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ビルディバイドBO3オンライン対戦会「もぎリーグvol.5」
※もぎせんサーバーはビルディバイド対戦用Discordサーバーの名称です。
荒れるのを嫌って招待URLは貼りませんが、原則来るもの拒まずのスタンスで活動しています。
興味がある方は主催のあーちゃん(@aaaachan_tcg)に何かしらの手段で連絡をください!
■はじめに
この記事はあくまで「1Discordサーバー内独自フォーマット」の対戦記録であり、ビルディバイドの環境はこれだ!と断定することを目的としたものではありません。
まだ浸透していない2デッキ制BO3フォーマットでの対戦会を継続的に実施し、独自環境(ガラパゴス環境)を観測をすることを目的としています。
ある程度ビルディバイドを触ったことのある人向けの内容となっております。略称等気をつけていますが不親切な箇所も多々あるかと思います。前もって謝罪しておきます。
■概要
Discordを用いたビルディバイド対戦会
2デッキ制BO3フォーマットを採用
実施期間内にリーグ内総当たり戦を実施(3-4マッチほど)
対戦カード同士での日程調整の上、対戦
■開催日時
4月18日 デッキ提出期限
4月19日 リーグ発表、日程調整
19〜25日 対戦、成績入力
■参加人数
10名、2リーグ開催
■事前環境考察
レギュレーション
バルバビロン・ナディヤ規制後、9弾まで
topic1「ブライトテリトリーの台頭」
現環境を語るうえで、ビルディバイドブライトのテリトリー群を無視することはできない。
事実、「喫茶リコリコ」はディバイドバトルで2連続決勝T進出を果たしている。
《上位者デッキ紹介✨》
— TCG×オリジナルアニメーション「ビルディバイド」【公式】 (@build_divide) April 23, 2023
公式エリア大会「#ディバイドバトル 2ndセッション 北海道エリア」にて、3位の”やや”選手のデッキはこちら!!
デッキコード:gXvtIWLYGF
▸https://t.co/tWPlytseZB#ビルディバイド pic.twitter.com/QcatjqrVNq
また、グレンラガンでは「ドリル」という大渓谷ライオネルもびっくりの5000修正ブリッツ付与という馬鹿テリトリーも実装され、こちらも一定水準のクオリティがあるといえる。
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「リコリス・リコイル」はそのエネルギーブースト性能で「ヒノカミ神楽」「間欠泉」を過去のものとし、「アギト」よりも潤沢なリソースを抱えながらゼルヴィオス、グラナディガを運用できるという始末だ。
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ブライトが環境を壊す。
ビルディバイドの販売ペースを完全に無視したスケジュールで展開されるブライトに、ビルディバイドユーザーは翻弄される・・・はずだった。
【もぎチューブ】もぎせんのビルディバイドフリー対戦記vol.25-パレードバルバビロンVS.マルガレータ
— あーちゃん(もぎせんのひと) (@aaaaachan_tcg) March 27, 2023
ディバイドバトル不参加だったあーちゃんが、ナユタ(@nayuta9000)さんに 噂のあのデッキを使ってもらう回。ビルディバイド新章、もぎチューブも第二章突入!https://t.co/3kkdqRhHab pic.twitter.com/7dgFdaKYCc
幸か不幸か、パレードバルバビロンに話題を搔っ攫われ、門イシュタルテの強度に恐れおののき、話題としては下火となってしまったのだ。
しかし環境に影響を及ぼすスペックであるという揺らがない事実がある。
「喫茶リコリコ」は「ダグラーク」「ティルイーザ」の系譜であり、エースのスペックも標準以上、色拘束の弱く上位互換であると言わざるを得ない。
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あまりにも縛りの緩いこのテリトリーは、今後もカードプールが広がるにつれてより強度を増していくだろう。
ドリル、リコリスリコイルも同様である。今後もハイペースで展開されていくブライトテリトリーから、目を離せない。
topic2「ナディヤのいない環境」
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手札を失わずに、テリトリー解放前からプレイヤーを攻撃できるという挙動はゲームシステムに合致しすぎており、それ故にゲームを壊していたと言わざるを得ない「ナディヤ」
その1枚制限は賛否があったが、結果として「たまたま引いたこの1枚のカード」のプレイによりナディヤの構造上の強みを再認識すると同時に、不在によってデッキ構築の多様性が生まれているように見える。(目くそ鼻くそ状態ともいえる)
ナディヤの不在が環境に及ぼした最も大きな影響は、テリトリー解放までのリソース感の変容にあると筆者は考える。
ナディヤの制限はキャントリップ以上のアドバンテージ獲得をテリトリー解放以後でなければ享受できないという構造をもたらし、テリトリー解放までにユニットを展開する挙動は明確なリスク行動となった。
テリトリー解放以前に展開した生物をコマンドで1-1交換ならまだしも、ユニットのコンバットによる除去、ショットで0-1交換となると、ハンドの細いビルディバイドというゲームでは立ち行かなくなってしまうのだ。
いままで、ユーザーはナディヤで気さくに顔面を詰めすぎていたとも言える。
リスクを伴わない序盤の盾割り挙動が、どうして許されていたのかいまでは甚だ疑問である。
したがって、ナディヤの規制はきちんと有効に作用しているように見える。
ゲームスピードは、少なくともテリトリー解放までにゲームが決してしまうような展開は減った。
その分、解放後にボード/ハンドアドバンテージを獲得し、そのユニットのシナジーによってさらなるアドバンテージを獲得するようにデザインされた各種デッキは追い風に、
ナディヤで除中盤の戦線を維持してきた、特にファーストシーズンの各種デッキは向かい風、というような状況であるように見える。
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そして、いままでボードでアドバンテージを獲得するデッキをつぶしてきた、あるいはこれからもそういったテリトリーの抑止力として君臨し続けるはずであった某テリトリーの規制もまた、この状況に拍車をかけている。
topic3「バルバビロンの不在」
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バルバビロンはパレードというフィニッシャーを獲得し、弾けてしまったわけだが、パレードのリストが公になる前にも、その圧倒的な除去性能・リソース獲得挙動により相手を詰ませる除去コントロール・ハンデス・ランデスコントロール軸も存在した。
パレードが大暴れし、規制されるまでの刹那、それを咎められるのはまたバルバビロンである、と墓地除外札を搭載したメタバビロンもサーバー内で研究されていた。
バルバビロンはそのフリースロットの多さから、あまりにも広い受け性能を有していた。
いまでもこのテリトリーがいたなら、パルハドーラは毎ターン盤面を滅ぼされ、マルガレータの理不尽盤面もマルガレータさえ処理していれば機能不全レベルまで除去が追い付いていただろう。
その抑止力を失ったビルディバイドは、「やりたいものやったもん勝ち」であるゲーム性に変容、あるいはその方針に舵を切りつつあるといえる。
今までやりたいものをやり切れるテリトリーが少なかったビルディバイドだったが、セカンドシーズン以降にブライト含め高出力デッキが増加しているということもこの状況に拍車をかけている。
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だが、やりたいことを通すためにも「力」が必要である。9弾の門番が、競技シーンでのデッキ選択をゆがめうるほどの出力を有しているのだ。その名は———
topic4「門イシュタルテの存在」
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9弾で実装されたイシュタルテは、山札全部ライフというバカげたテキストにより圧倒的な耐久力(物理)を有しており、10点削ることに長けて環境に居場所のあった各種アーキタイプを過去のものとした。
そういったデッキは対面時点でほぼ勝ち目がないのだ。相手の非バスターカード22枚が見える前に、自分の10枚のライフが先に尽きてしまう。
しかしながら、継続してアドバンテージを獲得しつつ、相手ライフに高打点を入れ続けられるアーキタイプ相手にはかなり不利な戦いを強いられるという側面もあり、文字通り環境の門番的な存在となった。
門イシュタルテ自体はあまり器用なデッキではない。
全体除去、ハンデス、盾焼却、死なないエースに加えて分厚いライフを有している反面、ターン内挙動は多くないのだ。
門イシュタルテを握るか、門イシュタルテに勝てるデッキを握るか。
観測上、アーセナルフォート・マルガレータは門に対して一定の戦果を挙げることが出来そうだ。しかしこの2デッキもまた、ナディヤを失い混迷を極める環境下において泣き所を有している。
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topic5「門環境でのBO3」
門に勝てるアーキタイプが複数ある場合、この勝ち抜けBO3フォーマットにおいて門を選択するのはリスクがある。
不利対面を二つ踏むだけで敗着というのは、選択リスクがあると言わざるを得ない。
また、門では1度しか勝利できない、というフォーマットであるため、門を切ってデッキ選択をするというのもまた一つの択である。
そんな環境下でもぎリーグvol.5のデッキ提出期限を迎えた。参加者の選択は
■結果
リーグA
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3-1 アギト/浄土パルハドーラ
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リーグB
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3-1 クラウディア/キティラ
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3-1 居城/アグニ
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■雑感
門いないんかーい。
参加者それぞれが、ナディヤ/バルバビロン不在のなか試行錯誤をしている印象を受ける。
門環境逆張りというよりは、皆使いたいデッキを使ったということだと推察される。
確かに余暇のリモート大会で、門を使うのも使われるのもちょっとストレスかも、と思わなくもない(笑)
この環境に門を持ち込み、1位を掻っ攫う人が出てくるのでしょうか?門が出現するのか、出現してリーグを蹂躙できるのか、もぎリーグの明日はどっちだ!?
もぎリーグ6、乞うご期待!!!
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