夢に夢見て、恋して、願って。『CLEEK HOLiC』怪文書
モニター1枚。
それが二人を隔てる距離。
けれどその距離はあまりにも遠くて、きっと宇宙の果てから果てへと渡るよりも、ずっとずっと難しい。
それでも貴女は手を伸ばした。
あの日の夢を今も胸に抱いたまま、恋した気持ちを忘れずに。
出逢いの奇跡は貴女の元で、花を咲かせて実をつけた。
貴女の恋は、瞬く流星。
思いの丈で尾を引いて、果てへと駆ける願い星。
溢れる気持ちを空いっぱいに震わせて、尽きることなくどこまでも飛んでいくのでしょう。
そんな貴方を見て思うのです。
『地上に新たに生まれた星を、人は奇跡と呼ぶらしい』——と。
冬コミも終わり、新たな年を迎えてしばらく経ちました。みなさまお元気でしょうか。
どうも、トニー・スタークです。私がアイアンマンだ。
唐突にボケぶっ込んだくせに続け方を思いつかなかったのでやり直しましょう。
あけましておめでとうございます。荒斑泥でございます。
今年の抱負も力一杯、イトウさんのファン活動をすることです。とはいえ頑張りすぎず、ゆるゆる楽しく、持続的なオタ活を目標に掲げたいですね(オタクSDGs)
ちなみにタイトルについては「その愛は、狂気にも似て」にしようかと一瞬思いましたが、『千年女優』の丸パクリな上に、自分に特大ブーメランが襲いかかってくる未来が見えたのでやめました。
でも拙者、伊達と酔狂やるためにオタクやってるとこあるし……
と、いつも通り前置きが長くなりそうなのでここまで。
せっかくの年明け一発目の怪文書ですし、まずはひとつ、冬コミの思い出でも。
※「ちょいとばかり語り口を変えてみよう!」と思いだった結果、生焼けの焼き菓子ばりにネッチョリした文になりました。途中で飽きたら読み飛ばすのを推奨します。これ以降はいつも通りなので。
冬コミの思い出(2023)
それは寒風吹き荒ぶ……でもなかったな。
わりとポカポカ陽気でした。
なのでその日は、季節外れとまでは行かずとも、意外にあったかい日差しに照らされながら開場を今か今かと待っていた僕でした。
そして動き出す列。
イトウさんにお会いできることに高鳴る胸の鼓動につられて、自然と早くなる足取り。
そして足取りの速さに拍車をかけるように、さらに加速する鼓動。もうどっちがどっちやら。
スペースまでのそう遠くないはずの距離が遥か彼方に感じて、移動するための十数分が永遠のように思えて。
やがてたどり着いたイチイチゼロのスペース。
前に並ぶ他のファンの方達の向こうには、いつ見ても綺麗で優しげな雰囲気を纏った世界一の推し。
笑顔を見た途端に安心している自分がありながら、同時に心臓がきゅうっとするような幸せな緊張感。
もう何度もお会いして慣れてきたような気がしても、やっぱりお会いするたびに緊張してしまいます。
そしてその傍には、才媛という言葉と共に生まれてきたような美人さんことウトラさん。
穏やかなグリーンのお召し物がよく似合う、素敵なレディでございました。
反対側には、イトウさんのご友人にしてタキオンへの愛深く、限りなく丁寧に整え上げたウィッグでタキオンを完璧に再現した可愛らしい風貌の桂花さんがいらっしゃいました。
そんなお三方にお会いできた喜びを噛み締めながら、なんとか挙動不審にならないようにと自分を押さえ込んでお買い物。
いつも申し訳なく思うのは、緊張しすぎてイトウさんが仰る冗談やお言葉に上手く返せないこと。
なぜなら脳の処理が追いつかないんですもの。
だってホントにホントにホンっトーーに嬉しくて、そんな気持ちが電流みたいに全身を駆け巡ってて、イトウさんの言葉ひとつひとつに上手く返さなきゃって慌てちゃって!
オマケに動きの一つ一つが可愛い!いやじっとしてても可愛い!存在自体が可愛いよイトウさん!!ともなれば完全に思考はオーバーヒートなんですよ。
そんなこんなで平静を装いつつ(装ったつもり)、アタフタしながらお買い物やちょっとしたお話を終えたのでした。
ちなみにその後は、幸運なことにポスター抽選に当選していましたから、またしてもソワソワしながら会場をうろついたりお買い物したり。
ところでイチイチゼロのスペースの次に向かった鳴海ユキさんのスペースで、鳴海さんの「イトウさんは目が特に可愛いんですよね!」の言葉に、あの優しくて綺麗な眼差しを思い出して一瞬固まっちゃいました。すごいよね、たった一言で胸いっぱい。
思わぬ攻撃?にやられてしまいました。
でもこの件については、ポスターを頂きに行ったときに泣いてる鳴海さんを見たのでおあいこです。ふふふ。
その後のポスター受け取りは、タイミングを見計らったつもりが、色々な方が次々イトウさんにご挨拶にいらっしゃっていたのでスペース前で待たせていただくことに。
その間の光景を思い出しながら書いていて思いました。
やっぱりイトウさんはすごいなぁ。好きを全力で実現してたら、色んな人たちがその頑張りを応援するようになって、惹かれて、憧れるようになったんだもの。
その熱意と行動力は得てして非凡なもの。だから色んな人がそこに魅せられるんだと思う。
そうして集まってきた人たちの中から、千分の一、いや万分の一でもいいから、本当にイトウさんの味方になってくれる人が出て来たらいいなぁと思う。
コス仲間でもカメラマンさんでも、困った時に手を差し伸べてくれる人が沢山いたらいいなって。
そこは残念ながら、ただのファンである僕には出来ないことなので。
あと、少しだけどウトラさんとお話しできたのも嬉しかったです!お召し物は落ち着きがありながらもウトラさんらしさがあって、ウトラさんご自身を含めてすごく綺麗でしたし、眼鏡姿も知的で素敵でした。
少し話が飛んだけど、続きを書きましょう。その後、ややあってイトウさんからポスターを受け取った瞬間はもう感無量でした。
本当に素敵な贈り物を頂けました。
大事すぎて、いまだにどこに飾るのか決まらないくらいw
そんな大事なポスターを受け取った後、また少しお話しさせて頂いたり、別のポスターを受け取りに来たであろう他のファンの方が気さくに話しかけてくれたり、短いけれど本当に楽しい時間でした。
でも翌日のコス参加のイトウさん見たかったなーー!
一生懸命作っていらした衣装ですもの。お写真でもとーーっても素敵だけど、実際に見たらもっと素敵だったんだろうなって!
まあ、こればっかりは僕自身の予定の問題もあるし、イトウさんの趣味の時間を邪魔してしまってもいけないから仕方ない。
そんな事より、イトウさんが当日を楽しんでいらしたようなのが一番嬉しいこと。
やっぱりイトウさんが楽しんでいることが一番なあたり、自分は徹頭徹尾ファンなんだなと一人でヘラヘラしてました。
あと角の造形、とってもお上手でウトラさんすごいなって思ったり、桂花さんのコスのお写真も流れてきてたのを見て、桂花さんもお綺麗だしコスがお上手だなって思ったり。
そんなふうに、会場にいなくても楽しい気持ちが溢れてくるから、イトウさんのファンやるのって本当に幸せなことなんだなあと思いました。
ていうかいつも思ってます。ハッピー!
とまあ、そんなこんなであっという間の年末でした。
2023年を楽しく終えられたのは、ひとえに皆さまとお会いして元気をチャージ出来たから。
2024年を希望を持って迎えられたのは、今年もイチイチゼロの皆さまのファンが出来るから。
改めて、去年の僕と今年の僕から精一杯の感謝をお伝えしたい。
本当にありがとうございました。そして、ありがとうございます。
なんだか妙な調子になっちゃったけど、次から本文です!
いつも通り狂信者モードであれこれ言いますからご心配なく。それじゃあ、いっくよー!
表紙についてのあれこれ
『CREEK HOLiC』。
そのタイトルの下地になるのは、イトウさんからクリークに贈られる愛のような、大きなハート。
これぞBIGなLOVEであると、表紙が発表された時には大はしゃぎしていた記憶があります。
そしてその感覚に違わず、本をひらけば"HOLiC"の名の通りに、中毒になりそうなほどクリークの魅力が溢れ出す。
オタクとしてはITO HOLiCでもあるので、もはやこれがなくては生きていけない体にされてしまった気がします。これがオタクの、生きる道(ドヤ)
でも『CREEK HOLiC』って凄いよな。だって最後までクリーク愛たっぷりなんだもん(トッポか)
ところでご本人も仰っていたけれど、恋愛SLGのパッケージ風なのもいいよね。
あまり当時のゲームに造詣が深い訳ではない僕の場合、ハートがベースなのは『ToHeart』、文字のフォントは『NurseryRhyme』を思い出して「あの年代の恋愛ゲーっぽい!」なんて変なはしゃぎ方をするんだけれど、その辺もっと詳しい人からするとさらに楽しいんじゃないかな。
そんな一味違う遊び心も魅力の一つだ。
そしてその背後に並ぶのは、イトウさん演じる色とりどりのスーパークリーク。
もちろんクリークといえば青だし、ベースとしてその色はネグリジェ&私服姿以外共通しているのだけれど、衣装や髪型、顔つきに装身具や小道具なんかのあれこれで多彩な変化をつけている分、これまた非常に色鮮やか。
輪郭を覆う線の違いもあるけどね。
でもすごいよね!髪型一つとってもこんなに変えられるんだもの!
たとえば私服とアンミラ制服は、正面から見たシルエットは一緒でも、サイド部分の髪のまとまりが微妙に違ったり。
サイド部分の違いで言えばセーラー服とチャイナもそう!
それにチア姿もポニテ故の後ろ側がスッキリした感じも素敵だし、パジャマのときは寝起きそのまま風な無造作な広がりが自然だし……もう語り尽くせない!!
ホントいくつウィッグを持ってらっしゃるのか……
以前のお話だとたしか5つでしたっけ?
今年はいくつ増えるか、イトウさんのファンで集まって賭けてみたい気もします。
『イトウさんクリークウィッグ買い増し予想競争』的な。僕は2つと予想。
話を戻しがてら、輪郭を覆ってる線の話が出たしそこにも触れたい。
衣装ごとの色選びがいいんです。
チアなら元気いっぱいガーリッシュにピンク!
チャイナならちょっぴりオトナで東洋の香り漂う紫!
っていう感じに、それぞれのイメージに合った色で雰囲気を補強しているのがあまりに巧みなので。
色による属性付けという面でもそうだし、複数の姿が一堂に会するからこその個性の強調でもあるし。
そして裏面もバッチリすごい。まず言葉選び。
「あなたが選ぶのは、どんなクリーク?」なんて出てくるの、ギャルゲーに詳しくないと思いつかないと思うんですよ。
そのオタクとしての知識量とセンスにも脱帽なんですけど、その下のあらすじ風の文面も完璧。
もうこれゲームじゃん。
"イチイチゼロ"ってサークル名じゃなくてブランド名だったんですか???
今度から新刊が出来上がるたびに「マスターアップしました!」と発表される可能性きたかも?!?!
ちなみに拙者、最初からクリーク好きな訳ではないんですが、イトウさんのコスに一目惚れしてクリークを知るうちにすっかりクリークホリックになってしまいました。そんなご同輩も沢山いるはず。
ホリック(中毒)なんて言いながら、この愛は伝染性だったみたいです。
さすがイトウさん、クリーク愛の伝道師や(謎称号)
そして縦に並んだお写真も好きなんだ〜!
顔全体が映らないようになってるから、どんな表情なのか期待が高まってドキドキ!
作品の内容のチラ見せでもあるから、早く本編が見たくって更にドキドキ!
もはやハートはブン回したロータリーエンジンの如くに高速で動き回ってるんですよ!おむすび大回転!
あとウェディング衣装のところ、ゲームっぽさが最大限炸裂してて最高です。
これアレじゃん!本編の山場のスチルをチラ見せするやつじゃん!
トゥルーエンドのラストで見られるやつでは!?
「このシーン早く見てぇ……でもそれまでに全イベントしっかり踏みてぇ……そして尊い……」ってジレンマ抱えながらゲーム進めるやつですよこれ。
この妄想の解像度の高さの理由は、現に今僕がそう思ってるからです。
一刻も早く見たいけど、全衣装も見逃したくねぇ……この作品を全部知りてえんだ……それがLOVEなんだ……って感じ。
でも本編行く前にもうちょっと言わせて!
注意書きの文面の、当たり前の表情でしれっとギャグ言ってるような感覚めっちゃ好きです!!
あとバーコードとか「紙」マークいいよね!芸が細かいの大好き!!バーコードは読み取ろうとしたけどダメだったので、意図があればいずれ教えてくだしあ!!!以上!
さあ、それじゃあ「unofficial costume paradise Let's enjoy "Creek time!"」の言葉と共に、読者の僕たちもゲームスタートだ。
文字通りの楽園へ、いざ参らん!
ネグリジェ
本編の前に名前入力画面あるやん……!
こういう小ネタのひとつひとつがオタク心を擽るんですよ。ホントに構成が上手いな。
しかもドット字でレトロに見せつつ漢字対応。ハイスペックだぜ。
しかし急だし思いつかないな。「もょもと」で良いすか?(伝わらないネタやめろ)
と言う訳で脳内で「○○○○(実名)」って入れときましょうね。いーのいーの。こう言うのは妄想に浸れりゃ一番なんだから。
それにアレハンドロの方は好きな映画の主人公から取った名前だけど、内容が物騒だしな!!
ちゅーわけで改めて本編へGO!
ハッ……ハッ………ハヒッ……カヒュッ……!!
めっっっっさ尊いやん……!!
なにこれどう言うこと?!同棲シチュ?!
後々の私服姿への伏線?!?!
もう正気を保てん!!文字にしなきゃ狂う!!!しても狂うわこんなの!!!ゴー!!!
朝のベッドとは、静かに夜を巡っていた舟がたどり着いた波止場。
揺れる波間に消えていく夢を見送り、桟橋に足を掛けるように瞳を開けば、貴女を待つのは新たな一日だ。
踏み出す一歩は貴女だけの音を立て、
触れ得る未知は貴女だけの思い出となる。
だから、そう。
この朝に降り注ぐ光は、全て貴女の為のもの。
月が織りあげ、太陽が手渡す、たった一つの錦の反物。
貴女がそれをどんな衣装に仕立て上げるのか、それを貴女がどんなふうに纏うのか。
それを知ることができるなら、たとえどんな嵐だって恐ろしくはないのです。
はい、じゃあここから正気。いや正気ではないけど比較的マシな段階。
オープニングとして起床の描写があるのは凄く好きだ。1日の始まりと物語の始まりが重なり合い、そこに読んでいるこちら側の意識がリンクするから。
ある意味、シークエンスめいた物を構築しているのかもしれない。
物語は定められた手順によって組み上げられ、来るべき未来への道筋を示す。
ならばウェディングという結末まで、順序に従って進むのみだろう。
汝、この先の一切に希望を見出せ。而して手放すなかれ。
体に絡みつくような、あるいは包み込むような髪の配置が素敵な寝姿から、目を覚ますまでの一連の動作はもはや"生きている"と思えた。
眠っている間の体を少し丸めるような姿勢は、こうして提示されると、なるほど確かにクリークらしさがある。
すやすやと眠る表情のおっとりとした雰囲気や、体を丸めることの子供っぽさ。揃えた両手だって、夢見る少女そのものだ。無防備だからこそ現れる、普段は心の中に隠れた年頃の少女。それが愛しくてたまらない。
イトウさんの思い描くクリーク像は、いつだってクリークとしての枠の中にありながら、誰も知らないような色を持つ。
ちなみにオタクの中のクリーク像は、『年頃の少女らしさを無意識に仕舞い込み、庇護者としての立ち振る舞いをするのが普通になっている女の子』みたいなとこあります。だからこそ本当に心を許した相手にだけ女の子として接するのかなって。
"でちゅね遊び"もその接し方の一つだと思ってます。
どうなんだろね、実際。
ところでこれと次の一枚はライティングがいいなと思った。
左からの光は強めだからか、フィルターを使っているのかはわからないけれど、うっすらと黄色味を帯びていて、まさに朝の日差しのように思えたから。
葉山さんすごいぜ。『まじこい』シリーズの人だと思ってたけど、今後はクリークの人のイメージが強くなるかもしれん……!
ちなみに拙者は松永燕さんと大和田伊予ちゃんが好きです。葉山さんの推しキャラは誰ですか(ド私信)(リプで聞きなさいよそーゆーの)
さて、次の順番は下の写真だろう。
顔に手を寄せながら体を起こすポーズは、睡眠から覚醒へと浮上した瞬間そのままだ。
髪のうねりは音の波。鈴の音が響くようなその動きに深く沁み入る。
今にも下りてしまいそうな瞼に抗いながらこちらを見つめるその表情は、上に置かれたセリフと共に寝起きの姿を演出する。もうアカデミー賞級ですよこれ。
前に垂らした髪が左右揃っているのも、前のお写真と、このお写真の好きなところ。
これ以降のお写真だと、左側の髪は後ろに流してるもんね。原案衣装でも右側に三つ編みを流しているから、そっちに髪を流す癖があるのかな〜とか妄想したり。
イトウさんのことだから、きっとそこまで織り込んでの表現なんでしょうな。さすがクリーク中毒の第一人者。
そして中央。
ついに起き上がって座ったお姿には、これまた素敵な部分が沢山あるからあちこち目移りしちゃう。
耳は作りが丁寧だから、顔を傾けると外耳の奥まで見えてきそうな本物感がある。
その日、「へへ……お耳の奥見えちゃうね……フヒヒ」と発言して緊急逮捕されたオタクがいるとかいないとか。
起きて広がった髪の無造作感も素敵。今回は髪の話ばかりだけれど、それだけよく作り込まれてるから触れずにはいられない。
ウェーブしているのは普段三つ編みにしている部分だからこその癖だろうし、上げた右腕にいくつか付いていってるのが気の抜けた感を作っていて、本当にトレーナーさんを信頼してるんだなっていう安心感があるので。
目元を擦る手つきも好きなのだ。
それは大人になりつつあるクリークに残った少女の残滓。その残滓はいつか消えてしまうかもしれないけれど、だからこそ、より強く輝くのだ。だからこれがいいのだ。
まつ毛の長さもやはり素敵であるし、眠気を堪えるために力が入った表情筋が作る口元の変化とか、そういう細かな表現もグッド。
微に入り細を穿つを地で行くんだから、イトウさんのお写真は観察すればするほど面白い。
そして4枚目。
多層階を成すように積み重ねられた写真たちの最上階に、その姿はある。
ぺたんと座ったまま、まだどこか脱力感の残る肩を覆う豊かな髪。
そして未だ醒めきらない思考の中で、愛しい人を視界に捉えて、ふにゃりと浮かべたその笑顔。
本当に、何度だってその表現力には驚かされる。
いつも通りの笑顔ではない。寝起きのまだぼんやりとした中で、己を取り巻く幸福を認識して浮かべる心からの笑み。そんな表情を作り出して見せるのだから。
「トレーナーさん、おはようございます〜」
耳の下で少し跳ねた髪と、ようやく昇った群青色の二つの太陽を目にして応える。
おはよう、クリーク。
次のページからはすっかりお目覚めなクリークの見慣れた笑顔と、見慣れぬ姿が重なり合う。
知ってるあの子の知らない一面、いいっスよね。オタクの夢ですわァ。。。
一羽の鳥が朝陽に向かって翼を広げるかのように、髪は持ち上げられて、広がって。
そこから流れ出す果てしないときめきを拾い集めながら見つめていたくなる。
その髪を嫋やかに爪弾く女神の手つき。丸められた手首に、指先に、たなびく細雲のような繊細さがある。
ところで正座というのは貴重で嬉しい!
クリークのコスで正座をしていること自体が激レアだけど、その上、丈の長い服だからできる布の動きが好きなんです。布の多さによって足の間や付け根のあたりにできるゆったりした感じ。それが広げた髪とどこか似ていて、ふんわりしたクリークの雰囲気にもピッタリだから。
あとお淑やかさもあっていいですよね、うん。
クリークって言うと清楚なイメージが強いもの。
だから正座クリークはめっちゃ良いのであーる!
そして隣は後ろ姿!
日差しを背にして嬉しそうに目を細めるキミは、プリズムみたいに煌めいて、動きのたびに輝きを変えていく。
ピンと立てた2本の耳は、幸せを受信するアンテナみたいで頼もしい。
だから今日も、クリークの周りには嬉しいことが沢山あって、みんなが集まって笑顔になるんだ。
しかし改めて解いた髪を見てみると、量も長さもすごいもんです。そりゃあの見事な三つ編みを形成しているわけだから多くて当たり前なんですが。
これはキャラトークで書いていらっしゃる通り、お手入れも大変そうと思ってしまう。
シャンプーしてコンディショナーしてドライヤーかけるだけで半日終わりそう(???)
タイシンちゃん手伝ってあげて……
あとね、確信持てないけどこっそり尻尾が映り込んでるのがこの章の好きなところなんですよ。一枚目はたぶんベッドから下に流れてるのかな。ちょっとだけ見える栗色の束。
そして今さっきまで語ってたページでは、広がる髪と混ざり合うように、けれどしっかりと違う質感を持って足の間に降りていく尻尾。
やっぱりウマコスお写真の醍醐味は尻尾でございますなぁ!
そんなワケで最後の見開き。
手櫛で整える髪の束は、クリークという名が表すように、清かに揺らめく小川を思わせた。
とめどなく、両手の間をくるくるとすり抜けていく水のように。
故にその仕草をする少女の全身には、春の小川に指を浸し、清めているような神聖さがあった。
いいですよね、手櫛。
アニメとかだと多くの場合、寝起き直後でも髪型がほぼ整ってるじゃないですか。でもイトウさんはあえて無造作に広がった髪のクリークを作り上げてて、そこに指を通したり整えたりするからこそ生まれる生活感!やっぱ生きてるんスよ!クリークはこの作品の中で確かに生きてて、実在性とか"そこにいる"感がまさに作り上げられてて!
きっとこの世界の知らないどこかで、ウマ娘たちが穏やかな日常を、熱く燃える青春を、密やかな恋を謳歌しているんだろうなって思わせてしまうほどの緻密な描写がすげえんす!!
最高だよな!!俺たちの推しは!!!!
\アイツ、イトウサンノコトニナルトキュウニハヤクチニナルノキモチワルイヨナ/ \ヤメナヨ/
都合の悪いことは聞こえなーーい!!
あとこのカット、背後一面がレースカーテン越しの窓だから、輪郭が強く浮かび上がるのがいいなって思いました。
髪を整える時間を愛しむような表情と共に、ただそこに、そうあるだけで作り上げられる、女の子だけが持つシンプルな美しさがあるんですよ。
他の何にも比喩できない、柔らかで、繊細で、瑞々しさを持った、少女にしかない美しさが。
そして隣のページ。
体を倒してこちらを覗き込むクリーク。その瞳と目が合えば、自分を構成する要素の全てが捉われたような錯覚に陥る。
コバルトブルーのその奥に引き込まれて戻る術を忘れてしまうような、その双眸に甘やかされてしまう。
普段から周囲を甘やかしたがるクリークだけど、その瞳が一番、人を甘やかしてしまう力を持っているなんて、今まで思いもしなかった。
しかしこのお写真に限らず、この青い瞳は実に麗しい。
当然この青はカラーコンタクトの青だけど、生まれた時からその目の色だったと思うぐらいしっくりくるのは何故だろう。
雰囲気?それもある。
衣装やウィッグの作り込み?それも間違いない。
だけど一番は、イトウさんがそれだけ本気であるからだと思う。もはや執念と言ってもいい、クリークが好きであると言う強い気持ちが、理想と現実を一体化させてこの光景を作り上げた。僕はそう思いたい。
ところで画角的にちょっと見下ろされる感じなのいいですよね。視線の高さ的にクリークより小さい子になったかのような……
これが"でちゅね遊び"における最適解ッ!
アイ・アム・イマジナリー幼児ッッ!!
でも後々の私服姿を知ってるからこそ、この一枚は若奥様ムーブでもあって欲しい。そんな下心を二つ抱えた自分がいます。おまわりさん私です。
という様に、序盤からフルスロットルなこの本。
始まりからあまりにも密度の高い妄想に脳が焼かれて禿げ上がりそう!!次にお会いするとき拙者の頭ツルッツルかもしれないですからね!!サングラス用意しといてください!!ギンギラギンなので!!「髪の話ばっかりなのはハゲだからか」とかもNG!!まだ毛は残っとる!!!!
つ!!!ぎ!!!!
チアガール
全力応援頂きましたァァン!!!
両手でガッツポーズをするクリーク!かわいい!
ノースリーブで肩まで出てるけど、お腹はしっかり隠れてるのがクリークらしさありますよね!
お清楚チアガァ〜ル!青春の匂いがするぜ……!
キャラトークでの解説の様に、ちょっと恥じらいがありながらもトレーナーさんのために一生懸命応援してくれる、そんな雰囲気が出ているクリークはなんともいじらしいじゃないですか……
しかも正座で片足だけ外に出してる座り方だから、腰が「くねっ」としてるの、どえれぇ好きなんすわ。はんなり感が物腰の柔らかさを表してるようで、イトウさんのオタク兼クリークのオタクはもう気が狂うしかない。
イトウさんが気が狂った結果(ご本人談)の作品でオタクも気が狂うの、もう二次災害ですよこれ。そういうのジャンジャンやってください。
しっかし水色と白のチア衣装、クリークに合うって意味でもそうだけど、色合いのピュアな感じが良いですよねぇ。
森山良子さんが歌った日本語版の『恋はみずいろ』を思い出します。「青い空は私の恋の色。青い海は、あなたの愛の色」。
小川は流れて大河となり、やがては海へ行き着く。ならば海の広さはクリークの愛の広さ。海の深さはクリークの愛の深さ。限界オタクそう思う。
だからボックススカートの白は波の様で、トップスの白は雲の様だと思うんです。
そんな澄み渡った衣装を着るのは小さなお日様。
だからそんな女の子からの応援は心がポカポカする。
そんな活力を秘めたチアガールだから、こちらからも心の底からの応援を返したくなる。
がんばれ、クリーク。がんばれ、イトウさん。
クリークがレースに負けないように、イトウさんが毎日を楽しく過ごせるように、あとクリークに新衣装が来ますように(切願)
そんなことを思いながらエールを贈る。
そんな些細な願いが叶うといいな。
そして隣のページ。
元気よく突き出した腕に込められた応援の気持ち。
それを想像して笑顔になる。
手にしたポンポンのランダムな輝きが、夏空のような清々しい笑顔をさらに輝かせる。
この一枚はにっこり笑った口元が特に素敵だ。
というかイトウさんの口元はいつだって素敵だ。
素のイトウさんも、コス写真のイトウさんも、そのどちらもだ。
綺麗に並んだ歯も艶やかな唇も当然だけれど、パッと笑顔になった途端に丸みを見せる頬がキュートだし……ってこれ前にも同じ話したっけ。
たしかイトウさんがコンプレックスの話した時だ。
オタク的にはイトウさんがコンプレックスだと思ってらっしゃる部分が全部美点にしか見えないと言う話だったはずだけれど、その考えは今も変わらないので、限界オタクと笑っていただければ幸いです。
なんか気まずいので話戻しますわね。
背中を反らす、あるいは胸を張る動作で出来るお洋服の皺。これだけでイトウさんの縫製技術は未だ健在……どころかさらに増してるのが丸わかり。
そりゃそうだ、コスにこれだけ心血注いでるんだから。
やっぱり趣味に全力を注ぐ人は眩しい。
それもあって、尚のこと輝いて見える一枚なのでした。
あと靴の下に見える尻尾好きです(尻尾狂い)
そして次のページでポニテ解禁!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
尻尾も解禁!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
大事なことなので二度言いましたよ(超古代のインターネットしぐさ)
これこれこれこれれこれをね!ツイートでの公開の時から見たくて仕方なかったんですよ!
頭のシルエットがスッキリしてる新鮮さ!そしてポニテの長さとボリューム!こりゃたまらん!
この長さと量だから、ポニーの尾どころか実馬の尾を思わせるのも素敵ですよねぇ!
そしてウマ尻尾もあるから実質ツインテール!!
二本の毛束の質感の違いを見比べて「グッフッフ」って笑ってますよ今。なぜかラル隊長が頭に浮かぶでしょう(それはグフ)
このね、ポニテに残った三つ編みの時の癖が僕をさらに狂わせるんですよ。
揺蕩う水面のように、風もないのにゆらゆらと動きを見せるような、このポニテの癖がね。
まだ狂う余地があったか俺は。
あとこれ書きながら歯軋りするレベルで気になってるのがポニテの根本。
後頭部の赤みはライトのせいかと思ってたけど、たぶんピンクのリボン?つけてませんかこれ。うっわ超見てえ。
どうにかして見られないか、写真集を上から見たり横から見たり。下は宗教上(イトウさん大好き教)の理由でダメです。
と言う訳でイトウさん!!後頭部がもうちょい見えるカットを公開してくださいまし!!後生ですから!!とここでお願いしてみます。一生のお願い(推定十数度目)ですから!!
それはそれとして、このお写真はライトの効果がいい。
茜色に染まった髪は、夜明けの空を写しているようだから。そんな髪に感情を震わされたまま見る笑顔は、いつか遠い日に見た懐かしい記憶の中にあったような気がしてしまって、慌てて頭を振った。
そしてお隣さーん!
舞い上がるポンポン!
跳ねる髪!
浮かぶスカーt(頭に角材がめり込む音)
なんとか致命傷で済みましたね。限界オタク心得その1「オールウェイズ・ジェントルメン!」に抵触してしまったようです。違反すると闇の組織が粛清にだな……
んまあ冗談はほどほどにして、スカートのうねりがお見事なのは事実。ちょっと厚そうな生地がこれほどの動きを見せているのは、ジャンプしている本人の動きの勢いの良さを表しているようでもあるから。
これは両脚のブレとも合わさって、ウマ娘のジャンプ力の高さを再現しているように見えるので大変好きです。やっぱ葉山さんスゲー。
それと、体に力が入って首元の筋が浮かび上がるのも、イトウさんご自身の細さの証明なので好きです。
でも表情に力んでる素振りが欠片もないのすごいよね。表情のキープ力もガチですよ。
あと前腕もすっごく細い。色々なお写真でそう思ってきたけど、この一枚は特にそう。マジで二次元体型なんスよね……
そうそう、「GO! FIGHT! WIN!」はネイチャ先輩の固有のやつでしたっけ、と思って確認したら、ジャンプのポーズも同じのありました。やっぱウマでチアといえばネイチャか3期EDだもんね。
その上、衣装の雰囲気も3期EDぽい。
つまりセリフとポーズはチアネイチャ、衣装の雰囲気は『アコガレ Challenge Dash!!』で今までのウマ娘のチア要素いいとこ取り!なんともウマ娘らしさ溢れる一枚な訳です。そういうネタの拾い方も素敵だ……
そして次のページですわね。
ポンポンを押し付けるクリークは、いたずら心なのか照れ隠しなのか。どちらにせよ、あまりにキュートなので、興奮のあまり鼻と耳から蒸気が吹き出そうになりました。オイラはボイラー!(ピィー!)
いやでももう自分の正気を疑うくらいキュートでウヒョー!ですよ。都合のいい幻覚を見とんのと違うか……
クリークちゃん……揃ったお膝が可愛いネ……
全身の角度もあって、体の横からさらりと流れるポニテもですネ……
なんて甘いまぼろし……じゃない?!ウレシイヤッター!!
現実なのを確認したところでボックススカートですよ!
動きによって形が変わるのいいですよねぇ。
他はプリーツスカートに似た動きなんですけど、このお写真だと角度とかもあって先端に丸みを帯びるじゃないですか。なので水色の花びらみたいで可愛いなって。妖精さんかな?
勿忘草とかブルースターみたいな小さな花を思わせて、心の中に灯りが灯ったような気分になるなぁって。
だからこれも好き。イトウさんの作品には"好き"がたくさん詰まってるのだ。
そしてチア編最後!
どひゃーーーっ!!これは正真正銘の恥じらいクリーク!!
元気出ました!もう一生分の元気大放出ですよ!元気100倍!
隠した口元と、どことなく不安げな目元が作り出す乙女な一瞬!もう胸キュンどころかギュインギュイン!目元だけでも充分に語りますよね、イトウさん!
そこに小さくなった肩やぺたんこ座りが加わったらもう向かうところ敵なし!最大級の可愛さ!
ア°ッ!しかも肘にホクロある!!!新発見!!!うれしみ!!!
この高まりを解放するために、オタクも巻末のイトウさんの文章見習ってちょっと書いてもいいですか!いいですね!
なぜならイトウさんの文が本当に素晴らしくて、オタクも触発されてしまったからです!!
ダメならこの後少し読み飛ばして!!
レッツゴー・トレ視点!!いざ!!鎌倉!!(錯乱)
本当はたくさんの人を照らせる光
けれどもそんな光が今は
一人のために輝いてる
私だけを照らしてる
チアの衣装の貴女を見たら
そんなふうに思ったんだ
慣れない自分に含羞むあなたは
私の知らないあなただけれど
踊り始めたあなたの顔の
誰かを一心に思う純粋さは
紛れもなく私の知るあなたなのでした
ねぇ、クリーク
貴女の可愛いふたつの耳が
跳ねる動きで揺れるたびに
最も新しい思い出が
1枚ずつ厚みを増していくのを感じるよ
ねぇ、クリーク
木漏れ日が二度と同じ形をつくらないように
今のあなたと同じあなたはもうどこにもいないけれど
この瞬間も生まれては消えていくあなた達を
私はずっと覚えているよ
ずっとずっと忘れずいるよ
いつかあなたが飛び立つ時に
私たちが出会ったその訳を
二人で知ることができますように
チアってテーマと直前のテンションから出力されたのがこれでビックリしたでしょう。オタクもです。
ところで全くの余談ですが、チア衣装で踊るクリークの姿に、いつだか見た奉納舞踊を重ねていました。
神事のひとつとして神楽殿で舞い踊る巫女の姿を。
何かを一心に祈りながら、願いを込めてひとつ、またひとつとその手を中空に滑らせる。
音の拍子に動きを重ね、その踊りに意味を持たせる為に披露する。
想いの先も、動きもテンポもまるで違うけれど、その純真でひたむきな心はどこか似通っている。
クリークがトレーナーさんのためだけに演じた一幕を見て、なんとなくそんな気がしました。
巫女クリーク概念………?
チャイナドレス
日出処のオタク、書を日没する処のウマ娘に致す。つつがなきや……
ってコラー!!1400年強の時代錯誤やろがい!!
推古の時代ちゃうぞ!!
と言うわけで盛大なボケツッコミから入らせていただきましたチャイナドレス。
スタジオがちょっと前の勝負服カレンと同じなことに気づいてオタクは大興奮です。
あの時のお写真はバレンタイン感満載でカレンの愛らしさに大興奮でしたが、こちらでは香港映画に出てくるバーのような嬋媛さが入り混じりますね。
光の効果はつくづくすごい。
ていうかいつだったかの「6時間で7着」ってこの撮影のだったのね!もう1着はFantiaのお礼文(11月)のメイドさんかしら……?
そんでもってウィッグはクリークだけ考えた場合、チャイナとセーラー服は同じよね。
流星の編み方的にネグリジェとチアは一緒っぽい?
私服も微妙にこの二つに似てるけど……ってことはクリークに限っても最低3つ、オタクの予想は4つのところにメイドウィッグ入れて5!
イトウさんの移動さんが大変なことになっとる……!
などと微妙に写真関係ないところではしゃいでます。楽しいですよこれ。ハイ脱線終わり。
青とピンクのネオンライトに照らされたクリークが、普段より艶やかな雰囲気と、アジアンなテイストによってなめらかに視界を撫でる。
スリットはハイ寄りだけれど、可愛いのラインを出ることのない絶妙な長さ。
脚の綺麗さを主張しながら、反対側ではロングスカートとして振る舞いシックな顔をする二面性に強く惹かれてしまう。清少納言も「いとおかし」って言ってるし間違いないですもんね!(言ってないですね)
それに、ピンヒールもオトナっぽさを引き立てるアイテムだけど、白って色自体がピュアで、まだクリークが女の子なんだなっていう小さな証みたいなのが良いなぁって。
衣装の銀色の梅花と合っててとってもお洒落だし!
全体を構築する要素は大人びてても、顔つきはいつものクリークだからこそ残るちょっとした背伸び感が微笑ましい。トレーナーさんのためにおめかししたようなコンセプトなのかなって妄想してみたり。
そういう小道具一つにもストーリー性を見出して勝手にエモくなってます。良い……(泣)
そしてこのお写真独自の部分を言うなら、布の下の膝の高さが違うことによって出来る布の起伏が好きだ。
チャイナドレスは構造的にタイトな部分が多いから、自然とスカート部分の布地の自由な振る舞いに目が行くのかもしれない。
衣装の後ろ側が、長い尾をした観賞魚のように優雅に揺らめいているのが素敵だと思ったのも同じ理由。
本編には登場しない衣装のコス、いわゆる捏造衣装というやつに於いて重要なのは"説得力"だと思う。
その点、この作品の衣装と着こなしの数々は、人々の中に無意識に構築された説得力というハードルを当たり前のように超えていく。
さてさて、毎度ながら文が長くなってきたのでサクサク行こう。
隣のページも好きだ。セリフが特に好きだ。
「ちょっと大人っぽく見えるでしょうか?」の言葉が、指先同士を触れ合わせる手の組み方でさらに切なさを強める。
ウマ娘とトレーナー、つまり大人と子供という前提があるからこそ、少しでも大人になろうとすることで、二人の間に開いた距離を少しでも縮めようとする少女の純情があるように感じる。
だからこのページが好きだ。
ていうかそんな妄想がなくても、ちょっとオシャレしてみた女の子ってだけですっごく可愛くないですか?
オタクは、ほんの少しの勇気を持って、何かをちょっとだけ変えてみようとする人が好きです。
なので多面的な好きをこのお写真に向けちゃう!
LOVE〜〜〜〜♡♡
それともう一つ!
左側(読者からすると右側)の髪が赤い光で輪郭を失いかけてるのがお気に入りポイントです!
赤白く染められた髪は朝霧のよう。
微かに自己を保っているけれど、とても儚いものに見える。
しかし実際にはそこにウィッグがあって、もしも触れられれば確かに存在を感じられるはず。
そんな感覚の齟齬を与えてくれるが故に、なぜだか妙な愛着心があるんです。我ながら変な感性してるゥ!
そして次のページ!
出たわね肉まん!しかも胸の上に乗せちゃってぇ!
オタクはこう言うのにドギマギしてすぐドモっちゃいますからね!ご存知かもしれませんが!
それは兎も角として、イトウさんが時々、写真を介してこういうイタズラを仕掛けてくるのがとても好きです。美人さんに揶揄われて嫌な人間はおらんです。
でも肉まんが複数形になるとかそう言うジョークは同性のご友人にお任せするぜ!
オタクはオタクらしく「マクロスFの序盤でマグロ饅云々ありましたね」ぐらいのことを言ってお茶を濁す事にします。遠回しにしたら余計にアウトくせぇな……
気を取り直して話の続き。
肉まんにChu♡ってしてるの可愛いですよね。
これが「可愛くてごめん」ってやつ……?(ちがうよ)
でも尊くて女子力高いからなんでも許されるでしょ、クリークなら。
そうは思いませんか!僕は思います!
クリークはあの曲から想定される女の子と真逆の性格ですけどね!それも可愛いぜ!
それに窄めた唇と対照的に、パッチリ見開いたお目目も可愛いしさ。
ちなみに謎多きイトウさんご自身の女子力の評価についてはいずれご本人に聞くとして(マジで謎なので)、尊いのと可愛いのは共通です。ここテストに出ますからね。
あと、右側面を写すこの角度だと、お団子とリボンが一体化して見えるの良くないですか?
でっかい髪飾りって、未だにフィクションとかファンシー系の領域に半分あって、言い換えるならファッション誌やMV、アニメの中の存在に近い気がするんです。実際、普段からでっかい髪飾りつける人って滅多に見ないじゃないですか(いずれそれが普通になっても面白いなとは思うけど)。
だからこそ「クリークが可愛い格好するために可愛い格好してるの可愛すぎんか〜〜〜?!」ってなるんですよ。
そこにキャラクターの実在性(つまりイトウさんの得意技)が加わるから、脳内では『トレーナーさんと楽しくコスしてるクリーク』的な妄想が生まれるんですよ。
何その微笑ましい光景。尊みで死ぬぞ。俺とデジたんが。あと今回イラストを寄稿された鳴海さんも。
あの人のイトウさんとクリークを想う気持ちは本物だかんね。オタクも見習わなくては……!
またまた話を戻しましょう。何回脱線するかいずれ数えてみたい。
次のページは肉まんチャレンジ!
肉まんが複s………ヴッ!(飛来してきた毒吹き矢に倒れる)
というわけで幽霊になって続きを書いてます。盛り塩やめて。
でもこのドヤ顔、イトウさんご自身もお気に入りなだけあってめっっっちゃ好き。すげえ好き。超好き。やべえくらい好き。
ウィンクが大好物なのは言わずもがな、両手の位置がオタク的には重要なんです。
だっておさげが隠れるから、いつものクリークの髪型っぽくなるし……!
っていう味変的な?一粒で二度美味しい的な?感じの理由でいいですよね。
これに関しては下の一枚も当てはまるわけですが。
なので二度美味しいのが2回ある。つまり四度!
ハァ〜〜!βエンドルフィンだかドーパミンだか知らんけどドバドバ出てる気がするゥ〜〜!
イトウさんホリックになるゥ〜〜〜!!(もうなってる)
と、ここで唐突にブッ込むんですが、複数枚お写真がある時の空白部分のデザイン良くないすか。
このページだとアジア要素強め、切り絵チックな菊の花と、チャイナ感強めなデザインの雲が浮いてるし。
ネグリジェと私服だと、若干抽象化してるし洋風だけど、これも菊花かしら。
パン屋さんだとレンガ壁風。レンガ壁は『Mum』の私服クリークお写真を思い出すので、また勝手にエモくなってます。
あとチア衣装の青い枠&ウェディング衣装の余白があるページは図柄こそないけど、フレームに納めて飾ってるみたいな雰囲気が出て好きです。
前者は青春の思い出として、後者はウェディングフォトとして、トレーナーさんとクリークの新居に飾ってあったらいいなって……
そんでもってオタクはその新居の壁になりたいです!
画鋲も我慢するので壁にならせて下さい!ダメですか!じゃあ仕方ない!
仕方ないから次のページ!
カンフークリークちゃんも素敵!
そしてイトウさんがこないだ春麗コスしてたのも思い出して、もうダブル感激ですよね。
そんな喜びいっぱいのカンフーポーズ。
カンフーという事で、円卓の騎士とかパンダとか、余計なものばかり思い出す自分を蹴り出して始めましょう。
まずはひさびさの純粋なカンフーポーズなことに喜ぶべきか。写真集という形では『12REM』以来だけれど、あの頃からさらに洗練されたポージング。
そりゃコンセプトの違いもあるのでしょうけれど、今回の堂に入った立ち姿は惚れ惚れしちゃいますよ。
それにイトウさんは日々進化してますし、それを知れた嬉しさもありますからね。
左ページから行こう。
くねらせた腕は、保持する力と脱力のバランスが素晴らしく再現されていて、今にも動き出しそうなほどに躍動感が溢れてる。
そしてその躍動感は、左の軸足に体重をかけるという重心の位置取りもあってさらに加速する。
そして右ページでは、伸ばした腕と曲げた腕、そして右脚が綺麗に平行に。
このピシッとした格好の良さは、映画で見るような武術家の立ち振る舞いに瓜二つだ。
それにつられてか、おさげの先の房すらも、氣に満ち満ちているような引き締まった雰囲気があるように思えてくる。
完璧だ。そう思った。
もちろんイトウさんの歩みはまだ止まらないけれど、現時点で僕が認識できるカッコ良いイトウさんの最高到達点。とか言ってると数週間もしないうちにその最高が更新されちゃうんだけど、それもイトウさんが常にフレッシュな証拠だ。
ちなみに左ページの自信満々な笑みは、『キャラトーク』に書かれた「キックですよ〜」のセリフの脳内再生を容易にしてくれるので、やはりオタクはノックアウトされてしまいました。
ず、ずるいよこの可愛さ……
もちろん「悪い子にはおしおきですよ〜!」も好きです。
というわけで拙者は自主します。俺こそが悪い子だ……。
罪状は限界オタクです!お仕置きおねがいしまァす!!!
すーぐこういう悪ノリするから文章が長くなる。
ところでこの章を書き終えるにあたり付け加えるなら、この不安定なポーズ(しかもピンヒール!)でも姿勢良く立っていられるイトウさんの体幹と、やっぱりくびれが綺麗なウェスト、そしてこの絶妙なタイミングを抑えた葉山さんのシャッターチャンスを抑える腕前に関しては、何回でも褒めちぎりたいなと思いました。
イトウさんの美点は何度言っても言い足りねえぜ!
パン屋さん
いよっ、神○屋!!!
アンミラ風というか神○屋の制服まんまなので笑っちゃいましたw
めっちゃわかります。この衣装のクリークも見たいと思うその気持ち。
クリークが焼きたてのパンの香りと共に笑顔を振りまいてるだけでもう幸せですもんね。
毎日決まった時間に顔を出して、クリークに「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と挨拶されるくらいの微妙に遠い間柄になりたいという謎願望、皆さん有ると思いますむしろ有れ。
そんな人間が大量発生するので、間違いなくパン屋さんクリークは看板娘ですね。リンゴが重力に引かれて落下するくらい当たり前ですよこれは(ニュートンに謝らねば)
そんな麗しの看板娘、当然ながらやはり笑顔がいい。
真夏の水面のようにキラキラと光る瞳は、もはやそれ自体が光を放っているよう。
その光を受けて瑞々しく育った果実のような柔らかな頬は、触れずともわかるような弾力と張りを見せる甘やかさ。
すっきりとした小鼻は初夏の木陰で浴びる涼風のように清々しく、その下には揺れる波のように心躍らせる光沢を持った唇がある。
もう何もかも素敵すぎて"ぼくの考えた最高の美少女"がそのまま具現化したような心持ちです。
やっぱり幻覚見てんのかな俺……
しかしウィングカラーシャツっていうフォーマル寄りな服装がここまでクリークに似合うとは思わなかったです。
実馬が牡馬とはいえ、基本的にゆったりとしたフェミニンな服装と振る舞いが多いから、ついその系統の服装を想像しがち。
だけどこの一枚を見ると、きっちりと閉まった襟元や蝶ネクタイがむしろクリーク(&イトウさん)の優しい美貌を引き立てて、ほわほわしてるのにクリアな印象があるといいますか……この可愛さに語彙力が追っつかねぇ!
あとウィングカラーシャツだからあって当然なんすけど、プリーツがすごくいいですよね。これもクリークに合う!
ギンガムチェックも可愛いし、いやもう本当にノーベル平和賞モンですわこれは。
この衣装を考えた人と、これをクリークに合わせようとしたイトウさんのダブル受賞はよ。(バンバン
あとトングを持つ手が可愛いです。クリークはカチカチやらなそう。
むしろトレーナーさんがトングでパンを威嚇して、それをクリークがニコニコしながら見守っててほしいです。いかん、妄想だらけになってきた。
右ページに進みましょ。
ここで待望の全体像なので、ページを開いた瞬間にテンション高めだった僕はついに発狂。
落ち着け……僕の場合、生まれてから正気の時間の方が少ないぞ……しっかりしろ……
もうね、いろいろとブッ刺さりまくりなんですよ!
まっすぐな足と曲げた足の交差!
真っ直ぐに伸びたイトウさんの脚ってだけで綺麗なのに、それを曲げた脚が美しい曲線で隠すという究極のチラリズム!まさしく美と美のクロスロードですよ!
しかも脹脛ほっそ!神が作り賜えた美の象徴か???
そして体の角度!片脚上げで体をここまで反らした上で、この姿勢!やっぱポージング上手すぎる。
なんならこの瞬間だけ重力が小さくなってた可能性ありません?
イトウさんご自身が細身なのもあって、今にもふわりと浮かび上がりそうですよ。
そんなポーズで顔は地面と垂直だから、体ベースで見ると小首を傾げてるし、床ベースで見ると普通の角度。一見普通のお写真なのに、見る角度で見え方も変わるなんて楽しすぎる。
ところでウマ耳とウマ尻尾大好きマンだから思ったんですけど、衣装によって尻尾が違う気がする。
ウィッグの予想を流用してチアとネグリジェ、チャイナとセーラー服はおそらく一緒ですよね。
んでパン屋さん衣装も前記2組と違う気がする。
なんというか、ボリュームと密度?
イトウさんが尻尾何本持ってるのかも気になってきた。ウマ耳は複数作ってるらしいのは、以前お伺いしたお話の感じから間違いないんだけども。うーむ。
おっとまた話が逸れた。
ちょうど区切りがいいから次のページへ行きましょ。
パンの香りに至福の表情をするクリーク、これはもう最高の癒しですよ。
たぶんこのクリークからはマイナスイオン出てる。
パン屋さんクリークは他のお姿より耳を少し寝かせ気味で、耳の先端同士の角度も若干広めだから、リラックスしてる雰囲気がしっかりと感じられるのもいいですよね。
あと、左ページで目と口を閉じているところからの右ページで満開スマイルだから尚更ときめいちゃう。
左ページの目元すごく綺麗じゃないですか。
色の主張の薄いアイシャドウだから普段は目立たないけれど、こうして目を閉じると確かにそこに存在する。その瞬間に、クリークは年頃の女の子であることを改めて感じるのが身震いしそうなくらい嬉しくて。
メイク研究をしっかりなさっているらしいイトウさんだけれど、これも計算のうちだとしたらもうオタクには想像もつかない次元だなぁと平身低頭するしかねえですわい!
右ページもいいですよね……
左ページでは目と口を閉じていましたから、そこには新雪によって作られたばかりの雪原のような、無垢で真っ更な穏やかさがありました。
そしてこのページではその両方が開かれる。\開眼!/
すると途端に眩しさが視界を満たして、翼を得た瞬間を思わせる喜びが湧き出してくるんですよ。
イトウさんの笑顔眩しい……100000ルーメンくらいある……
こんな素敵な笑顔で「た〜〜っくさん食べてくださいね〜」なんて言われたらホントにたくさん食べれそうですよね。
任せて下さい。そういう見せ物と間違われるくらいバカ食いしてやりますよ。
世界初のパン屋で破産する人間に俺はなる……!
で、一番好きな部分ですか?
お顔が近いことです。うう……顔が良い……
ちゅーわけで「顔が……顔がええんじゃあ……」と呻きながらお次。
美味しさの秘密、やはり愛では……!
君がくれるAgape……!(伝わりづらい歌詞ネタ)
パン屋さん編は今回、葉山さんが撮影されたお写真たちの中で特に目の輝きが顕著なので、ついそちらに目が入ってしまうんですけれども、髪のツヤ感もとても素晴らしいと思います。
このページの場合、こちらから見て右側と正面、目の輝きを見るに左側からもですかね?
三灯のライトで照らして髪を綺麗に目立たせてるのがお上手だなぁと。しかも瞳がキラキラするオマケつき。
僕はコス撮影どころかカメラもわからないので、もしかしたら当たり前の事なのかもしれないですけれど、写真を見た瞬間に「いいな……」と思ったのはそこです。
ところで「耳の角度が好き」と書いたけれど、この見開きではその気持ちがもっと強まった。
前述の通り照らし方が上手いのもあって、ちょうど正面を向く左耳の内側の影が濃くなってるじゃないですか。
それによって内側が見えづらくなってるから、本当に耳の奥があると思わせる自然さがあるんですよ。
そしてそう思う理由の中には、耳の作りが丁寧なのも大きいと思う。
おそらくウィッグと同じ素材を、綺麗にまとめて固めて作り上げた耳。
これを作るだけでも難しそうだけれど、ウマ娘ごとにいつもしっかり作り込んでいるのが本当にすごい。
いやもう、語彙力不足は重々承知ですごいとしか言いようがないんですよ。
しかも形状が微妙に違うから、クリークだけでも複数あるわけですよね。
つまりクリークのお耳は徐々にアップデートしてる。そのことに大きな愛を感じます。
なので耳一つ取っても良すぎます。良いとまけです(?)
ほんでこのページ独自の部分の好きな点は、トレイの端に親指が覗いている事です。
可愛い親指や……
いい加減、手フェチって名乗った方がいいですか?
でもイトウさんの手以外にあんまり惹かれねえんすよね……
手といえば、前回あいどろっぷす氏とお会いした時に、別れ際に握手をお願いしようとして言い出せなかった事が心残りです。
次回はぜひよろしくお願いいたします。……ってこれフェチの話の後にすると紛らわしいことになるな。別件ですからね?!別件バウアァァ!!
さて、名残惜しくも最後の一枚。最近変なボケを自分で無視して進める癖が出来てきました。
この一枚、写真の切り取り方が好きなんですよ。
左右の角と左下を斜めに切り取る事で、ページという枠組みから少し外れているようなこの表現がいいなって。
ページとお写真自体がズレているからこそ、我々読者が見ているのは実はほんの一部で、本の中の世界にはまだまだ広がりがたくさんあるような、そんな気がしません?
あと"外れてる"繋がりでお仕事から外れている時間、オフのクリークなのかなと妄想してみたり。
なんだかスナップショット風に見えてきた。
この僅かな要素で世界観を広げる手腕、やっぱりウトラさんのデザイン大好きだなぁ。
毎回公言してるけど、僕はイチイチゼロのお三方それぞれのファンなんですよ。(イトウさんに対して特に強火だけれど)
なので当然ウトラさんのファンでもある。
写真集での出番は『Mum』以来ないけど、ウトラさんは磨き上げたセンスもルックスもすごく素敵なので、時々X(旧Twitter)に上げてらっしゃる自撮りとかコスお写真をすごく楽しみにしてます。
美人を見るのは健康にいい!
さて、「このページはおさげがしっかり写ってていいネ……」とか「3ページに渡る甘々ゾーンから急にお澄ましスマイルを向けられると、可愛い→綺麗 の変化に脳がついていけなくてバグる」とか、いろいろと書きたいことはありますが、文字数が怖くなってきたので次に移ります。ペース配分が下手……!
セーラー服
買ったばかりの本を開いた時の感覚に似ている。
新たな物語がはじまることへ芽生えた仄かな期待と、それに対する小さな高揚感、そして淡い好奇心。
全てがまだ幽かなものだけど、いずれは大きな情動の影法師を残していくような確信が自分のどこかにある。
鮮明な出会いとは得てしてそういうものだろう。特に、学び舎というものはそんな出会いに溢れている。
この章のクリークも、鮮明な出会いの一つ。
ならば遠い記憶を辿るように一枚ずつ、丁寧に語り明かそう。明かし、語ろう。
さて本題。
居眠りクリーク……可憐だ……
いまだ『Somnolence』の余韻深く、イトウさんの眠る演技が僕の中で最高にアツい訳なんですけれども、それを加味しなくとも素敵なページ。
真面目なクリークにしては珍しく校内で居眠りをしている。
それだけで物語が生まれるミステリアスさがあるのは、イトウさんのコスが「キャラクターの再現」を超えて「生きた個人」まで昇華しているから。
このままこの一枚を見続けていれば、小さな寝息や身じろぎをするのではないかと思わせる生命の息吹を、フレームという小さな枠の中に感じてしまう。
意識に帳を下ろし、昏昏と眠り続ける真昼の月。
いつもニコニコ微笑むクリークの笑顔ではない表情というのは、それだけで値千金の価値がある。
だけどきっと、彼女は夢の中ですら微笑んでいるのだろうと信じてしまうのは、やはりクリークに魅せられた者ゆえの願望なのかもしれない。
ところでクリークを太陽と比喩するのか月と例えるのかどちらかという話になれば、両方と言い切りましょう。
昼は穏やかな陽射しで分け隔てなく人々を暖め、夜は誰しも抱える孤独に優しく寄り添う。
クリークはそんな女の子だと思いますから。
僕にとってクリークを、そしてイトウさんの魅力を一つのものによって表現ということは、世界の全てを段ボール箱にでも収めようとするくらい難しいことなのだ。
なので整合性がないのではなく、すべての美しいものにその名残を求めてしまうという限界オタクの業を認識をしていただきたい。
(それに関する文も書いてはあるけどまだ当分は世に出る事はないはずだ)
さて続き。
眠る頭の下で揃えられた指は、さながらピアノの真っ白な鍵盤。この世でたった一つの音色を奏でるため、黙々と目覚めを待ち続ける。
その少し上では、俯いた顔に合わせてしな垂れたリボンが頬をくすぐるように手を伸ばす。
そして二つの間の表情。
悲劇の無いスリーピングビューティー(眠れる森の美女)があるとするならば、このように平穏で慈愛を漂わせる眠りをするに違いない。
麗しき顔ばせを見ているうちに、伸びたまつ毛の間から幸せがそっと覗いているような気がした。
ところでクリークが居眠りをする理由が、ゲームと同じで小さな子の寝かしつけのためだったらいいなと思います。
イトウさんの妄想(言い方)を読むに、トレ専生じゃないクリークとしての側面もあるから尚更そう思います。
走っているクリークとそうでないクリーク、全く違う世界だけれど、それぞれのクリークの共通点が見つかるごとに「私たちが好きになったクリークは、どんな世界でも変わらず優しい子なんだな」と安心したいじゃないですか。そういうエモを啜って生きる怪物なんですよ僕は!!!!キェェーーーーッ!!!
そしてその下のページではお目覚めクリーク。断じて僕が騒いだせいではない。
顔の横に手があるの、いいですよね。
髪を整えてるみたいな、そしてメガネの位置を直してるみたいな、どちらとも取れる仕草が起きた直後っぽくて、すごくナチュラルな配置。
こういう動線の作り方もイチイチゼロ作品の好きなポイントなんですよ。
あと、左髪からぴょいっと跳ねてる束があるところが好きです。
イトウさんのいう「無造作に二つの三つ編みに結われた」が由来しているのだろうけれど、この油断してるっぽい感じが愛しい〜〜!
いいですよね……制服も髪型もしっかりしてる子が、髪の一部だけハネてるの……萌え……
イトウさんがこうやってさりげなくディテールを使って世界観を広げるのめちゃくちゃ好き……
あとリボンが天板に乗ってるのも好きです。
それも生身で表現するからこそ生まれるディテールの一つなので。
では次のお写真へ。
写真を見つめる。
もう一度、イトウさんの書いた文章を反芻する。
「野暮ったい黒の太いフレームの眼鏡に隠れたその瞳は、青く美しいサファイヤのように煌めいていることを。」
僕に見えた。その煌めきが。
サファイヤの美しさを否定する者はいないように、この瞳の輝きに魅せられない者はいないだろう。
「無造作に二つの三つ編みに結われたその髪は、朝露に濡れた羽毛のように柔らかく艶めいていることを。」
まさしくそれだ。窓から差し込む光に照らされて、まるで光が自ら望んでその髪に降り立ったように、彼女の栗色の髪はより一層艶めきを増す。
「大きな瞳をより大きく見せて、思わず私は吸い込まれそうになる」
ああ、本当だ。瞳を見つめた瞬間に意識は全てそこへ向かい、その深く鮮やかな青の輝きに溶けていく。
イトウさんの文章は本当に素晴らしい。
詳しい感想は後述するけれど、僕はそれを初めて読んだ時に深い感銘を受けた。
何度も何度も読み返し、その度に感慨に耽った。
また、文を読み返す合間で隣に置かれた鳴海さんのイラストを見ては深く頷き、描き込みの中に込められた愛を見出しては感嘆の息を漏らした。
そして生まれる文と絵の共鳴。
その共鳴が自身の奥深くに響き渡り心が打ち震える時、生命の充足が全身を満たす。
そんな充足がこの一枚のお写真にもあるのだ。
イトウさんが鳴海さんと手を取りあって作り上げた世界の美しさとエッセンスを、イトウさんご自身と葉山さんのカメラワークでそっくりそのまま顕現させたのだ。
だからこのお写真も素敵だ。惚れ惚れする。
触れた指の先端が沈み込む、柔らかで弾力のある肌は、十代の少女の清新さを教えてくれる。
長く伸びた三つ編みが机の下から覗く様は、春に芽生え、日差しを浴びて伸び伸びと育っていく若芽を見ているようだ。
ページを離れる時思った。"錦上添花"という言葉はこの瞬間の為にあったのだ。
それは文や絵、撮影技法がイトウさんとクリークの魅力をさらに高めているという意味だけでなく、可愛らしい手のひらの上に乗った笑顔の輝きにも向けた想いだった。
次も上下2枚のページだ。
「一緒にお勉強しましょうか。」
その一言でさらに広がる世界。
ページ上で横に向けた視線には、青春が色濃く立ち込める学び舎の一室に向けられた愛を思わせる温もりがある。
そしてその温もりは頭上にも。
ピンと立てられた耳は、教室の内外から響く物音を優しく受け止めるかのように広がっていた。
重なる手だってそうだ。
過ぎゆく時間の中に生まれる記憶たちを、優しく包み込むように重なった手。
これらが集まって編み上がるクリークの実像は、微笑ましいけど少ししんみりする印象深い姿だった。
久しぶりに"青春"という言葉と向き合う。
それは僕たちがかつて持っていたもの。
それは今あなたが持っているもの。
どうかクリーク、あなたがその貴重な時間を、一雫たりとも溢さずに飲み干せますように。
あと小指がかわいい(いつも小指見てるなこいつ)
真面目が長続きしなくなったところで下の一枚にも。
眼鏡に両手添えてるのいいですねぇ!
「キリッ」とか「キラーン」って擬音が聞こえてきそう!
肉まんチャレンジのドヤ顔もセルフでジャーマン・スープレックスするくらい可愛いかったですけれど、こっちの委員長ライクな知的スマイルもお清楚でとってもステキ〜〜っ!!
やっぱり黒縁メガネの野暮ったさじゃこの可愛さ誤魔化せないんじゃない?!
むしろ良いアクセントとしてさらに可愛さが引き立ってない?!
それとやっぱり衣装の丈が好きです。イトウさんの手直し技術is神。
特に袖丈がわかりやすい。
前のページの見開きみたいに前傾姿勢だと手首が見えて、それ以外だとしっかり手の根元まで覆ってて、腕を下ろすと少し手にかぶるくらいの長さ。
ヌゥーーッ!絶妙……!
年末の自作衣装でも思ったけれど、縫製技術がすごい。おまけに絵も文も上手いなんてイトウさんハイスペックすぎる。そんなところもマジリスペクト。
そして隣のページですよ。
この一枚は髪のウェーブが鮮明に写っているのが好きなんです。
この写真集の7つの姿のクリークって、似た部分でもウィッグの些細な変化で違いがあって楽しいじゃないですか。
前髪とか後れ毛を例にすると、チアやパン屋さんみたいなストレートでツヤツヤな感じもスマートで綺麗だし、このセーラーとかチャイナみたいなふわふわ感に寄ってる方も可愛い。
しかもセーラーはチャイナよりふわふわ度高め!
大人と子供の境界線のなかで、まだ少し子供寄りな雰囲気がたまらんのですよ。
あとスカートがこちら側に大きく寄ってるの好き……
机を動かす動作のために重心を座面の右側に寄せてるのがこれだけでわかって、動きの解像度高ェ〜〜!ってなりません??
しかもその動きごとに二人の距離が物理的に近づいていく……オ°!!!(瀕死)
というあたりが拙者を狂わせるのです。
あと尻尾がチラ見えしてるの好き。尻尾狂いだぞ僕は。ナイスチラリズム(??)
そんなわけで更なる尻尾に釣られて向かったNEXT PAGE……
もうね、今作は同じページの2枚で動きを作る技法が極まりすぎてて、ページの中に動きを感じるんですよ。
お写真とお写真を見ている脳内では、それをつなぐ動きが無意識に再生されているんです。
伝わるかわからないけど、フィルムコミックを読みながら元のアニメの動きを思い出してるような気分。
おさげの位置とか厳密に言うと違うんすけども。まあ雰囲気だ雰囲気。そういうのかなり大事。
ちゅーかそのおさげの位置がめっちゃ良い……
これまで前に流してたおさげが後ろにある左の一枚。その二本は結い目の凹凸もあって、藤の花のような儚さがある。これまで前にあったものが後ろに映ることの新鮮さも素敵なサプライズだ。
あるいは、いかにこのクリークのおさげが重要なのか、という証なのかもしれない。
また、全体を見てみると、二本のおさげと尻尾、右腕が並行して並ぶシンクロ感が見ていて気持ちがいい。雰囲気の静けさと相まって、降り注ぐ雨粒を見ているような気分だ。
上から下へ。そこには何も遮るものはなく、ただあるがままに空間を滑る。自由だ。そう思った。
そしてその雨の隙間から覗く左腕に、秘めた乙女心が見えたのは気のせいじゃないはずだ。
愛しい静けさの中に、仄かな熱が包み込まれている揺籃の一枚はあまりにも儚い。
そして右ページ。
月並みな表現だけれど、振り向いた瞬間に時が止まる音がした。
片側だけ前に戻ったおさげが腕の下を通っているのは、空に架かった虹の上を通っていく飛行機雲を見たような気分になるし、どこかうっすらとした神秘を纏うアルカイックな微笑みには、いつかどこかでみたような既視感と、これまで見たことのなかった夢を見た朝のような真新しさが同居しているから。
もうだいぶ文が長いけれど、もうひとつ付け加えたい。袖に見えるアイロンの跡が好きだ。
イトウさんの衣装の扱いが丁寧なのと(まだあの文読み返してます)、家事好きなクリークらしさが同時に見られるので。
はい、じゃあ次。
ラストの一枚まで来てしまった。はっやーい!
ではまず最初にしょーもない気づきをひとつ(こら)
この一枚、お腹がチラ見えしてて、健全だけど「キャッ////」って(僕が)なるようなひらみがいいよね……って思ったけど、ひらみじゃない……!
これあれか、クリークのサイズを再現するとこうなるのか……すげぇ……
当たり前っちゃ当たり前なんですけど、そりゃシャツが持ち上がりますよね。左ページの右側のお写真を見るとわかりやすい。
オタクは、イトウさんが『HAPPY365DAYS』の"talk"で「ウマ娘のキャラ、サイズの割に見た目が大きすぎるのよ!!!!」と書いていた意味が一年ちょっと越しにようやくわかった気がします。
そりゃそんな叫びも出るわ!!
あれ??でもイトウさんの方針的にはcm単位の完全再現じゃない……マジ???
というのが気づきの一つ目。
もう一個は「おっ、左側にチャック付いとるやん。どんな構造してんねやろ」くらいです。これは特に語ることなし。
「ひとつ」って言ったのに二つ出てきたのはオタクが算数できないだけだから気にしない。某コント番組の"スペイン宗教裁判"みたいなもんです。
あと、前の一枚に引き続きでおさげの片方が後ろにあるのいいですよね。非対称性の美学って感じ。
それに加えて、このポーズになったときに左側(画面的には右)の首元や、胸元に置かれた左手がすっきりと見えるためにも必要な配置でもある。
やっぱイトウさんはウィッグや衣装の扱い方が上手いですよね。
そうそう。以前、怪文書への感想で「たくさん褒めてくれる!」なんて言って頂けたことありましたけど、僕からすると褒めるところしかなくて書ききれてないページがメチャクチャ多いんですよ。
もうオタク的には"褒め"って言うより事実の陳列です。ホントのことしか言ってないわけですな。
オタク嘘つかない(古すぎるネタ)
さて色々脱線しましたけれど、このお写真全体の雰囲気が好きです。その見つめる視線や、机に優しく置かれた指先、カーテンが作る淡い模様などなど、さまざまな要素が組み合わさったお姿は、窓辺に舞い降りた天使のようなので。
だから天使様が運んできてくれた希望を胸に、次へ進もう。
私服
私服姿がガチ私服と知って宇宙猫みたいな顔になりました。
え、なにそれ尊い。息ができない。オタクはもはやこれまで。
終
制作・著作
━━━━━
Ⓝ●Ⓚ
いや……まだ始まってすらいないが……
クリークのお花屋さん概念も素敵だ。
緑の癒しとクリークの癒しの相乗効果で街一つが優しくなる素敵な魔法。それがクリークのお花屋さん。
『Four seasons』でもわかっていたけれど、クリークの柔らかな物腰とボタニカルな空間作りというのは本当に相性がいい。そして植木鉢となれば、それはさらに強く感じられる。
鉢の中の小さな命はあまりにも弱く、人の手で世話をしなければすぐに枯れてしまう。
確かな生命を感じるけれど、小さくて儚い命だ。
そんな命に寄り添うからこそ、クリークの持つ慈愛の心や世話好きな一面はより強く輝く。
だからお花屋さんと言うテーマは、本当にクリークに合っていると思った。
と色々考えながら一枚目。
私服特有の、少し肩の力が抜けたような自然体な雰囲気がいいですよね。
髪型もしっかりおしゃれさんだけど、そこまでガッツリ整えない絶妙なラインだから、なんだか社会経験豊富な大人のお姉さんな印象があるのも好きです。注力と脱力のバランスが上手い!
あと、三つ編みを解いたあとのクセがちょっと残った長髪って、少し髪に手を加えてるのと私服なのもあって、親しい相手と二人きりみたいな気安い感じがするので妄想ひろがりんぐじゃないですか??
イトウさんの文の続きがあるとしたらこんな感じなのかな。卒業して同棲したトレーナーさんとの二人の時間だったりするのかしら。
真相はイトウさんの頭の中にしかないけれど、イトウさんのガチ私服で大人っぽくなっているからこそ出る旨みもあるんですよ(力説)
でもオタクは強欲だから女子高生っぽい私服も見たい……!
クリークとイトウさんの色んなお姿が見たいと言う気持ちで走り回る暴走特急ですよ僕は……!
そんな暴走特急、髪以外にも両手で如雨露を持ってるのが可愛くてもうメロメロなんですけども。
お姉さん感のあるお姿でこういうお茶目な動きをされると……キュートすぎる……
1枚目でもうがっちりハートをキャッチされちゃいました。
そして隣のページ!
お水をあげながら顔を上げる動作、かわいさ国宝か???
左側の一枚。水と一緒に愛も注いでいる愛寵の眼差しは、毛布に包まれたような安らぎと温もりを見せる。
そこから右!お世話し続けている植物の成長を教えてくれているような明るい笑顔には、小さな喜びを分かち合う日常が思い浮かぶ。
何気ないけど確かな、地に足のついた幸せが伝わってくる二枚だ。
そんな中にある、ちょっと特別な部分を探すのって楽しいですよね……!
左の一枚なんかさ、髪の留め方が明確に見える初めてのページじゃないですか(裏表紙以外だと)
このモコモコな感じのシュシュ?で縛ってるのきゃわいい!!!白くてふわふわで女の子っぽくて、でもシンプルだから衣装にも合ってて!!
イトウさんがネグリジェ衣装の時にジェラピケ挙げてたのかなり同意の塊なんですけど、それがさらに強まりますよねこれ。まだまだ可愛い要素を盛れる土台がクリークにはある!!イトウさんにもある!!
あと右の一枚で人差し指がピーンと伸びてるの可愛いですよね。
顔の動きにつられたみたいでもう身悶えするレベルの可愛さですよ。つーかもうどこみても可愛いの。
「そりゃ写真集だし撮影なんだから可愛いとこのより抜きでしょ」ってツッコミ入るのはわかってる。わかってるけどあまりにも可愛すぎるじゃないですか。なんなら僕、素のイトウさんにお会いしてる時も"可愛い“で頭いっぱいですよ。他のファンの方々もそうでしょうけども。ホントは「可愛い」って言葉すら充分にイトウさんの可愛さを言い表せてないけど、便宜上「可愛い」って言ってるとこある。それくらい可愛い。可愛いですイトウさん。
こんなに可愛い可愛い連呼してどうすんだって?
伝えてえんですよ、オタクとしての推しを愛する気持ちを……!
あとイトウさんが如何に素敵かってことも。
当然だけどこれにはフォロワー数だとか影響力だとかは一切関係ない。
イトウさんがキャラクターを魅力的に見せようとする努力だとか、イベント等でみんなを楽しませようとするパフォーマンス精神だとか、そういうイトウさんの人柄が素敵。
そりゃ人間だから、もしかしたら自分自身の欠点は自分自身が一番目についてしまう事もあるかも知らないけれど、イトウさんが恐らく思ってる以上に、イトウさんは素敵な人です。いやマジで。
それを伝えるためにもまだまだオタクはイトウさんを褒めねばならぬ。
とはいえイトウさんご自身の考えをオタクは尊重したいし、自分を傷つけない範囲でコンプレックスに向き合うことも大事なことだと思うので、拙者のこれは適当に流してください。
世の中にはこれくらいイトウさんを大事にしている限界オタクもいるのです。何言ってるんだろうね拙者は。敬具。
そんな思いを込めてページ下の一枚にを見る。
葉を撫でる指先が、お日様の照らす世界への扉を開く鍵に見えた。
"It's a new dawn, It's a new day, It's a new life"ってやつだわね!!(文脈が違うでしょ)
余談ですが手に乗ったままアーチになってる髪の束いいですよね。
長く艶やかな髪は全体で見ても美しいけれど、小さな単位で見ても変わらず美しい。言うなればクリークの髪は、栗色の花束なのだ。
花束といえばイトウさんご自身に対しても思うことなのだけれど、それは次の機会に語ります。だって文字数……
なので次のページ。
うさぎさんを抱っこするクリークはいつもの"ママ"としての振る舞いを見せつつ、人形遊びをする女の子の幼さも入り混じるので、もう愛しい気持ちが止まらなくなる。
両手をクロスさせて身に寄せる抱きかたは後者、ぬいぐるみの脇の下に手を通して見つめ合う仕草は前者です。
クリークの包み込むような慈愛と、時々見せる少女っぽさ。何度も言ってきたフレーズだけど、このページの2枚にはそれがハッキリと感じられるから好きだ。
上の一枚。うさぎさんを抱っこしてどことなく満足げな表情を見ると、クリークの幼少期に思いを馳せてしまう。
ちっちゃい頃のクリークもこんな感じで、似たポーズでぬいぐるみを抱っこしてる写真とかありそう。
そんな想像をしてしまうのは、イトウさんのクリークがごく自然に存在しているから。
"そこにいる"の枠を超えて、これまで生きてきて、今も生きているクリークの日常を描いているからだ。
だからこの笑顔は、過去と地続きの今があると思わせる生きている笑顔。
心なしか、抱っこされたうさぎさんも得意げな表情だ。腰に手を当ててるし。
そして下の一枚。
左側の髪が綺麗に3段のラインになってるのがイラスト表現っぽさあってめっちゃ好き……
頭の動きとか角度で生じる髪の変化を具に観察してニチャァ……ってしたいんですよ僕は!!!!
あとイトウさんのお顔が世界一可愛いと思ってるし、リボンがブースの光とか周囲の色で見え方が変わるのも好きなので、主に頭部ばっかり見てる気がします。
でもリボン良くないすか?
他のブースや衣装だと青や紺なんかの同系色があるから画面に馴染むんだけど、私服のページ内だと最初の一枚に写った扉しかないじゃないですか。
だから尚更、光量抑えめなブースの中で深みを増したリボンの青がフラッシュで鮮やかに輝いていて、色の幅が広くなってるのが映えるんですよ。それってこの章だけの特別な部分だと思います。
あとね、うさぎさんと見つめあった優しい表情が好き……
見つめ合う相手を柔らかく包み込むような視線も、両端のキレが美しい整った口元がゆったりと花開いているのも、八重歯がチラ見えしてるのも(こら)
イトウさんはどの角度から見ても可愛いなぁ……
そして続く右ページ、二人で遊んでる風な雰囲気の弾む甘さにぽわぽわしちゃいそう……
うさぎさんに手を振らせてるのがいいんだ、うん。
クリークは声色を変えて、うさぎさんのフリをして喋ってるような妄想……クリークそういうの慣れてそう……実家の託児所でちびっ子の相手をするときにやってそうだよね……
それを画面のこちら側にいる仮想のトレーナーさんにやってるとなると、そこに生じるイチャイチャ感が好吃……
オタクはこういうのを外から観察して悶えてたいタイプの人間なので……(あぶない)
ところでこの衣装のときのシュシュは見えるショットがほぼ無いけど、白くてふわふわなのがうさぎさんとお揃い感あるので可愛いですよね。
そしてロップイヤーと長い髪も近いものを感じる……
なのでこのうさぎさんがクリークにとって大事なお友達なのかなって雰囲気が出るのもぬいぐるみパートの良いところだとオタクは思うのです。
次のページに移る前にもう一個だけいいすか?
今までのページで純白の輝きを放っていた髪飾りのパールが、光の当たり方で本来の趣き深い色合いになっているのも好きポイントなんですよ。
光を乱反射させていたパールが落ち着きのある本来の色を見せる。それが私服衣装なのも相まって、外向けじゃ無い等身大のクリークの姿であることを暗示してるみたいだなって思いました。
はいじゃあ次のページ。
もしかしてこのブースってネグリジェ衣装のときと同じでは??
背後のベッドと観葉植物と黄色いクッションに既視感が……?
もしそうなら光の魔法ってすごい。
部屋自体の照明設備もだけど、フラッシュの使い方や自然光も。まるで別世界だもの(実際別だったら恥ずかしい)
ネグリジェ衣装(朝)から始まった物語が、さまざまな出来事を経て私服衣装(夜)に辿り着く。
それは二人の一日が、本全体を通して描かれているような収まりの良さがある。だからこの本の構成への愛しさが溢れて止まらなくなった。
さてイトウさん、クリーク自体のお話に移ろう。
視線をどこか他のところへ流した顔つき、テーブルの上で重ねた両手、その場に満足しているような顔つき。それらが作り出す座り姿の全体像は、「トレーナーさんと一緒にいられる時間が大好きです!」という言葉と本心の一致を体現しているのだろう。
当たり前だけど、場の空気というやつは誰と過ごすかでまったく違う。つまりこの一枚のクリークとトレーナーさんが気の置けない関係であることは一目瞭然。それほどの表現力がある。
二人の心が寄り添っていることを表現するのは、重なる視線だけでは無いと言うことを教えてくれる。
周囲を見渡すようなその目つきに、彼女の目には部屋を満たす幸福が可視化されているのではないかと思ってしまったオタクでございました。
ところで正面や斜めからのカットだと、ニットの肩部分が目立つのもいいですよね。
シースルー素材だからイトウさんのお肌の綺麗さが目立つし、羽衣のように肩を軽く覆っていることの見目良さもあるので。
イトウさんの私服センスもめっちゃ好きなんすよ……!オシャレさん……!
さて最後の一枚。
両手で頬杖ついてるのも最高ですよねぇ。
セーラー服でもやっていたけれど、角度とかシチュとか色々違うし、なにより雰囲気自体が違う。
セーラー服は甘酸っぱい。
するりと流れていくのに、忘れられない味を残していくレモネード。
私服姿はココアのよう。
甘く、甘く、とろけるように。じんわり優しく包み込む、無言で唱える魔法の呪文。
そんなことを思わせる光景はこの章のラストを締めくくるのに相応しい一枚だ。
前屈み故の距離の近さもあって、手を伸ばせば今にも届いてしまいそうな親密さが感じられる。
だけどそうしなくても二人は通じ合う。
そんなこと歌の中くらいにしか存在しないのだろうけれど、この光景の中ならば、それも存在するのだろう。
ビバ、トレ♀xクリ概念。オタクの中ではクリークのトレーナー=イトウさんなのだ。
目と目で通じ合う〜♪(古い)
続いては、「何度目だ」とツッコミを貰いそうだけれどまた髪の話だ。
やはり豊かな髪というのは美女の、それも特別な存在の象徴であると思う。
『ヴィーナスの誕生』を始めとした古典美術の多くでは、やはり艶めく長い髪をした女性が史上の美とされている印象がある。実際どうかは知らないけど。
なのでこのお写真のイトウさん、もといクリークは、現代のヴィーナスであると言ってもいいはずだ。
神秘的な眼差し、無垢な微笑み、大河の流れのように豊かな髪と、華奢にしてすらりと長い四肢。
これを美の女神と喩えずして何を言う。
これこそがヴィーナスの再来なのだ!(熱弁)
やっぱり生まれた直後にバカデカい貝に乗って来たんですか?
たぶん『ヴィーナスの誕生』の背景になった物語出されてもあんまり通じないと思うの…………
ちゅーわけでギャグは無かったことにして、次はいよいよラスト!いってみましょうか!
ウェディングドレス
オタク(一人称)、かつて6〜7年くらい花澤香菜さんのファンやってたこともあったんですけど、ちょうどこのお姿にピッタリな曲がシングルの中にあったのを思い出したのでお捧げしたいのですよ。
「誰かの幸せがこんなに嬉しいなんて。可笑しいよね、あなたより私が先に泣いてるの」
「いくつもの奇跡がここに舞い降りて、今日のあなたはどんな宝石より輝いている」
「笑顔も、そして涙も、ふたり分け合って、ずっとずっとずっと幸せでいてね」
ピックアップするならこの3箇所っすかね。『Blessing bell』って曲です。名曲なので気が向いたら聴いてみてください。
でもクリークの結婚式、想像しただけで感極まっちゃいますよね。思わず大好きな曲が浮かぶくらいには。
うう……クリーク、立派になって……(父親か)
………ボケかましたら「イトウさんのお父上はやはりオトウさんなのかしら……?」という雑念が湧いてきたので、ぶった切って本題いきましょうか。
一枚目。
顔を伏せた姿の一枚には、結婚式を直前に控えたチャペルの厳かな雰囲気が漂っている。
ついに訪れたこの日。
人生における大イベントの一つを前に、クリークの胸を満たすものは何だろう。
誓いの瞬間を待ち焦がれる鼓動の高鳴りだろうか。
自分が生きてきた人生と、二人でこれまで歩いてきた道を振り返って浸る感慨か。
いずれにせよ、その静かな顔つきに秘められた表情の中には、彼女にしか知ることのできない想いがあることを映している。
純白のドレスとヴェールに覆われた彼女は今日この日、誰よりも幸せで、誰よりもお姫様だ。
そんなクリークを、拍手をする人々のように青い薔薇の花弁が散らばって囲っている。
青い薔薇の花言葉は「夢叶う」「希望」「神の祝福」。まさにこの瞬間のクリークに相応しくて、彼女が青をメインカラーとしているのは運命だったかのようだ。
胸元のネックレスのチョイスも良い。
いつも付けている髪飾りに合わせたように散りばめられたパールが喜びの涙のようにきらりと光り、衣装全体のクリークらしさを高めている。
そんなクリークが顔を上げる隣のページ。
心の中で、祝福の鐘が高らかに鳴り響く。
この笑顔を向けられたトレーナーさんにとっても、人生で一番感動的な瞬間に違いない。
だから見つめる。まじりっ気のない、ただただ純粋な明るさを浮かべた表情を。
そしてクリークが名前を呼ぶ。
その愛しい声で「ねえ、トレーナーさん」と。
ただ一言。それだけで世界は生まれ変わる。
一人と一人、別々だった世界が交わって、二人の世界に作り変えられていく。
声には、言葉には、そして人の思いには、世界を変える力があるのだと証明するように。
そして三つ編みを結ぶリボンは、その新たな日々がまだ何色にも染まっていないことのメタファーであるように白かった。二人の絆のように結ばれていた。
僕はリボンの色にすら、イトウさんがどんな想いを込めたのかと探さずにはいられない。
なんか真面目に書いてたら文の収め方わかんなくなっちゃった……
ドレスの最外殻(電子か)になってる布地が薄く広がって、透明な波みたいになってるのもいいっすよね。それが階段に乗ってる立体感も。
あとやっぱりあいどろっぷす氏のお写真は、お写真自体の奥行きが階層構造になってるのが好きです。
これ、たしか被写界深度であってるんでしたっけ。以前教えていただきましたけれど確信が持てないです(無知なので)
その階層構造、今回だとクリーク(イトウさん)にピント?が合ってて、手前や左端や奥の部分がうっすらとボヤけてる……気がする(僕は自分の五感にあまり自信がない)。
なので最もクリアに映るイトウさんの上半身に、写真から出てきそうな立体感を感じるんです。
とびだす絵本的な?
これが以前仰っていた、人間の実際の視界を意識した撮り方なのかなと思いました。
やっぱあいどろっぷす氏すげぇ……
今年はイトウさんが撮影会やるみたいですし、僕も近いうちにカメラを買おうか考えてるんですけど、それで知識集め始めたら、あいどろっぷす氏の凄さがさらにわかるのかなと謎の期待感を覚え始めました。
まだどのメーカーのカメラにするかすら決まってないけど。今度オススメのメーカー聞いても良いですか???(ド私信その2)
さて、話の流れで質問するセコい真似をしたところで次だ。そういうとこあるっすよね荒斑泥くん。
と、ここで初の見開き1ページを使ったドラマティックな演出。やっぱ構成が上手いって……!
ちょっと焦点の話に戻すけど、この一枚は画面端で黒い床に乗った花びらがぼやけてるからこその演出がありますよね。
画面奥のほうは曖昧になっているから、白い部分が床で、黒い部分は壁だと錯覚するじゃないですか。
だから花びらが浮いて見えて、ひいては青と白の花吹雪がひとりでに周囲を舞っているようにも感じる。
なので僕の好きなマジック・リアリズム的な光景になっててたまらんのです。
そして初めて全体像を見せる髪飾り。
パールと青いリボンがあることは同じだけど、そこに金の葉と白い花びら。成層圏の空を思わせる深い青が美しい。
いつもより煌びやかな髪飾りもまた、特別な日であり特別な出来事であると示しているから尚更この衣装が好きになる。
リボンのアレンジも上手すぎる……センスの塊……
この形状に至るまでのイトウさんの思案に敬意を送りたい。クリークの髪飾りらしさを維持しつつさらに磨きをかけ、同時にウェディングドレスに合うという巧緻なデザインの素晴らしさを「愛」の一言で片付けてしまうのはあまりにも惜しい。
愛と研鑽と焦がれ、このリボンを作った時のイトウさんの全てが詰まっているのかもしれない。
……という憶測ですけどね。怪文書の全ては妄想!イトウさんの語る言葉のみが真実!真実はいつも一つ!
次は全体的に見てみよう。
前のページでは白い光が強調され、ウェディングドレスを纏った花嫁を初めて見た瞬間のような、光に包まれた鮮烈な純白を想起させるものだった。
心を奪われ、思考の大部分が止まってしまったような感覚だ。
だからこそ続くこのページでは、天から降り注ぐ光を表すようにしっかりと照らしながらも、落ち着きを取り戻してようやく花嫁を直視できるようになった心の動きがあるように思える。
正直、僕にはこの色の変化が何によるものなのかはわからない。シャッター速度とかカラーフィルターとかレタッチとかで変わるらしいけど、何を要因としているのか想像もつかない。
だけど心を奪うような鮮烈さから、包み込むような柔らかさまでを演出する光の表現がすごいのはハッキリとわかった。
光が柔らかだから、髪色は夕日に染まる大地のように心を揺さぶる色を放つ。
光が穏やかだから、水色の薔薇は氷のような冷たさではなく、アイスクリームのような心躍らせる色になる。
そして光が優しいから、花嫁の姿はどんな宝石よりも輝いている。
これが暦の数字だけで言えば2年前のお写真なのだから、あいどろっぷす氏の技量が当時から高かったことに感銘を受ける。しかも最近のお写真はさらにすごい。
すごいから語りたいけど、あんまり褒めるとイトウさんに向けた怪文書じゃなくなってきちゃうな……
じゃあ軽く目とセリフの話をして次に移ろう。
ブルーベリーのように丸く、くりくりとしていて可愛らしい瞳。それは宝玉のような艶やかさも持っていて限りなく美しいけれど、それでもやはり親しみのあるクリークの瞳そのものだった。
イトウさんはカラコン選びも上手だ……
上手なのかメチャクチャ試行錯誤してるのか。
どちらにせよそれが作り上げた結果は、たしかに僕たちファンを魅了している。
「病めるときも健やかなるときも…ずっとお隣にいたいです」
その健気な愛が胸を打つ。
死が二人を別つまで、いいえ、死が二人を別つとも、この愛は永遠なのでしょう。
クリークとトレーナーにそうであってほしいと、オタクは第三者としての視点から強く思います。
こういうのは外から見てたいタイプなので……
それでは、いよいよ最後の見開きだ。
ヴェールの霞に覆われたクリークの顔を見た時、またイトウさんの書いた文を思い出した。
たとえヴェールに包まれていても、僕たちはその奥の美しさを知っている。
青い瞳も、艶めいた髪も、少女らしさを持った愛らしい顔も。
むしろヴェールに包まれているからこそ、世界の全てに祝福されたその姿はより眩しい。
それにヴェールにも点々とパール飾りがあるし、もうこれ完全にクリーク専用衣装みたいだ。
やっぱりいいなぁ、この姿。
サイゲさんこの衣装のクリークを一丁!
それに顔を上げる動きなのは章の最初と一緒でも、上からではなくて正面からの構図だから、閉じた瞼では隠しきれない幸甚を抱きしめているその表情がよく見える。
顔を上げた時に、やっぱりクリークの視線は不思議な力を秘めているのだなという再発見もある。
色々な角度で見てみたい。その晴れ姿を、少しでも多く目に焼き付けるために。
そんな美を知ることに対する欲望が湧き上がってくるほどに素敵な花嫁姿だ。
あとライティングがやっぱ好きっす。
イトウさんを中心として光が集中してるから、壇上の主役を照らすスポットライトみたいなので。
やっぱり結婚式は、女の子が誰よりも主役になれる日ですもんね。
あともう一つ!
スカートに腕の先が隠れてるのも好き!
雲の中に包まれてるみたいだもの!雲上の天使みたいだもの!
だからトレーナーさんにとってこの日は、天使を娶った日なのかなって妄想してます。今回は妄想まみれです。
さあ、いよいよラストぉ!
この距離でヴェールを上げるってもう誓いのキスですやん!!
エンダァァァァァ!!!(おデジ)
やっぱりクリークの、イトウさんの、女の子の一番素敵な瞬間って笑顔ですよね!
そしてここまでのお写真が結婚式に臨む女の子の感慨と期待入り混じる表情だったからこそ、いつものクリークの笑顔が解けるように花開くこの瞬間に感動が爆発するんですよぉ!!!
だからただ見つめ返すしかない。心まで無防備になって、二人以外の全てが消えていく。
髪の一本まで見えそうな距離で、痛いくらいの静寂の中に響く心臓の音を、クリークの言葉が解きほぐしながら幸せに塗り換えていく。
これぞクライマックスですよ!
オタクはもう家中のコメをかき集めてライスシャワー(ウマじゃないほう)を撒き散らしたくてたまりません!おめでとうございまぁす!
もう理屈なんていらない。ただただ素晴らしい。
それにセリフのおかげで、二人の日々がこれからも続いていくんだという余韻が出来てるのもいい。
なんかもう言語化するのも無粋なくらい、ストレートに素晴らしい写真です。
なのでイトウさんと同じことをオタクも言って締めにしましょう。
幸せになってくれ〜〜〜!!!!!
キャラトーク&イラスト&短編小説について
イトウさんの妄想を具現化したこの本にとって、キャラトークは旅で言うところのガイドブックのようなものだと思う。
イトウさんがどんな想いを向けているのか、どのようにしてそのパートが出来上がったのかを手短だけれど的確に解説していて、該当部分を見た時に感じるものを増やしてくれるのだ。
だから一度は本の流れ通りに読んで自分の心のままに作品を感じて、次にこのキャラトークを読んで内容を反芻しながら、何度も何度も読み返す。
そうすることで、本のページは変わらないけれど、自分の中のこの本が厚みを増していく。
だからイトウさんが楽しそうに書き連ねた7つの文章もまた、僕にとっての大事な宝物だ。
あと挟んでくる小ネタが少し前のインターネット用語だったりジュディ・オングやムスカだったりと慣れ親しんだギャグなのも嬉しいし、キャラトークの上に書かれた「好きなものは好きだからしょーがない!!愛が止まらない」の文言がタイトルコールっぽいのも良い。
そんなお茶目さもイトウさんの魅力の一つだ。
そしてイラスト&短編。
鳴海さんのイラストが鍵を開けて、イトウさんの紡いだ言葉が扉を開いたこの部分。
もう二人の共同作業ですやん。ご祝儀出します?
鳴海さんのイラストは髪のボリュームをしっかりと描きながら、クリーク自身の女の子らしい華奢な感じが出ていてとてもお上手だと思う。
それに、散乱した光のグラデーションがあちこちに散らばっていてとても綺麗だ。
メガネのレンズ部分のうっすらとした反射も、イトウさんの文の瞳に関する記述とシンクロしていて、イラストと文の一体感がたまらない。
やっぱり鳴海さんは心の底からイトウさんとクリークが大好きなんだなって思いました。
この間、僕のことを「イトウさんのトップオタ」なんて言ってくださってすごく嬉しかったけど、同じ言葉を鳴海さんにお返ししたい。
鳴海さんの抱えた愛もすごく大きいじゃないですか。そしてそれにイトウさんが応えていらっしゃる。僕はそれを見るだけで胸いっぱいです。
推しとファンの理想像ですよ。
だからこれからも、鳴海さんのファン活動を応援しています。
もちろんオタクもこれからもイトウさんの周りをブンブン飛び回りますが!!!!が!!!!!
おっと、真面目を続けられない発作が。
そしてイトウさんの文、これも最高!!
だってイトウさんの文章はとってもお上手ですもの!
しっかりと愛が籠ってて、愛を込めてまっすぐに見つめる視線が伝わってくるような穏やかな語り口が素敵なんですもの!
そして終わりのあたりには「あくまで先生と生徒。線引きをしなくてはならないけれど、それでも心のどこかで求めてしまう気持ちのもどかしさ」みたいな雰囲気があってもう、かーーーっ!甘酸っぺえなーーっ!ってなりましてん!!
いやほんとに上手い。
イトウさんが想像の中で見た光景を文面で鮮明に表現しているんですよ。やっぱなんでもできる人だな。
なによりクリークの名前を出さずにクリークのことを書いていると理解させる描写力や、「私は知っている」「〜が好きだ」「先生」などのセリフを軸とした部分などのリフレインが作るテンポ、「二つの三つ編み」などの異なる物の連続性も素敵。
読めば読むほど味が出る名文だ。
こんな素晴らしい作品を読ませていただいたことにも感謝したい。
あとおまけでもう一言。
ポエマー、楽しいですよね♡
そして最後に後書き部分。
漢字をひらがなより大きくしてるのが見やすくて楽しいし、イトウさんの切実な叫びに笑いながら頷いてましたw
今年こそはクリークの供給をドーンと増やして欲しいですね……!アンケートとかあったら長文を送りつけなくては……!
ところで好きな衣装、これが本当に難しい。
まず、あいどろっぷす氏のファンでもあるからウェディング衣装は殿堂入りなんですよ。
んで私服衣装もガチ私服ってことで多大な補正が入るから殿堂入り。
セーラー服も、イラストと文章で完全に思い入れが入ってしまったので同上。
となると残りは四択なんですけど、ここまで減らしても変わらず難しい。
怪文書を書いてる間のおよそ3週間ちょいずっと決まりませんでした。
そして最終的に趣味で選んだのがチア衣装。
だってオタク、典型的なオタクだからポニテとか恥じらい顔大好き……!
とか書いてると、他の衣装の良いところも対抗するように出てきてまた決まらなくなるのでした。だって全部好きだし。なので答えは全部です!ごめんなさい!
オタクの書いた方のあとがき
イトウさんの写真集を見ると、生まれて初めて遊園地に行ったときを思い出したかのような感覚になる。
楽しい夢が形になったみたいで、だけど確かに実在していて、目に映る何もかもが楽しくて、体がうずうずして止まらなくなるくらい幸せで。
そんな感覚を作り出す人が実在していて、しかも本当に美人さん。僕にはそれが心から嬉しい。
こんなことを書いて、ご本人的には「加工してるので非実在……」なんて思うかもしれないけど、僕にとっては確かに実在している。
お会いするたびに思う。やっぱりとんでもなく可愛い人だ、この方。
いつか「私は可愛いです!」と宣言していただきたい。オタクはその光景を見て深く頷きながら拍手するので。
それにイトウさんのお写真というのはイトウさんの持てる技術や人脈、人徳を結集して作られた唯一無二の確かな存在だ。
つまりイトウさんがこの世界にいて、「コスプレ、やるかぁ〜〜!」と思わなければこの素晴らしい作品たちはこの世に存在しなかった。
なので僕は過去・現在・未来すべてのイトウさんに大感謝なのだ。
それにイトウさんが素敵だと思う心に偽りや曇りは一切ない。いつだって貴女は最高の推しである。
なので何度だって言いましょう。
イトウさん、ありがとうございます。
あなたがいるから今日も僕は楽しく日々を過ごせています。
これからも元気で楽しく活動してください。
僕はそれを、変わらぬ喧しさで応援しつづけます(こら)
というわけでこの怪文書は以上。
次は『UMA LOVE』ですね!
もちろん投稿は遅いし文章は長いよ!(縮める努力は最大限します)
それでは、今回の怪文書もお付き合いいただき、ありがとうございました。
荒斑泥
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