汚点(おてん)だらけの

高校から一緒に進学した奴が「こいつバイト始めてもすぐトぶねん!笑」と言い触らしたせいで大学デビューは失敗です、優等生キャラでキャンパスライフを謳歌する計画は早くも崩れ去った。
そこから出会って数日の人達にも馬鹿にされるまで落ちぶれて「バイト始めろ」と「彼女作れ」を毎日毎日繰り返し言われてほんーーーーーまうんざりでっせ。
昼休みが俺の現状言い訳発表ターイム!になってるのは頂けない。
別にバイトせんのは大学が思ったより忙しいからやし彼女はいらへんしてか彼女欲しかったら何かしらの行動は起こしとるがな、何もしてないってことはそうゆうことやねん分かるか?

とりあえず色んな人に話しかけてみるぞ〜!と意気込んで知り合いが増えて、俺を介して仲良くなったその知り合い達がApexやらスポーツやらの話題で盛り上がって、ちょっと待って下さい。
僕その話題に全く付いていけないんですケド。

紆余曲折の成り行きで入った軽音部のオリエンテーション案内を思いっきし見落としていて(あちら側のミスだったらしいのでセーフ)別日に部長とマンツーマンで説明を受けた、親切にやって下さって申し訳ない。
その後スタジオに置いてあったアコギで数年前に良く弾いていた風をあつめてを30分間ポロロンしたあと帰った。
知らない人がいっぱいで話しかけようにも各々が真剣に楽器を練習している状態なので何か怖い。

大学に居る大人達は授業の上手い下手いは別として漏れなく知性が滲み出てて凄い、そんな中で一人の教授と数十分間二人で話す機会があった。
俺の身の上話をしていく中であ、こりゃ言わなあかんトコやな……という場面が出てきて「僕あの中学校の時に鬱病になってそれであの…そうなんですよはい…」と伝えた。
必要性が無い限りそんなこと言わないし言いたくもないけど言わない方が不自然だったのでしゃーない。目は泳いだし急に頭を掻きむしり始めてめちゃくちゃキョドってしまった。
そしたら「実は私も若い頃そうだったんですよ」と言って昔の話を聞かせてくれた。30年前まで鬱で、そこから今まで躁らしい。
「だから常にテンション高くて、笑いすぎって怒られることもあるんですよね!」って羨ましいな。
研究室のパソコンに貼ってあるという付箋を剥がして見せてくれた、「考えなくても良いことは考えない」と書かれている。
いつもならそんな当たり前なこと言われましても……と斜に構えてしまうけどその日はその言葉が何だかとても心に沁みた。
もう1つ格言を教えてくれたけどそれは忘れた、すみません。

数か月していなかった夢精をここ数週間で3回した。早寝早起きの生活リズムが俺に生命力を取り戻させてくれたのか。
そういや母親が占い師に言われたという「息子が19歳でデキちゃった結婚する」という予言は当たるのだろうか、タイムリミットはあと半年。
母親はそれを恐れてかシンプルに教育としてか定期的に「避妊しいや」という事を表現をぼかしながら伝えてくるけどそんな心配は一切しなくて良い。19年と6ケ月生きたお前の息子は避妊がどうとかのステージに居ないことに気付いてくれ。恋人が出来る気配も全くないから安心してな。それは逆に安心できないよな。ごめんな。


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