ご報告

お騒がせしております。
2022年11月3日に「Colaboに採用を取り消され無職になった話」を投稿しました。
その後、Colabo側から初めて謝罪の連絡を受け、後日それに対する補償について話す場に呼ばれました。
その件についてのご報告です。

結論から言うと、採用取り消しを受けたことで自分が失ったものや被った精神的苦痛に対して、十分とは到底言えない補償内容を提示され、交渉は決裂しました。
私はColabo側の杜撰な採用活動や誠意の感じられない態度などについて事細かに説明を試みましたが、Colabo側にそれを聞く姿勢は一切なかったようで、私の主張はすべて無視されて終わりました。

大きな敗因として、Colabo側から
労働者に圧倒的に不利な労働条件を提示されたにもかかわらず、私がそれを呑んでしまったことが挙げられます。
労働者に圧倒的に不利なその労働条件に対して、Colabo側は「皆その条件で採用している」と言ったのです。すなわち、Colaboに入職するには必ずその条件を受け入れないといけないということでした。
私は、提示された条件に納得はできなかったものの、Colaboの仲間になりたいという一心で、労働契約を交わしてしまいました。

本件について、複数の弁護士の方々に相談をさせていただきましたが(※)、
どの弁護士さんも、「その労働条件は(違法ではないが)普通あり得ない」とおっしゃっていました。
ですが、「普通はあり得ないその条件に労働者側が合意した」ということを論拠に
Colabo側は大変微々たる補償内容でこの話を終わらせようとしてきました。
立場の差を利用し、圧をかけて成立させた契約を理由に「合意」が成立していると主張するAV出演強要のやり口を彷彿とさせるようでした。

※ 利用したのは無料相談のみで、正式な依頼はしていません。
仕事を失ってしまった以上、弁護士費用を払う経済的余裕はなく、一人で闘うことを選びました。

私はその活動内容から、Colaboは正義の心を持っていると信じ込んでいました。
しかし、それが原因で自らの身を守ることが出来ませんでした。
ある局面で正義の側に立っているからと言って、すべてにおいて正義であるとは限らないのだ、ということを身を以て感じました。
私が最も純粋で、最も愚かなColaboの信者だったのだと思い知りました。
教祖にとって、信者ほど都合よく扱える存在はありません。

どこまでも甘い私は、Colaboから「補償をする」という連絡を受けた際に
「きちんと解決する気があるんだ」と考えてしまい、
納得のできる解決が叶うのだと信じていましたが、

そもそも、応募者が前職を辞めた後に恣意的な理由で採用を取り消したり、
告発記事が拡散されるまで謝罪がなかったり、
問題解決のための話し合いの場が設けられるまで随分と待たされたり(約4か月後でした)した時点で
雇用者としての誠実さ、信頼性に欠けているわけで、
そのような団体が、労働者の立場を慮った解決をするなどと期待してはいけなかったのです。
Colaboへの心酔から、Colaboが善であると解釈したかった己の愚かさに気づかされました。

Colaboに正義に則った対応をするつもりなど、端からなかったのです。
Colaboに呼ばれた話し合いの場での交渉が決裂した後、再度話をすべくこちらから連絡をしても何の音沙汰もありませんでした(交渉の決裂を理由にこれ以上の話し合いに応じなければ、Colabo側としては一切の補償をしなくて済むからでしょう)。

このような不誠実な団体に入りたいと思ってしまった自分が本当に情けなくてたまらないですが、ここまでくるともはや怒りも悲しみも失望も通り越して呆れてしまいます。

和解が成立したわけでもありませんが、Colabo側から何の連絡もなく、これ以上関わろうとしても疲弊するだけなので
今回の件は詐欺に遭ったのだと思うことにして、忘れようと思います。

本件に関してのご報告は以上です。
話し合いの場に呼ばれるまで時間がかかったため、報告も遅れてしまい申し訳ありませんでした。
コメント等で温かいお言葉をくださった皆様、拡散にご協力くださった皆様、ありがとうございました。

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