見出し画像

自己注射と経口薬スタート 【 3日目 】

こんにちは!まずはじめに、今回私は高刺激法によるIVF( 卵子凍結 )を実施しています。高刺激法とはホルモン剤を使ってたくさんの卵胞を育て、1度の採卵でなるべ多くの卵子獲得を目指すものです。

卵子凍結の場合、実用性を持たせる為には、ある程度まとまった数の卵子を凍結する必要があります。なので、AMH ( 卵巣予備能 )値が一定数ある人は、この高刺激法で IVF( 卵子凍結 )をすることが多いです。

⬜︎ HMG 注射とプロベラ経口薬

いよいよ生理3日目の今日からドキドキの自己注射と経口薬の開始です。予定通りだと今日から10日間の自己注射と14日間の経口薬を毎日続けて、卵胞を育てていきます。

( *卵胞が育ちにくい人などは、自己注射の期間が10日間より長くなることもありますし、逆に卵胞が発育し過ぎる人などは、10日間より短くなることもあります。)

自己注射と経口薬の大まかな役割を説明しますと、自己注射のHMG ホルモン剤は卵胞をたくさん育てるために。そして、経口薬のプロベラはせっかく育った卵子が排卵してしまわないようにする排卵抑制のためです。

基本的にはこの HMG 自己注射と経口薬のプロベラがベースになっていますが、患者さん個人個人の卵巣機能の状態や体質を考慮して、必要な場合は他の薬剤も追加されます。

( * 私はOHSS( 卵巣過剰刺激症候群 )のハイリスク患者なので、予防のためにエストロゲンの生成を抑える経口薬が追加されています。)

⬜︎ 自己注射は痛い?

では、皆さまが1番気になっているだろう自己注射について、レポートしていきたいと思います。結論から先に言いますと、自己注射は痛くありません

もちろん全く痛くないわけではありませんが、痛みはほとんどありません。

そもそも、おヘソより下の比較的皮下脂肪の多いところに針を刺すので、針を刺した部位が運悪く(?)痛点でもない限り、ほとんど痛みはありません。

たとえば、裁縫などで指先を針で間違えて刺してしまった時の方がよっぽど痛いです。それに自己注射用の針はとても細いものが使用されています。

針の太さはわずか0.45mm で、針の長さも1.3cm しかありません。普段私が使っているシャープペンシルの芯が0.5mm なので、それよりも自己注射用の針は全然細いんです。

こちらの0.5mm のシャープペンシルの芯と、0.45mm の自己注射用の針を比較した写真を見比べてみてください。↓

画像1

注射器の手前にあるのがシャープペンシルの芯です。どうでしょうか?少し見辛いかもしれませんが、自己注射針はかなり細いでしょ!? 😉

もし IVF( 卵子凍結 )をしたいと思っているけれど、自己注射が怖くて躊躇しているという方の高いハードルが少しでも下がれば幸いです。

( * 追記・・・ 自己注射を打つ時の痛みは、ほとんどありませんが、自己注射を数日続けている内に、注射を打った箇所を手で押さえたり、圧迫したりすると鈍痛がしてきます。この痛みの回避策としては、自己注射を下腹部の同じ箇所や近い箇所ばかりに打つのではなく、毎回注射する場所を変えてみてください。)

⬜︎ 初めての自己注射は緊張する

自己注射が痛くないということをお伝えしましたが、お腹に自分で注射針を刺すということは、やっぱり勇気が要ります。私も初めて自己注射を打った時は、とてつもなく緊張しました。ビビリなので。😣

私の初自己注射の時の様子を少しお伝えしますね。自己注射は薬剤を個人個人で指定された容量で調合して、注射器にそれを吸い上げてから打ちます。

もう自己注射の準備をしている段階から心臓がバクバク状態でした。自己注射の打ち方を何回も動画やプリント紙で確認して、そして・・・

いざお腹に針を刺す時には緊張で冷や汗が出て、呼吸が浅くなってしまい、歯も食いしばってしまいました。自己注射を打ち終わった後は、力み過ぎで腹筋痛と肩凝りになってしまった程でした。

正直こんなに自分が緊張するなんて!と、驚きました。ですが、初めて自己注射を打った後の達成感と言ったらハンパないです!

ぜひ恐怖を乗り越えて(?)、自己注射を打った自分を労ってあげてくださいね。自分へのご褒美もアリなくらいの頑張りですから。🍰

画像2

↑ こちらは1回の自己注射で使用する注射セットです。注射針が2本ありますが、1本は生理食塩水と薬剤を混ぜ合わせ、注射液を作るために使う針です。太くて長い方の針がそれ用の針ですので、ご安心くださいね。

画像3

↑ 2本の注射針を比較してみますと、こんなにも太さも長さも違います。この注射液を作る用の太くて長い針を見る度に、お腹に刺す針がこの細くて短い針で本当に良かった!と、しみじみ思います。

⬜︎ 自己注射を代わりに打ってくれる病院を探す?

自己注射を自分で打つのが怖くて、家や職場の近所で代わりに注射を打ってくれる病院やクリニックを探したい!と言う方もいるかと思います。

その気持ちとても良く分かります!家や職場の近くで代わりに打ってくれる病院が楽に見つかれば、それも IVF( 卵子凍結 )のストレスが減らせる良い案だと思います。

ですが、私の個人的な意見としては、『 そこまでしなくても大丈夫かなぁ。』と、自己注射を経験し終えた今ならそう思います。

実は私も最初は自己注射への苦手意識が強くて、家や職場の近所で代わりに打ってくれる病院やクリニックを探していました。

ですが、手続きなどのやり取りが面倒な感じで、なかなか都合の良い病院やクリニックを見つけられませんでした。原因は病院の営業時間内に通えなかったりです。

探すことがだんだん面倒になってきた私は、『 もう自分で打っちゃえ!』と、開き直って結局は自分で注射を打つことにしました。自己注射におっかなびっくり戸惑ったのは最初だけでした。

『 おらぁ!』と勇気を出して、1度自己注射を打ってみると、案外なんてことはありません。医療脱毛で VIO 脱毛を経験したことがある人なら、楽勝です!

VIO 医療脱毛の痛みレベルが100だとしたら、自己注射は1です。余談ですが、今までに怪我や手術以外で1番痛かったのはVIO 医療脱毛です!最強です!うぅ、あの痛みを思い出しただけでも涙腺が緩みます。😫

話が脱線してしまいましたが、IVF( 卵子凍結 )の周期中には何度か卵胞の育ち具合を診てもらう為に、通院する必要があります。

その通院の際、ついでに看護師さんに注射を打ってもらえるのですが、私はそれを断って帰宅後に自分で注射を打っていました。自己注射は慣れると、人に打ってもらうよりも自分で打つ方が気楽に思えてきます。

薬剤を注入する際に注入のスピードが早いと少し痛みがあるのですが、自分で打つとその注入スピードも自分の痛みに合わせてゆっくり調節できます。

自己注射をなんともなく軽くできる人もいれば、まるで清水の舞台からバンジーするような度胸や勇気が必要な人もいます。私のような( 笑 )。

どちらにしても、自己注射は通常でも10日間程は続ける必要があるので、ご自分のストレスが少ない方法を IVF( 卵子凍結 )を受ける前に、少し考えておくのも良いかと思います。

🦞\ Thank you /🦞

次回【 4日目 】は、自己注射の HMG ホルモン剤についての詳細と、年齢に応じて必要な凍結卵子数について具体的にレポートしたいと思います。

こんにちは! ロブ星( ロブスター )と言います☆彡