よすがを紡げ、『HAPPY LUCKY GIRL!』


ある人に曰く、幸せとは相対的なものらしい。
他人に起きた事や、自分に起きた他の事とを比較して感じるものだとかなんとか。

また別の人に曰く、幸せとは受け取る側の気持ち次第だとか。
どんなに幸福なことでも、受け取る側がそれを幸福と思えなければ幸せたり得ない。
また、一見不幸に見えることも、受け手次第で幸せになることもある……らしい。


これについて僕は、後者の方が好ましく思う。

幸福というやつはいつだって僕のそばに寄り添っていて、こちらが気づけば向こうも微笑んでくれるのだと、そう思いたいから。

その中の一つが今、こうして目の前にある。
相変わらず雑多に物が積まれ、物の置き場もないような自室の机の上に。
その場しのぎで物を退けて作られた聖域の、その中央に恭しく置かれて。

『HAPPY LUCKY GIRL!』

表紙から笑みを投げかけるその一冊は、間違いなく僕にとっての幸福そのものだった。

形と質量を持った幸福が、確かにそこに存在していた。



やってまいりました。夏の怪文書第2弾でございます。

夏がまだ浮かれ気分で巷をうろついている今日この頃。オタクはクレイジーケンバンドの『せぷてんばぁ』とLampの『明日になれば僕は』ばかり聴いていますが、いまだに9月という実感が湧きません。
(とか書いてるくせに公開してるタイミングは10月になりました。遅筆)

ついこないだまで椎名林檎の曲聴きながら「忘るまじ忘るまじ」言ってたはずなのになぁ。
夏コミまでは異様に長く感じたのに、すぎるとマッハで終わってた気がします。
マジで長く短い夏だなって。

さて、なんでこのタイトルかって言ったら、毎回恒例、必要なのかわからない"あとがき"部分を書いていたら思い付いたからです。
本編にはあんまり関係ねえんじゃねーかな……

なのでいつも通り書き連ねていきましょうか!


……と、その前に、あいどろっぷす氏のお写真を直接褒める文を書いたんですが、ちょっとだけ長くなったので別記事として出すことにしました。
氏におかれましては、URLをお送りしましたのでそちらから見ていただきたく。

それと、氏から薫陶を受けたウトラさんがどんな写真を撮られるのかも気になってます。
氏の技術と、ウトラさんの芸術的センスが揃った時、どんな化学反応が起こるのかなって。

あと、いずれはウトラさんを褒め倒す文も書きたい〜!素敵な人物の素敵なところを文字にして伝えるって楽しいので。
なかなか思った通りに表現しきれないのがもどかしいけどね!

それじゃあ、そろそろ本題に入りましょうか。
なるべく短くはします(当社比)


追記:だめでした♡



表紙について


表紙とはつまるところ、本の顔である。
ミスリードを意図したり、トリックを仕込む目的でもない限りは、その本の内容を的確に表すものでなければならない……というのが僕の持論。
だけど概ねその認識に間違いはないんじゃないかとは思う。

なぜそんな話を?と問われれば、この本の表紙は完璧なまでに本の内容を表しているからだ。

つまり本の内容であるイトウさんの可愛さが全面に映し出されていて、その内容についても確信を与えるものである。絶対最高だ、この本。


どんな内容かについてはこうです。(狂信者スイッチ・オン)

これは世界一可愛いイトウさんの素敵なコスプレを、あいどろっぷす氏やラヴィラヴィさん、kenoさんの神技で写真に収め、ウトラさんの美麗デザインで飾り立てた、楽園への片道切符なのである!
この本を読む前と後で君の世界はがらりと姿を変える!
なぜなら君はこれから視覚を通して楽園を旅する事で世界の美しさと、イトウさんと同じ時代に生きる喜びを知るからである。そしてその世界は非常に色鮮やかだ。彩りに満ち、つい笑顔が溢れてしまうのだ。
だから今後この本を手に取る人、手に取る予定の人に僕が投げかける言葉はひとつだ。


綺麗なお姉さんは好きですかっ!!!
(ナショナルのCMか)


前置きはこれでバッチリ。ちゃんとオチも付いたしね。
じゃあ具体的にどこが好きなのかって言うと、まずは瞳。
朝露を纏った南天の実が、太陽の産声を受けてキラキラと輝くような希望に満ちた瞳だ。難を転じて福としてしまうような、幸運少女ラッキーガールの視線がそこにある。

眉も素敵だ。
丁寧に整えられた眉が美しく弧を描きながら、輝く瞳の上に虹のように掛かる。凛々しさすら覚えるこの感覚を文字にするのはなんと難しいことか。

頬も良い。
この赤みが表すのは、まさしく10代の少女の血色の良い頬だ。正しく紅顔と呼ぶに相応しい。
桃のようにほんのりと染まり、真珠のような滑らかさを見せる。

そして口元は二日月のように見事な曲線を見せる。
引かれた紅は薄桃色で、唇は水菓子のような瑞々しさと光沢を持っている。

ところでエンジェルラダーと呼ばれる気象現象をご存知だろうか。厚い雲の切れ間から光が差し込み、さながら天から梯子が降ろされたかのような美しい光線を地上へと無数に解き放つ。
イトウさんのファンにとって一番わかりやすいのは、『Five』のリッキー編で、八角形とその頂点に区切られた見開きページの中央の写真だろうか。
「幸運の先触れ」なんて言われる事もある、その神秘的な現象を、僕はイトウさんの鼻梁に反射する光を見た瞬間に思い出した。

ああ、やはり顔のパーツ全てが限りなく美しいのだ。あるべきものが、あるべき大きさで、あるべき場所に。道理で何度見ても見飽きない訳だ。
「美人は三日で飽きる」などと戯けた言葉があるが、少なくともイトウさんはその例外だ。

そしてそんな素敵なお顔で繰り出す表現力っすよね。先日のバニーのお写真を見てその感覚が強まりました。美貌もトップクラスなのに、さらに演技派な名女優ですよ。竜に翼を得たる如し。
時に可憐に、時に凛々しく、場面に合わせて必要な表情ができるというのは大変素晴らしい技術。
そんなところにも努力がキラリと光っている気がして大好きなのだ。そのお姿の随所に努力が見える。
全身努力人間だわイトウさん。
だからこそお写真ごとに全く違う雰囲気でありながら、しかし芯の部分では確かにイトウさんであるという安心感も併せ持つのだと思う。

さながら花火のようだ。
夜空に咲くあの一瞬の閃光は、花開くたびに違う美しさで人々を魅了するが、どれほど形・色・大きさが変わろうとも、それが花火であると言う事実は決して変わらない。
"見るたびに同じではなく、しかも全く違うこともない"というやつだ。
ただし、花火と違って瞬きの間に消え去る事はない。こんなに嬉しい事はない。

次に他の部分に移ろう。

一つ目は衣装だ。大部分を占める光沢のある黄色は、彩度や光量が計算されて映し出される事で、黄金色に染まる雲を思わせる美しさを見せる。
赤は朝焼けに染まる地平線を思わせ、華やかに揺蕩う。
腰元につけられた二つの花の飾りは、そういった二つの色使いもあって金襴の柄の一つを思わせる小さな絢爛さがある。
ひらひらとした衣装だから、蝶が舞うかの如く軽やかさと優雅さを見せるこの衣装。
風水の不思議さと、はじける明るさを持ったリッキーにピッタリだった。
そして、明るさと優雅さ、その他様々な美点を兼ね備えたイトウさんにも。

どうやら我らが推しには、本当の出会いというやつが数多くあるらしい。
そしてそれは幾つあっても足りないのだ。
あんなに素敵な人の人生を彩るには、きっと世界中の木の葉の数よりもたくさんの良い出会いが必要だ。
暖かいもの、優しいもの、となるような強いもの、色とりどりに数多く。
その中の一つがクリークとのもの。そしてリッキーとのものである。
そういう出会いも、もっともっとあって欲しいと思うのは欲張りだろうか。
欲張りゆえに、今日も推しの幸せを願う。

ところで胸元の紐飾り、蝶結びになっている両端が綺麗にハの字をキープしてるのすごく良いですよね。
どうやって固定してるんだろう。気合?

さて、それじゃあデザインについて軽く触れてからいよいよ内容についてだ。

初手はタイトルロゴですよね。
黄色のネオンサインのような文字にセンスが光る。
リッキーの勝負服の配色やスタジオの雰囲気も相まって、提灯やネオンサインがひしめく夜のチャイナタウンのような雰囲気が好きだ。
賑やかで、予想外のものが次々現れて、人々の笑い声が聞こえてくるようなそんな雰囲気。

龍のイラストも素敵だ。
リッキーの固有といえば龍であるからというのもあるけれど、それだけじゃない。
表紙の前後で異なる位置から現れ、消えるその構図だ。
狙ってか狙わずか、途中で途切れさせる事で、見る側の想像力によって龍の全体像を拡大・補完させる構図になっている。
そして天を睨むように上を向くところに、昇り龍の勢いと縁起の良さがあるのだ。

裏表紙といえば、もう一つ好きな点を。
「UMAMUSUME PRETTY DERBY UNOFFICIAL COSPLAY PHOTO FANBOOK」の文字。
たぶん『Mum』の頃からだと思うんだけど、言葉選びが良いなと思う。
「UNOFFICIAL」と記載することで洒落が効いていながら、しっかりとした丁寧さを感じるし、「FANBOOK」というワードには、本に込められた愛が隠されている気がするのだ。


そして最後に鮮やかな青い手袋!
胸元の紐飾りについた玉とスカートの一部も寒色系だけれど、手袋は特に色が鮮やかで目を引くのが巧妙だと思う。
一ヶ所だけ目立つようにすることで、つい目で追ってしまうから、この表紙だとついお顔に視線が行く。
いや、僕がいつもイトウさんのお顔ばっかり見てるのは一旦置いておいて。だって可愛いんだもん。

という訳でまず1番の強みであるイトウさんの顔の良さをアピールしつつですね、その後にディテールが見える構造になっててすごくすごいと思うんですよ。
偶然かもしれないけれど、表紙にピッタリなサイコーの一枚だと思いますです。ハイ。


と、なるべく絞って好きなポイントを並べた終えたので、それでは本編の感想に参りましょうか。

表紙で語りすぎたな………


制服(冬)編

タイトルに反してまずは扉ページだぜ!

「HAPPYとLUCKYをお届け!」って言葉に心がぽかぽかしてきます。
というかいつもHAPPYとLUCKYを受け取ってるんです。だってイトウさんご自身があったかい人なんですもの。あと世界一の美女のお写真を毎日見られるって素晴らしすぎますよね、現代。
しかも怪文書を書くといつも丁寧にお返事いただける訳だし。(一応書いておくと、お返事に対する圧じゃないです。)
これはもうイトウさんの半分は優しさでできてるな(バファ○ンか)

しかもイトウさんのお姿ですよ。
紙の写真を切り抜いて作ったようなコラージュの仕方がいいですよね。
人形劇みたいな可愛さが生まれるし、イトウさんとロゴのサイズが表紙と逆転してることで、イトウさんが小人になったみたいな可愛さがあるので。
小人さん?妖精?
どちらが適切なのかはわからないけれど、この可愛さはDNAに素早く届く。

あとポージングも好きなんです。
リッキーちゃんの定番ポーズではあるんだけど、イトウさんの細くて綺麗な四肢でやるからこそ見栄えが素晴らしく良いので。
あと普通にリッキーちゃんのウィッグと私服メチャクチャ似合うんですよ。クリークとリッキーをやるために生まれてきたのではってレベル。
他のキャラコスだって超似合うけどな!

春の日差しみたいな麗らかさと元気に満ちているので、視界を通して心を照らしてくれるんですよ。
とっても綺麗。澄んだ輝きがある。顔がいい。

そう。顔がいいんです。このお写真の笑顔もキラキラしてる。いつだって笑顔が素敵な人なのだ。だからこそ応援するのだ。


と、こんな感じで素敵な部分しかない扉ページだ。
つまり完璧!パーフェクト!
こんな素敵なことが全ページにわたって詰め込まれているから、いつだってページを捲る瞬間のときめきは最高潮なのだ。

さあ、行こう!心躍る世界へ!

「今日も運気上々♪」の言葉と共に考え事をするリッキー。
唇の下にペンを当て、視線を遠くへ向けたり、瞼を閉じたりする仕草が愛しくってたまらない。
何かを思案する様子が実に知的である。
怜悧な瞳、一直線の唇、他にも色々な部分が目を引いてやまない。

ていうか左上のお写真みたいな表情作り、かなり珍しくありません?
エミリアたんのときみたいなビューティフル流し目はときどきありますけど、今回みたいに何かを考えてる時の真剣な眼差しってレアだと思うんですよ。
なのでオタクは最近、イトウさんの色々な表情が見られてニッコニコです。

ちなみに右上のお写真は、ほっそりした顎のラインが綺麗に写っているのがとてもいいなぁと。
お顔が大好きなんだからフェイスラインも大好きに決まっとりましょーが!
いやマジで首ほっそい。全身細くてすらりとしてるのは何度も言ってますけど、首と手首と足首が細いの、"""本物"""って感じがしていつも崇め奉ってます。
このお方こそ美の女神さまじゃあ……!(長老感)

で、下のお写真ですよね。
目が合う瞬間!って流れ、やっぱり王道ですよ。
何度見てもドキッとするけんね。
やっぱリッキーのお姿だと瞳に特別な力が宿るというか、ハッとするような鮮やかな美しさがあるというか。
そこにこれまた大好きな口元ですよ。
この口元だからこそ笑顔がお日様みたいに輝くんですな。
つまりこのお写真もまた、マスターピースという訳です。わかりますね。



しかし魔法がかかっているような眩しいお写真だ。
あの子がペンを杖のように振ったら、先端からたちまち星たちが溢れ出すんじゃないだろうか。

そして君は魔法の呪文を唱えるんだ。
いつまでも記憶の片隅でくるくると踊り続ける、あの不思議な言葉を。



なんで学生服のお写真から魔法使いと青春の匂いを感じて勝手にノスタルジーに浸ってるんですかね僕は???
しかも謎ポエム。

僕の悪癖(謎ポエム・脱線・話が長い等)はさておき、右ページでの距離感の近さマジでやべぇですわよ!!!
こんなんもう恋愛漫画ですやん。トレセンはウマ娘しかいねえけどさぁ!!アッ!!!トレーナーさんおるやん!!!

わかりますかッ!この睫毛の一本一本すら数えられそうな近さ!!ぜったいいい香りするやつじゃん!!「馥郁たる」ってやつ!!
その香りが記憶に焼き付いてしまって、数年後に人混みの中で似た香りがする人とすれ違った時に、この瞬間の記憶が呼び起こされてつい立ち止まってしまうような!!!(なんだこの解像度)

でも香りと記憶って結びつきやすいですよね。
旅先の風の匂いとか、夕方の街を歩いていて漂ってくる晩御飯の匂いとか。
少し古い小説なんかで、意中の相手への贈り物に香水を振りかけるのも確かそんな意味合いがあったはず。(プルースト効果って言うらしい)

ちょっと……そういう恋愛話は陰の者には光が強すぎる……!


謎の妄想は机の中にでもしまっておいて、こんな美少女が至近距離に出現した場合、とりあえずオタクは呼吸音を聞かれるのすら恥ずかしくて息を止めます。倒れたら救急車をお願いします。\バターン/


危ないところでしたね。
ところで悪ふざけばかりで話が進まないのはまずいと思うの。この怪文書。

ああ、でも、なんだ。
肩に広がった髪につい目がいってしまうし、合わさった両手は蓮華のようだし、なにより目が合うとやっぱりすごく綺麗な人だと改めて思う。
陽の光を浴びるプリズムのような、澄んだ美しさを持つ人だ。
そんな人と目が合ってしまったら、お写真と言えども照れる。そりゃもう、猛烈に照れる。
なのでそれを誤魔化しているかもしれないし、いないかもしれない。さあ、どっちだ!

どっちだって言うかほぼ一択なので流してください。

後ろで手を組む姿に"いじらしさ"みたいなものを感じません?
指先をもう片方の手のひらでそっと握ってるのって、「言い出す勇気がでない」or「何かを待っている」のどちらかのシチュっぽくてドキドキなので、オタクは君に胸キュンです。まなざしのボルテージ……!(YMOの話ではない)
つまり、恋愛漫画なんて自分で言ったせいで告白シーン直前に見えてきてるんですよ。幻覚かもしれねぇ……

そして振り向くリッキーちゃん!
何かに頭がいっぱいなところで呼ばれて振り向いて、うっかり溢れた素の表情……なんて感じでしょうか。
良い表現が見つからないけど、普段は隠されている表情を見たような感覚だ。
リッキーの学園での日々がここにはある。

隣のページには「トレーナー!一緒に帰ろっ!」の文字と共に跳ねる髪。
舞い上がる気持ちと一緒にふわりと浮かび上がっているようで、見ている側の心も風船みたいに軽くなる。
あとね、手首の曲げ方とかめちゃくちゃ乙女でかわいいんですけど、それとデコルテっていうんでしたっけ?首元から鎖骨周辺にかけての部分って。
制服から覗く、そのあたりがすごく綺麗なんですよ。
鎖骨の影が見えるし、胸鎖乳突筋(首の付け根から耳の後ろあたりに伸びてる筋肉)が浮かび上がってるし、もうほんとスレンダー美女。
これをなんと例えよう。白百合……はイメージとして多用し過ぎている気もするし、水晶柱……は角張ってるし硬いしとんがってるし。共通しているのは細く美しいこと。それが息を呑むほどに美しいと思った事さえ伝われば良い。

そしてこれを忘れちゃいけない!
覗く八重歯が超キュート!
歯までリッキーちゃん完全再現なの?!もしやリッキーちゃんとイトウさんの出会いは運命だったの?!あんまりにも似合いすぎるんですが??

つまり僕にとって、イトウさんのリッキーちゃんコスは完璧で究極なのだ。

そして次のページですよ。オシャレの概念そのものがきたわね。

黄色は普段のイメージ通りのリッキーちゃん。
人差し指の先から元気を発信!みんな笑顔にしちゃう元気な子!

赤は生命力に溢れる元気なポージングと法被姿。
振り上げた腕から感じるエネルギッシュさに、心の中ではお祭り騒ぎ!

青はコートとマフラーを巻いて透き通った横顔を見せる、雪降る街を思わせるワンシーン。
待ち合わせの時間まであとちょっと、なんて雰囲気は、寒さと反比例して上がっていく心の温度を感じさせてくれる。

緑は冬の雰囲気を纏いながらも、なんだか温かみのある姿。まるでクリスマスみたいだ。微笑んだ口元へ、たい焼きを嬉しそうに運ぶ表情も愛らしい。

各者各様、カラーパレットのように色とりどりなコラージュはイトウさんの引き出しの多さを見事に表していると思う。
そしてここでリッキーの名前を入れてくる演出。
タイミング最高じゃありません??
ここでこのページが入る事で、今までの制服姿のお写真の流れがアニメで言う「アバン」のように感じられるのがすごく良いなって。
所謂アバンでは前日譚や過去編など、本編への導入となる演出が多いのだけれど、それと同じ感覚をここまでのページに感じた。

色々な表情を目にして、「一緒に帰ろっ!」の言葉と共に駆け寄ってきたリッキーと始まる物語。
またしてもアニメに例えるならば、史上最高の1話、あるいは神回というやつに違いない。
だからこの後の内容に期待が高まっているのだ。

わざと少し話を脱線させますけど、いつもイトウさんの写真集を手にした時は、胸の中の期待値が限界まで振り切ってるんですよ。
その上で毎回、高まり過ぎた期待のさらに遥か上を飛び越えていくから、イトウさんの、そしてイチイチゼロの皆様が作り上げた写真集は本当にすごいんです。これ前にも言ったかも?

じゃあ話戻しましょうか。続くページは法被姿!
法被と提灯でお祭りっぽさがあって華やかだ。
スタジオも着物なんかでありそうな布地がそこかしこに敷き詰めてあって、実に雅やか。
リッキーと和風というのは少し意外だったけれど、赤が主体で花柄がメインという目出度さのあるセットだから、これが不思議とよく似合う。

イトウさんのお写真っていつも発想力に驚かされるんですよ。「この発想はなかった!たしかにこれはこのキャラクターの雰囲気に合う!」と驚かされるような組み合わせが多いので。
このお写真もそうだし、他にもいくつかそう思ったお写真はある。その時々でスタジオを提案したのがカメラマンさん側なのかイトウさんかはわかりませんけども。
具体的には『Five』の廃墟風なセットとマヤちゃんだとか、先日のおもしろバニーお姉さんと和室だとか。
『Four seasons』の衣装と季節を組み合わせた写し方もよかったなぁ。
衣装ごとといえば『12REM』も……と、この話は長くなるので割愛。脱線した直後にまたやるやつあるかよ!

もう一回話を戻そうね。

脚上げポーズが素敵だ……
綺麗に4の字を描くように上げられた左脚。
ほっそりとした脹脛は、やや後ろに倒した上半身も相まって舞い踊るバレリーナを想起させる。
バランス感覚いいっすよね、イトウさん。

隣の写真は偶然か必然か。
耳が背景色に馴染んでいるのもあって一瞬だけ普通の女の子に見えるから、いつもと違った新鮮なドキッとした気持ちが味わえる。
お写真にドキッ♡とするのは毎回恒例なんだけど、瞬きの合間だけ並行世界を覗いたかのような白昼夢じみた感覚。こんな気持ちは初めて〜!

そして目を凝らすとウマ娘のリッキーちゃんが見えるので、このお写真は一枚で二度うれしい。
小首をかしげる仕草は小動物チックな愛らしさがあるし、笑顔の頬が見せる柔らかな質感は美少女〜〜!だし、脚が内股になってるのも嫋やかでいいなぁって。

次のお写真の前の余談なんですけど、怪文書モードにのめり込み過ぎて、フォーチュン・クッキーだけのお写真にもお気に入りポイントを探そうとしかけました。「焼き目が綺麗でおいしそう」とかかな……

そして右ページ!美味しそうなフォーチュン・クッキーは置いといて、見るべきはイトウさんの横顔ですよ!
やっぱりどんな角度から見ても最高に美少女してんな〜〜!やっぱ世界一ですよイトウさんは!!

特に瑞々しく澄み渡った瞳!それは洋燈のように揺らめく光を湛えた紫水晶アメシスト

唇は桃色の花々が集まり作り出したような、淡くも深い美しい色。

そしてお鼻!
薔薇の蕾のように愛らしく、象牙を丹念に磨き上げて作られたかのように真っ直ぐで滑らか。

かつて彼のパスカルは『パンセ』に於いて
「クレオパトラの鼻。もしもそれがもっと低かったら、大地の全表面が変わっていただろう。」
と述べた。
髙すぎも低すぎもしない鼻というのは美人の条件だ。

美人を褒める時には瞳、唇、眉、顎のラインあたりがメジャーである。実際僕も、そのあたりを褒めることが多い。
その上、前述のパーツは比較的には比喩に容易いが、鼻というものを詩的に表現するのは実に難しい。
自分の表現力の問題も多分にはあるが、例えば比喩に用いるには、果実では繊細さに欠け、山嶺などでは些か無骨、鯨類の背鰭や魚のフォルムなどでは褒め言葉として成り立たない……と言ったように、その良さを語るに適した語が見つからないのだ。

という訳でどうにか絞り出したのが上記(脱線のせいでかなり上)の2つですね。精進します。


話を戻しましょう。小指を立てているところが好きです。ご本人は「癖です」というけれど、僕にとってそれは最高の癖だ。ぴょこっと立てられた小指が最高にキュートなので。
つまりイトウさんにとってはくせだけど、オタクにとってはへきってコト?!

いや別に妙な興奮を抱いているわけじゃありませんが……

あとはカールした髪が集まってゴージャスに見えるところも素敵です。他のお写真より前に流れる髪の量が多い。

それに、この角度からなら髪飾りがよく見える。
そういえば以前、髪飾りを自作されていたと思うんだけど、あれってどうなったんだろう。随分前のことだから記憶違いかもしれないけど。

ちなみに度々脱線して無駄に長くなってしまうのが申し訳ないんですが、逆裁の真宵ちゃんの勾玉とかも含めたイトウさんorウトラさんお手製の衣装パーツが大好きです。
そりゃ既製品を買えば早いし出来もいいかもしれないけど、イチ個人がキャラクターの外見を再現するための熱意——またの名を執念とも呼ぶその意思によって作り出されたそれは、間違いなく世界でただ一つの宝物だ。
たとえビーズを組み合わせただけであったり、紙粘土を捏ねて色を塗っただけだったとしても、そこには"価値"があると信じたい。金銭的な意味ではなく、存在の唯一性といった意味での価値が。

なによりイトウさんやウトラさんが作ったってことにオタクとしては価値を見出してるんですけど(本気と書いて"マジ"な目)

写真の下に目を移す。
「フォーチュン・クッキー 良いこと書いてあるといいね!」
きっと良いことが書いてある。だって微笑む希望からの贈り物だもの。

制服編の最後のページ。
こちらに向かって投げ上げられたクッキー達が放物線を描きながら宙を舞う。
僕は確かに受け取った。
ハッピーもラッキーも、元気も微笑みも。
そして今日を生きる確かな勇気も。
ラッキーなことの一つ目は、その笑顔を見られたことだろう。

なんか法被でお菓子撒いてるの見てると上棟式の餅まき思い出すな……


ジャージ編


ここで撮影されたラヴィラヴィさんについてだ。
お肌の色をナチュラルに写される方だから、お肌のハリ・ツヤがしっかりとアピールされるのが大変お上手だと思う。
髪の柔らかな発色も素敵だ。今回の場合で言うと、日差しの下でうっすらと白みがかって見える髪色もまた、リッキーが現実にいると言う認識を強めてるんじゃないかと思う。
ところでネオンのクソコラグランプリは楽しませていただきました。お世話になりました。

では本編。

陽の氣満ちる素敵なお姿に癒されるフレッシュな始まりだ。
拙者思うに一番陽の氣で満ちてるのはイトウさんなのでござるよ。
だってマイナスイオン出てる疑惑があるレベルで癒し効果のある美貌と、キラキラな笑顔をお持ちなので。

それとは関係ないけれど、ときどき自分の意見をハッキリと述べる素直さもまた美徳だ。
読む人を不快にさせないようにとしっかりと言葉を選んで、その上で自分の意見を伝えるために書かれた文章というのは強い言葉よりも余程真っ直ぐに心に響く。

我慢をすることが良い事とは限らないし、かと言って角が立たない言葉選びができる人は意外に多くない。
だからこそ、意思と理性によって成り立つイトウさんの文章は僕にとってより眩しく見える。
発信したい強い衝動の手綱をここまで握れるのだから、僕が見るイトウさんはとても理性的だと思う。

そんなあれこれを考えながら見ていた2枚。ここで1.2万文字はまずいのでテキパキ行こう。どうせまた脱線するし!

ストレッチをする伸びやかなポージングは、スポーティで爽やかで、実にウマ娘らしいと思う。
一種のアスリートであるからこそ、そういったケアの面は重要だ。
とはいえ体を伸ばすポージングという大枠では同じでも、実際には取るポーズも表情も全て違う。

左ページでは周囲の自然や空気感に浸るような穏やかな表情をしたリッキー。静けさの中の確かな生命力を感じる一枚だ。
腕の伸ばし方もゆったりとしているけれど、ピンと伸びた指先から感じる活力が美しい。

そして右ページはと言うと、元気さに満ちた伸びやかなポージングを取りながらも、どこかリラックスした雰囲気が見える。
全身に漲る氣に反し、心は穏やかに、伸びやかに。

つまり左右のページで静の中に動、動の中に静——陰陽論で言えば「陰中の陽、陽中の陰」というやつだろうか——といった、太極図のような組み合わせが成立している……と僕は思った。
偶然の産物だとは思うけれど、とてもリッキーらしくて、同時に風水の香りがする、完成された見開きだ。


自分で書いてて思ったけど、この神秘学オカルティズムめいた感想は果たして感想と言えるのだろうか。誤解が無いように、このお写真もまた大変素晴らしいものだと感じたことは明記しておきたい。


続くページでは風水盤を手に吉方位を探るリッキー。
風水盤とにらめっこするリッキーを覗き込むような構図は、彼女のトレーナーになった気分を味わわせてくれる。
それは間違いなく幸せな日々だ。確信を持って言える。
いつだって風水を通して自分や周囲全ての幸せを願っている優しい少女と共に歩む道のりというやつは、光に向かっての二人三脚なのだ。
いつだって明るい方向を向いていこう。
傍に確かな温かさを感じながら、一歩、一歩と着実に。

そんなことを思わせてくれる物語を幻視した。

だからこそ、周囲を見渡すような真ん中の写真には希望が囀りながら舞っているように思えた。
なにより、周囲を見渡すその表情が素敵だ。
ほんの少し唇を尖らせた笑顔と、望むものを探すためにしっかりと開かれた目に映る探究心。
この無邪気な表情に魅せられて、またひとつ、イトウさんのファンでいる理由が増えた。

とはいえ、それは別にこのお写真に限った話ではないけれど。

どんな写真を見てもイトウさんのお写真は素敵で、すごく楽しくて、幸せで。
だからお写真一枚一枚の全てがファンでいる理由になってるんじゃー!毎日の健康維持に役立ってるんじゃー!(※個人差があります)

だから左ページ下のお写真を見た時に閃きました。
イトウさんがいる方が吉方位です。
「しあわせはどこにある」なんて映画がありましたね。個人的には原作派だとか色々余計な話がありますが一旦置いといて、幸せの在処は誰もが知ってますとも!
そりゃもうモチのロンで、目の前です!!!!

というハイテンションで爆走・疾走・大暴走したまま右ページを見た瞬間にですね、オタクの中である仮説が再燃しました。

ズバリ、イトウさん天女説!!!

こう、『寿限無』の一節に「五劫の擦り切れ」ってあるじゃないですか。あれの"劫"って「ある大岩には、一定周期で天女が舞い降りてきてその羽衣で岩を撫でるという伝承がある。その羽衣の一撫での途方もない繰り返しで岩が擦り切れるまでの時間を一劫と呼ぶ」なんて意味だったはずですけど、そこからの連想です。
なっげえな解説。

要するに、岩の上に舞い降りてくる天女の想像図と、大きな木の枝に腰掛けて見下ろしているイトウさんのお姿が重なったってワケです。

ちなみにこのお写真の好きなところは、風に靡くように広がった髪と、木の上にいる事で感じる身軽さ、そして膝の隣からひっそりと顔を覗かせる尻尾です。
これは完全な好みの問題だけど、ウマ娘コスだからこそ"尻尾が場面に合わせてどう動くか、どう見えるのか"を観察するのが好きなので。(別にイトウさんに圧をかけたい訳じゃなくて、マジで個人の好みです)
だから『Mum』『Flash』のときのオマケ本に収録された一枚にある、水の中で広がった尻尾が映ってるお写真も好きですし、『Five』とかこの後に続くお写真みたいに走るポーズで尻尾が舞い上がってるのも大好き。そして『Four seasons』みたいな、何気ない仕草にひっそりと寄り添う自然な尻尾も。

そんな訳だから次のページなんてもう最高だ。

風を切り拓いて行くたびに、流れて行く景色に手を振るように靡く尻尾の流れ。
それは河の流れのような雄大さを秘めつつ、毛の一本一本の繊細さも併せ持つ。

イトウさんの走りポーズは前傾姿勢がすごく綺麗だ。
どう撮影しているのか、などの撮影の裏側は全く知らないけれど、きっと実際に走っている訳じゃないだろう。
その上で、重心をしっかりと前に移しながら視線を前へ向けて、手脚を放り出すようにしっかりと振り出しているので、本当に走っているような一瞬が出来上がっている。
勿論これは今回のカメラマンのラヴィラヴィさんだったり、その時ごとに撮影された方達の腕前がいいこともあるだろう。
けれどやはり、誰の撮られたお写真でもキレのいい走り姿を見せているのだからイトウさんのポージングが上手いというのも間違いないはずだ。

だからこそ走り姿は閃光のように眩く駆け抜ける。

ところで、上と下の写真で振り上げている手脚が違うのも凄く素敵だと思うんです。目の前を走り去って行くリッキーを見届けているイメージが湧くので。
あと、上の写真は日差しの加減か、顔・肩・腕のあたりの輪郭がハッキリとしていて存在感が強まっているのが好きなところ。
ナイスな光加減なので、やはりラヴィラヴィさんも天才なのかも知れん……
イトウさんを筆頭に天才しかおらんのでは???

ちなみに下側の写真は腕をあえてブレさせて、振りの速さを表現してるところが好きです。

そしてジャージ編、最後の一枚は体育座りのリッキーが見送ってくれてる……!
「おつかれさま、トレーナー!」なんて言われたら勝手に脳内でエンドロール流れ始めちゃいます!
なんだか凄く頑張った気がする!
リッキーちゃん、もといイトウさんに褒められてる気がする!(幻覚)
へへっ……今回の怪文書もやり切ってやったぜ。
またな!


って見せかけてまだ続くんですけども。すまんのぅ。
しかしジャージ編は好きな点を3つ上げて終わりです。

一つ目!
やっぱイトウさんの御御足おみあしってスラリと長くって綺麗だなって。9頭身くらいない???

二つ目!
やっぱりウィンクですよ。ええ。
片目を閉じるあのキュートな仕草です。『淋しい熱帯魚』を歌った二人組の話ではありません。
オヤジギャグは忘れるとして、柔らかな微笑みとウィンクの組み合わせがオタクを狂わせるって話です。
閉じた二重瞼のうっすらとしたライン。
沈む夕陽のように眩く、見つめていたくなるような瞳。
鼻梁に出来た影は鼻の高さの証明か。
あ"あ"〜〜〜〜!!もう何億回見ても最高!!!この顔以外の全てが見えなくなっても困りませんよ拙者は!!

いやイトウさんのツイート見れなくなるのはかなり困るか……。


三つ目!
これはもう写真集全体の話になっちゃうんだけど、お写真が紙面全体に映るんじゃなくて、物理媒体の方の写真をいくつか並べたようなレイアウトがたまらなく好きだ。
だってこれはまるで、リッキーと共に歩んだ日々を刻み込んだアルバムなんだもの。
一枚、一枚とページを捲るたび、トレーナーとリッキーの思い出に触れて行くような心持ちで読み進めてる。
だからイトウさんの本は、夢みたいだと思う。
それは「夢じゃないかと疑うほど嬉しい!」って意味でもあるけど、「非現実と解りながら浸っていられる、異なる世界の異なる出来事」という意味でもある。そんな訳で、僕はイチイチゼロの新刊がでるたびに、優しい夢を見せてくれることに深く感謝しているのだ。


Gaze on me編

う〜ん、ハワイアン(マンダム風に言うな)

このバカンス感がね、たまらんのですよ。
衣装の柄がハイビスカスだし、プールの手すりにも花飾りがついてるし、もう南国真っ盛り!

8月の風を抱きしめたら、始まるのは世界でいちばん熱く光る夏!ステレオタイプの毎日が蜃気楼の彼方に消えてくね!
(※もしも何を言ってるかわからない場合は『世界でいちばん熱い夏』で検索してください)

さてさて、年齢詐称を疑われるようなボケ倒しはここまで。オジンだと思われたらチョベリバだしMK5だからね。真面目にお写真の話をしよう。

たとえば手首のシュシュは深い海のような神秘的な蒼だとか、水着のパンツ部分は青地に浮かぶ白の模様が白波のようだとか、水着の上に重ねたTシャツは永井博が描くような鮮やかで光に満ちたビーチを思い浮かばせるだとか、そう言う話です。

なんて言ってて思ったけれど、この衣装は実によく出来てると思う。
ゲームの方のライブ映像で感じたように、水辺でなくても水飛沫や賑々しい雰囲気が伝わってくるもの。
なんなら曲自体もエモすぎて、オタクは体調がいい時以外は生まれるクソデカ感情を受け止めきれないからあんまり聴かないまである。名曲すぎる。
いや主題はオタクの感傷マゾの話ではないんです。
何時だってイトウさんが可愛いって話をしてるんですよ僕は!!!(バァン

なのでポーズの話をしたい。
手すりに腰掛けた身軽さが素敵だ。海原を跳ねるイルカのように軽々としていて、しなやかなポージング。
重ねた手と手はフレーバーソーダのようなフレッシュさで、この夏のヒロインはこの人だと確信するくらい可愛いのだ。
そして伸ばした右脚と曲げた左脚の交差が生み出す脚線美は、水の妖精ウンディーネの名すらも表現するに足りぬほどの麗しさ!
何よりお顔立ちの華やかさは、プールサイドにメロウな南風を呼び込む、清々しくも胸を熱くさせる光を宿している。

さすがは夏至生まれ!世界を夏色に染める初夏の申し子!美人!天才にして努力家!イトウさん!!

だから右ページもVividSmileBrilliantだぜ……

こう、手を広げて人差し指と中指を顎につけるポーズってなんだかもの凄くリッキーぽいっていうか……
指が作るV字がさぁ!フェイスラインのシャープさを際立たせてさぁ!顎のスッキリ感がもうマジでスレンダー美女〜〜!!って感じでさぁ!!!
……ハァ……ハァ(息切れ)

このポーズは初見のはずなのに、リッキーがやってるのを見たことがあるような気がしてくるのが本当にすごいところ。最近忘れっぽいので、どっかで見たのを忘れた可能性もあるけど。
でも「コパッ☆」って擬音が見えるんですもん。
やっぱりキャラクターごとの表情や仕草をするのが上手いですよイトウさんは。
水の力どころかイトウさんの麗しさでリフレッシュだぜ。


続くページは……あらあらまあまあ!
素敵な笑顔が燦々と!
お日様みたいなシャイニーガール!
背後の水面も三割り増しで輝いて見える、眩しい笑顔がここにある。

てゆーかもしかしたら今回一番八重歯が目立つお写真はこれじゃない?
いつものお写真は八重歯が目立つことがないから、リッキーちゃんコスの時は敢えてこうしてるっぽいのがね、もう、ね!
もうホント、イトウさんの克明さには敵いません。最高ですよ。

ちなみに他の部分だと太ももの細さとか腰のくびれとかが注目ポイントだと思うの。
あと広げた手のひらから幸せビーム出てません?
なんやこの多幸感!
幸せエネルギー充填200パーセントォ!!

という訳で視線を右に!
リッキーに呼ばれたとあらば、水面だって走って駆けつけてやりますよォ!
足で水飛沫を飛ばしてくる悪戯なところも魅力なんだ〜!
遊ぶ時も全力で!って感じがリッキーちゃんらしさだと思うんです!
尻尾の先が濡れて纏まってるっぽいのも目立たないけど良いポイントなんだ。
その纏まり感が水辺ではしゃぐ楽しげな雰囲気を深めるんだ。


そして終わらぬ夏は、未だダンスのステップを緩めない。
右ページ下にだって、太陽の日差しはとめど無く降り注ぐ。

寝そべりポーズといえば、向きとか腕の位置とか、色々なものが違うけれど、去年の新刊セットの特典本でクリークの水着姿を披露されていたのを思い出す。あれは神秘的で大変よいものでござった……

あのミニ写真集は、ウトラさんが撮影されたからこその自然体なイトウさんが見られた気がする。
いつだってイトウさんはカメラの前で自然体ではありますよ?でもなんとなーく、雰囲気のようなものが違うというか。
あとウトラさんはデザインも上手いしコスも可愛い上にお写真まで行けちゃうんだからパーフェクトだな!!っていう気持ちがかなりあります。大真面目に。
イトウさんも伸びしろしかないレベルでまだまだどんどん成長してるけど、ウトラさんだって才能の塊なのだ。だからオタク的には、時々の活動を見ていてとても楽しい。
なのでウトラさんには無理せず着実な復帰を願うばかり。ウトラさんの毎日が少しずつ、かつ確実にいい方向に向かって欲しいなと思うばかりです。

おっといけねぇ、話が逸れちまったい(江戸っ子)

このお写真の素敵なところは……全部!って言ったら話が終わっちゃうんだなこれが。
なのでまたしても絞ってお答えいたしましょう!

まず、背中にふわっと広がる髪。
髪型を考えると、カメラとは反対側に大部分が流れてるのかな。空に浮かぶ雲みたいに軽くて、ふわふわで、自由で、とても好きな部分です。

次に、腰元を流れる尻尾。
重力の影響を受けて足以外の方向へ流れるのを見る機会は少ないからとても新鮮。
そもそも横からの寝そべりポーズもレアだけどさ。
そんな激レアショットの尻尾は、清流のようにさらさらと流れ落ち、やがて画面の外へと続く。
流れ行く姿に清々しさを感じ、涼やかな気持ちになった。
ちなみに背中の側のくびれにも要注目。とっても綺麗なので。

じゃあ今回も3つにしときましょうか。
3つ目はやっぱり手かな。
祈るように奇跡のように、手と手が重なるその仕草。夏の正午の空気感だ。
はしゃいで、笑って、息を切らしてひと休み。
そんな瞬間に感じる嬉しい視線。そんな天然色の微笑みが、時間の流れさえ変えてしまうような空気感。
きっと君は魔法使い。心が跳ねる不思議な魔法を、今日もぼくらに振り撒いてる。

そして最後の一枚に来てしまった……!
Gaze on meに対抗してCan't take my eyes off youになろうかな……

このページはフィナーレを飾るに相応しい、もっとも輝いている一枚だと思う。
髪や尾から跳ねた1本1本の毛髪は、陽の光にさらされてキラキラと視界を飾り立ててくれるし、髪の先端のカールは風と踊るようにくるくるくるりと楽しげに振る舞っているし、頭頂部でピンと並んだ2本の耳は成長の只中にある若葉のようにエネルギーに満ち溢れていて。

そして、やはりこの蕩けるような瞳だ。
お写真の中のイトウさんと目があった途端、美しいものにふれて興奮と緊張が混じっていた気持ちはアイスクリームみたいに溶けていった。

視界いっぱいに広がる夏の蜃気楼ミラージュ
プールから噴き上がる水飛沫も、湿気をはらんだ熱い風も、目の前のただ一人によって遠ざかっていく。けれどそれらは確かにそこにあった。
つまり、白昼夢を見るほどにドラマティックな表現でありながらも、イトウさんに見惚れることでイトウさん以外の全てが遠ざかる。
そんな重ね合わせを味わう時間だった。


ロゼ衣装編

「白に赤、そして金!」

ほうほうほう

「風水的にも最高の衣装だね☆」

ふむふむふむ

つまりセレブレーションってことだわね!!!(よくわかってない)


紅白について、日本人として生まれ育ったからにはそれが目出度いものを示していると理解し、実際にそう感じる配色ではあるけれど、正直なぜこれが目出度いとされるのかはわからない。
調べてみたとて、説は多くあれども確定的なものはないらしいので尚更わからん。

というわけで連想ゲームで自分の中の仮の答えを置くことにした。

赤——
やはり生命力だろうか。長い冬を超えて芽吹いた梅花の蕾が真っ先に思い浮かぶ。これを苦節を乗り越えた再起の象徴とするならば、実に縁起がいい。
オタク的には、ウトラさんが長い冬を超えて、再び可憐に咲き誇る日が来ると信じていることもあるのでこれがいい。
勿論、イトウさんやあいどろっぷす氏が苦難にあっても無事に乗り越え、見事な花を咲かせられるように、という願いも込めよう。
氏はこれから忙しくて休止されると言うことだし、無事にお仕事を成功されて、また素晴らしいお写真を撮っていただきたいと言うファン心理も込みだ。

白——
無垢だとか純潔だとか、そういうのは好みの話ではアリだけど、誰かに押し付けるには堅っ苦しくて仕方ない。
だったら"白紙"ってことにしよう。
まだまだ描き込む余地がたくさんあって、どんな夢だって描けちゃうでっかい白い紙だ。
望むままに描けば、そこから未来が広がっていく。
どこまでもどこまでも、果てしなく広がっていく可能性。
きっとイチイチゼロの御三方にはそういう大きな可能性がある。そう信じる。だから白はそういう色にしよう。
オマケで最近摂取したコンテンツの一番好きなセリフを引用しよう。
「これからのお前の選択が、お前自身の可能性を広げる事を祈る」
原文ママだからちょっと乱暴な言い方だけど、伝えたい事は何も捻らずにそのままだ。
どうか、皆様に良き未来を。

金——
思いつくのは財貨、太陽、栄光といったところか。
即物的な話だけれど、イチイチゼロの皆様には趣味を追い求める傍らで商的な成功もあって欲しいと願う。特に氏には本業的な意味でも。
金銭で得られないものも沢山あるけれど、金銭というやつは選択肢を広げる。ならば適度に多いほうがいい。それもまた栄光のひとつだ。

あるいは太陽から連想して金の波、というのはどうだろう。
夕陽が沈む海で、寄せ打つ波が金色に染められる。
ドラマティックに、劇しく視界に映る束の間のフィナーレ。
けれど耳に届くのは遠く響く波音と静寂しじま
皆様が成功を収め、どれだけ眩しく輝いたとしても、いつも心に平穏と安らぎを無くさないように。
ちょっとこじつけだけど、それでいい。

途中で完全に「推しにこうあって欲しい!」っていうオタクの願望になりましたね。まあいつもの事です。開き直りました(おい)
僕が目出度いと思う気持ちを強めるための自己暗示でもあるのだからそれでいい。たぶん。

それじゃあ準備ができたところで改めてスタートだ。

1枚目のお写真は舞い降りた白鳥を思わせる。
慎ましやかで、煌びやかで、美しい。
広げた手のひらは純白の羽のように心を奪い、揃えられた両脚は水面を滑るかのように優雅。
そんな美しさを、赤と金が高貴に彩る。
これこそ祝祭を飾るに相応しい、花々とした衣装であり姿なのだと確信した。

視点変わって隣のお写真!
別角度からの座り姿で見えてくるのは、お膝の並びがチャームポイントということなのだ。
2つの角度から見ることで揃った膝の綺麗さが目立ちますよね。
姿勢の綺麗さ、所作の整いもイトウさんの良さだと思うんだ。だからお嬢様キャラとかエマのコスも抜群に似合うわけだし。

んで、もうひとつの好きなところは尻尾の付け根。
本当に尻尾大好きだな僕は。Siriばっか見てると疑われる可能性があるからそのうち誤解を解かねばなりますまい。
ちなみに一番見る頻度が多いのは顔です。次点で手。

話を戻すと、横から見た時の尻尾の付け根の盛り上がりが良いのだ。
単純な構造上の問題だとは思うけれど、根本が細まってそこから広がり、流れていく形状がすごくリアルなウマ娘っぽさあるなって。

実際の馬の尻尾ってもっとなだらかじゃないですか。あれ、実際の尻尾自体は小さくて、毛の部分が長いわけだから当然ですけども。
それをウマ娘に当てはめた時、おそらく尻尾を通す穴ってしっかりフィットするかタイトめだと思うんですよ。
だから服を通した尻尾って、このお写真みたいな形状になるんじゃ無いかなーって言うオタクの妄想です。そう言う意味でも好き。

あと背中のボタンが見えるところとか、背中のラインがすごく綺麗なのがいいよね。
やっぱり背筋のまっすぐさも魅力の一つだと思う。
……っと2枚分で長すぎた。進もう。

次のページの見開きは、ライブドキュメンタリー風な表現が好きだ。アイドル要素強めなのが特にいい。
風水への想いを語るリッキーの言葉は、ライブにかける想いを込めた独白のようにも思える。
言葉というものは添えられた状況や要素によって意味合いも変化するというのは言うまでも無いけれど、この見開きについては、そんな言葉の特性をうまく活かしたものだと思う。
リッキーの願いに重みが出る。しっかりと心に伝わってくる素敵な演出だ。

お写真自体もすこぶる良い。特に腕だ。
左ページで真っ直ぐに突き出されたそれぞれの手は、ダンスの振り付けめいた躍動感とスタイリッシュな可愛さを感じられる。
また、右ページでは胸元に当てた左手と、手のひらから光の粒を撒き散らすように伸ばした右腕が作り出す、高らかに歌うようなワンシーン。

腕を伸ばすと言う仕草だけでこれほどまでに豊かな表現ができるのは、アイドルが好きなイトウさんが今まで見てきたライブの経験値ゆえだろうか。
ステージ上に立つ者の表現がとにかく上手いのだ。

右下の方の写真を見て深くそう思う。
左上はカメラに視線を送る瞬間のようで、それもまたライブ中の一コマである。もちろん素敵な写真だ。
しかし右下の表情作りは特にすごい。
これはアリーナの最後列まで届くようにと願いを込めて歌い上げる独唱。
ステージに立ち、人々の想いを受けて輝きを増しながら、その輝きをもって人々を照らし出す地上の恒星。正しく歌姫の相貌をしていたから。

それと同時に、あいどろっぷす氏の撮影技術も大きな力を発揮している。
それは光の表現一つからでも見えてくる。
前ページでは背景のオレンジから紫へのグラデーションの調整が実に見事だった。イトウさん一人のためだけに生み出されたオーロラのようだった。
もちろんイトウさんへのライティングも、薄暗い雰囲気の背景の中でくっきりと目立ちつつ、しかし衣装のシワなどで出来る陰影が強くなりすぎず……といった微調整は神技としか言いようがない。

そしてこのページでは、光源からできるかさ(或いはハロー現象?)を上手く操り、イトウさんを飾る演出の一つとしているのが真っ先に目についた。
ていうかこれを印刷した状態でこんなに綺麗に調節した氏がほんとにすごい。
イトウさん自身も背後からの強い光に照らされて髪がキラキラしているし、影のできる部分ではステージ特有のライティングによる陰影が鮮明に出ていることで、本物のライブのような臨場感もある。

ていうかこの2枚でヒシヒシと感じてるんですけど、"主役"感の出し方メチャクチャ上手くないですか??
背景のぼかし具合の上手さと、輪郭やディテールを自然に浮かび上がらせる光の調整。
それに余白や立ち位置を調整した切り取り方の妙が加わる事で、被写体が特別な存在であることを際立たせていると言うか。

「このキャラクターの一番輝いている姿を見たい!」という被写体の方の願望に120%沿うことができる素晴らしい撮り方な気がします。
僕はカメラにろくに触れたことのない素人なので完全に妄想ですが。
でもカメラやってる人からしたら、更にすごく感じるんだろうなって。

どうしてこんなに長く語ったのかって言うと、次の見開きページにもいたく感動したというのもあるからだ。
左ページなんか特にすごい。
四隅にはライトによる青、オレンジ、赤、そして影の黒。
マイクは周囲の光景を反射してダークかつメタリックに輝き、跳ねた髪は青に白にオレンジにと色とりどり。腰元の宝石は海のように澄み渡り、髪飾りの赤は燃えるよう!
衣装の白が角度や位置によって様々な表情を見せているのも見逃せない。
また、髪は流星以外は単色なのに、ライティングにより薄紫の光を帯びてグラデーションを作り出す。
瞳は眩しくも深く、深く、理性と叡智に満ちた輝きを放ち……

どこもかしこも最高だ。
何よりこれだけの色に溢れた一枚でありながら全てが調和しており、すんなりと目に入ってくるのが天才的だと思う。
そんな素晴らしい色使いに飾り立てられたイトウさんの表情。
このキメ顔は世界一の美貌だと思う。
ニコ超で嗚咽混じりに「世界一綺麗です」とお伝えしたことは今だにハッキリ思い出せるし、その度に羞恥でジタバタしてるけど、その言葉が間違いじゃなかったと改めて思う。
お写真のイトウさんと、実際にお会いするイトウさん。どちらも同じイトウさんだけれど、それぞれに違った良さが数え切れないくらいあって、そのどちらも僕は大好きだ。

イベントでお会いする素イトウさんの良さをいくつか挙げてみよう。
まず、大人の女性としての落ち着きと、元気さが垣間見えるようなハキハキした動き。
会話慣れした雰囲気は社交性の高さや人柄の良さ、そしてこれまで培ってきた経験が見えるので素敵だ。

次に、お写真で知っていたつもりだったけど、実際に見てみると実感が伴って感動しちゃうような華奢で細身なスタイル。
具体的なエピソードとしては、ニコ超でスタッフさんご協力の元でツーショットを撮っていただいたんですけど、そのお写真を見返したときに「イトウさんの体積、俺の半分くらいじゃね」ってなってびっくりしつつ笑ったことです。

文字数もヤバいので3つ目で切り上げよう。
これは個人的な好みの問題かもしれないけれど、イトウさんの声も素晴らしいものだと思う。
耳朶に穏やかに染み入る優しい声の高さと、明るく聞き取りやすいペースの口調と、はっきりとした発音。
オタクのコミュ障もあって、お話しした時間は今までの合計でも3分にも満たないだろうけど、それが2番目に深く印象に残っている。
なお、1番目は笑顔です。マスク越しでもキラキラな可愛い笑顔なんだイトウさんは。

ちなみにお写真と現実、両方のイトウさんの共通点は可愛くて綺麗で美人かつ華奢で手足もすらりと細くてスタイル抜群で笑顔が魅力的なところです!!!

言いたいことは言った。よし、次。

ロゼ衣装最後の一枚は、この写真集を見て浮き上がっている読者の心と同じくらい……否、それ以上に軽やかなお姿なもので、すごく嬉しい気持ちになってしまう。
拙者、オタク a.k.a 推しの笑顔に踊るピエロだもんで……

ていうかこのポージングもハチャメチャに良くないですか??

動きに合わせてふわりと舞い上がったジャケットとスカート、たぶん回転でしょうか。本当に踊ってる時の衣装の動きみたいで素敵なんですよ。
オマケに外側に広がったスカートの一部にブレを残してるから速度感もあって生き生きとしてるんです。

そして左足の踵ですよね!
このお写真の軽快さを出す要素の一つであり、浮き上がるような身軽さを感じさせる要。
ついでにバランス感覚いいな〜と思いつつ、まっすぐに伸びた脚の綺麗さだとか、右脚の上がり方がバッチリだとか、そういう部分も含めて大好きです。

あとはもう右と左の前腕が延長線上で見事に垂直なのが素敵だし、アホ毛に光が透過して輝いてるのは神々しさがあって面白さと綺麗さを両立してるし、いいとこを探せば無限に出てくる。
左耳が逆光で真っ黒なのに、輪郭が輝いてるとことかも素敵だしね。
あっ、左手の手袋のシワと質感もめっちゃ好きです。

笑顔も左ページとのギャップがあって素敵なんだ〜!クールな感じから一転して、花も綻ぶあったかい笑顔なんだもの。笑顔ってマジで200種類あるやん……(アンミカ)
その200種類もイトウさんの表現力の賜物。
感情や性格、その瞬間の状況など、いろいろなものを想定して作られる表情は大胆にして細心なのだ。
だからイトウさんのお顔は何億回見ても飽きないんですね。美人すぎて飽きる暇がないってのもあるけどさ。

というわけでロゼ編、これにて終了!次行ってみよー!


勝負服

まずはkenoさんについてちょろっと。
画面全体の色調を一つの方向に寄せることで空気感を作り上げてるのが素敵だと思いました。
今回で言えば、前半は全体的に黄色が強いことでスタジオや衣装の中華風な雰囲気を強めていらっしゃるし、後半は青を強めることで神秘性と、ちょっとしたフューチャー感を付与しているからカッコよくて新感覚!
やっぱりイトウさんを撮る方はすごくお上手な方ばかりだなって。



と言う訳で本題。

ついに来てしまったわね、勝負服。
一日千秋の思いで待ち侘びていたような、写真集の終わりが来るのを遠ざけたいような、複雑な気持ちで待ち構えていたんです。むむむむむ。

でもやっぱり見られて嬉しい!!!!!
みんなに届いてます!!特別でっかい溢れるくらいのハッピー!!!
やっぱりイトウさんは幸運の女神様なんや!!!

いやリッキーちゃんのセリフだとわかってても我を忘れちゃうじゃないですか。それにハッピーになってるのは事実だし。
と言うわけで行ってみましょーか!感想ターイム!

左ページの3枚のレイアウトもすごくいいと思うんですよ。
メンコとアホ毛はチャームポイントだし、衣装自体に寄ったショットだと袖の内側の白さとか、腕の数珠が見えたりして「リッキーちゃんの勝負服のいいところ大公開!」って感じで詰め合わせ状態なのが素晴らしい。
スカートがアップになっているのも、4色が段になっているスカートの良さを見せるのに最適だと思う。
正直、僕もイトウさんのお写真を見てるうちに気づかなければ、スカートの最下段が水色になっていることを見落としていたに違いない。
そんなナイスな3枚を脳内で組み合わせて、パズルのように全体図を作り上げるのも楽しみの一つだ。
目元が見られないのは残念だけど、この指を立てて得意げに繰り出すスマイルがたまらなく愛しい。

隣のページの全体像リッキーちゃんも眩しすぎ〜〜〜っ!!
金とか赤のエネルギッシュな色彩もあるけど、やっぱり表情だ。
内面から光が滲み出すような明るさがあって、目もキラキラで、口元もニッコリ笑って、もうピカピカすぎる。太陽みたいだ。

太陽を描く時って光線の筋を周りに描くじゃないですか。このお写真の手脚ってそんな感じ。
その身に溜め込んだパワーを全身で放つような力強さがあり、それと同時に思春期の少女の嫋やかさが宿る。まさに生命力に満ちながらも触れえざる、太陽が放つ光のヴェールだ。

ところでこれは全くの余談だけれど、話に伝え聞くイトウさんのお母様は、やさしくて、カラッとしていて、ときどき豪快な人。まるで太陽みたいだ。
つまりイトウさんは太陽の娘なのかもしれない。
だから眩しくて、あったかい人柄で、みんなに愛される存在なんだろう。
きっとイトウさんのお母様の素敵なところは、ちゃんとイトウさんに受け継がれてる。
以前そう思ったのを思い出した。


太陽なのか太陽の娘なのかはっきりしろと自分でツッコミをいれつつ……

じゃあまた本題に戻ろう。
次のページの好きなところを簡潔に言おう。

二重瞼の曲線の耽美さ。
美の本質が曲線にあるのだとしたら、これはつまり美そのものだ。そこから伸びる睫毛はいつだって僕たちをうっとりさせる。

小鼻のすっきり感。
鼻について称える言葉はすごく難しいと言ったばかりだけれど、この形は誉めずにはいられない。
やはり顔のパーツ全てが素敵なのだ。

唇、そして口元全体。
厚み、大きさ、口紅の光沢、どれをとっても非の打ち所がない完璧な唇は、口自体と一緒に柔らかにカーブを描いて上向く。その先でほんのりと朱を帯びた頬があるのも含めて、最高のお顔だと思う。

髪のカール。
全体的なウェーブ感は、風にそよぐ稲穂を思わせるように美しく波を描いている。そこまでは他のお写真にも共通する部分だ。
しかしそれだけではない。
胸元に降りた髪の先端が、つむじ風のようにくるりと輪を描いているのが、この構図だと良く目立つ。
そしてよく映える。髪のひとふさまで完璧な被写体なのだ、イトウさんは。

続いて白に塗り上げたネイル。
パールのように滑らかで気品ある光沢を放つネイルは、僕が世界で一番素敵だと思うイトウさんの手を控えめに飾り立てる。健康的な指先の赤みと合わさって、目立ち難くも美しい部分だ。

そして前腕の…‥と言いたいところだけれど、かなりの文字数になってきたのでここまでにしておこう。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。残りもあとわずか。

右ページは青が印象的。
その身に纏うは神秘の光、その眼に宿すは勝利の栄光。
そうとも。この眼には力がある。
意識の奥底まで射抜くような視線は、魂を捉える不可視の奔流だ。
印を結ぶように合わせた手のひらからは何か言い表せぬような神秘的なものを感じる。
ゲームの表現を元に考えるならば、そこに宿るのは水の力。龍の姿を成して未来を切り開く、リッキーの乾坤一擲の意思が秘められているのかもしれない。


ってそんなことより小指が可愛いんですよ!!
ご本人が以前から短いって仰ってたけど、改めて小指がしっかり映ると、そりゃやっぱりしっかりばっちりキュートなチャームポイントなんですな。
小道具とか持つときに小指が立つのも可愛いでよ。
イトウさんを構成する要素の大半は"可愛い"だからね。

イトウさんの主成分を知っとるか??半分は可愛さでできとるんやぞ???(バ○ァリンか)(二度目)
残りの半分は美しさとか綺麗さとか夢とか希望とか、あと好きなものに大はしゃぎするエネルギッシュさとかがある。最後のやつが特に重要で、これによって高嶺の花なのに親近感が湧く。
つまりは推すことを躊躇う余地がねぇ。推すしかねぇ。

あ"あ"〜〜〜〜!!こんなに目力あるのに、お目目くりくりで円らなのが良すぎるよぉ〜〜〜!!!
可愛さとかっこよさが同居してるよぉ〜〜〜〜!!!
神秘性と深みまで同居してる二世帯住宅だよぉ〜〜〜〜!!

もう!!ホントに!!新しい表現がぽんぽこ出てくるから!!楽しくて仕方ないんです!!それに語彙力が追いつかねえ!!ゆるして!!

次のページで氣の力を球体にしてるのも!!手の動きの後に光の軌跡が残るのも!!風水って言う不思議な力に触れる分野のミステリアスさとファンタジックさがもりもりで!!アイデアの勝利ですよこれは!!!エナジー!!!

失礼、取り乱しました……!!

冷静にいきましょ。
左上のお写真はコラージュされた光球につい目がいくけれど、それを覆う指の曲げ具合がとても良い。
撮影時にはないもののはずなのに、そこにちょうど光球が収まるように上手く曲げられている。当然、手のひらの間隔もピッタリだ。

そしてもう一つ思った。歯を見せて笑う口元も、キャラクターや場面などに合わせて少しずつ違う……!と。
キャラクターごとにしっかりと表情の研究をこなしているイトウさんだから、口元だって気を使うのは当たり前なのだろう。それを今更気づいたわけだ。

ところで表情や雰囲気を似せる基本は目だと思う。
絵だってそうだ。目が上手く描けなければどうにも違和感が出る。まさに画竜点睛に欠く、というやつだろう。
だから表情筋やメイクを駆使して目元で雰囲気を作り出せるイトウさんのコスは、画竜点睛の故事に準えて言うならば"瞳を得た龍"なのだ。
そのお写真には、イトウさんが目指すところの「自然であること」というコンセプト通りの確かな息遣いが生まれる。

ちなみに「自然であること」の部分は『HAPPY365DAYS』の「talk」を参照してます。
イトウさんが書く長文も大好きだし、しっかりとご自身のことについて語ってくださってる貴重さとありがたさがあるのでよく読み返してるんです。
いつかまた、ああいう文章をイトウさんが書かれる日がこないかな〜なんて思ってます(圧)
だって絵も文もコスも上手なハイスペックオタクですもの、イトウさん。
なので『HAPPY365DAYS』は、イトウさんの思い出と軌跡が詰まった宝箱であると同時に、イトウさんの才能全部盛りのスペシャルな逸品なんですな。


やべ、だいぶ長くなった。
じゃあ残る右下と右ページだ。

右下に見るのはその白皙。透き通る肌は、手の動きに合わせて生まれた光の流れすらも通してしまいそう。白さが、引き締まった表情に華を添える。

そして闇に紛れかけているけれど見逃してはいけない。このポーズは片足立ちで行われているじゃないか。
ゆらりと構えるその動きは拳法のようにしなやかでありながらも、舞うように雅致。
背後では靴の踵が静かに光る。
そしてもう一つ。左腕の袖と衣装の一体感も御美事にございますれば。

続く右ページ。
これは光球を放り投げた瞬間のイメージですか!
なんだか、この光球に当たったらハッピーが満ち満ちるような気がしてきた。
オタク、自分から直撃しにいっていいすか。グェッ!!

この軽やかに上げた脚と、銀翼のようなデザインが脹脛まで覆う構造の靴の相性は抜群だ。
ギリシア神話における伝令神・ヘルメスの持つ有翼の靴『タラリア』を思わせ、たとえ空の果てだって駆け抜けていけそうな軽快さを見せる。 

天球を巡れ、麗しの日輪よ。
いつだって空には太陽が似合う。

青につつまれたその姿を見つめながら、祈りを込めてそう呟いた。


私服編

あれは確か冬の頃だったか。
今でも私服リッキーのお写真が公開された日のことを思い出す。
イチイチゼロとしてのアカウントで"お裾分け"と称してウトラさんが公開してくださった一枚に、光さえあればこの人はどんな場所でだって人々を魅了できるのだと確信したものだ。
いや、たとえ光の欠片さえないような暗闇でも、その姿は光を帯びて浮かび上がるに違いない。

寒空の下、この薄手の衣装で撮影を乗り切ったイトウさん、それを撮影されたあいどろっぷす氏、そして「#イトウのオフショ」なる心踊るタグと一緒にお写真を公開してくださったウトラさんには畏敬の念が絶えない。
ずっとずっと楽しみにしていたのだ。
永く永く心待ちにしてきたのだ。
あの冬の日、小さな種火がこの胸に宿った。そして今ここで大きな炎となってこの身の内を照らし上げる。ひどく、熱い。



つまりオタクのスーパーハイテンション!!!

やーん、どうしよ〜!イトウさん可愛すぎ〜!
いや、イトウさんはいつも可愛いんですけど。
そこは純然たる事実です。
ウトラさんも可愛いぞ。オタクはそれを大々的に広める機会を虎視眈々と狙っているのだ(危険オタク)

さて、それではお写真一枚目。

やっぱ氏の光の扱い方っつーんすかね、ライティングのやり方なんすかね、とにかくすげーんすわ(語彙力低下)

なにがって、腕の後ろや背中以外は濃い影ができないように調節されたライティングが本当にすごい。
一瞬、夜に包まれた世界の中で一人だけ昼を歩いている人を見るような、そんな不思議な感覚があるんです。
そうして驚いて二度見すると、後ろの方にはちゃんと夜が生み出す濃い影がちゃんとある。
半分だけ世界から抜け出してるような、現実と非現実が並ぶ潮境のような。そういう魔法がこの一枚にはかかってる。

ライティング以外の光についてだと、一つ一つは小さなイルミネーションの電球が、ボカシによって少しだけ大きく見えるのが素敵です。
小さな光が魚群のように集まって夜空を泳ぐイルミネーション。その中で一際輝くリッキーは、天の川ミルキーウェイを泳いで行く星空マーメイドだった。

なんか知らん造語ができちゃったな。捨て置け捨て置け。

ところでアホ毛と左髪のハネがリボンに似た形状に見えるこの角度。これもベストだと思う。

いいですよね……リボン……いい……
勝負服の髪飾りはお守りとか開運アイテムじみてる分、こういう女の子らしい格好のリッキーってキュンキュンします。
あと僕はガーリッシュな格好をしたイトウさんを見るのが好きです。だって可愛いじゃんね。

というわけで(どういうわけで)ポージングもまた、イトウさんの可愛さの証左である。
文章のつながりが力技なのは気にしなーい。

重要なのは手の組み方と表情だと思うんですよ。
夜景の煌びやかさに胸を震わせているような、心の底から浮かび上がる穏やかな笑顔。
感動を示すかのようにそっと重ねる手と手。

夜景よりリッキー、もといイトウさんのほうが綺麗だよーーーーっ!!

安心してください。平常運転です。
そんな有機物・無機物を問わない美しさ無差別級チャンピオンのイトウさん、やはり可愛くない角度など存在しない。

「ハッピーなお出かけ間違いなし!」
そりゃもう全くもって同意見。なぜならリッキーちゃんが目の前にいるんですもの。
どこへ行こうと、どんな景色を見ようと、そこにリッキーちゃんさえいれば全て等しく幸せな光景なのだ。もしかしてリッキーちゃんの存在こそが最強の開運なのでは。

もうね、正面からのショットで既に開運なんですわ。パッカーーンいきましたもん。
この待ち合わせ風味な光景を見られること自体が最大のラッキーだからね!
なんなら最後の強い光が幸福の概念を物質化させたようにも見える。

寒さに悴んだ指を重ねてまっすぐ見つめてる姿、健気すぎません??
僕がトレーナーさんだったら待ち合わせの3時間前からそこに居ますよ???

こっ、このっ、この「待ち合わせ場所にちょっと早めに着くと向こうも先にいて、優しい視線で迎えてくれるリッキーちゃん」みたいな雰囲気よすぎませんかっ……?!大将、それひとつ……!えっ、品切れ?そんなァ……

お、お写真なら目の前にあるし……!(復活)

ていうかゲームだと仕様上けっこうな薄着でクリスマスイベント出てるけど、それを再現するために寒空の下で撮影に出るイトウさんの全力さが本当に好きです。でもストッキング履いててもメチャクチャ寒そう。あとで写真集に毛布かけようかな……(?)

ていうかクリークとかレムちゃんの時も寒中撮影してましたね。もしかしてコスプレってエクストリームスポーツだったの……?
こないだ、火に囲まれながらほぼ逆さ吊りになってる人とかTwitterで見たし、かなり体張ってますよねみなさん。これも愛の成せる技か。

そして右端の写真。
ジャンプする笑顔って素敵ですよね。
体に力が入る分、笑顔も普段より深くなるのが特に。
浮遊感がね、浮遊感がええでないですか。
両膝が綺麗に同じ角度で曲がってたりとか、喜びを体で表現するみたいに突き上げた腕が元気もりもりだったり。尻尾が動きに合わせてカーブしてるのも良さみしかねぇ。
あと、髪が上がって八の字になってるところも最高です。八と言えば「末広がり」なんて言って縁起もいいですし。
やっぱ歩くパワースポットですよイトウさん。
見てるだけで元気がもらえますもん。
パチパチ弾けて、脳みそ幸せだぜ(おいこら)

続くページへ。

季節で変わるヒット曲が流れる街角。
彼女の姿が視界に入るたびに心が暖かくなって、それを感じさせてくれる寒さすらも嬉しくなる——そんな風景。

でも一番嬉しいのは厚着してること!!
可愛い子には厚着をさせたくなる自分がいるので!!(おばあちゃんか)

拙者がおばあちゃん(成人男性)なのは気にしないでください。
コートの話をしましょう。
だってチョイスがセンスの塊で、かなりの高まりを覚えてる最中なんですもの。
前髪の流星と、コートのファーのコンビネーションがまあとんでもないくらい好きです。
白&白。ふわふわとサラサラな二つの質感から温もりを感じます。
ベージュのコートも黄色い衣装にぴったりで、イトウさんの色彩感覚やっぱ好き〜〜〜!!

ところで今回の怪文書、安易に「好き」を連呼してるので『一休さん』のOPみたいになってますね。反省。

じゃあお写真の感想の続き。5枚一気に行こう。
順番的にはキリル文字の"И"を書く時と同じだ。

左上。後ろからのショット、良〜〜〜!
凍えた指を吐息でじんわりと温めてるのは、冬ならではの心揺さぶるしぐさ。コートで底上げされた後ろ髪がふんわりしていて、そんな所にも冬らしさを見つけて小さく笑う。この気づきはナイショの宝物だ。


左下。街であの子が振り向くだけで、みんなの視線を独り占め。何気ないそぶりで合わせた手の間には、希望や幸せが隠れてる。
ああ、だからさ、この夜の主役は間違いなく君なんだ。
一度限り、一夜一幕のプリマドンナの微笑みは、一生のうちに見るどんな輝きよりも鮮明だから。
恋衣って言葉はこの瞬間を表すために生まれたに違いない。こんなリッキーちゃんを、忘れられるはずがない。


中央。壁に寄り添った立ち姿。
サザンが歌うところの「天使が空から降りてきて」の"天使"はきっとイトウさんのことに違いない。
奥行きがあって、イトウさんが端に寄った分、周りの景色が広く見えるお写真だから、急に視界が広くなる。
広くはなるけど、世界の中心は変わらず1人。
彼女の踏むステップを中心とした、半径数百メートルにこの世の全てがある。
大きな街の小さな世界は、今日も軽快にリズムを刻む。
このお写真は、足元が明るくなっているのが特に良い。リッキーの一歩が、輝きに満ちたものであるように思えるから。


右上。じっと見つめる視線を受けると、二つのことを考えてしまう。
一つはお写真を見る上での一種のアバターとして思考の中に存在するトレーナーとして。
もう一つは写真集を観る側として。

一つ目については、トレーナーとウマ娘としての間柄を逸脱しそうでしない近くて遠い関係だからこそ、その視線に込められた意味をなるべく多く汲み取ろうと思う気持ち。ドハマりした恋愛ゲーやってる時みたいな感覚に近い。

もう一つは、イトウさんや氏がお写真に込めた想いだったり意図だったり、そう言ったものを自分はどれくらい正確に読み取れているのかなって。
たぶん二割も読み取れてないのでもっと精進したい。この目もこの思考も、自分が目指す解像度までは程遠い。

しかしそんな内心がすぐに溶けて消えてしまうくらい、この甘えるような雰囲気は甘美で切ない。
ほんの少し唇を突き出した小さな笑みと、潤んでいるように見える瞳の輝き。
今の2人なら目と目で通じ合えると信じたくなる、そんな夢を運んでくれた真冬の願い星。


右下。屈託のない笑み。
メリーゴーラウンドのように回り続ける街の灯りを見つめる表情は、幻想に見惚れる少女にも似て。

歯を見せて笑うイトウさんは素敵だ。
歯並びが綺麗だというのもあるけれど、めいっぱい笑うイトウさんの表情を見るのが一番好きなので。
やっぱり美人は笑顔が一番似合うじゃないですか。

「キミがいてくれるから陽の氣でいっぱいになるんだよ」というセリフには、同じ言葉を返したい。
明るく元気なリッキーちゃんに、そしてイトウさんが今日も同じ空の下で生きていることに、感謝の気持ちでいっぱいだ。いつも心に太陽をなくさずいられるのはそのお陰なんだから。
勿論ウトラさんもやぞ!サンキュー推しのお二人!
あいどろっぷす氏もお体に気をつけて、お仕事頑張ってくださいまし!復帰を待ってますので!!

じゃあ次のページへ


赤い実が弾ける音がした——。

これが初恋ハンターの実力かぁ〜〜〜〜っ!!!
伏し目がちな視線と控えめな笑みが本当に切ない!
もう超〜〜〜〜演技派!!
こんなに胸を打つ表情を見せられる人そうはいないでしょ!!!
こんなに完璧に雰囲気を作り上げておいてまだ課題もりもりなんですか?!
まだ進化する?!やばくない????神????
これ以上となると心臓止まりますよワタクシ????
ウオ〜〜〜〜見てえ!!イトウさんの可能性の先ってやつを!!
だってイトウさんなら絶対にそれが実現できるもの!
貴女の願いはきっと天まで届くし、貴女の理想は必ずその手に舞い降りる。貴女ならどんなに遠い夢にだってその手を届かせることが出来ますもの!!
「幸と不幸の総量は同じ」なんて言う人がいるけど、イトウさんの場合は幸せのほうが10000倍くらいてんこ盛りになってるってオタク信じてる!!

見開きを開いた瞬間にもう心はアクロバット飛行よろしく縦横無尽なんですよこっちは。
紙面全体を使って切ない距離を表現してる演出もすごく上手いですよね。あえて空間ができることで生まれる余韻は、ストーリーテリングなお写真が多いイチイチゼロの作風にもすごくマッチしてると思うんです。やっぱあいどろっぷす氏も神か?????


そしていよいよ最後のページ。
左ページの4枚は去年のクリスマスイブにTwitterでも掲載されていて、それを見た時に「人類史上最高のクリスマスプレゼントを見ちまったな」と思ったのをバッチリ覚えてます。
ちなみに「コパノリッキー クリスマス」で調べるとCurecosのイトウさんの記事がちゃんと出てくるのでGoogleはとてもえらいです。

何度見てもいいですよね、この流れは。
頬の赤さを強調してて、照れ顔リッキーがマジで可愛くて仕方ないんですよ。
目に入れても痛くないってやつ。痛くないはずだからイトウさんいずれ拙者の眼球踏んでくれません???下心とか一切ないんで!!単純な知的好奇心です!!マゾとかじゃなく!!ホントに!!!

通報される前にやめよっかこのネタ()

話を戻すと、プレゼントを受け取ったシーンで俯いた照れ顔、愛おしそうに抱きしめる仕草はすごく年頃の女の子の顔つきで、青春真っ只中な甘酸っぱさが完璧。
そして下の2枚では、プレゼントを差し出して、マフラーを巻こうとする溢れ出した乙女心に溺れちゃいそうなんですよ。
受け取るプレゼントと渡すプレゼントの包装の違いもいいですよね。
赤くてキラキラした包み紙は女の子へ、黒いシックな包み紙は大人の男性へ。
これだけでリッキーとトレーナーの関係性が見えちゃうような気がします。上手いっ。

ゲーム内イベントのプレゼントの再現もすごいんだけど、そこから一歩踏み込んでリッキーからもプレゼントがあるっていう展開を作るの天才だと思うんですよ。最近オタク忘れっぽいんで公式でそう言う展開があったのか不安なんですけど。
だってイトウさんの表現って公式でやってきそうな本物感出てて、マジで毎回「どっかであったっけこれ?!ド忘れした?!」ってなるんですもの。
考え込まれた表現なんす。ほんとにすごい。

ところでこのページ、右下の一枚の気恥ずかしさと愛情の混じった表情はすごくくすぐったい気持ちになりました。
その表情はずるいですイトウさん。

じゃあいよいよ最後の一枚。
動きをつける緩急のコントロールも上手いんだ。もうほんと、ほんっとに、構成から撮影技法から表現から何から、全部完璧なサークルなんですよイチイチゼロ。
今まで静かに縮まっていく距離感を見せて惹きつけておいて、最後に元気弾ける一枚で見送ってくれるんですもの。

前進の勢いで広がったコートが好きだ。
スイングするように振り出した左腕が好きだ。
コートの中に、ワンピース越しにベルトで引き締まったウェストが見えるのが好きだ。
後ろ髪が跳ねるのが好きだ。
脚の位置に合わせて動くスカートが好きだ。
花唇に添えるように突き出した人差し指など心が躍る。
この一枚の中にあるあらゆる要素が好きだ。

だからこの写真を含む、すべてのイトウさんのお写真からもらったハッピーにもう一度、感謝を。

ありがとうイトウさん。いつだって貴女の存在はハッピーそのものです。

今回も素敵な記憶がたくさんできた。
過ぎゆく季節に思い出を散りばめて、イルミネーションにだって負けないような輝きを作り出そう。


おわりに

いつも写真集のあとがきを見るのが楽しみだ。
同じテーマ、同じ書き手、それでも出来上がる文章というのはその時々で違うから、写真集を作り上げた時のイトウさんの思いが形として残るあとがき部分があるのは非常に大切なことだと思う。
今回もリッキーへの思い入れが語られていてとても良い文章だと思う。
特にリッキーのビジュアル面について触れているのは、プロフィールまでしっかり読み込んでいる"ガチ"さが伝わるいい段落だと思った。

やはり誰かの熱い想いに触れると言うのは良い。
それはその人の心の拠り所を知る事でもあるから、常日頃応援している相手のものとなればまた格別なのだ。


——というところでタイトルについての話にようやく繋がる。

「よすが」
心の拠り所。頼りとするところ。
つまり安心できるところ。
イトウさんにはそういうものがたくさんあって欲しい。精力的に活動されていたり、自分含め多くのファンへの対応などもこなすイトウさん。
その日々は決して平坦なものではないと思う。
持病である頭痛や肩こりだったり、人間関係だったり、悩みの種というのは人として社会の中で生きる上で避けては通れないものだ。
だから誰だって辛い思いをする時はある。
そんな時に頼れる誰かや、没頭して気分を切り替えられるような趣味、心が落ち着く場所、そういうのは幾つあってもいい。すぐ近くにあっても良いし、遠くにあってもいい。
あるいは過去に一度旅した場所に再訪することを願う気持ちだって、立派な心の拠り所だ。
それが容易に行けない場所でもそうだ。

たとえば室生犀星が残した詩の一編。

「ふるさとは 遠くにありて 思うもの」

これは、"故郷とは想うものであって、帰るところではない"と言ったら旨の詩の冒頭だけれど、たとえ戻れなかったとしても、想うことができるものがあるだけで人の心というものは、その感情を命綱として日々を渡っていくことができると僕は思う。

だからどんな形でも、心に拠り所を持って欲しい。
それも、出来るだけたくさん。
恋人、家族、友人、同僚、故郷、旅先、移住先、趣味、ルーティーン、数えきれないくらい。
それがイトウさんを幸せにしてくれる。だからそう望まずにはいられないのだ。

そしてウトラさんにも同じ思いを持っている。
むしろ、今一番必要なのはウトラさんかもしれない。
だから願う。
ウトラさんが偶然踏み出した一歩が、思いがけない幸運を運んできますように。
ウトラさんの意思で選んだ一手が、素晴らしい出来事を生み出しますように。

もちろん、あいどろっぷす氏だって。
僕が大切に思うすべての人にそうあって欲しい。
イチイチゼロのお三方には特に。

人の心は思っているよりは丈夫にできてるけれど、期待するよりは脆い。
だから少しでも、その心を支えるものが多くあることを祈る。
いつか人生という長い喜劇が幕を閉じ、別れを惜しむ人々の涙がその船を大河へとゆっくりと押し流すその日まで。
願わくば、その日がくるのが1分1秒でも遅れてくれることを、『Always look on the bright side of life』を口ずさみながら。



なんだか湿っぽい終わりになっちゃったな。
なんか全部吹き飛ばせるような超絶面白ギャグをなんか……なんだ……そう、この……


できねぇーーーーーっ!!


完!


荒斑泥


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