昇華

みなさんは、いつ"楽しい"を覚えましたか。
気付いたら楽しいという感情を知って、
気付いたら楽しんでいたでしょう。

みなさんは、
"しにたい"と感じたことがありますか。

世の中には2種類の人間がいるそうで、
しにたいと感じたことがある人、
人生で1度も感じたことがない人。

私は前者です。
私の周りの人間も前者の方が割合的に多いです。

私たちは"楽しい"と同じように、いつの間にかしにたいを覚えていて、いつの間にかしにたくなるんですね。

"楽しい"感情の時、楽しいと感じないようにするって結構難しいことじゃないですか？
〇〇だから楽しいんだ！などと感情に理由はあるにしろ、その理由はいつだって後付けでしょう。
「楽しいって思うのはおかしいよ‼️」と人に言われたら脳内が「？」になりますよね。

しにたいも同じものなんですね。
まあ同じ人間の同じ脳が想いを感じているのでしにたい、だけ仕組みが大きく異なることはないような気がします。

けど最近気付いたことがあって。
しにたいって昇華できるかもしれない、って。

私は今20歳10ヶ月です。生後130ヶ月。
2ヶ月弱で21歳になりますが、ほとんどをしにたいと
共に過ごしてきました。私がリトルの時、物心着く頃にはそう思っていましたね。でもまあよっぽどの体調不良以外は休まない、学級委員やら委員会会長やら部活の幹部やら色々経験させてもらう、など"普通"の学生生活を送っていました。えらーい。

そうやってどうにか自分の中身をどうにか誤魔化して、でかくなりすぎた虚栄心で生活していくんだなと思っていたんですが、虚栄心よりも私の中身は大きくなってしまったようで、見繕えなくなってしまったんでしょう。

大学2年生、成人式を終えたばっかりの私が、おそらく今まで生きてきた人生で1番の挫折をします。

学校を中退しました。

比較的真面目に、見栄っ張りに生きてきた私にとって、中退って言う文字は恥ずかしいことだとずっと、ずっっと思ってきたんですね。まあ周りにも未だに「学校を、、、やめた、、、？！」みたいな反応をされることがあるので、世間的に見ても大きな事だとは思うんです。ましてや別に単位が取れなかったわけでもなく、ありがたいことに友人がいなかったわけでもないので。

中退したあと、それでも虚栄心は人より大きいので、中退したことを人に隠すかのように、自分にも隠すかのように色々なことをし始めました。

大学の退学手続き、他の学校のオーキャン巡り、他の学校への入学手続き、引越し、オーディション、オーディション合格、イベント準備、バイトを辞める、違うバイト求人に受けに行く。
それを１ヶ月弱で全部終わらせました。

そしてその後も、この1ヶ月のようなノリで用事を詰め込みました。この1ヶ月以上かも。寝てない自慢とかではなく、本当に素直に3日に2日は徹夜するみたいな日がしばらく続いて。用事詰め込みすぎ。

でも本当に楽しくて。

私って、「しにたい」と言うよりも、
「生き急ぎたい」のかもしれないなあって。

しにたいならしねばいいのに、何でしねないんだろうってずっと思ってたんですよね、行動に起こせはしても、完遂することは出来なかったので。
「しにたい」の根本部分が間違っていたのかもしれない。私に経験がなかったせいで。解釈がずっとずっとずっと違っていたのかもしれないなあ。それを心のどこかで"違和"として感じていたのかなあ。


双極性障害なので、気分が上がりすぎる時下がりすぎる時があるんですよ。「今上がってんじゃな〜い？」って思ってる人もいると思いますが、なんか違う感じなんですよね、
いつも気分が上がっているときは「しねる〜！！！！！キャッハー！！！！」だったので。

どちらにせよ、今まで感じたことの無い着眼点だったので、自分の声をちょっと聞いて、信じて生活してあげようかあなと感じます。

しにたい、じゃなくて
生き急ぎたい、って言い続けたいな