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ディバイドバトルによせて~マルグレアが熱いよっていう話

…をするためには、ビルディバイドのゲーム性について触れなければなりません。
気がつけば一弾環境が終わろうとしています。
そして、終わり際に大規模な大会が都の方で開催されるようです。

私は地方住まいなので対岸の火事ですが、オンラインで遊んでいる友人らが数名参加するということで夜な夜な調整や情報共有を行なっています。

大規模大会終了後にこの記事をアップしても良かったのですが、仮に調整通りの結果となったとしても後出しジャンケンになってしまうため、大滑り覚悟でここにサーバー内で観測できた環境推移を記します。

注意!
この記事はあくまでガラパゴス的環境推移の記録です!信じるも信じないもあなた次第ですが、筆者は一切の責任を負えません。
読み物としてお楽しみください!

⒈環境推移

⑴ブルーム圧殺環境
⑵赤黒ライオネル、青黒アイオラコントロール環境
⑶赤黒バドラトスファッティ環境
⑷クラウディア、マーギュリスアグロ台頭
⑸デコイコンバット環境
⑹マルグレアテンポ環境

⒉⑴ブルーム圧殺環境〜仮想敵赤青ライオネル、その他有象無象

どうやら赤青ライオネルなるものが流行っているらしい。
環境らしい環境が形成されていない、そもそもゲーム性もわからない黎明期において、とりあえずは流行っているアーキタイプを対策するか、くらいのタイミングのことでした。
赤青ライオネルはナディアラビアン→ライオネルを軸にしたビートダウンデッキであり、ライオネルと新兵器開発でアドバンテージを稼ぐアーキタイプです。

序盤から生き物を展開する点、ライオネルコンバットによってアドバンテージを獲得するという点より、断罪カウンターがたまりやすく、またコンバットを不意にされるとアドバンテージを獲得できない→マルグレア採用デッキに不利ということから、白黒ブルームが台頭しました。私は試していませんが、サーバー内使用者曰く赤青ライオネルはカモ、構造的に有利、とのことです。

またこの白黒ブルームはエリザベルトを絡めた中〜大型ユニット展開により盤面制圧力が非常に高く、ショットを踏んだとて敗着に至らない盤石な布陣にて殴り切ることができる、当時はその他有象無象と比較すると比較的堅実なデッキであるという評価でした。

3.⑵赤黒ライオネル、青黒アイオラコントロール環境〜仮想敵各種ブルーム

そんな断罪ブルームでしたが、より堅実な黒入りコントロールにより立ち位置が悪いという評価がなされました。
まずは赤黒ライオネル
リヴァワート全体マイナス6000により盤面横並びが否定されており、マルグレアが絡んだ盤面ならリヴァワート、そうでないならライオネルで盤面壊滅という、白黒ブルームの堅実プランが否定されるマッチアップとなるため、構造的優位という仮説がありました。
また黒入りによりベストーラ取引を採用でき、ライオネルリヴァワートの再現性が高いため、コントロールデッキとして非常に完成度の高いデッキであるといえました。

ライオネルを8マナでキャストし、以後3マナで運用することでインスタント除去を構えながらの打点という挙動を容易に実現することができ、そしてこれは以後サーバー内での最安定行動として定着することになりました。

point「環境の定義」
*リヴァワートによる6000全体除去ライン
*不用意に殴らず、終盤に除去を構えながらの堅実ビート

また、青黒アイオラも同様に堅実寄りコントロールデッキとしてサーバー内で定着します。
取引、新兵器開発という2エンジンを搭載し、増えたリソースから繰り出される豊富な除去で相手のリソースを刈り取って、最終的にはインスタント構えビートを展開、という勝ち筋のアーキタイプです。

この2アーキタイプの確立により、サーバー内は大コントロール環境に突入します。

4. ⑶赤黒バドラトスファッティ環境〜仮想敵ライオネル、アイオラ

終盤のインスタント除去による蓋を否定する、ショット以外では対象に取れない巨大生物グラナディガを擁するバドラトスが台頭するまでにあまり時間はかかりませんでした。

終盤はおろか、中盤に叩きつけられるグラナディガをアイオラ、ライオネルは容易に突破できず、構造的不利よりバドラトス対策にスロットを割かなければならなくなります。対象を取らない王位簒奪、ライオネルテリトリ下で11000ラインを実現できる生き物、等。

point「環境の定義」
*アンタッチャブルの制圧力、対象に取らない除去
*パワーラインの意識

バドラトスもまたリヴァワートによる全体除去を擁しており、ここでもブルームは向かい風です。なんなら遊戯場で死なない生き物が多いので最もきついまであります。

サーバー内での評価は赤黒バドラトス、赤黒ライオネル、青黒アイオラの三強か?といった状況に。ゲームスピードの遅い、堅実寄りなゲーム性なのかも?という環境は、

5. ⑷クラウディア、マーギュリスアグロ台頭〜仮想敵重いやつ

運動会を仕掛けて駆け抜けるプランを肯定していました。
相手のショットバスター有無依存という祈祷力が試されるアーキタイプであるとはいえ、殺傷能力は間違いなく高く、バドラトス対策で動きがもっさりとした環境候補群を咎めるに足るアーキタイプであると言えました。
対策側は大型デコイの採用を余儀なくされ、しかしデコイはライオネルの前に無力、という構造からいよいよ全対面に丸く、というのは無理があるという空気感が漂い始めました
強いて言えば無理なく大型デコイを採用でき、アグロ対策ができるライオネル、回復とカードパワーの高いバドラトスが丸いか、という評価からサーバー内トップシェア、仮想敵は再び赤黒ライオネルに。

point「環境の定義」
*大きなデコイは偉い
*マーギュリスはデコイを貫通
*パルクール野郎もデコイを貫通

6. ⑸デコイコンバット環境〜ライオネル絶対殺すマン

ライオネルは自ターン中9000以下の生き物を全滅させることができます。
ライオネル使いはそれを信じてやまない殴り方をしてくるため、コンバットトリックでそれをいなせばゲームプラン崩せて強くね?
→コンバットトリック強いのは白じゃね?(1マナパンプ値が最も高い)
という発想から、白再評価の流れ。
アンタッチャブルなバドラトスも戦闘破壊は可能であるため、ここにきて再度パワーラインの意識が高まりました。
白でなくても、赤、青、黒それぞれに配られた低コストコンバットトリックがサーバー内リストに溢れかえるという状況となり、ライオネル側もまたコンバットによりバドラトスに対抗するという大コンバット時代が到来

特に黒のライゾーム、白のバオングーロ+バフの制圧力が非常に高く、タップアウト即ち死、いかに相手に損をさせるか、というカードゲームっぽい環境に。これで安寧が

7. ⑹マルグレアテンポ環境

訪れませんでした。やっとタイトルを回収できます。
マルグレアがやべえ
白黒ブルームではなく、白黒マルグレアが。

手札が増えない、断罪カウンターが溜まりにくい、という断罪ブルームの負の印象により若干残念な子扱い(僕もしていました)を受けていたマルグレアでしたが、自身のテリトリーでこそ真価を発揮します。

マルグレアはエリザベルトで出しつつ、即4打点で軽快に相手の命を削る中速ミッドレンジ運用が非常に有効でした。

マルグレアは自身のテリトリにおいて、死亡時にも断罪カウンターを残します。上記展開において、相手はユニットを介さない除去をしたとしても場に断罪カウンターを2つ残してしまい、ユニットで盤面処理をしようものなら3つ4つ以上のカウンターが場に残ります。

このカウンターはテリトリー効果でバウンスに変換できるため、以後の相手の生き物+除去構えという、ライオネルの勝ちパターンを完全に否定するものとなります。
また、テリトリーバウンスは前述のデコイコンバット構えさえも否定します。ヒュー。

上記展開は上振れ、そう簡単に実現できないという声が聞こえてきそうです。自分もそう思っていました。

が、エリザベルトの相方はバオングーロでも十分強力であり、またエリザベルトはベストーラでの墓地回収で再利用、或いはダメ落ちケアが可能です。

前述の通りバオングーロ+コンバットトリックは相手のプランを崩壊させることができるので大コンバット時代の系譜でもあります。

対バドラトスにおいてもエリザベルト6マナが絶妙に軽く、対面バドラトス6マナ目よりもクオリティが高く、リヴァワートで崩壊しない盤面を構築しやすいという点から有利に立ち回れそうな雰囲気がありました。

アグロ耐性もそこそこあり、序盤に生き物をばら撒く特性上断罪が溜まりやすく、中盤以降バオングーロでの蓋ができれば、といったところでしょうか。

マルグレア強くね???

1弾環境の答えがここにあるのか?なぜ誰も使っていないのか?それは…

巷で大流行りのブルーム系のデッキが糞重いから、でした。

8.1弾環境妄想(まとめ)

断罪ブルーム<青黒ブルーム<青黒アイオラ<赤黒ライオネル≦赤黒バドラトス<白黒マルグレア<各種ブルーム(輪廻)
に特攻する、クラウディアとマーギュリス

という構図になると考えています。何を握っても何かしらの裏目があるという良環境なのでは?という印象です。

個人的にはマルグレアがめちゃくちゃきついけどそれ以外には大体勝てる赤黒バドラトスか赤黒ライオネルがおすすめです。タイトル詐欺ですね、ごめんね。

マルグレアはそんなに流行っていないはずなので…。

デコイが偉い、デコイを粉砕できるライオネルが偉い、返り討ちにできるデコイ+コンバットが偉い、リヴァワートが偉い、リヴァワートで壊滅しない6500以上のパワーラインが偉い、、、という一弾環境的エッセンスをどの程度デッキに盛り込めるか、という環境理解に基づいたデッキ構築観が必要になります。

ディバイドバトルが始まりますね。初の大規模大会、どのような結果となるか楽しみです!





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