[Suno] "同じ歌詞"に"違う曲"をつけたらどうイメージが変わるのか?という検証
1. AI作曲だからこそできることをやってみたい!
AIで音楽を作れる様になり、たくさんの人がそれぞれのやり方で楽しんでおられることと思います。SunoやUdioが今は人気でしょうか?
私自身、前から作曲をしてみたいとは思っていたもののハードルの高さに踏み出せずにいたのですがSunoAIの登場を知り、試しにやってみたら思った以上のクオリティでびっくりしました。
とはいえ当時は今のv3.5(2024年6月現在)よりも性能は低く、2番ではメロディが変わってしまったり、JpopでいうところのBメロを作るのに苦労したり、何回も曲を生成し直すことが多かったのです。
そんな作業の中ではクレジットがもったいなくて大胆な曲調変更をすることができず(←ただのケチ)、問題なく曲が最後まで完成すればリリースするという感じで進めていました。
でも、偶然一度に生成された2曲(Sunoは一度に2曲生成されます)とも捨てがたいという状況があり、まるでガチャに大当たりした様な気分で両方とも最後まで生成してみることにしたのです。そしてもう一曲ボツにしかけていたものも含めて合計3曲作ってみてどれが人気になるのか試してみたくなったというのがキッカケです。
こんなことAIの作曲でしかできない(自分で作曲して気に入った曲ができたら違う歌詞にする)だろうなと思い、試してみました。
2. 意外な結果…
YouTubeで試してみたところ、結果は意外なものでした。私的には「ちょっと歌詞と合っていないかな?」と思っていたものが一番高評価をもらえたのです。(大した数ではないです、はい)
「なるほどー!」と思いました。苦労は比べることすらおこがましいですが、よくアーティストが「売れ線を要求される」とか「自分の思ったのと違う評価がされて辛い」とおっしゃるじゃないですか。アレってこういうことなのかも知れないな、と。
だれしも少なからず、"自分がいいと思ったものを、皆んなもいいと思う"という錯覚があるんだと思うんです。
それで、この経験をAI作曲をされているクリエイターの皆さんにもお知らせして、活動に役立てばいいな。と思いこの記事を書いている次第です。
3.どんな曲?
「なんか大層なこと書いてるけど、いい加減どんな曲なのか聞かせてみろ」という自分の中の誰かが言ったので、リンク貼りますね。(収益化なんかできるはずもないチャンネルなので、宣伝じゃないですよ)
どれが一番だったと思います?これ当たった人はワタクシよりも全然センスある方です。まあそんなこと何の自慢にもなりませんが、少なくとも自分よりセンスのないやつが一人はこの世界に存在するんだということを肴に、お酒でも飲んでください(笑)
<パラレルワールド1st>
Suno AI 使用プロンプト: chill wave, acid jazz, jazzy piano, male vocal
<パラレルワールド2nd>
Suno AI 使用プロンプト: chill wave, acid jazz, jazzy piano, male vocal
<パラレルワールド3rd>
Suno AI 使用プロンプト: chill wave, acid jazz, jazzy piano, guitar cutting, male vocal ←無視されました
4.一番人気は…
皆さんにはきっと判るのでしょう。そうです、3rdバージョンです。
歌詞を書いた本人からすると、全然合ってない。私がイメージしたものに一番近かったのは2ndなんです。今でも好きです。
でも、評価は全然いただけず💦
ここからしばらく、評価を気にしてしまう病気にかかりました(笑)。これを自分が作った曲で喰らうのですから、世の中のアーティストさん達はとてもとても歯がゆい思いをされていると思うのです。尊敬いたします。
5.最後にオススメ
世の中「 AIで作った曲なんか」という風潮がありますが、個人的にはAI作曲、お勧めいたします。
なんでか?というとですね、人気がなくても、再生されなくても、作曲するバンドメンバーに白い目で見られても(←自意識過剰)、自分の意思で生成してOKを出した曲たちをプレイリストで聴いていると癒されるんですよ。
自分の考えた拙い歌詞が、きちんとしたメロディを持って伝わってくる。
それって、今までにしたことがない経験で(曲に歌詞をつけるのとまた違うんです)、「ああ、ちょっと感動」みたいな瞬間があるんです。
ですから、ぜひぜひやってみてください。騙してませんよ。Sunoさんとも関係ないですよ。
長くなりましたが…最後までお読みいただいたアナタ。本当に本当にありがとうございます!最後に歌詞を残して終わります。
それでは、また会えたら嬉しいですー。
歌詞はコチラ
[intro]
[Verse]
いつものメンバー
誘われて行った
乗り気でもない
サクラの木の下
まだ肌寒い
強めの春風
記憶を超えて
君を連れてきた
久しぶりと
言い終える前に
僕の時間は
止まってしまった
[Chorus]
嗚呼ばかだな
すぐ触れられる距離にいたのに
いま君の街は
どのくらい遠い?
考えたって
仕方ないのに
ねえ?
[interlude]
[Verse]
「知ってるか?」という
声を聞いたって
うわの空だよ
サクラが散っても
無気力な僕
生き返らせたの
疑うくらい
強めのニュース
宝くじが
当たった気分だ
すぐに行くから
君のいる街に
[Chorus]
嗚呼ばかだな
過去の話で調子に乗って
今君の隣
どのくらい遠い?
そんなの知っても
仕方ないよね
ねえ?
[Big finish]
幸せなんて
願えないよ
よからぬことを
願ってしまう
初めて欲しいよ
パラレルワールド
[ending]
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