まつもとあつし
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地域SNSは死んだのか?
(扉画像は「群衆の英知もしくは狂気」 https://ncase.me/crowds/ja.html より) 2006年ごろ日本各地で「住民参画」を目的とした、独自のSNSを導入する動きが相次ぎました…
地方で紡ぐナラティブ~今年も阿賀北ノベルジャムはじめました。
今年も小説ハッカソン「阿賀北ノベルジャム」がスタートしています。大学が主催、自治体が共催となり、新潟県北部(阿賀野川より北)の阿賀北地域を中心とした物語を創ろうというもので、今年で三回目の開催です。(扉画像は本日行われたプロット発表会後の記念写真です)
コロナ禍をきっかけに「やむなく」オンライン形式ではじまったこのイベントですが、既に11作品が完成・販売されています。従来の地方における文学賞は、
多数決やめませんか?
大学でゼミをもっていると「お、おぅ」となる場面に毎年遭遇します。
何か活動をすることになる→複数の案が出てくる→「じゃ、多数決採りまーす」というアレです。
多数決で何が悪いのか? 国会だって多数決じゃないか、それこそが民主主義では? と思われるかも知れません。けれども多数決が社会の分断を招き民主主義を危うくしているという指摘がなされるようになってきています。
資料を読み上げることにほとんどの時
「若者のコミュニケーションへの違和感」への違和感
こちらの記事がSNSで話題となっていました。
要するに「いきなり挨拶や前提条件の説明を抜きに質問をしてくる」若者=「書く力や伝える力の欠如」の現れではないか? というお話しです。わたしも大学やTwitterなどで学生から同じような質問を受けて少々面食らうことはあり、「うん、まあそうかも……」と最初は感じたのですが、少し考えてみると逆に違和感を覚えました。
筆者の中村さんは追記のなかで、以下の様
倍速視聴と若者論が映し出す本質
(扉画像は日経COMEMO公式エントリーから引用)
誤解されがちな倍速視聴の実態日経COMEMOで「#倍速で楽しみたいこと」という記事募集をしていたとは知らずに、Yahoo!個人で以下のような記事を書いたところ大きな反響がありました。公開から5日が経っていますが、未だアクセス数が多い状況が続いています。
筆者は新潟県北部の小さな大学で教員もしているのですが、学生に「倍速で映画とかアニメを見てい
地域SNSは死んだのか?
(扉画像は「群衆の英知もしくは狂気」 https://ncase.me/crowds/ja.html より)
2006年ごろ日本各地で「住民参画」を目的とした、独自のSNSを導入する動きが相次ぎました。その先駆けとなったのは2004年に市のポータルサイトにSNS・ブログ機能を追加した熊本県八代市の「ごろっとやっちろ」で、当時の総務省も先行成功事例として紹介し、研究会を立ち上げ導入支援情報を発信す