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2020年7月 "invasion"のためのnote

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2020.07.24/26に開催されたオンライン・ストリーミング・パフォーマンス"invasion"のために書いた記事です。
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#note書き初め

「絶望的なまでの分かりあえなさ」について(4)

そんなわけで、自分の子供たちや、自分自身とさえ分かり合えないのに、それ以外の人たちと完全に分かり合えるなんて思っていません。むしろ、完全に分かり合えちゃう人がいたら、とっとと逃げ出しちゃいそうです(なんでやねん!)。なんか、完全にはわかられたくない!ってのはあるじゃないですか。 分かりあえないことが前提なんだけど、そこをなんとか工夫して分かりあおうと努力することこそが大事なんじゃないかな、と思います。それが言葉による対話だったり、言葉を使わない対話だったり、いろんな形がある

「絶望的なまでの分かりあえなさ」について(3)

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「絶望的なまでの分かりあえなさ」について(2)

大きな室内プールだったの。私たち20人くらいいたわ。みんな女。みんな裸で、プールの周りを行進させられていたの。天井の下に籠が吊り下がっていて、その中に男が一人立っているの。縁の広い帽子をかぶっていて、顔はよく見えなかったけど、私は知っていたわ、あなただっていうことを。あなたがみんなに命令していたの。あなたがどなっていたわ。私たちは行進しながら歌うの、そして、兎跳びをするの。兎跳びがうまくできないと、あなたったら、ピストルで撃って、女が一人死んでプールに落ちたわ。そうするとみん

「絶望的なまでの分かりあえなさ」について(1)

記念すべきnoteへの最初の投稿だから、もうちょっとプロフィール的なあっさりしたものを書こうかとも思ったのですが、やっぱり思い直していきなりディープな投稿。facebookやtwitterは半分以上は宣伝用だと思って書いてるので、ちょっとした毒くらいは混ざってるけど、できるだけ当たり障りないことを書いてしまいがち。noteがなんなのかはまだよくわからないまま、今、7月に発表する作品づくり(”Invasion”ー 7/24(金)、26(日)夜配信予定)の流れでなんとなく始めるこ