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グッバイ「もぎせん」

正直例のゲームについて触れるのはあまり賢い時間の使い方だとは思えないし、もう死に体の老人に土をかけるような行為は正直心苦しくもある。
 
3月末に近日中に出すといっていたnoteは、下書きに埋もれたままだった。
3月末の「もぎせん」関係者のオフ会を経て、このゲームに、つまりこのnoteを作成することに人生のリソースを割く価値はないと悟ってしまったから。
 
とはいえ、このnoteを出して解放されたいという気持ちもあった。
だから、暇で仕方のない今日という日にすべて吐き出してしまおうと思う。
 
予め断っておくと、このnoteは暴露でもなんでもないのでそういうものを求めている人にとっては興ざめな内容かもしれない。
  

「もぎせん」はなぜ解散したのか

答えはシンプルで、「主催者あーちゃんのモチベーションが保てなくなった」から。
 
「もぎせん」は自分を含めた5名で運営・管理をしていたリモート対戦会だった。
最初は10名で始まった対戦会だったが、まともな対戦環境のない某ゲームユーザーにとっては貴重な対戦機会であったこと、また公式にもリーチし公認サークル化したこともあってアクティブユーザーの大部分が集まる限界集落の様相を呈していた。
 
「もぎせん」の活動は楽しかった。未開のカードゲームで定期大会を開催し、カード採用率やアーキタイプ別勝率等を記録してサーバー内で共有、メタゲーム的なものを観測。
環境考察→実践→データ収集→環境考察→…という営みを坊主めくりと揶揄される某ゲームで真剣に取り組む構図は傍から見て異常だったとは思うけれど、コロナ禍でまともに外出できない環境においてはなかなか有意義な暇つぶしだった。
 
そんな変態的な取り組みが評価され、コラムを書くことになった。
賞金制の大会を開催するにあたって、競技志向ユーザーを増やすための施策とのことだった。
先方の窓口は広報S氏だった。ふんわりとしたコラム執筆依頼ではあったが、既存のユーザーの満足度を上げつつ新規ユーザー獲得のために尽力する、好感の持てる方だった。
 
2021年3月のことである。そのころ内部で何が起きていたのか、ユーザーは知る由もなかった…わけでもなく、スターターコストオーバー問題、黄金剣収録枚数問題、2弾明らかに調整不足問題、改善されない居酒屋問題、3弾発売延期問題、スパモン問題等、常人ならざる挙動が続き、ユーザー離れが加速していく。
 
そんな中でも広報S氏はイメージ回復のために奔走していた。
正直完全に心は離れかけていたけれど、広報S氏や遊び場として「もぎせん」を求めているユーザーのためにも、活動規模を縮小させつつも存続させる方針だった。
 
「100人規模の大会でないとデータとして信用できない」発言までは。
 
某氏はdiscordで自身の承認欲求を満たすための会合を定期開催していた。
一応出入り自由ではあるが、深夜まで素人(オッサン)同士のじゃれあいが続くボイスチャットであったため常人では長時間の滞在が困難であった。
承認欲求を満たすためには発売前の商品情報でも平気で開示できてしまうリテラシーの低さゆえに、最新情報はそのじゃれあいの中にあるという異常な構図が発売前から「恫喝事件」まで続いていたのだが、その歪んだ構図ゆえにボイスチャット内での某氏の非公開情報お漏らしや失言を有志が「居酒屋まとめ」として毎週アップするという事態に。
 
そのまとめの中に「100人規模の大会でないとデータとして信用できない」という旨の記載があり、義理人情で首の皮一枚つながっていた僕のモチベーションは完全に消失した。
 
悪意ある第三者のまとめの可能性もあったが、もぎせんメンバーの総意は
 
「某氏なら言いそう…」だった。
 
正直辞め時を探していた。
「もぎせん」参加者も右肩下がりで、発売時期未定の3弾までにユーザーがいなくなってしまう事態は想像に難くなかった。
 
残ったユーザーや広報S氏だけが心残りだった。
だから最後に、某氏に辞めるに至った経緯をDMで送ることにした。
完全に自己満足である。
 
・ユーザーの声を拾う場
・居酒屋の体質改善
 
この2点を要求したが、意味不明な自分語りが返ってきた。
うん、いい機会だしみんなで別のゲームしようぜ。で今に至る。
 

「もぎせん」とは何か

 
クソゲーやり込み変態が遊んでいた場所。チームとかではない。
某氏のゲームで遊んでいたが、参加者は必ずしも某氏のファンではない。
いまもその名残で、当時のメンバーと別ゲーをしていることがある。
 
TCGをはじめ、趣味は同じくらいの熱量で遊ぶ親しい友人がいることが最も幸せな状態であると考える。
某ゲームを通じて、「もぎせん」がそういった仲間との出会いの場になったことは確かだ。
また某氏が敗訴したときにでも集まりたいね。献杯。
 

後日談「中条文書」によせて

 
某氏に反抗的なユーザーは●●●●●良いユーザー層であるという認識は、彼の本音が垣間見えて非常に興味深かったです。
中条文書に記載されていた杜撰な開発体制、押さえきれない承認欲求起因の病的な挙動の数々は、ユーザー時代の違和感を補完し某氏に対する理解が深まりました。
あの文書が全てだと思います。もう何も面白いことは起きません。全て想像の範疇です。
ゆえにこのコンテンツを追い、触れることはあまりにも不毛であると判断せざるをえませんでした。
 
ゲームとして終わり、ウォッチコンテンツとしても終了しました。
対戦有難うございました。

追記:5/28「7/3居酒屋まとめ」

5/8
記事を書いて人気が出ると、俺が育てたとか言い出す
最終的にそいつとそいつのファンの意に反することをするとメーカーを叩き始める。

6/8
100人以上の大会になるとデータとして扱える
先攻後攻の差は試行回数で紛れる

※ちなみにもぎせんは当時1マッチ3戦を5人総当たりリーグで実施、8リーグ分の戦績が記録されていたので240戦分の前後勝率データがありました。

某ゲームnoteを書いていたユーザーが、自身のサーバーで40人規模の定期大会を開催していたようですが、偶然の一致でしょうか?
当時の「居酒屋」参加者は本件で憤慨している私に対し、実際に行われたやりとりであると親切にも教えてくれました。何を守りたいのか全くわからない挙動でしたが、おかげで解散に踏み切れました。その節はありがとうございました。

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