見出し画像

学会員インタビュー⑨京鉄大納言さん

天海春香学会Vol.3出版企画として、「学会員」のみなさんへインタビューを行うシリーズ企画。

第9回は、京鉄大納言さんのインタビューをお届けします。

インタビュー:スタントン
文:そにっぴー

———

京セラに来る天海春香概念

――よろしくお願いいたします。

京鉄大納言:
よろしくお願いいたします。

――京鉄大納言さんは何か最近ハマっているものはありますか。

京鉄大納言:
最近というか昔からですけど、野球を見るのが好きです。ずっとオリックス・バファローズが好きで。何年目かなあ、アイマスより長いですね。小学校3年生ぐらいから見てるので、12年くらいずっとオリックスを応援し続けています。

――私(スタントン)は同じパ・リーグの千葉ロッテマリーンズが好きなのですが、オリックスにはどういったきっかけでハマったんですか?

京鉄大納言:
大阪や神戸って、今はどうか分からないんですけど、オリックスって昔はお世辞にもお客が入らなかったんです。なので、小学校や中学校とかで、子供はタダで大人は半額みたいなチケットをどんどんバラまいてたんですよ。お客さんが来るように。自分は興味を持ったので、じゃあ見に行ってみるかって形で見て、そこからですね。2012年ですから、李大浩(イ・デホ)がちょこっといて、T(T-岡田)が中枢でバンバン打ってた時代で、ああこのチーム面白いなあ、と応援し始めたんですよね。

――韓国の李大浩(イ・デホ)選手と、それからT-岡田という今もいるベテランの選手ですね。お2人ともパワーのある選手です。オリックスって、ロッテファンの私(スタントン)から見るとパワーを使った野球をするイメージがその当時ありましたね。

京鉄大納言:
そうですね。オリックスってお金あるんで、親会社が。だからカブレラとかラロッカとか、ローズとかバルディリスとか、色んな外国人を集めて、ビッグボーイズ打線とかいろんな形で、パワーある選手を集めて――球団の方針というか魅力なんでしょうね――そういったのが特徴的なチームでした。だから力のある人がいるイメージでしたね。

――なかやまPさんと先日インタビューさせていただいたんですけど、なかやまさんはヤクルトファンです。去年はヤクルトとオリックスが日本シリーズで戦いました。最近オリックス強いですよね。

京鉄大納言:
オリックス、なんか知らんけど強いですよね……。去年は5位になればいいかと思って、太田とか育ってくれればいいなと思ってたんですけど、なんか交流戦からバンバン打ち始めてみんな調子よくなって、なんか優勝しちゃった……みたいな感じです。自分自身も、ファンが言うのもなんですけど、なんでこうなったんだろうと思うんですよね。

――おめでとうございます。

京鉄大納言:
山本由伸がいるから山本次第でなんとかなるかなあと思ってたんですけど、凄かったですよね。去年はめちゃめちゃ楽しかったです。そのせいでアイマスがちょっと疎かになっちゃいましたけど(笑)

――山本由伸という日本代表クラスの凄いピッチャーがいるので強いですね。そんなオリックスですけど、春香さんとオリックスの試合を見に行きたいですか?

京鉄大納言:
そうですねえ、オリックスは本拠地が京セラドーム大阪って所なんですけど、野球をあまり見ない人にとって京セラはコンサートのイメージが強いんですよね。

――そうですね、ドームツアーで寄るところっていう。

京鉄大納言:
まあ大阪公演といったら大阪城か京セラか、そのどっちかみたいな感じです。春香さんにとって野球場といったらコンサートだから、仮に一緒に行ったら「私が来たときとは全然印象が違いますね~!」って言ってくれそうです。

――確かに。春香さんとしてはコンサートをやること前提で会場を見ている可能性もありますよね。例えばピッチャーの立っているマウンドの位置がスタンドから見るとこう見えて、とか、あそこの距離がこのくらいで、とか。そういう目で見ちゃうかもしれないですね。

京鉄大納言:
話を戻すと、オリックスの試合を一緒に見るかというと、微妙ですね。

――微妙ですか。

京鉄大納言:
何て言えばいいんでしょうね、最近パ・リーグの球場は、オリックスに限らず、楽天、ロッテ、日ハムとか、野球以外にもいろいろ力を入れてるじゃないですか。

――そうですね、食べ物とか美味しかったりしますよね。

京鉄大納言:
球場メシとか美味しかったりします。最近オリックスは女性のファン向けに「オリ姫」というものをやっていまして。オリックスの女性ファンを「オリ姫」と呼ぶんですけど、1年に1回オリ姫向けにイベントやグッズとか、野球をあまり知らない人でもそういった楽しめるようなものがあります。春香さん自体は、野球のルール教えて見に行くこと前提ですけど、色々楽しんでくれるかなって思います。

京鉄大納言:
問題は試合展開なんですよね。オリックスって基本、めちゃくちゃ打つかめちゃくちゃ打たないかのどちらかなんですよ。

――ふふふ(笑)ハマるときはハマるし……

京鉄大納言:
打たんときはほぼ打たない(笑)。

――先日けっこうニュースになってたので名前だけは知ってる方も多いかもしれないですけど、私(スタントン)贔屓の千葉ロッテの佐々木朗希選手が、完全試合といって1人もランナーを出さない試合をしました。それもオリックス戦でしたね。

京鉄大納言:
もし仮に(春香さんと一緒に)見に行くとしたら、ソフトバンクにめちゃくちゃ強い千賀という選手がいて、山岡VS千賀の試合とか見に行くと本当に0-1で終わりそうで怖いんですよね。

――ひたすら三振を取ったり打ち取ったりして、1点を争う試合になりそうですね。

京鉄大納言:
しかも初心者やあまり(野球を)見ていない人と行くのであれば、だいたい1塁の内野というところで見ると思うんですけど、内野から見てもなあ……あんまり見えないんですよね。本当に球場のフェンスギリギリのところぐらいでようやくちゃんと見えるという感じです。

――そうですね。選手の顔を見るのであればフェンスギリギリのところまで近寄ったり、あとはバックネット裏という、野球中継で見えるキャッチャーの裏側らへんとかの方がいいですよね。

京鉄大納言:
まあ春香さんは春香さんで絶対人を傷つけるような子じゃないと思うので、色々楽しんでくれると思うんですけど……もし仮に0-1であったり、0-0とかだったときどうしようとは思います。

――分かりやすく、ホームランがたくさん打たれた試合とかだと盛り上がりがよくわかると思うんですけど、玄人ウケする試合展開だとちょっと難しそうですね。

京鉄大納言:
ルーズヴェルト・ゲーム』みたいに8-7で勝ってくれれば楽しんでくれると思うんですけど、まあ野球ってそううまくいかないもんなんですよね。

春香好きとしてあるべき姿

――学会誌の話に移ります。今回は3回目のご参加ということで、ありがとうございます。

京鉄大納言:
こちらこそ。

――Vol.3が動き出したときから参加しようと思っていらっしゃったのですか?

京鉄大納言:
参加しようと思ってましたね。色々候補も決まっていて、こういうこと書きたいな~とかいくつか案を立てて、それぞれ書いてみて、上手くいかないのがあれば消去法で消していって、一番良いやつをポンと載せる感じなんです。なので参加するなら先陣を切って参加しようと思っていました。これは元々Vol.2のときにおまけで載せて、文字数オーバーで消去したやつなんです。

――そうですね。『いつでも使える!天海春香の売り込み術』という題で前回Vol.2の原稿のおまけで載せていただいてたんですけど、本題のページ数をはるかに超えていたので、カットさせてくださいってお断りしちゃったんですよね。

京鉄大納言:
まあしょうがないよね、という形で消しちゃいました。(今回は)SSにしようかな、それとも普通に怪文書を書こうかなとか色々考えた結果、怪文書といっても俺の書く怪文書は本当に”怪”文書だからなあとボツにして、SSも上手くまとまらずボツにして。じゃあもう前書いたVol.2のやつを色々修正してボリュームもうちょっと増やして載せよう、というのが今回のやつです。

――ということでVol.2のときから温めてくださったものをご寄稿いただきました。京鉄大納言さんは大学で社会心理学系とか投票行動だとか、そういった勉強はされていらっしゃったのですか。

京鉄大納言:
一般教養で友達がとるから自分もとるかあという形でとって、あ~意外と心理学面白いなあと思って。自分は人文系の歴史専攻なんですけど、理系の心理学も面白いなあ、これを春香さんでやったら面白くね? と思って書き始めました。

――ありがとうございます。実は私(スタントン)は大学で政治学科だったので、けっこうやってた分野なんですよ。なので面白いなあと思いながら見させていただきました。私もやったことあるんですけど、春香さんのダイマとか投票に結び付けるにはどうしたらいいか、に実際の政治の理論を援用して当てはめてみるという試みがすごく面白かったです。

京鉄大納言:
やっぱりそうなんですね。アイマスの人気投票系全般に言えることですけど、投票企画が多いですからね。

――1周回ってここ1,2年は無くなった傾向にありますけど、全体的に見ると投票することってありますよね。

京鉄大納言:
投票することが正義というか、投票して人気がナンバーワンで一番良かった奴がリーダーになるべきだ、とかそういう考えなんでしょうかね。

――最近だと雑誌「BRUTUS」の企画で、765ASだと律子が表紙を飾りました。ああいう企画も結局は投票でしたしね。基本的には投票を行って票数で勝ち負けを決めた方が民意に合っている、ということだと思うんですけど、それをある程度操作できたりとか、攻略法としてその票数を増やすことができるので、そこに頑張ってプロデューサーさんがアピールをしたり宣伝を打ったりする、という流れですよね。

京鉄大納言:
そうですね。ファイナルデイの投票も、言い方は悪いですけど(票の)誘導合戦になっちゃうんですかね。

――誘導合戦になることもあるかもしれないんですけど、京鉄さんがVol.3で書かれているように「相手も自分も楽しい布教を」(49ページ)とあります。こういう理論を知った上で楽しく布教することが京鉄さんにとって理想なのではないかなと思います。

京鉄大納言:
そうですねえ、アイマスに限らず、野球でもそうですし他の分野もそうですけど、布教というのは重要です。春香の魅力だったりとか千早、律子の話だったりとか自分の(好きな)ことを知ってほしいという欲求というのはあるんですよね。春香さんに限らずオリックス、好きな歴史のことを知ってほしいだったりとか。知ってほしいという欲求が布教に繋がると思うんですよね。
これは個人の見解ですけど、春香さんの魅力、アニマスのここが良いよとか、春香さんのリボンのここが良いよとか、そういったことを相手にどんどんどんどん伝えていって、相手も「あ、春香ちゃんってかわいいし、あいつが言ってるんだったら興味あるなあ」という形で広がっていく……というのが自分としては理想ですね。春香さんのことを知ってくれる人が増えるのは嬉しいですし、自分の春香さんに対する思いを相手に共感、共鳴してもらえれば嬉しいです。
それがどんどん行き過ぎていった結果、相手に対して行き過ぎて「自分が春香さんのことが好きだからお前も春香さんの魅力伝わるよな?」みたいな形で欲求がエスカレートしていくと、布教というものが明後日の方向を向いてしまうと思うんですよ。

――そうですね。

京鉄大納言:
最近どうなのか分からないですけど、ライブとか行って騒いでる、ようわからん人もいますよね。騒いで暴れたりとか、アイマスのタオルやペンライトを振り回して迷惑行動する人とか、他のコンテンツとかの抗議する人とか。行き過ぎた結果そういう行動に繋がるのかなと思うんですよね。自分が好きだからお前もそう思うよな、というのが強まっていくとそういった行動に繋がっていって、最終的には「天海春香が好き」じゃなくて「天海春香が好きな自分が好き」になる人が多くなると思うんですよ。天海春香が好きでずっと応援して、それが行き過ぎると天海春香が好きな自分が好きな、変な状態に陥ってしまう結果、ああいう行動に結びつく。
全部全力で書いているんですけど、特に「その3.友人にアイマスを勧めよう」(48~49ページ)で、言ってしまえば自戒のつもりで書いているんですよ。

――「相手も気持ち良くなれるようなケアを考えながら春香を勧めていく」(49ページ)という一文もありますよね。

京鉄大納言:
そういうことです。自発的に干渉しない心得という事で。この心得は春香Pの心得にしてほしいですし、自分の心得にしなきゃいけない、そんな内容なんですね。天海春香が好きで天海春香のことをずっと追っている人が行き過ぎてしまった結果春香の顔に泥を塗る、という状態にはなってほしくないんですよね。天海春香のいちファンとして。

――そうですね。京鉄さんがここでまとめられていた色々な理論だとか効果を踏まえた上で、この心得を持って活動してほしいなという感じですね。

京鉄大納言:
自分の春香さんに対する気持ちを見失ってほしくない、というのが「その3」に書いた内容ですね、干渉しないとか。春香さんの魅力を伝えるときに変な行動をして逆効果になったりして春香さんのアンチが増えてしまったら元も子もないので。

怪文書と尊いイラストに定評のある学会

――他の作品についてお伺いします。読んでいて頭に残った作品はございますか。

京鉄大納言:
じんさん『天海春香、足りてる?』が残りましたね。これが怪文書かあ! って感じです。こんな正攻法な怪文書久しぶりに見たぞ、って……。

――「そう、『アマミ酸』です」(76ページ)って……。

京鉄大納言:
最初から「体は天海春香で出来ている」(75ページ)って書いてあって、これが怪文書だ! 素晴らしい! って思いました。生物学的な話ですね、自分は生物はほぼ忘れちゃったんですけど、すごいなあ……まさか生物の知識と天海春香さんの知識をここまで合わせるかと驚嘆した次第ですね。すごいですね。「最も大切なもの」「天海春香でしょう?」(いずれも76ページ)って……。

――そうですね。だからこそ『天海春香、足りてる?』っていうタイトルが効いてくるんですよね。

京鉄大納言:
あともう一つ、兎爺さん『コラム:はるかさんの分裂に関する最新研究』ですね。

――こちらもじんさんと似たテイストで、生物学っぽいですよね。

京鉄大納言:
はるかさんがなんで分裂するのかをこんな真面目に書いてくれて、ああなるほどなあと。実際にはそんなことないと思うんですけど、「だから分裂するんだー、わーすごーい」ってなぜか納得しちゃった作品です。

――そうですね。理論化してしてますからね。

京鉄大納言:
「ハル素仮説」とか……。いいですよね。図まで丁寧に載せてくれて。そもそも「ハル素」ってなんだって話ですけど(笑)。やっぱり知識があるとこういったものが書けるんで、羨ましいなあと思った次第です。
後はそうですね、他の方も話されていますが、なかやまPさん『リボンの装着位置の観測による10年後の天海春香予想』もよかったですね。リボンってこんなに位置変わってるんだなあって。「10年後の天海春香」というテーマでこんな作品が来るとは思わなかったんですけど……

――このテーマでこの作品が来るのか! と運営もビックリしました。

京鉄大納言:
本当にそうです。なんでリボンの装着位置でウェゲナーの大陸移動説が出るのかって思ったんですけど、「そうなんだなー動くんだなー」と……面白かったですね。
あとはイラストなんですけど、らすぼすさんのフォーチュンガールのイラスト。かわいいですよね。タロットカードの「恋人」に適任だなあって、運営はよくやったなあと思っています。ちゃんと太陽も刺してますし。もっと拡大してカラーにして部屋に飾りたいですよね。

――皆さん100億人くらいそう仰っています。

京鉄大納言:
祭壇の真正面に飾りたいですよね。
後はですね、薫る風さんのイラストですね。あれも良いですよね。薫る風さんは宮崎の人で、宮崎の駅だと思うんですけどこれ。綺麗な対比の作品です。千早と春香さんと自分で宮崎行きたいですね。

――薫る風さんとのインタビューの中で宮崎のオススメスポットとかお伺いしたので、是非春香さんと千早ちゃんと京鉄さんが宮崎に行かれる際は参考にしていただければと思います。

京鉄大納言:
あとはKabazirouさん『アニメ「アイドルマスター」における春香回について調べてみた』も良かったですね。これすごいなと思って。

――どういうところがすごいと思いましたか。

京鉄大納言:
丁寧ですね、やっぱり。ちゃんと計測してますし、調査方法をちゃんと載せて、それに則って計測して、考察も述べて。すごいなあと思います。参考になりますしね、春香さんを見たいってなったときに。

――そうですね。アニマス放送後10年の歴史の中でも、こういうアプローチで春香回について論じられた方って多分いらっしゃらなかったと思います。貴重な資料です。

やっぱりアイドルを

――今回、「10年後の天海春香」という特集テーマを設けました。京鉄さんが思う10年後の天海春香はどうなってると思いますか。

京鉄大納言:
どうなってるんでしょうねえ……。アイドルをやってるのかなあ。春香さんがアイドルをやっている理由ってトップアイドルになることだから……10年後もアイドルをやってるんじゃないですかね、やっぱり。10年後なんてほんと分からないですからね。でももし春香さんの10年後っていうのであれば、自分が思うのは、アイドルをやりながら女優業をやって、女優業に半分シフトしながらアイドルの活動をし続ける、だと思うんですよね。自分の願望だと思うんですけど。

――女優など活動の場を広げつつも、アイドルをやっている、というのが理想ですか。

京鉄大納言:
理想ですね。バラエティアイドルになるかもしれませんし、朝日奈央ちゃんみたいになるかもしれませんし、もしかしたらアイドルをサッと辞めてももちみたいに自分の夢をかける可能性もありますしね。でもやっぱり自分が思うのは、女優業をやって、アイドルもやって、日本を代表するような女性としていてほしいですね。

怪文書犯行予告

――もしVol.4があるとしたら、どんな作品を書きたいですか。

京鉄大納言:
一回、怪文書を書いてみたいんですよね。

――ああ~、運営が困るやつだ(笑)

京鉄大納言:
じんさんや兎爺さんの作品見てたら怪文書いいなあって思い始めて……。でも自分生物の知識ないからどうしようかなって考えて……。「ファイナルデイ春香はどういった政治体制を敷くのか」みたいな。

――面白そうですね。査読頑張ります。

京鉄大納言:
あとはファミスタで春香さんがコラボしているじゃないですか。ファミスタの春香さんのデータをパワプロとかで作って、30年くらい回して、成績を何回もシミュレーションして、ナムコの運営は天海春香の野球スキルをどう思っているのか、というのを調べてみたいと思います。考えるのは自由ですからね、色々考えています。

――誤字脱字の意味の怪文書でなければ歓迎です(笑)

扇の要

――最後の質問です。実は天海春香学会って毎回「あなたにとって天海春香とは?」という質問をするんですよ。

京鉄大納言:
そうなんですかー!

――……まあ今まで2回やっていただいているんですが(笑)。

京鉄大納言:
(笑)

――前回Vol.2は「色々な可能性を見せてくれる人」と表現されていまして、その前Vol.1では「阿弥陀如来に近い存在」と仰っていました。それ以外の言葉で表現するなら……あなたにとって、天海春香とは。

京鉄大納言:
別の人が言ってるかもしれないなあ……それでもいいですか?

――もちろんです。

京鉄大納言:
天海春香さんって本当にプロデューサーさんごとに色んな天海春香がいると思うんですよね。春香さんはかわいくて正統派アイドルなんだという人もいますし、ハルシュタインみたいなカッコいい春香さんが本当の春香さんだっていう人もいますし、みんなをまとめるリーダー的な存在としての春香さんが好きな人もいますし、色んな春香さんがいると思うんですよね。でもこれだと「色々な可能性」と同じで……

――色々な春香さんがいる中で、では京鉄さんはどう答えるのでしょうか?

京鉄大納言:
野球に例えます。春香さんは……こう言ったら春香さんが好きな人に申し訳ないですけど、華やかさとしては美希に劣るかもしれないし、千早みたいな歌は歌えないかもしれないですけど、「いなきゃダメ」なんですよね。野球で言えば「キャッチャー」、扇の要。キャッチャーって、本当にいなきゃダメなんですよ。投手に指示を出したりとか、守備隊系とかいろんなことを決めるのもキャッチャーですし、アイマスや765プロのリーダーとしてみんなをまとめる存在だと思うんですよね。もし美希がリーダーだったら765プロは持たないと思うんですよ、ファンには申し訳ないですけど。やっぱり春香さんみたいなバランス感がある人、いわゆる扇のキャッチャーみたいにどっしり構えてみんなの意見を聞いて。アニマスで千早を見放さなかったように他の人の気持ちも考えられるような、扇の要みたいな人物だと思います。

―――

野球トークに花が咲いたインタビューでした。

「天海春香学会Vol.3」、そして新刊の「Costumes!天海春香16歳 厳選衣装図解&コラム 合同本」につきましてはBOOTHにて頒布中です!

そして、5月22日に開催される765プロダクションオンリー同人誌即売会、「IDOL STAR FESTIV@L 09」への参加が決定いたしました!

お楽しみに🎀


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?