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OHSS ( 卵巣過剰刺激症候群 ) 【 5日目 】

こんにちは、自己注射を打ち始めて今日で3日目です。私は前回の IVF( 卵子凍結 )で自己注射を経験したので、今回はだいたい慣れた感じで打てています。

OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )のレポートに入る前に、少し HMG 自己注射を打つタイミング ( 時間 )についてお伝えしたいと思います。

⬜︎ HMG 自己注射はいつ打つの?

ご存知でしょうか?実は HMG 自己注射って自分の好きなタイミングで打っていいんですよ。特に『 何時に打ってくださいね。』と、言うような時間指定がされていないんです。

病院で『 1日1回 、自分の好きな時に自己注射してね。』と、言われた時は少し戸惑ってしまいました。心配になって、『 ホントにいつでもいいんですか?』と、確認すると、『 いつでもいいですよ。それにいつも同じ時間帯に合わせて打つ必要もないわ。』とのことでした。

たとえば、出勤前に自己注射するのもオッケーですし、午後の休憩時間に自己注射するのもオッケーです。ただし、HMG 注射は1日1回確実に打つことが必要です。

病院で『 自己注射を打つタイミングは毎日同じ時間帯に合わせる必要はない。』とは言われましたが、私はいつも同じ時間帯に固定して打っています。

晩御飯を食べ終わった後のリラックスした時間帯です。いつも自己注射を打つ時間を固定したほうが、打ち忘れがなくて良いかと思います。( * 休日はたまに午前中とか、普段とは違うタイミングで自己注射を打ってます。)

ですが、大切なのは自己注射の苦手意識を抑えて毎日ちゃんと打つことなので、皆さまのリラックしているタイミングで打つのが1番良いかと思います。

自己注射に対しての苦手意識が強くなってしまうと、ホルモン剤で卵胞を育てている10日間ほどの期間が毎日ストレスになってしまいます。ストレスは卵胞の発育や卵子の質に影響があるそうなのです。💦

では、今日は OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )についてレポートしたいと思います。関心のある方皆さんに読んでもらいたいですが、今回は特に生理周期がかなり不安定な方に読んでもらえたら幸いです。

と、言いますのも、OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )になりやすい人には特徴がいくつかあるのですが、その内の1つに生理不順があるからです。

⬜︎ OHSS ( 卵巣過剰刺激症候群 ) とは?

まず OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )とは、排卵誘発剤により卵巣が過剰な刺激を受けた結果、多嚢胞性に腫大している状態です。分かり辛いですよね?m(._.)m💦

( * 多嚢胞性についてはまた明日のレポートで書きたいと思いますが、ざっくり言えば、卵巣内にたくさんの卵胞が発育している状態です。)

この OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )は排卵誘発剤によって、複数の卵子を採取するためには多かれ少なかれ、誰もがなる状態です。

ホルモン注射への反応は人により個人差がありますが、中には過剰に反応してしまう人もいます。

ですが、OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )は適切に治療していればそんなに怖いものではありません。ほとんどの人が HMG 注射( 自己注射 )の後に、HCG 注射(トリガー)を打って、採卵後2日程で症状が生じてきます。

それに、採卵後1〜2週間後に生理が開始されると、OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )の症状は急速に改善されますので、ほとんどの場合は心配ありません。

なのですが、ここからは OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )のちょっと怖い話になります。

先程ほとんどの場合でそんなに心配はない。と、紹介した OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )ですが、場合によっては命に関わったり、長い入院が必要になることがあります。

卵巣が急激に腫大すると、たくさんの卵胞から生成されたエストロゲンの影響で、血管内の水分が血管外に漏れ出て、お腹の中に多量の水( 腹水 )が溜まったり、胸の中にまで水( 胸水 )が溜まるなどのことがおこります。

その結果、急激な体重増加、おしっこの量や回数が減少する、お腹が膨れてくる、お腹が痛い、呼吸が苦しいなどの症状が現れます。

これより重篤な状態になると、血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転、肺水腫が引き起こされることがあります。

いかがでしょう?ほとんどの場合は重篤化の心配は少ない言われている OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )ですが、もし重篤化してしまうとかなり怖い病名のオンパレードです (;´д`) 。

⬜︎ OHSS ( 卵巣過剰刺激症候群 ) というリスクとの向き合い方

私は OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )のハイリスク患者だと、病院で事前に指摘されていました。ビビリまくった私は当初、せっかくやると決意した IVF( 卵子凍結 )を本気で中止しようかとすら考えました。

IVF( 卵子凍結 )がいくら将来の自分の為の保険だとしても、実際に活用できるかもわからないその保険の為に、今の私の生命の危機や健康を害してまで IVF( 卵子凍結 )はするものではない。と、思えたからです。

なので、もし OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )が重篤化した場合の危険性を知らずに IVF( 卵子凍結 )を行なって、もしものことがあってから知らなかった後悔をしないで済むように、最悪のケースもご紹介させていただきました。

将来子供や家庭を持つ夢も、仕事や趣味も、もちろんすべて大切なことだと思います。ですが、1番大切なのは自分自身の健康です。どれも健康であってこそ叶うものだと思います。

⬜︎ 卵巣茎捻転

怖いもの繋がりでもうひとつご紹介します。それは卵巣茎捻転というものです。もう字面からしてかなり痛そうですよね。(´ཀ`」) 

Medical Note さまの掲載記事を引用させていただきました。もし自分がなってしまったら!、と想像しながら読んだら怖すぎです。↓

卵巣茎捻転

卵巣は一般的に小指先から親指先程度の大きさ( 2~3cm )で、骨盤内の左右に存在していますが、骨盤内ではしっかりと固定されているわけではなく、体の動きや向きにあわせてプラプラと動いています。通常は、卵巣が動いてもすぐにもとの位置に戻りますし、卵巣自身は軽いため、動くことで周囲の血管や組織を巻きこんだりねじったりすることはありません。ところが、卵巣が腫大した状態では、卵巣自身の重さが増しているため、卵巣が動いた際に周囲の血管や組織を巻きこむようにして捻じれてしまい、そのまま元の位置に戻らないことがあります。こうなってしまうと、卵巣周囲の血流が悪くなり、激しい痛みが生じるとともに、その部位の組織が徐々に壊死してしまいます。完全に壊死に至ってしまうと、治療( 手術 )をしても卵巣を含めた壊死組織の機能は回復しないため、早急な診断と治療が必要な救急疾患といえます。 一般的に卵巣の大きさが 6cm 以上になると、その重みによりリスクが高まるとされています。

 出典 : Medical Note   卵巣茎捻転

IVF( 卵子凍結 )周期中には誰もがその危険性にさらされるのですが、特に採卵後 OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )と診断された人にとっては要注意です。

( 追記 *・・・ 私は採卵後に OHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )と診断され、卵巣が最大で10cmにまで腫大しました。)

先生からは『 卵巣茎捻転に気を付けて!』と、再三言われましたが、捻れてしまう時は就寝中に寝返りをうっただけでも捻れてしまうこともあるそうです。ヒィッ!

前屈みになる動きをする際は特に要注意とのことです。ちなみに卵巣茎捻転の痛みは、声も出ない息も吸えないくらいの激痛だそうです(゚д゚lll)。

その時は『 遠慮なく救急車を呼んでください。』と、アドバイスいただきました。ヒィッ!その時はぜひ呼ばせていただきます!🚑

🦞\ Thank you /🦞

次回【 6日目 】では AMH( 卵巣予備能 )と、多嚢胞についてレポートしたい思います。ではまた☆彡

こんにちは! ロブ星( ロブスター )と言います☆彡