写真集『12REM』は優美に微笑む(ロング版)

※短縮版の原本みたいなものです。
ただしこっちはアホみたいに長いので読むのは非推奨。あくまで書いた記念として置いておく物です。
締めて18,542文字也


ウオオオオオオ!!(壁を破って飛び込んでくる音)
新作新作新作ーーッ!!

発売日をねぇ!心待ちにしていたんですよぉ!
たぶん1万年と2千年前ぐらいからァ!


ちなみに8千年すぎた頃から『Love me?』がもう一冊欲しくなってました(浮気)
しかしそれは12月に自分へのクリスマスプレゼントとして買うので我慢するとして、ついに出ましたよぉ〜レムちゃんの写真集〜〜!

"待"ってたぜェ!!この"瞬間"をよォ!


本当にこの日を首を長くしてお待ちしておりました。
長くしすぎて首が2メートルくらいあります。少し伸びすぎたかもしれません。
そのうちケニアあたりでキリンとして暮らし始めるからよろしくな!
まずは全身網目模様になるところからだ……!

オタク特有の奇怪な生態はさておき、写真集が10月に引き続いて2ヶ月連続リリースの現状、本当に素晴らしいですよね。
冬コミがあることも考えると3ヶ月連続!
きっと凄まじい作業量になっているに違いない……
最近かなりこまめに言っているのでいい加減に鬱陶しいかもしれないけれど、体調には充分にお気をつけて頂きたいと常日頃思う。
実際の忙しさを知らないのでもしかしたら結構余裕があるかもしれないけれど、前回の『GLEEN LABORATORY』が50枚、今回の『12REM』が120枚と考えると中々のものなんじゃないだろうか。
なので文章の開始早々に言うことではないけれども、まず言いたい言葉は「大変お疲れ様でございました」。
今回も、イトウさんが費やした労力とその成果を1枚1枚噛み締めながら、大事に繰り返し見ていく。
それが一人のファンとして出来る、最大限の敬意の示し方であると信じて。

そして大変嬉しいことに、今回の撮影もあいどろっぷす氏だ。
今回も素晴らしい作品だった。前回も前々回も、僕が知る範囲でのあいどろっぷす氏の作品は全て素晴らしいと思うけれど、前回は前々回より、そして今回は前回より一段と洗練されているように感じる。
同一のキャラクターでありながら、それぞれ衣装ごとに違う雰囲気作りをするという難題を物の見事にこなして見せた力量は、もはや卓越や超越などといった言葉に収まらないと感じる。
まだまだ進化を続ける氏の作品から、今後も目が離せない。今後も楽しみだ。


それでは早速、僕が目撃した驚くべき美の数々について述べていこうと思う。
そして毎度のことだけれど、書きたいこと全てを書いてしまうと何万文字になるかわからないのである程度焦点を絞って感想を書いている。
もちろん文中で触れていない部分や、軽く触れる程度に留まっている部分も大変素晴らしいという事はここで述べておきたい。


『バニーガール』

まずはバニー衣装からだ。
いいよね、バニーちゃん。バニーってだけで好きな格好です。それを宇宙一可愛いイトウさんが着るんだからこれ以上ない贅沢じゃありません???

こっ、これ見ちゃったんですけど追加でいくらお支払いすればいいですか(大混乱)

混乱している場合ではぬわぁーーい!
開始早々1ページ目で止まるやつあるかよ!と再起動を遂げた僕。
見ますよ!見ますとも!
これを最後まで見届けるまでは、たとえ火の中、水の中、あるいは男塾名物・油風呂の中でだって僕は不死身ですもんで。

しかし実によくできた衣装だと思う。
レムちゃんが元々メイドさんであることを取り入れたバニー服は、裾の部分すべてにフリルがついていてとてもかわいい。
耳の部分もベースはメイド服の時のヘッドドレスと変わらない。
おまけにトドメのショートエプロン!
バニー衣装といえば大人っぽい服装という認識なんだけれど、ショートエプロンが加わることによって雰囲気が丸くなるし、"大人のお姉さん"といった雰囲気だったところに少女みが現れる。

これがたまらない!

元々お姉さん風もロリっぽさも出来る多彩なイトウさん。それがバニー衣装でお姉さん方面に寄りかけているのを、フリルとショートエプロンで乙女チックな領域にまで魅力を拡大させる。
もちろんレムちゃんは少女キャラなので、それによって本人とキャラクターが合致する。
コスプレとして、キャラクターへのリスペクトと高度な再現を行いつつ、イトウさんらしさを両立させている。これが一つの理想系なのではと感じる衣装である。

今回の衣装は全て既存の媒体で発表されたものであり、今回の12着もそのうちのごくわずかである事は知っているけれど、その中から選ばれた衣装たちはどれもこれも必然のように全てがよく似合っている。
もしも天に神がいて、きまぐれにその御技を振るうのだとしたら、これは間違いなくその内の一つだろう。

ポーズももちろん可愛いんですよねぇ〜〜〜!
2枚目の写真なんか、風に揺られる白百合のようにしなやか且つ嫋やかで、麗しさに満ち満ちているので見惚れること間違いなしなんですよ。

うさぎさんポーズも可愛いぃぃ……可愛いよぉ……
小動物的な愛らしさとアイドル的なプリティーさを足して、舞い散る光の雨でデコレーションしたような可愛さ。
こんなに可愛い人類が他にいます???
絶対いないでしょ。人類最カワ女子でしょうよこんなん。

ていうか椅子に腰掛けたまま座面に両足乗せるって小さくて可愛くないですか??
大抵の人はこれマネしたら椅子ごと倒れると思う。
というか僕がやりました。
椅子ごとひっくり返って若干床を凹ませたので、成人男性には無理なようです。みんなも気をつけてね。こ、腰も大事に……!

まあ、これも名誉の負傷だろうということで次へ。

膝を抱えるポーズから、伸ばした片脚の下に手を通してる写真あるじゃないですか。
あれすっごくないっすか。
脚線美ですよ脚線美!
網タイツ越しにわかる綺麗な足と、その長さと細さ。まるで高名な書道家が引いた線のように、適切な細さと、観た者の美への意識を刺激する計算され尽くした曲線で出来たような綺麗な脚。
あまり脚の話ばかりするとそういう変態だと思われてしまうのでここまでにしておくけど(手遅れ)、美脚ですよね。すばらしい。

そしてバスタブの中から微笑む構図は俺に効く……
ゲーム的に言うなら「弱点突いた上に特攻効果を乗算」レベルでよく通りますよ。普通に一撃でノックアウトです。
だってオタクに目覚めたきっかけがエレメンタル・ジェレイドのレンちゃんだったし、その作中でも"バスタブに美少女"の構図があったんですもの。
つまり現在と過去の推しからの同時攻撃!
なのでこれが非常に良く効くわけです。

というかもう存在自体がエモいんですよ。
6枚目と8枚目がバスタブを使ったお写真なんですけど、前者は一定の範囲を隠す事で、見えている部分にフォーカスを当てつつ、実在かつ等身大の人間に童話じみたミニチュア感を纏わせているんです。

そして後者では、バスタブ自体が周囲を覆う壁となる事で、一つの空間がたった一人のものであるかのように思わせる。
つまり、この場ではあなたが女王様。
周囲の全てを支配して、優しい瞳で我々の上に君臨する。それがこの狭い空間だけというのが実に惜しい。ぜひとも支配してください!!

ていうかイトウさん占有率の高い空間、尊すぎません???
世界中に伝わる理想郷伝説の一つがこれってことですよね。そうじゃなきゃこの尊さの説明がつかないんですよ。
こうなったら、とりあえず拝んどけ〜〜〜!!
推し〜〜〜!!神〜〜〜!!


完全な思いつきだけど、狭い空間いっぱいに美少女って『不思議の国のアリス』のケーキの話みたいですよね。
しかも写真にはウサギ要素もあるし、童話感もある。
イトウさん、もしやディズニー作品のヒロインだったりしません??
道理で可愛すぎるわけですよ。納得です。
またしてもイトウさんが世界的美少女であることが証明されてしまったな……

そしてこの衣装への次の感想は、ベッドの上から視線を送る姿について。

すっごい無垢さなんですよ。もう全身からピュアさが滲み出ていて眩しいくらい。
口元に添えられた手があどけない!乙女!
永遠の少女と呼ぶに相応しい、妖精のようなその全身。
白絹ですらも霞んで見えるほどの純真かつ純白な表情が実に可憐な女の子なんですよ。

僕が唯一イトウさんのことを疑うのは「ロリ系キャラは冒険」って発言のみですね。
完全ド安定だし、メチャクチャ似合う。何も迷うことはないですよ。こんなに愛らしい姿を作り出しているんですから!
最高です!!文句なしの可愛さにメロメロですよ僕は!!(突然興奮する患者)

別の写真もいいですよね……
両手を下につくポーズ、スタイルの良さが試される瞬間だと思うんですよ。
やはりイトウさんは体型がとても綺麗なので、そんなポーズでもバッチリ決まっちゃう。

背中が美しいんですよ、イトウさんって。
特にこの写真は光の加減と向き、ポージングに撮影角度と複数の要因が合わさって、今までで一番綺麗に見える背中なんです。
それが下に向かうにつれてゆったりとした下降線を描き、腰でまたキュッと上向く。
姿勢も綺麗なんですよね。日頃から綺麗な姿勢を保っていなければ、こんなに綺麗な曲線は作れないと思うんですよ。そう言った洗練された一面がとても好きです。

もう何もかもが芸術的。どこかの美術館に飾られてんじゃねーかなってレベルで。
褒めるところが多すぎて、褒める言葉が本当に足りない。
がんばれ僕の語彙力!イトウさんの良さはまだまだこんなものじゃないんだぞ!



よーーし!次、いってみよーー!


『キャンペーンガール』

というわけで次のお写真はキャンペーンガール。
キャンギャルって略すと年代がバレるかもしれませんね。いや、今でもいうのかしら。
(後でRead meを見たらイトウさんも同じ略し方をしていたので、まだ現役の略称なのかもしれない)

年代云々は置いておくとして、この衣装は背景も含めたフューチャー感のあるテイストがいいですよね。
布地の光沢、透明度の高いスカートとベスト、黄・黒・白のカラーリング。
それを足元から照らすライトと、何かの回路のようにも見える背景。

もしかしてタイムマシンのプロモーションだったりしません??って感じの近未来的な仕上がり。
貴女が導く先にある未来ならば、どんな世界でも輝かしい。
たとえ時間や空間、次元さえ超えても推し続ける恐怖のオタクロボだぞ俺は。\ウィーンガッシャン/

もしくは電脳世界に現れた科学の妖精と称えよう。
0と1の狭間を飛び交う仮想空間の幻想とでも言うべき美の構築。
いつかホログラフィーが一般的に普及したらこの衣装のイトウさんの等身大の立体がでてこないかな……

膨らみ始めた妄想が止まらない。
一つだけ確かなのは、この衣装での写真も間違いなく大好きだということです。
ちなみに『電子の妖精』だと違うキャラになってしまうので要注意!

『SF』って単語、「サイエンス・フィクション」でも「少し不思議」でもないと思うんですよ。
イトウさんの場合「すごくファビュラス」ですよ。
途方もなく素晴らしいってのはこの人のためにある。どんな衣装でも、ハートを撃ち抜いて思考を奪い去っていくんだから褒めること以外できないです。

そんなウルトラ美少女のとるポーズ、良いに決まってるじゃないですか!
腕を上げたポーズは二の腕の綺麗さにドキドキ。
上腕三頭筋が作る弓のような曲線いいですよね。
マジで体脂肪率何%なの??全身が人々の理想で形成されてません??

腰に手を当てれば、腕と胴の作り出す三角形の空間に歓喜を伴った幾何学的な美を生み出すじゃないですか。
手を差し伸べれば、そのまま意識が引っ張られて幽体離脱体験をしそうになるじゃないですか。
脚を前で組んだまま座って、両手をその上に重ねるだけで、僕の胸は32ビートで鼓動を刻み始めるんです。
もう一挙手一投足の全てが魅力に溢れてるんですよ!!
そのうち「呼吸してるだけで可愛い」なんて言い出したら手遅れなので収監してください。

そして10枚目の写真は凄かった。
人の持つ力というものは目に宿るのかもしれない。
目があった瞬間、眩く画面を横切るライトの光すら見えなくなった。
その目が持つ力を自分の中に投射されて、世界には写真の中のイトウさんと僕だけしかいなくなったと錯覚した。
イトウさんの持つ輝きは、そんなちっぽけなライトくらいじゃかき消せないっていう訳ですね。
むしろライトがどれだけ強くても引き立て役にしかなれませんよ。
それくらい美しい人!


『チャイナワンピース』

続きますはチャイナ衣装!
長めの袖がヒラヒラして可愛いですよね!
ていうかもうチャイナ衣装ってだけで好き!

メイドもバニーもチャイナも全部僕によく刺さるんですよ。それこそ絹漉し豆腐に箸を刺すよりも簡単にブッ刺さります。チョロいんです。
それをイトウさんが着てるってだけでもう完全降伏なんですよね。
今は犬みたいに腹を見せて服従を示してる所です。
ついでに首輪もつけてください。ワンワン。

もう自分が何の動物かわからなくなってきた。

しかし今考えるべきは目の前のチャイナ。
娥娥たるその立ち姿には詠嘆する他ない。
微笑めば華のように愛らしく、瞳を閉じれば月夜に響く琴の音色のように雅、少し口元を開いたならば、そこには優しい祝福が宿る。

眉の動きひとつ、または瞼の上下だけでも心を転がされてしまう。
これはもう中華風美少女の最高峰よぉ。

楊貴妃さん、世代交代のお時間ですよー!
世界三大美人の一角、ここに崩れたり!!
そしてこの時点で残り二人にも判定勝ちしてるので、三大美人という称号は終了です。
イトウさんが単独で世界一位です。よしんば二位だったとしても、世界一位です(某コント)
ちなみに宇宙一位とか世界一位とか肩書きがふらついてるんですが、要するに何よりも可愛いってことです。

だって舌先をちょっと出した写真とかヤバいじゃないですか。
「可愛い」以外の単語が一斉に家出したから決死の捜索中ですよ。
いっそ呼吸してるだけで可愛い。マジで可愛い!
唯一残った単語の「可愛い」にはいっぱい働いてもらいましょう!

そして柵に両手を乗せた横向きポーズもあるじゃないですか。なんだろう、すごい幼馴染感。チャイナ衣装なのに。
実は俺、宋の時代とかの青年Aだったかもしれない。超絶可愛い幼なじみの笑顔を励みに、科挙の勉強してたかもしれない。
挨拶の時ニーハオとか言ってたわ。そうだったそうだった。

ついに自分の国籍の時代も分からなくなってきたわね……

そしてカンフーっぽいポーズ!
抱拳礼も片足上げてるのも良すぎてもう骨抜きにされてます!!
可愛さで相手を骨抜きにする技でしょこれ。
もうタコみたいにぐにゃんぐにゃんです。
なんか一人動物園みたいになってきてるオタクです。

今回は特に話の脱線が多いな。

でも、こういう動きの多いポーズでスッキリと魅せるって本当にすごいことですよ。
もう何回スタイル褒めてるんだって話だけど、まだまだ褒めちゃう。理想体型!八頭身!プロポーション抜群!イトウさん!

そう、実は「イトウさん」って単語は褒め言葉だったんですよ。最上級の。
これまでに僕が書いてきた怪文書の5億倍くらいの褒めぢからを濃縮した、褒め言葉界の最終兵器だったんです。
意味がわからなくてもいい。考えるな、感じろ。
あるいは知ったふりしろ。いずれ解る。
そういうことです(?)

そしてそれは、この衣装のラストの一枚でもわかる。
欄干のうえに顎乗せてるの可愛すぎますよね……
もう画面からトキメキ成分が揮発してきてるんですよ。部屋中がトキメキに満ち満ちています。もはやこの場にいるだけでドキドキしちゃうキュンキュン空間。
そんな視線を送られたらエモみがすごいんですよ。
もう歩くエモーショナルでしょイトウさん。
エモみの過剰摂取で緊急搬送される前に、次の衣装に逃げるぞッ!


『クリスタルドレス』

次はクリスタルドレス!!
エッッッモーショナル!!

ぜんぜん逃げられてねえわこれ……
振り子時計みたいに感情ゆらゆらですわ……
目に映る何もかもが素晴らしい故に、感情は止まり木を失った小鳥のように飛び回る。

この衣装の何が素晴らしいのか。
それはウェディングドレスのようでありながら、プリンセスドレスとしての一面も併せ持つ事にある。

ウェストマントのような装飾を開けばミニスカートが現れ、花嫁のような清らかさが溢れ出す。
しかもミニスカートであるから、ハイソックスとの間に出来る絶対領域に覗く肌の血色の良さに赤面してしまいそうになる。

こんな素敵な姿を見てもまだエミリアたんを選べるって言うんかスバルくん!!どうなんだねバルスくん!!
少なくとも僕には無理ですよ!!絶対レムちゃん!!

しかしエミリアたんのほうもイトウさんのコスだったら一体どうすれば……?


思考の迷路に陥りそうだ。そして永遠に脱出できそうにないのでこのことについて考えるのはよそう。

次は前を閉じた状態についてだ。
雪の国のお姫様とでも言うべき優雅さは、高貴な雰囲気と気品を持って、読者を物語の世界へと誘う。
大扉の前での一枚などは、童話の中でしか見知ったことのない浮世離れした美しさを全面に見せつけている。
もちろんその他も構図ごとに異なる美で圧倒してくるのだ。

憂いを帯びたようにも見える微笑みと共に両手を組む姿には、思わず胸を締め付けられる。
これが舞台の演目の一幕であったならば、この場面に胸を打たれるあまりに終幕後も立ち上がれず放心しているだろう。

肩まで両手を軽く上げた姿は大扉の前での一枚に近いポーズでありながらも、また一味違う雰囲気が流麗だ。
軽やかに舞い上がった衣装の流れは柔らかく、風に舞い上がった雪が光を乱反射させる様をそのまま形にしたような、穏やかでありながら存在感を持つ仕上がりとなっている。

そしてイルミネーションに照らし出される姿の美しさと言ったら!
イトウさんの持つ美と、闇夜を彩る電球たちによる煌めきの相乗効果を目にすることができたのはこの上ない感動だ。
光と雪をごく自然に、まるで気軽にアクセサリーを纏うかのように使いこなしている姿はやはり童話的。

ああ、我らが姫様。本日も何と麗しゅうございますことか。
そのお姿を拝することが出来た喜びで、この胸は今まさに打ち震えているのです。(突然の配下ヅラ不審者)


ところで8枚目の写真で"だっちゅーの"を思い出したオジサンたちは僕と握手。


『袴』

次は袴のお写真の感想いいですか?いいよ(自問自答)
さっそくかつ唐突で恐縮ですが、初手で一番デカい感想。

畳に横たわった姿で、自然に下に向けて流れる髪がなんかもう、ごく当たり前の自然現象なのにあんまりにも愛しくて、麗しくて、なんか、こう、ううう〜〜〜(嗚咽)

穏やかな表情とか、ゆったりとしたポージングとか、薄暗がりにそっと灯りが差し込むようなライティングとか、いっそ散らされた花弁も転がった紙風船ですらも涙を誘うぅ……

泣く要素がある訳じゃないのに、何故だかすっごく心にぶっ刺さったんですよね。
また新しいイトウさんの表現が見られた気がする。
清廉、清らか、清純。
全てイトウさんのためにあるような言葉だけど、この写真に捧げるには今ひとつ何かが足りない。
「純な感情」というのが今僕に出せる言葉の中で一番近いのかもしれない。
今までイトウさんとその作品の素晴らしさを讃えたい一心で、湧き出た感情を花束のように飾り立てて精一杯の想いで捧げてきたつもりだ。
けれども4〜6枚目の3つの写真は、それすらも忘れてしまうほどに真っ直ぐに心に響いてしまった。

永遠に忘れられねえよ、この瞬間を。


と、初手で一番THE・ビッグな感情をショータイムしてしまったので2日ほど文章を書く手が止まってしまったんだけれど、ここからまたぽつぽつと続きを書いていきたい。

和装がここまで美しく映える人を僕は二人と知らない。
さらりと着こなし淑やかで楚々とした立ち居振る舞い。
風情というものを知る者によって生けられた一輪の杜若のように、幽玄の美がそっと部屋の真ん中で佇んでいる。
漱石の『夢十夜』、その第一夜を読んで以来、「百年もの間をじっと待っていられるほどの女性とはどういうものか」という疑問を持ち続けていたけれど、それはまさにこう言った姿をしているのではないかと思う。

大正浪漫を思わせる婉美さは、光に当てられた硝子細工のようにすこし姿勢を変えるたびに、きらりきらりと無数の輝きを魅せる。

ああ、もう言葉にならない。
趣味とはいえ文章を書く人間の端くれとして恥ずべきことだけれど、ここで一度筆を置いてじっくりと見つめ直すべきだ。
しかし見つめ直すのは自分自身か、あるいはこの衣装の10枚を見て思わず零れ落ちた涙か。
これについてはここまでにして、日を改めるべきだろう。



『仔ヤギ』

そうして幾日かが過ぎて再開です!
これが文面だと数行のうちに切り替わるので情緒もへったくれもヘチマもあったもんじゃない。

怪文書としてのフリースタイルな土壌がなければなしえない荒技ですが、次に行ってみましょう。

待ちに待ってた仔ヤギちゃん!
言わずもがな狼と7匹の仔ヤギがモチーフのこの衣装。

僕が狼だったとして、こんな可愛い子山羊ちゃんを目にしたら、そのまま引き返して石飲んで水にドボンですね。
子山羊ちゃんに傷一つ付けられませんよ!!!
それどころか怯えられた時点で罪悪感で消滅しちゃうでしょこれ!!!

というわけでお話は開始5行くらいで終わってしまうこと間違いナシなので、本としては成り立たなくなってしまう。僕が狼じゃなくて本当によかった。

そんなキュートでスイートな仔ヤギ衣装。
1〜3枚目は肩回りがそんなに見えないんだけれど、それ以降は驚きのアグレッシブさにドキドキ超えてドギマギでした。
油断してたぜ……

なんなの?!仕込み刀なの?!油断してるところでバッサリやるつもりだったの?!
もちろんスパッとやられてしまいましたよ!!

未だにハートはウブな坊やな僕にはまさに衝撃でござった。
いや、冷静に考えると、急に肩周りが見えるようになっただけなんですけどね。
なんかこう、イトウさんのロリ系衣装があまりに堂に入っていたので、ギャップでポーンと飛び出た訳ですよ。目玉が。眼球はデリケートだからそっと戻そうね。

でもかンわいいんだよなぁ〜〜この衣装が〜〜!
イトウさんってふわふわした柔らかな印象をもった一面もあるから、こういうモコモコな衣装もバッチリ合致といいますか!!
カチューシャとチョーカーもふわっふわ!
膝上丈のソックスと、手首から伸びる袖のピンク色が、一見目立たないけど隠れたオシャレさ。
こんな可愛い衣装を着こなせるイトウさんマジ最高。
お部屋のメルヘンさとの組み合わせ、非の打ち所がないです!
小難しい表現で言うところの「伽羅の仏に箔をおく」ってやつ。完璧な被写体にパーフェクトな舞台。
よさみがアンストッパブルです!

しかも後半の別のセットも超絶お上手。
置かれた鳥籠と、格子窓が囚われたような雰囲気を作り出す。
この演出にも感心してしまった。
そんな中で微笑みを見せる姿、囚えたつもりが囚われていたのはこちらだったのかもしれない。
レムちゃんの扮する仔ヤギは可愛いだけじゃないのだ。
知っての通り、主人や恋の為に苛烈に戦うこともある美少女鬼っ子メイドなのですから。

そんなところもレムちゃんの魅力。それを表現するイトウさんすげぇんすわ。神棚に写真集飾って、毎朝出かける前に拝んでから行きたいくらい。崇拝するしかねぇ〜〜〜!!
「鬼懸かってますね!」ってこの時のために使う言葉ですよ。

とかなんとか考えてたら9枚目のお写真でほっぺたぷにっとニッコリ笑顔!

あらァ〜〜〜〜〜〜〜!!(突然のオカマ化)
もうすっごい可愛いじゃない!アタシこういうのめっちゃくちゃ弱いのよォ〜〜〜!!
飴ちゃん食べる!?なんなら近所のお菓子全部買い占めてきちゃうわよアタシ!!


……失礼しました。

やはり観客に驚きや喜びを与える手法の中で一番シンプルかつ強力なのはギャップを作ること。
クールな雰囲気からの、突然の愛らしい表情に感情が間欠泉のように噴き上がる。
可愛さと言う名の熱風が胸の奥底からとめどなく溢れ出て、チリチリと灼けるように身の内を焦がす。

やはり思わず目を剥くほどにギャップの作り方が上手い。
あるいは構成が上手いのか。
曲芸飛行のように上へ、下へ、右へ、左へと振り回される高揚感に感謝が止まらない。
神様、イトウ様。今回も素敵な写真集をありがとうございます。マジで生きててよかったっす。
写真集1冊ごとに"人生最高の喜び"が複数個ずつ増えていくので、「お前の人生は何個あるんだよ」と自分でツッコミをいれている。
明日からは『100万回生きたオタク』の二つ名を名乗っていくわよ。そう言うことでどうぞヨロシク。


『部屋着』

次なるテーマは『部屋着』。
こういうの好きっすわぁ〜〜〜!!
疑似デート的な雰囲気、鉄板ですよね。
この写真集を買った他のファンを指差しながら言いたい。

お前も!お前も!お前も!そしてこの俺でさえも!
イトウさんの作り出す夢色空間に呑まれたその日から、推す以外の選択肢はねえんだよ!!!
ハート燃やして!!推し活!!いくぞォォォォ!!!

さあ、気持ちの盛り上がりも充分!!
部屋着レムちゃんフォルダに突入だぁぁぁぁ!!



て、撤退っす撤退。
推しが可愛すぎて立ち上がれない……

美少女のナチュラルな仕草にオタクが勝てる訳ねえじゃん……

この場合の「ナチュラル」というのは本当の意味での"自然"ではなくて、あくまで写真の構図の表現としてナチュラルって単語を使ってるはずなんですけど、それを理解した上でもやっぱり画面から伝わってくる活き活きとした感じ?というか伸び伸びとした雰囲気?ってのがあって、それを見た瞬間にファー↑っと消滅しかけてたんですけど、そこから更に7枚目の笑顔のアップはヤバすぎると言うか(クッソ早口)

マジで7枚目の写真が一番ヤバいんです(結論)

人類が認識しうる中で一番可愛いお顔のアップの時点で「おかしくなっちゃいそう!心臓が破裂しそう!」ってレベルで喜んでいます。
顔が良すぎる。早く人間国宝に指定されてくれ。

顔を構成するパーツが全てパーフェクトなんですよ(ろくろ回しの手つき) 

まず眉の整え方が上手いじゃないですか。こういうのを「柳眉」って言うらしいんですよ。
柳のように細く美しい眉とか、美人の眉って意味らしいです(Google先生曰く)

そして目元も綺麗。昇り始めた朝陽のように、見る者に希望と新たな始まりを予感させるような輝きを放つ澄んだ瞳。
瞳のブルーは果てのない空の色か、あるいは奥深いその内に生命力を湛えた海の色か。
青い瞳、クリークもですよね。
それもあってイトウさんの青い瞳は特に好きなんです。
だってクリークのコスに一目惚れしてファンになったんだもの。
あんまりクリークのコスのことを掘り下げちゃうと、レムちゃん写真集の怪文書だからマナー違反だしやめときます。でも特別な思い入れがあると言うことだけ書いておきたい。


そして鼻の形も素敵です。小鼻がすっきりとしていて、滑らかなカーブを描くチャーミングさがある。
顔のパーツがあるべき位置に寸分の狂いもなく正しく配置されているというのはこの鼻だけでもわかる。

唇に関しても言及せずにはいられない。
瑞々しさがある唇は薔薇の花弁のような淡い桃色に染まり、口端がゆったりと上りながら微笑みを浮かべる様は聖母の慈愛を思わせる。

と言ったように、どれもこれも美しくて堪らない素敵なお顔。

もちろん綺麗なのは顔だけじゃないけどな!!
毎回褒めてるスリムなお腹も、細くて長くて美麗な脚も、真珠のような白さが眩しい肩周りも、全身を構成する要素が褒めたい部分しかない。
なので怪文書のたびに身体中のそれぞれの部位に対して似たような褒め方をしているけれど、それは賞賛の気持ちの表れだと思っていただけたら僕がイトウさんを素晴らしいと思う気持ちの約2%前後くらいは伝わるかも知れない。
この気持ちの総量、僕自身にも計り知れないので……

ちなみにこれを読んだ誰かは「『恋は盲目』という言葉と同じように『推し活は盲目』なのだな」と思うのだろう。
そうかもしれない。
しかし誰が何と言おうと、この顔が一番だ。
少なくとも僕の中では、この顔しかないのだ。
もちろん僕が推す理由は顔だけじゃないけれど。

何よりも、誰よりもプリティーだよイトウさん!!
今日も推しが可愛くて超ハッピーなのだ。

ラッキー☆ ハッピー☆


『マジシャン』

次に登場するのはマジシャン衣装!

つかまえてマイ・ハピネス!
恋は不思議色 マイ・ハp……

これ以上はJAS○ACとかスタジオぴ○ろに怒られそうだからやめましょうね。ていうかアニメも違うし。


では気を取り直して。

この衣装、色合いが素敵ですよね。
レムちゃんのイメージカラーである水色を大きく取り入れつつ、紫色でシックな雰囲気を取り入れてるのがデザイナーの妙。


Q. ロリキャラが大人っぽい雰囲気を着てるコスって難しそうじゃない?

A. イトウさんを見てください。バッチリ着こなしてます。むしろ衣装の方から着られに来てます。

燕尾ジャケットを綺麗に着こなし、ステッキを軽やかに握るその姿は超一流のイリュージョニスト。
今宵も舞台を舞う蝶の羽ばたきに、観客たちは現実を綺麗さっぱり忘れ去ることだろう。

あとね、ガーターベルトで救われる命があるんですよ(小声)
これであと三百年は生きられると思うの。
ありがとう。いいガーターです。


なんとも素敵なマジシャン衣装!
ステッキひと振り、魔法がキラリ!
笑顔で響かすステップで、舞台は奇跡が溢れ出す!

ステッキの持ち方がとっても素敵!(駄洒落)
2枚目のように構えても、3枚目のようにそっと身に寄せても、そしてハットと一緒に両手に携えても!
これから不思議なことが起こりそうな予感が起こり、ワクワクが止まらないのです。
帽子から飛び出すのは白い鳩か、はたまた夢と希望か!素敵なものが出てくるのは確定路線!

舞台の雰囲気もとても良い。
額装されたトランプや、壁紙の格子柄は、言わずもがな手品を象徴するモチーフである。
そして特筆すべきはハードカバーの本を模したインテリア。
これがあるだけで全体のサイズ感に違和感を生み出し、マジシャン衣装に相応しい奇術めいた雰囲気が生まれる。
とても良いスタジオを選ばれたと思う。
イトウさんとあいどろっぷす氏、どちらの提案かはわからないけれど、このスタジオで撮影することを決めたその選択は間違いなくベストだと確信している。


『メイド』

さあさ、お立ち会い!
お次に続くはメイド服。
洒落た洋服袖通し、ニッコリ笑えば花が咲く。
咲いた咲いたは蓮の花。白い花弁の淡い艶。
白いお肌は白磁のごとし。
さながら西洋の女神ヴィーナスか、あるいはミューズと来たもんだ。
前は美の女神、後は芸術の女神であるからにゃ、綺麗なはずだよこのお顔。
こんな大芸術作品が今なら120ページで1000円だ!
さあ、お立ち会い!

えー、思わず啖呵売口上の真似事をしてしまいました。ただこの出来を見るに寅さんの真似っ子は向いておりませんようで。

というわけでいつもの怪文書スタイルへ。


やっぱりレムちゃんと言えばメイド服ですよね!
この衣装で思い出すのは作中屈指の名シーン。

「ここから始めましょう!イチから……いいえ、ゼロから!」

ええ、初めて見た時にはアタクシも思わず涙腺に来たってもんです。
こんな素敵なこと言ってくれるヒロインおる?!
慈愛のビッグウェーブが押し寄せてきますやん……
乗るしかない、このビッグウェーブに。

そして大変なことに気がついてしまった。
あのセリフの中には「イチ」と「ゼロ」が含まれている。
つまり……


サークル110(イチイチゼロ)がレムちゃん写真集を出すことを予言していたんだよ!!    \ナ、ナンダッテー!/


ちょっと何言ってるかわかんないですよね。僕もわかんないから心配するな。
しかし運命的なまでにレムちゃんがお似合いなのでそんな謎電波を受信しても仕方がないというもの。
メイド服というレムちゃんにとっての"正装"を着たことでそれが顕著になる。

パッチリした目と、整っているのに柔らかそうな頬はレムちゃんの年頃と一致した特徴である。
他のコスでは成熟した女性としての魅力を振りまいているのに、レムちゃんや他の少女キャラとなると途端に10代の雰囲気を纏えるイトウさん本当にすごい。
実は東映とかぴえろの魔法少女シリーズみたいに、小さい女の子が魔法のアイテムで変身してるんじゃないかって説もある(あるのか?)

フリルが多かったり袖やスカートはゆったりしてるのに、胴周りはスリムなメイド服って着こなすのとっても難しいと思うんです。
それでも僕の目に映るイトウさんの姿は完璧だし、衣装もオーダーメイドで誂えたかのようにピッタリなサイズ感。
姿勢を正して椅子に腰掛ける姿を見れば、本物のメイドのような高潔さと孅媛さを知ることができるでしょう。
振り向いて口元に人差し指を当てる様はそんな彼女の茶目っ気が垣間見え、さらに心惹かれて行くに違いありません。
両手を広げてこちらに微笑めば、少女らしからぬ包容力に彼女の奥深さを知ることも出来ます。

この瞬間だけは自分がスバル君ではないことに深い悲しみを……抱きはしませんが。なんせ呪いとか怖いし。

ところで10枚目に置かれた写真、どの衣装でも最高のものしかないんですよ。
どれを見ても「最高!」が出るくらい素敵な写真ばかりですけど、それを超えた最高があるというか。
この衣装の場合、うたた寝してるレムちゃんを見つめていたら、目を覚ましてこちらを見た瞬間に微笑んでくれた瞬間をフレームに収めたような。

えっ、ヤバ、マジ幸せ。

多幸感に包まれて、息もできないくらいに甘い妄想が脳裏を包む一枚である。

結論としては、やはりどこをどう見ても完璧なんですよね。

ちなみに両手を広げるポーズを僕も真似してみましたが物の見事に"すしざ○まい"になったので、男子諸君におかれましては再現をするのはお止しになられたほうがよろしいです。

あれは美少女にのみ許されたポーズや……


『マリンセーラー服』

悲しいことに、残る衣装はあと3着!
早くない?いや、120枚の写真集だからむしろ多いはずなんだけど、もう終わっちゃうのか。とても寂しい。

いよいよマリーンセーラー服の出番がやってまいりました。
クラゲを模した照明器具と、青色の灯りが飾る室内は水の中にいるような神秘的な光景。
時折画面の隅に映るインテリアの枝が珊瑚のようにも見えてくる。

美しさを人の形に整えたようなその姿は水の精霊・ウンディーネ、はたまたギリシア神話における海の女神・テティスか。

青と白が主体の衣装を、小物の黄色や靴の赤が華々しく彩る様は、穏やかな水底で小さな熱帯魚に出会ったような小さな喜びがある。そしてその小さな喜びがゆっくりと積もっていくのを感じるのだ。

全体的に背景も衣装も青と白で構成されている分、そういった差し色がアクセントとなってとってもオシャレ!!
元からある衣装をセットなどを利用してここまで引き立てるとは、やはり天才か……

ミステリアスさと青ベースな絵作りが生み出す雰囲気で落ち着きながらも、マリンルックらしいキラキラした楽しさが失われていないのは匠の技としか言いようがない。

しかもこの衣装のイトウさん、ただでさえスタイル良くて綺麗なのに、さらに細くてびっくりなんですよ。
腰のくびれヤバくない??
ここまでくるとパリコレのモデル並みじゃありませんこと??
手首も細いし、鎖骨も綺麗だし、首もスリムだし。
こんな繊細な芸術を見たのは初めてだ……

こんなイトウさんのお写真も大好きだし、浴衣クリークの時みたいにいっぱい食べるイトウさんのお写真も好き。
好きにならないイトウさんの作品が思いつかないほどに、ファンとしてのめり込んで行ってるのを感じる。
過去も今も未来も、僕の最推しはイトウさんだけみたいです……!
今後も道端に転がる石の一つとして、インターネットの片隅から細々と応援していきますね……!



『サンタ』

終わりみたいな雰囲気が出ましたがまだ続きます。

フォルダを開いてそこにいるのは、僕らに夢と希望を届けにきた、ちょっぴりあわてんぼうなサンタクロース。

淡い光に包まれて何もかもが暖かく、優しい作品の数々だ。
幼少期の頃にはクリスマスが近づくたびに、張り切るあまり飛んだり跳ねたりしながらツリーを組み立てたり、飾り付けていたりした時の思い出がふと蘇ってきた。
なんだかとても懐かしい気持ちだ。
今まで、イトウさんのお写真のおかげで色々なものを思い出せた気がする。
喜びと希望、ときめき、嬉しさ、懐かしさ、愛しさと、切なさと、心強s……

ちょっと恥ずかしくてギャグに走りかけたけど、この感謝の気持ちは本当だ。
失うばかりが人生じゃない。ときどき振り返ってみると、今の自分が思っている以上に得たものが数多くある。そしていつの間にか置き忘れてきてしまったものも。
それをイトウさんの写真や、サークルとしての活動をファンとして追いかけているうちに随分とたくさん拾い上げることができたらしい。
拾いすぎて抱えきれないくらいだ。
次は溢さないように慎重にかなくては。

勿論これは僕が勝手に救われた気になっているだけだ。
だけど、イトウさんがいなければそのきっかけすらなかったのだから、勝手に感じた恩をこれからも、ファンとして応援することで勝手に返していきたいと思う。
恩返しの押し売りというわけだ。迷惑にならないよう自制しなくては。


またしても終わりそうな雰囲気になっちゃったじゃねーか!!
まだ続くよ!!
この段階で15,000文字超えそうだけど残念ながらまだ続くんです!
冒頭にも書いたでしょ!
「アホみたいに長いから読むの非推奨です♡」ってね!
すみませんがここまで来たのでもう少しだけお付き合い頂きたく。

さあさあ、余計な脱線をしましたがまだサンタ衣装の感想は続くよどこまでも。

この衣装、小さな王冠がついていたり、背中に天使の羽根があったりと過剰なまでの可愛さに溢れている。
ここまでの可愛さを詰め込んだら普通の人類は可愛さの過剰摂取で倒れちゃうでしょ!

天使の羽根が似合うイトウさん、やっぱり本物の天使様だったんですね??
この湧き上がる信仰心はそのせいでしたか。ちょっと五体投地しますね(衝突音)

しかも王冠も似合うよぉ〜〜〜〜!
お嬢様だと思ってたら王女様だったの?!
ロイヤル感がさらに高まってるよ!高貴だよ!
統治してくれ〜〜〜!!

じょ、情報から得られる可愛さが多すぎる……!
可愛さで知恵熱出した初の人類になれそう……!
明日は会社を休みまァ〜〜〜〜す!


知恵熱で気絶する前に、祈るポーズの素晴らしさも書いておかねばなるまい!!!
妄想モード発動!!!ブースト・オン!!!




その日、僕は聖堂で本物の天使を見た。

両手を胸の前で組んで見上げる姿。
瞳を閉じて祈りを捧げる表情。
なんと穏やかなのだろう。

神ならぬこの身では、その胸の内に秘めた願いを識るべくもない。
しかしその想いはきっと天にまで届く。
貴女の願いはきっと叶う。
そうであるように、君の願いが叶うようにと僕は祈り続ける。

そうしてしばらくしてから顔を上げた瞬間、こちらを見つめる彼女と目があった。

どくん、と飛び跳ねる心臓。
心が読まれていたかのような錯覚で脳裏が真っ白に染まる。
きっと彼女は全て知っているのだろう。
僕が何を願ったのかも、何を思っているのかも。
そして一目見た瞬間に君に恋に落ちてしまったことも。

そんな自分の思考のせいでもっと緊張が強くなってきた僕は、咄嗟に作り笑いを浮かべて小さく会釈した後に彼女へ背を向けて歩き出した。

早足で歩き去る背後で、彼女が小さく笑ったような気がした。
まるで鈴を転がしたかのような可憐な声だった。
それで尚のこと自分の頬が赤くなるのを感じるのが少しだけ悔しかった。

この小さな町では一度も見たことがない顔だし、誰かが引っ越してくるという噂も聞いていない。
だから彼女は、おそらくここへ偶然立ち寄っただけの観光客か何かなのだろう。
彼女はどこから来て、どこへ行くのか。
普通に考えたら、この出会いを最後に二度と出会うことはないに違いない。

だけど不思議なことに、いつかまた彼女に会える予感しているのだ。

遠い遠い、いつかのクリスマスの日に、あの聖堂でもう一度。



2〜4までのたった3枚で妄想が生成されて瞬時に煮詰められてしまった。
イトウさんのお写真のパワーは素晴らしいぞ!

後半の写真も素晴らしい。
高級さを模したデザインのソファーには鹿の毛皮の柄の大きな布がかけられている。
そして蔦や樹が静かに存在感を主張することで、華美ではない気品をもった室内が作られている。
これもクリスマス衣装に合う。

きっと妖精国のお嬢様なのだ。
森の中にひっそりと建つ不思議な洋館が彼女の住まいなのだ。

自然的な要素と人工的な要素をミックスさせた舞台で、彼女は超凡な愛らしさをもって微笑む。
ダイヤモンドで装飾されたティアラのように、高貴な輝きを放って網膜に歓喜の歌を響かせる。

さらに先ほどまでの舞台と違って、こちらは赤い衣装がよく目立つ。
それは冬の始まりでも花壇を赤い花で彩り続けるサルビアの花のように。

手に持った小さな杖を構える姿、可愛すぎてヤバいですよね。
見た瞬間に幸せが溢れてきたので、きっとこれは魔法の杖。
イトウさんがかけてくれた魔法は幸せの魔法なのでしょう。
そんな優しくて素敵な貴女にも、幸せが降り注ぎますように。


『メイド水着』

もうラストという現実に耐えられない……
ちょっと生前葬やってきていいですか……
ダメですか、そーですか。

待ちに待ってたメイド水着の出番が来たぜ。
まずはサメくん、僕が怪文書を書いている間に感想文を書きなさい。今回は原稿用紙30枚分で許そう。

それでは画面いっぱいに広がるパステルカラーの極楽浄土に溺れてしまおうじゃありませんか。
何もかもがファンシーな空間に、僕はもうすっかりファンキーなテンションでページを眺めているんです。だってファンだし。

1ページ目から胸元でハートマークを作る手を見たら一瞬でお祭り騒ぎなんですよ。僕の内面では三社祭とリオのカーニバルと春節を正面衝突させたような賑わいがうねり狂って大暴れ。
イトウさんの手が好きなので、手肌の綺麗さや指の細さにうっとりしてしまった。
そんな手が作るハートマークの尊さは言葉に言い表せない程に素晴らしい。
このハートマークを見るためなら、エベレスト無酸素登頂もマリアナ海溝への素潜りもやってのける所存です!!


それはそうと、この衣装とセットの組み合わせはちょっとパジャマパーティーみたいで楽しいな、なんて感想を抱いた。
ぬいぐるみやクッションで埋め尽くされた画角とソファベッドが寝室のようにも見えることだし。
いや、ソファがデカいんじゃなくてイトウさんが小柄で可愛い可能性あるな……
そして画面端に置かれたティーセットと電話機。
私室に招かれて噂話や恋愛トークに花を咲かせているような風景だ。

してェ〜〜〜!!
こんな美少女と、女子会パジャマパーティーで夜遅くまできゃあきゃあ騒ぐ集まりがしてェ〜〜〜!
やはり性別を変えるしかないのでは???

僕がある日突然に男物の服を全て処分したらそういう事です。
アタシもう男物着ないから……


いやはや、あやうく血迷うところでした。
可愛さで正気を失うところだった。
でも正気だったら怪文書を書かなくない???

そんな話は置いといて、ぬいぐるみを抱えた愛くるしい姿には値千金の価値がある。
これだけでも全霊を賭して怪文書を書き上げたくなる良さがある。守りたい、この幼気な表情。
瞳をつぶった美少女〜〜〜!!
その安寧がこっちにも伝播して癒しを与えてくれるんです。どうか心ゆくまで甘い夢を。

やっぱり目が開いても可愛いな!!
潤んだ瞳は星の煌めきを閉じ込めた神秘の海。
おもちゃを抱きしめた子猫のように、胸が苦しくなるほどの愛しさを感じる。

やっぱりメイド水着ってジャンルが最強なんですよ。
イトウさんの可愛さにメイド服の可愛さと水着の可愛さ、足して3になるどころか1000にも10000にもなってるじゃないですか。
可愛さというエネルギーには保存則が存在しないんだぜ!って大々的に発表したい。
この『イトウさん可愛さ理論』に学会は拍手の渦が巻き起こること間違いなし。
これでノーベル賞は俺のもんだな!ワッハッハ!

ところでサメくん感想文まだ〜〜〜〜?



驚くべきことに、毎日のイトウさんのお写真を楽しみにしながら暮らしているうち今年も終わりを迎えようとしている。

毎朝、今日はどんな写真が見られるのかと希望と共に目を覚まして、仕事の休憩時間になれば写真を見ながら、受け取った感動をどうすれば伝えられるか頭を捻りながらフリック入力を繰り返す。
繰り返してはああでもない、こうでもないと小さく唸り、最後には納得のいかないまま投稿ボタンを押している。

きっと納得のいく文面というものは永遠に書けないのだろう。
自分の文章能力で表現しきれないほどにイトウさんの写真は素敵であるし、Twitterの140文字という制限があまりにも少なすぎる事、文章を練るには時間が充分ではないこと、要因は枚挙に暇がない。

しかしその事について嘆いたことは一度もない。
自分の予想もつかないような楽しいもの、表現しきれない美しいものを毎日見られるのだから、僕はこれ以上ない贅沢者だ。

毎日思う。この広大なインターネットの海で、この人の写真を見つけることができてよかった。

常に思う。この人のファンになってよかったと。

きっとまだまだそんな日々が続く。
そのことが嬉しくて、僕の未来には光が差し込んでいるのだと感じる。
たった一つのとても大きな光が。

明日も明後日も、こんな日々が続きますように。
そしてこの言葉があの人の重荷になりませんように。


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