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人に土下座を求めるひと。

昨日は、失敗をした。
お酒の席で話していたら、やや感情的になってしまったのだ。

というのも、1年前に退職した男性が
久しぶりに会っても辞めた当時と変わらない熱量で会社や上司や社長への不平不満をこぼしていたためだ。

確かにその男性がぐちぐち言いたくなるほど、昔はしがらみや制約が多く働きづらい面もあったように思う。
30歳そこそこの若い社長と30人に満たない社員で、こつこつと積み上げた事業を運営していて、その男性が望むような完璧な決断やリーダーシップを行なったり社員たちに素晴らしい環境を提供できてはいなかっただろう。

しかし、だからといって、在籍1年にも満たない一社員(しかも辞めた)に、なぜ社長が『だめな経営者』だといわれなければならないのか。
なんで社長は社員に土下座をするべきだと言われなければならないのか。
そんな下らないパフォーマンスを名案だと1年ぶりにあっても話す彼に、腹が立ったのだ。

前年比120%を6年達成し続け、社員にボーナスを支払い、責任は十分に果たしている。
去年よりも20%売り上げを、お客様を、増やせているということは社会の需要に応える事業を行なっているということだ。

辞めて様々な会社に出向という形で仕事をこなす彼よりも、経営者としての実績はある。

人柄も全て完璧に素晴らしくて全社員から愛される社長が、その男性にとっては理想なんだろうけど。
逆に気持ち悪くないか。

私は経営実績を作りながら、人見知りで社員とうまく関われないような不器用さのある人柄の社長に魅力を感じる。

言葉少なな人なのに製品を使っていると話したら、面接の場で「ありがとうございます。」と頭を下げた社長が素敵だと思う。

人に土下座を求めるような奴は、ろくでもない。本当にわけがわからない。

辞めてくれて良かった、と心底安堵したが、嫌な気分だった。
粗を探すようないやらしさが見え隠れして、本当に嫌なやつだった。

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