[Suno]"結婚式の手紙"をそのまま歌にしたら曲になるのか?という実験
普通の生活をしていて"自分での作曲"が役にたつ場面とはどんなシチュエーションか?
Sunoはとても優秀だと思っています。これからどんどん進化して、作曲が身近なものになり「芸術的な作曲」と「DIYで曲を作る」ということが用途として分かれていくのだろうなと考えていました。だがしかし、です。
「ちょっと曲を作ろうかな?」と思うのってどんな時なのだろう?という疑問がアタマに浮かびました。ChatGPTで歌詞を書いてSunoで曲を作るというのもビジネスでは有用でしょうが、普通の生活の中では作曲に憧れを持っている人以外は手を出さないでしょう。
もちろん趣味とはそういうものですが、私はこのSunoの素晴らしさを広めたいのです。単純な欲求です。誰にも邪魔できません。
そこで、タイトルの実験を思いついたのです。
この実験をすることになるまでのアタマのナカミ
Sunoを知っても作曲をしてみようと思わない原因〜「作詞」という障壁
まずは障壁を取り払うことを考えました。「人に曲を贈りたい」と思ったとしても、音楽経験もなく文章やキャッチコピーを書く仕事でもない限りこれはかなりの障壁です。そして更に、作詞というのはかなり「恥ずかしい」です。しかも、出来上がったメロディに乗せるのではなく詩を先に書くということは妄想を覗かれている様なものです。ここをクリアするのが既に無理ゲーなのでは?と思いました。
多くの人が見たことある、感動的なアレ
"アレ"などと書くまでもなく記事のタイトル通りなのですが…見つけたんです。普通に生活している中で作詞と同様のことをしているシチュエーション。結婚式で私が必ず涙する"花嫁の手紙"。わかっていても泣けるアレ。
ご両親への感謝を込めた手紙など、本来誰も見てはいけない領域だと思いますが、その時だけはみんなの前で発表します。作詞そのものじゃありませんか。
曲になるか?というギモン
この疑問を抱いていたのは一瞬だけなのですが(すぐ実践した)、普段の作詞の時、私自身が非常に気を付けていることの一つが"文字数"です。
はたして文字数を全く考えずに、メロディの割り振りも気にしない手紙が曲として成り立つだろうか?という不安がありました。変なところで切ったりして、かえって興醒めなんてことになるんだろうな…と思いました。
無謀な実験の結果発表
ルールを設けました
作品を生成する前に一つだけルールを設けました。
それは「生成は5回まで」ということです。生成を何回もすれば偶然良い曲ができることもあるでしょうし、もしかしたらその一回だけでその後は際限なく生成し続けなければならないなんてことになりかねなく、そうなったら皆さんのためじゃなくなってしまうので。
その中の良かった曲で4分に収まらなかった曲だけを Extendしました。
どんな曲になったか?
それでは、3パターンの完成曲をお聞きください。手紙の内容は全て同じです。
<No.1> Style of Music: ballad, happy piano
<No.2> Style of Music:
<No.3> Style of Music:
ちょっとビックリするほど曲になってると思いません?
実験は5回だけですが、ちょっとだけ区切りがおかしかったりしますが大きく破綻しているところはないので、改行とかでちょっと区切ってあげたら抑揚もハッキリしてくるかも知れません。
気をつけるべき点
Style of Music について
検証回数が5回なので確実ではないですがジャンルをBossa Novaにすると、どこかで話し言葉になります。2回生成して4曲中の3曲がそうだったのでそうなる確率が高い様な気がします。
歌詞内でのコマンドについて
実験趣旨から今回は実践していないですが[verse]と[chorus]ぐらいは指示してあげたほうが良さそうです。Sunoさん、v3.5でかなり汲み取ってくれる様になったので。あ、あと改行と段落(?)も付けたほうが良いかも。
まとめ
保存用なら十分使える
せっかくの手紙を自分用に曲にしておくとか、娘さんからもらった手紙を曲にして将来お孫さんに聴かせたいとか(怒られるとは思いますよ)の目的であれば今回の感じで十分かと思います。無料プランのままで良いしね。
他人に聴かせるには試行錯誤が必要
例えば結婚式の二次会で流したいとか、自身のSNS様に使いたいとか、他人に聴かせることが目的であれば、曲を聴きやすくしてあげる工夫は必要でしょう。
他のことにも使えそう
何も気にしなくてもこれだけ曲にしてくれるなら絵描き歌とか、料理レシピの歌とか、ミント塾さんがこの記事の中で言われている様に受験生の暗記の手段として活用できそうですね。
試して欲しいことがあれば教えてください
お一人でもいらっしゃれば有料記事にはなりますが一番お安い設定で記事にしたいと思います。(自分の曲を作る時間を削るので、ご勘弁を)
では、またお会いできたら嬉しいですー
あ、歌詞貼るの忘れた。
<歌詞>
(というか手紙の内容)
お父さん、お母さん
お父さんとお母さんのおかげで、こんなにも幸せな一日を迎えることができました。この式に二人がいてくれることが、私にとって一番の幸せです。
小さい頃からずっと私を大切に育ててくれたこと、本当に感謝しています。どんな時も私の味方でいてくれて、たくさんの愛情をそそいでくれたこと、今でも心に深く残っています。お父さんの厳しさと優しさ、お母さんの温かい支えがあったからこそ、私は今日ここに立てています。
反抗期の時には二人にはとても迷惑をかけたと思います。特にお父さんには辛くあたった記憶があります。あの頃の私を温かく見守り、支えてくれたこと、本当に感謝しています。これからもしも私たちに子供ができたら、同じように反抗されるのかなと考えることがあります。その時にはぜひアドバイスをお願いしますね。
これからは、しんじさんと二人で新しい生活を始めますが、どんな時もお父さんとお母さんから教えてもらったことを胸に、力を合わせて頑張っていきます。お父さんとお母さんに誇れるような家庭を築いていきたいと思います。
どうか、これからも温かく見守っていてください。そして、たまには二人で私たちの家にも遊びに来てくださいね。これからも変わらず、よろしくお願いします。
最後に、お父さん、お母さん、本当にありがとう。
心から感謝しています。
かなより
※ちなみに、ちゃんと曲が終わる様に[outro]だけ付け加えました。
6/15追記:興味を持たれた方のために、Sunoのリンクと簡単な使い方書いておきますね。もっと詳しいのは、検索するとすぐに出てくると思います!
Suno初めての使い方
1.左上の"Create"を押す
→2.Googleアカウントなどでログイン
→→3.左上の"Custom"のスイッチをオンにする
→→→4.四角の窓の中に歌詞を入れる
→→→→5."Style of Music"を入れて(とりあえず Ballad だけで良いです)Createボタンを押したらOK!
※一回の生成で2曲できます♪楽しんでください〜(^o^)
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