4コーナーも楽な手応えでコーナリングの左手前も問題なし。直線に入るとカチっと右手前に変更し、そのまま抜け出して前で止まることなく1着でゴールイン。ワンペースかつ遅くもなく早くもないミドルペースを前目で競馬できると止まらない。鞍上も馬の特徴を活かす完璧な騎乗。横山武史、この男若干23歳ながらレースの展開をしっかり研究し、それを着実に実行。知性と度胸を兼ね備えたニュースターである。

 前走の荻ステークスは2着のこの馬の方が負けて強しの内容で、勝ったダノンスコーピオンはその後朝日杯3着。レベルの落ちると言われていたこのレースは好走して当然だった。距離適性的にはマイルが合うと言われていたが、ここを勝ったとなれば、向かう先は皐月賞と思うが、上位争いする事は必至となるであろう。その次、ダービーの24となると距離面と展開面で少し疑問は残る。NHKマイルCに出て来てくれるなら、ぐりぐりの◎を打ちたい。

2着 ジャスティンパレス

 スタート若干遅れ気味に左に寄れて接触したように見えるが、その後のテンのスピードには何ら問題無く、中段よりも前目の位置の5番手・内から2頭目にポジションを取れた。気にするほどではないが、接触したことで若干テンション上がり気味になったように見え、それが功を奏したかこの中団前目のポジションを取れたように見える。(その後1コーナー手前で鞍上が少しブレーキ掛けて、スピードを抑えるような重心移動をしている)
3コーナー入ってゴーサインが出ると徐々に加速し、4コーナーでは外にいたオニャンコポンと軽く接触するも、再度加速してキラーアビリティを追いかける。直線向いてカチっと右手前に変更したところまではよかったが、鞍上の左ムチが入るとここで右にヨレてしまい、進路がなくなってしまう。その為、再度外に進路変更するも、この間にキラーアビリティにおいて行かれてしまい、再度詰めるも最後は同じ脚色になって2着でゴールイン。但し、もしヨレなかったとしても、勝ち馬を差し切るまでは難しかったと思われる。

 この馬も勝ち馬と同様に、長く良い脚を使う馬だと思うので、スタートでの若干の遅れが無く、もう1列前のポジションを取れていれば、もっと肉薄出来ていたと思われる。
これも向かう先は皐月になると思うが、今回同様追い切りで時計が出ているようであれば、勝ち負けまで期待して良い。

3着 ラーグルフ

 スタート直後、グランドラインに寄せられて狭くなったが、負けずに押し返してしっかりとダッシュして中団最内のポジションを確保した。道中は少し押し上げて5番手内目を追走し、4角最内から楽に2列目まで押し上げる事に成功しており、ここまでかなり展開に恵まれた印象。直線向いてからは右手前にカチッと変えて、さあスパートと言うところで前が開かず走りが窮屈になってやや加減して走るような形になってしまい、前が開くのを待っている間に前と差が開いていってそのまま3着でゴールイン。直線スムーズでも2着は難しかったと思われ、道中展開に恵まれたことも考えると、トライアルではあまり信用しない方がいいかもしれない。

4着 フィデル

 スタートはまずまずもその後中団より後ろ・内目の位置にポジション。特に道中不利もなく、3、4コーナーも内を通ってロス無く直線へ。直線向いてからは手前が中々変えられず、徐々に左へ左へ進んでまっすぐ走れず。ようやく右手前に変わって、まっすぐ走れるようになってからの伸びは、上がり最速までは届かなかったものの、上がり2位の末脚となった。一緒に並んで走ったアケルナルスターを凌げたのは、騎手の差が大きかったとは思う。(川田騎手と柴田大知騎手の追い姿勢見ると一目瞭然)トライアル戦で少頭数かつ内枠(外差し馬場でなければ)ならば面白そう。

5着 ボーンディスウェイ

 スタートうまい。そのまま好ダッシュとなったが、内のグランドラインが押してハナを主張したため、番手に控える。前走は前半スローペースからの5Fロンスパ戦だったが、それよりもペースは流れた前半で、後半もそのままのペースで直線へ。前半、前走よりも流れたことで脚が持たなかったか、坂付近で失速し、それでも良く粘って5着でゴールイン。もう少し前半ペース落とせればもっと着順は上げられたはずで、スローになりやすいトライアルであれば十分通用する力があると見た。

6着 マテンロウレオ

 スタートはまずまず出て、中団中ほどの位置が取れそうだったが、そこから徐々に後退して、中団やや後方の位置へ。道中はコマンドラインを終始見る形で外目を追走。3、4コーナーもコマンドラインの外を終始回って直線へ。手前替えはスムーズで、追われてからは真っ直ぐ伸びて上がり3位の脚外々回ってロスが大きかったのと、仕掛けが遅かったことが原因か届かず6着でゴールイン。あれだけ後ろからでは、外回って上り最速出せるほどの脚が必要だが、TB的にもそれは不可能だったかと。前走内から間をこじ開けて勝ち切っていることからも、内をうまく回って直線上手くばらける展開希望か、外からならばもう少し早い仕掛けが必要。ムラがあるジョッキーなので、馬券への取捨が難しい馬になりそうだが、重賞でも好走できそうな印象。

7着 アケルナルスター

 スタート悪いわけではないが、その後ズルズル後方へ。コーナーでの走りも何だか怪しい感じで、後方追走。3、4コーナーではフィデルの外を回ってここでは割と上手く回ってこれたように見えたが、直線入ってなかなか加速が始まらない。(映像から手前がどこで変わったか分からないが、もたついている?もしくはフィデルの斜行気味の走りが気になったか)カチッとスイッチ入って内に進路を取ってからの伸びは素晴らしく、上り最速をたたき出した。直線でのトップスピードと持続性には目を見張るものがあるものの、ポジションと追走力に課題ありといった感じか。何となくこの馬も買いどころが難しそう。スローで団子になって直線長いコースでもう少し追走にスピードの必要のない距離希望となると、青葉賞あたりが面白いのかな。何とか条件の違う1勝クラスを勝ち上がって貰って、東京距離長めのトライアルを人気薄で狙いたい。

8着 シェルビーズアイ

 スタートまずまずでそのまま中団真ん中辺りの位置にポジション。道中も最内を追走、3、4コーナーも内目を通ったが、直線入口付近でジャスティンパレスと接触あり。手前替えにややもたついたのもあるが、それ以上にスピードが不足している。直線進路求めて外へ出てきても、オニャンコポンの邪魔をしてそのまま脚を無くした。特に強調して書くこともなく、正直条件戦でも厳しいレベルの馬じゃないかと。

9着 グランドライン

 スタート早いんだけど、変な首の振り方しながらラーグルフにタックル。押してハナを主張し、単騎逃げ。JRAVANではミドルペース表記だが、逃げ馬にとってはやや早めだったか、番手とも3~4馬身離して逃げた。直線向いて早々に捕まって終了。上りタイム見ても、前走はスローを好位追走での好走だったので、逃げの勝負に出たのは失敗だったか。まずは条件戦を勝ち上がってきてくださいですが、前走見ても決め手に欠ける印象で、好走はするんだろうけど勝ち上がりは厳しいかもしれない。鞍上はこれで逸走のトラウマを克服できたかも

10着 アスクワイルドモア

 スタート遅れ気味でそのまま後方。直線もスピード足りずそのまま終了。この馬もスピードが足りてなさそうで、トライアルで買う必要は多分ない。

11着 オニャンコポン

 スタート、タイミングだけの問題で立ち上がりそうにはなったが、ダッシュ見せてリカバリー。道中はキラーアビリティを見ながら好意追走。ここまではもしやと思わせる走りだったが、コーナー入ると加速できず置いて行かれる。直線向いて何とか食らいつこうとするものの、手前替えた途端に失速。これは右回りは厳しいのかも。緩いコーナーの左回りでなら巻き返し可能。

12着 コマンドライン

 スタート出遅れ気味も、中団後ろ目あたりの位置へ。1コーナー手前あたりで前のシェルビーズアイが失速してきたのか、その影響でやや失速。3、4コーナーでは加速を見せるも、終始マテンロウレオに蓋をされる形。直線向いてからは前が開かず、外もマテンロウレオに蓋をされ続けて終了。ただ、この脚色では仮に前が開いていたとしても掲示板には届かなかったと思われる。この馬の評価が一番難しい。出来がいまいちだったのかもしれないが、この走りからは、重賞で好走はできても、勝ち切るまでの力はなさそう。

13着 サトノヘリオス

 スタートまずまずから中団真ん中あたり追走。前目狙えた位置だったが1コーナーでポジション落とす。3コーナーで一番大外を加速しながら上がっていったが、4コーナーあたりで曲がりきるためにやや失速。直線向いてさあ伸びるかと思ったらそのまま失速。コーナーで使い果たしたのか、脚は残っていなかった。中一週のローテも少なからず影響してたのかもしれないが、コーナーで焦って押しまくった鞍上の騎乗が好ましいものではなかったのも少なからず影響があったのだと思う。3コーナーでの加速力は他馬より優れていたと思うので、もう少し小足を使いながら加速して、長く足を持たせる工夫が必要だったかも。中山で他頭数の場合は現状の追走力では割引必要といったところか。

14着 クラウンドマジック

 岩田親子で何やっとん?な騎乗。スタート出ても加速できないのは前走
同様で終始最後方を追走。3コーナーで急加速して4コーナーでドリフト失敗。そもそもがここに出てくるレベルにない馬かと。

15着 タイラーテソーロ

 力負け。最終コーナーでクラウンドマジックにぶつけられて失速。

初めての回顧記事振り返り

今までろくに回顧していなかったこと、を強く認識できました。
この量を私の技量で毎週書いてくのはちょっと辛いかも、とか思いつつも、なんだかんだ書いていて楽しかったので、最後まで書ききれたんだと思います。基本は馬券購入したレースをこのように(もう少し簡易的に要点をまとめられるとベストですが.…)回顧癖をつけていきたいと思います。

多分、これが、今度は馬券に活かせるようになってくると、回顧自体も変化させていけるのではないかと考えています。

以上

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