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この場所を緩やかなシェルターにします

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

今後noteの体制を少しだけ変えていこうと思いますので、さりげなく決意表明を書きます。

良かったら、最後まで読んでくださいネ。

キリトリ----------------------------------------------

私は今まで、「自分のミッションは何か?」ということを考えて、書くお仕事を続けてきました。

そう言うと、やたら意識の高い言葉に聞こえてしまうかもしれませんが、全然凄くありません。

私自身、アイドルとして落ちこぼれだったり、会社員として完璧に仕事をこなせなかったりした「どうにも美談にできない経験」が背景にあります。

芸能活動を始めた時から遡って、少しお話させて下さい。

15歳で女優業をスタートさせた私は、そこからドラマやCM・映画のオーディションを一心不乱に受けまくる日々がスタートしました。

毎日、学校が終わるとピラティスレッスン、ヨガレッスン、ダンスレッスン、演技レッスン、筋トレがあり、沢山の芸を仕込んでいただく日々。

華やかな友達が出来たり、大きな仕事をゲットするたび、身体中にアドレナリンが駆け抜けました。

でも実際は、自分がどこを向いて生きているのか全然分かりませんでした。

「本当の夢」について答えを出す前に芸能界に入り、目標が曖昧だったので、「人生のどこに勝負を賭けるべきか」戦略がゼロだったんです。

それでもオーディションを受ける時は、

「目標は、透明感のある女優です! 吉永小百合さんみたいになれるように頑張ります」

と、鼻の穴を膨らませながら言い張っていました。

「…と、そう思っているけれど自信はありません」

そんな言葉を語尾に付けるわけには、いきませんでした。

あの子のほうが私より可愛い

そう思いながら朝ドラのオーディションを受けたり、

「今回はあの子が合格しそうだ」

と、勝手にプロデューサーさんのような気持ちでCMの審査を受けたりしたこともザラでした。

(そのおかげで売れる女優を見抜けるようになるという、謎の裏方視点だけが身につきました)

でも、演者として、そんな気持ちで臨んだオーディションに受かるわけないんスよね。

他人のせいではなく自分のせいで沢山のチャンスを逃して、でも、どこかで「これは本当の私の実力じゃない」と思い続けることで現実逃避をして。

誰かに「正確な人生の道筋」を立てて欲しくて、でも当然そんな魔法は起きなくて。

漂流した船上にいるような気持ちで過ごした、不安定すぎる10代でした。

20歳でSDN48というユニットに加入して、今度はアイドルになりました。

きらびやかな衣装を纏い、ファンの方から歓声をいただくのは嬉しかった。

けれども、私の人気はパッとしませんでした。

ロケバスで静かに哲学書を読み漁る日々がスタートしたある日、女優時代から縁のあったスタッフさんにこんなことを言われました。

「女優からアイドルになって、色々やって、何がしたいの?あなたは?」

ムカつくとは思わなくて、瞬時に「あ、本心を見破られた」と思いました。

たしかに「やりたいこと」が明確ではないのに芸能界にしがみついて、何をしているんだろう。私は。

ただ、その時はその時で私なりに精一杯努力していたし、人生を賭けてシフトチェンジしたところでもあったので、意外にも深く傷ついてしまいました。

何がしたいか分からなくても、人生は前に前に進むしか、ねぇだろうが。

高みの見物で無責任なこと言うなよ。

そんな思いが湧き上がり、家に帰ってから悔しくて泣きました。

一方で、「いよいよ本当の夢を見つけなければならない時期にきている」と、誰かから迫られているような気持ちが募りました。

20歳になっても、私はまだ「夢」というものの定義もわからず、相変わらず戦略も足りていない。

でもさぁ、そんなもん誰にも分からないんじゃないの?

皆、夢とか人生の戦略とか、どうしてるの?

あの頃の私は、誰かとそのことについて確認しあいたかった。

25歳で、今度は会社員になりました。

この場所で、なんとか自分の人生を調整したいと思いました。

今度こそ良い感じに”夢のようなもの”を正確に実現したくて必死でした。

先輩から色々なことを教わったり、記者として色々な方にインタビューをさせていただいたり、自分で営業を獲得できると爆発的に嬉しかったです。

けれども、何かが満たされない。

それは周囲のせいではなく、やはりここでも「自分がどこにbet(賭ける)べきか」私自身がよく分からなかったから。

30歳になった現在。

私は「何かを書く」というざっくばらんな商売に就くことになりました。

そのコンテンツが、時にはエッセイだったりコラムだったり、小説だったり、私小説だったり、ノンフィクションドキュメンタリーだったりします。

フリーランスライターとして、なんとか食えるようになってきた今でも「夢」というものの正体がわかりません。

でも、この1年間で沢山の文章を発表させていただいたり、沢山の方々に自分の書いた本を読んでいただくようになって、こう思うようになりました。

「シンドイ毎日は変わらないけど、明日もちょっと頑張ってみっかな」

そんな風に皆さんに思えるような創作活動を、私は文章を通じてしてみたいと。

そして誰かが失恋したり仕事に失敗したり、過去の私のように「夢」の正体が分からなくて人生に悩んだ時に、ホッとできるような避難所を作りたい。

なぜなら、人生に疲れていたあの頃の私は、ずっと「緩やかなシェルター」が欲しかったから。

それこそが、私が初めて人生の中で発見した「限りなく正確な夢」のような気がしています。

今後はその内容の一部をnoteで発表したり、色々なことに挑戦したり、コンテンツ作りを実践していきたいと思います。

それが、書き手としての「私のミッション」だと思うからです。今まで15年くらい彷徨って、やっと見つけた私の使命。

工数が発生するので、私なりにABテストを行ったり、内容によっては有料記事も出てくるかもしれません。

あとは、「らしくない記事」も出すかも。迷走していたら、すみません(笑)。

でも、私なりにどのようなことが出来るのか探りたいと思っているので、どうぞ温かく見守ってやって下さい。

準備を重ねて、6月1週目くらいから本格的にスタートする予定です。

あくまで、ユルユルとね!

そういうわけで、大木亜希子のnoteを時々覗いてみてやってくださいね。

よろしくお願いします。そして、明日からもご機嫌に生き抜きましょう。






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SDN48→会社員の記者として3年間勤務→脱サラして作家へ。『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』(宝島社)、『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(祥伝社)発売中。公式サイト▷https://ohkiakiko.themedia.jp/

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コメント (2)
拝見しました。全面的に賛成です。
最近、会社で数億の利益になる取引をまとめました。
当然喜ばれて、HERO扱いかと思っていたら、やり方が悪いとか、事前に報告がないとかで、激怒されました。わからないでもないのですが、褒められたかったなーと。
人の評価は相対的で曖昧で、自分のことを誰か他人が100%に判断することは不可能だと思っています。私も他人を100%理解することは望んでもできません。
だからといって、他人の評価なんて関係ないね。とまで思えない性格です。
記事を読んで、気がつきました。
その時々で行動して、諦めてなくて、何かつかもうとしてる、その状態が成功してるといえないかなと。
他人の評価は必ずしも正当ではないので、今日一日、精一杯に取り組むこと以上は、もう自分ではどうにもならんなと。それで、いいかなと。
優しいシェルターが沢山あるといいですよね。
長々と失礼しました。
前に向かって進んでいる!それだけでも大したものです。人生を楽しむ事ができる上位10%には入っていると思って良いです。
 長年の経験から言えることは、考え続けている人は必ず何某かの成果を得られる事です。人生に幸有れ!と願っています。
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