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セブ島短期英語留学1ヶ月間の記録


私は2022年の11月の1ヶ月間セブ島で英語の短期留学に行っていました。


1ヶ月ではありますが、実りのある時間でした。


今回はきっかけから渡航手続き、現地での学習、それによる変化について書いていきたいと思います。


きっかけ、行くことを決めた理由


元々学生の時もぼんやりと海外に短期留学に行きたいといった気持ちはありましたが、金銭面であったり、それほど英語学習へのモチベーションが高くなかったため行くことはありませんでした。


働き始めて時間が経つにつれて英語を使う環境で働けるようになりたいという気持ちがあったり、一次情報を取りに行くのに困らないだけの英語力が欲しいという気持ちであったり、外国人とスムーズに話せるのがかっこいいという気持ちが強くなり英語の学習に興味がむき始めます。


特に2022年は英語力を高めたいと思っていたこともあり、2022年の3月から6月くらいまでTOEICの勉強をしていました。


ただそれだけでは話せるようにはならないので、ある程度の得点は取れたし今度は話せることにフォーカスして行こうという気持ちで英会話に目線が向きました。


とはいうものの過去に何度かオンライン英会話サービスに申し込んでは挫折するということを繰り返していたため、一時的に英会話に集中しある程度英語を話すことに慣れる必要があるという考えに至ります。


ちょうど仕事も落ち着いていたため、行くなら今だという勢いで学校や航空券の予約を8月に行いました。


2022年の集大成のような気持ちで、少しでも英語を話せるようになるんだという気持ちが決め手になったと思います。


費用面


慣れない土地に行くことであったり、コロナという心配事がある中での渡航はもちろんのことそれなりの費用が掛かるというのもネックだと思います。


今回の留学で掛かった費用の総額はおよそ40万円で内訳は下記の通りです。


  • 学校の費用(週5、1日50分6コマコース、土日含む3食付き): 約21万円

  • 往復航空券(仁川空港経由): 6万円

  • Airbnbで予約した現地のコンドミニアム: 7万5千円

  • 現地でのお土産代、アクティビティ、交通費、雑費など: 6万円


特に航空券は直行便だと10万を切らないため、乗り継ぎ便にすることで結構節約できたと思います。


渡航前


私が行っていた英会話学校は、それまでコロナの影響で2年ほど現地のセブ島留学受け入れを停止していましたが、2022の7月から再開ということもあり時期が良かったと思います。


また2022年の9月7日にそれまでは存在した出国前72時間以内の検査証明が不要になったことも追い風になったと思います。


とはいえ本当に渡航できるか、風土病に掛かる可能性はあるかなど不安なことは多く、日本でアプリのワクチン接種証明書を入手したり、トラベルクリニックに行ったりして渡航準備をしていました。(今となってはトラベルクリニックは個人的には行かなくても良かったかと思っています)


渡航前はUniversity of the Peopleの課題もありそこそこ忙しかったため、あまり英語学習に時間を充てることはできませんでしたが、毎日少しでも英語で独り言を言ったり、発音に関する本を読んでみたりと多少はしていました。


近づいてくると荷造りをして、eARRIVAL CARDの入力をしてといった形であっという間に渡航の日となりました。


空港では陰性証明書を提示することでトラブルもなく渡航することができました。


経由地の仁川空港に行くのも始めてだったため、これが昔学校で学んだハブ空港というやつかと思っていました。


また1日で移動しすぎて現実感がないなと感慨に浸っていました。


現地の環境


特に1日目は慣れないこともあり、不安でしたが入学手続きも無事終わらせることができました。


空港から学校まではタクシーで行ったのですが、やはり日本との違いを強く実感しました。


学校がある場所はITパークというビジネス特区でビルが立ち並び、治安も良い場所なのですが空港からITパークまでは電線が千切れているような箇所があったり、建物があまりしっかりとしていなさそうだったりと発展の度合いに差があるというのは感じました。


ITパークであれば夜もある程度歩けるかもしれないと思いましたが(もちろん歩かないことに越したことはないと思いますが)、ITパークの外を歩くのは明かりも少なくかなり怖いと感じました。


一方でフィリピンは国民の平均年齢が20代の国であり、まだまだこれから発展していくのだろうなという勢いであったり可能性があるという印象も受けました。


食に関しては英語学校での食事以外にも、現地のファーストフードなどもそれなりに油っぽさはあるものの美味しく食べることができました。


ジョリビーのバナナスパゲティーは賛否両論あると思いますが、個人的には美味しかったです。


現地での英語学習


肝心の英語学習ですが、授業の予約も全て自分でできるシステムであり、予約をサボっていたため全てのポイントを消費できるかというのが結構懸念点でした。


先生によってポイントも異なるため、高ポイントの先生を予約する、毎日予約が取れるようになった後にできるだけ早く予約すると言った方法により1日4~5コマ程度をこなすというスケジュールに落ち着きました。


50分というのは思ったより長く、私の選んでいたコースが集中力を要するものであったため、1コマやるだけでも結構な疲れがきます。


先生のいったことを繰り返したり文章の一部を変更したりしながら、英語を自然に身につけるというような考えに基づいたレッスンで、私はこのレッスン法が結構気に入って現在オンライン英会話でも継続しています。


それを5コマやると1日の終わりにはへとへとになってしまい、特に慣れるまでの最初の1週間は非常に長く感じました。


しかし2週間目、3週間目は意外と早く後半になると驚くほど早いという印象です。


もちろん授業の内容も実力アップにつながるなのですが、先生との雑談であったり、他の生徒と英語で話す機会があるというのは大きいと思います。


まずは複雑な語彙ではなく、簡単な語彙でどのように相手とコミュニケーションを取れるか、何をいうべきかなどを瞬発的に考えるトレーニングになり、その後でもあの時こういえば良かったなどの振り返りの機会も得ることができます。


このような英語がベースとしてある環境に身を置くというのが、一番の近道だと思いました。


英語学習以外のアクティビティ


平日は平均4~5コマほど取っていたため、どこかに遊びにいくという余裕はありませんでした。


週末は大抵は近くのモールに遊びに行ったりしていました。


セブといえば海のイメージが強いですが、ITパークは空港やビーチのあるマクタン島から40分程度は離れており、気軽にそちらまで行ける感じではありません。


またリゾートホテル併設のビーチは観光客向けでそこそこお金がかかるので、気軽には行きにくかったところもあります。


セブは電車がなく基本的にタクシーやバイク移動になるので、そこも観光客や留学生に取っては辛いところでしょう。


私はぼったくりが怖かったので現地の移動にはほぼGrabを使っていました。


最後の方には他の生徒の人と割と仲良くなり、ジンベイザメウォッチングのアクティティに行き、同時に綺麗な海で泳ぐという願望も達成できたので概ね満足です。(確か1万円程度でした)


また仲良くなった中国人の生徒と現地のクラブに行ったりもして、終わりよければ全て良しという形で英語以外も思っていたより楽しめました。


移動にしてもツアー料金にしても誰かと一緒に行動する方が安いことが多いと思うので、友達と行ったり、現地で一緒に行動できるような知人や友人をなんとか作るのがベストかと思います。


短期留学したことによる変化


1ヶ月の滞在で英語がペラペラになったとかそういうわけではないのですが、明確に変わったなと思うところもあります。


それは英語を話すことに対する抵抗感や恐怖心のようなものが自分の中で結構薄くなったことです。


滞在中は平日毎日3~4時間程度は英語を話しているわけでこれを続けていると、最初に比べると疲れなくなってきたり、疑問文でなくても質問だというニュアンスが伝わったり、単語単位でも相手にある程度理解してもらえるということがわかってくると思います。


もしくは聞こえなくても、ゆっくり言ってもらったり、言い換えてもらったり、書いてもらったりすることで理解することができるとわかると思います。


仕事ではそのような状況では困ると思いますが、失敗をたくさんできる環境をお金を払って買っているのですからどんどん失敗していくべきでしょう。


また他の変化として前よりも頭の中で日本語を英語に直して話すというよりは、英語で考えて話すといったことができるようになっている気はします。


おそらく現地に行かずにオンラインだけでなんとかしようとしていた場合、これまでのようにすぐに挫折していたのではないかと思います。


今後も継続して英語学習をしていくための下地ができたという点でも、行って良かったと考えています。


もちろん費用が結構かかるので一概におすすめはできませんが、この記事が短期留学を考えている人の検討の一助になれば幸いです。


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