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25 NIJYU-GO

アクセスいただきました皆様、お疲れ様です。
では早速レビューもどきを書いていきたいと思います。

記念すべき1作目は

東映Vシネマ25周年記念作品

25 NIJYU-GO

です。

 いきなりVシネマ(ビデオシネマ)じゃないじゃんってツッコミがありそうですが、そこは無視します←

Vシネマは元々
「東映が1989年より制作・発売を開始した劇場公開を前提としないレンタルビデオ専用の映画の総称。ビデオパッケージ映画。」
とのこと(Wikiより)。

色々あってオリジナルビデオ/ビデオパッケージ映画のことをまとめてVシネマと呼ぶようになったそうですが、そこの説明はWikiにお願いするとしましょう。

さてこの「25 NIJYU-GO」ですが、私が初めて円盤を買ったVシネマです。
※前回の記事の「首領の道」はニコニコ動画で見たので円盤はありません。

元はと言えば「首領の道」が放送されていたのも、「25 NIJYU-GO」公開記念だったと記憶しています。


ストーリー

悪徳警官の桜井と日影は、ガサ入れ先で横領した
250万円について上司に指摘され、「明日の朝までに全額持ってくれば不問にする(持ってこないとクビ)」と言われるが、既に使い切ってしまった2人には金の当てはなかった。

途方に暮れる2人の前に、巨額横領事件の犯人、九十九が金を抱えて現れた!ラッキー!だがしかし、金を狙うのは桜井と日影だけじゃない!したたか悪女、老舗ヤクザ、半グレ集団、チャイナマフィア…

悪い奴らが金を巡って大乱闘!生き残るのは、25億円を手にするのは、誰だ!


キャスト

哀川 翔 / 寺島 進 / 温水洋一 / 高岡早紀 / 小沢仁志 / 小沢和義 / 波岡一喜 / 井上正大 / 鈴木砂羽 / 笹野高史 / 嶋田久作 / 金子 昇 / 本宮泰風  ほか
 

脚本 

柏原寛司 / 大川俊道 / 岡 芳郎 / ハセベバクシンオー

監督

鹿島 勤


感想

Vシネマの本家本元が予算かけるとこうなるか、というよき見本、と感じました。

主人公の桜井を演じるのは哀川翔さん。どう見てもチンピラみたいな警官役です。
初っ端からぼったくりをハメて逆に恐喝するという悪魔っぷりを見せます。でもここのアクションがカッコイイ。

相棒の日影は寺島進さん。こちらもどう見ても警官に見えない…
ぼったくりを引っ掛ける囮です。

逆に引っ掛けられたバーの店長は中村昌也さん。ボコられて金を奪われて可哀想()

巨額横領事件の犯人、九十九には温水洋一さん。
いかにも!な役どころでハマり役だと思います。
ちょくちょくお金をぽろぽろ落としていくところはおっとっとー!と手が出ること請け合いです。

変わって、金を奪おうとする敵役も魅力的なメンバーが勢揃い。

老舗ヤクザである田神組の組長、田神龍一には小沢仁志さん。
恐い。マジで恐い。
子分に怒鳴る姿とかマジでその筋の人かと←

田神の弟の一虎には小沢仁志さんの実弟、小沢和義さん。
またこっちも恐い。でも(ヤクザの世界の)兄弟である浅野(波岡一喜さん)に酒を勧めるところはウキウキでなんかかわいいです。すき。

したたかな悪女、恭子には高岡早紀さん。
いるよいるよ、こういう女子()
ニコニコしてて綺麗だけど金も含めた損得勘定がすごく、九十九に対して有無を言わせない威圧感があってこれまた恐いです。

半グレ集団のリーダー真田には、かつて仮面ライダーディケイドを演じた井上正大さん。
その辺でうろついてそう?なイケイケボーイなのに急にキレるし、ひとたびキレると恐い。一番近寄りたくないタイプです。

さてストーリーについてはなるべくネタバレ無しで進めますが、18禁寄りなシーンが序盤と中盤にあるので人がいるところでの再生は注意してください。それだけ。

良かったポイントは挙げるとキリがなくなりそうなので微妙だったポイントから先に行きましょう。

微妙だったポイント

①本宮泰風氏の扱いがアレ
②暗殺者役の人他にいたよね?
③浅野の目的がなんか浅く見える

①について
大人気任侠シリーズ「日本統一」で主演を務め、今やネオ・Vシネマ四天王と呼ばれる本宮さんの扱いが…
確かに他のキャストと比べると序列は下かもしれんけど…でもなぁ…

②について
九十九をつけ狙う暗殺者が出てきます。ずっとフルフェイスを被っているので顔が分からないのですが、最後の方で演者がわかります。
初めて見た時から、唯一なんでこの人なんやろという気持ちが晴れない部分です。この演者はその後現実の方で色々問題を起こして干されてますので、余計にそのお気持ちが強くなりました。

③について
浅野はある目的があって田神組に所属しているのですが、その目的がイマイチ掘り下げが浅い…とうか、理由は分かったしここしかない!っていうのは伝わったのですが、あんなに命をかけるようなほどの熱意が私には分かりませんでした。最後のシーンが悪くなかっただけに勿体ない部分です。ただこれは尺の問題もあるかな…

では良かったポイントに参りましょう。

良かったポイント

①田神兄弟の絆
②爆発シーン
③田神弟のかわいさ

①について
田神(龍一)は組の存続のため、渡世人として最大の不義理を犯します。その始末を一虎が引き受けるのですが、その時に一虎が放ったのはたった一言。
「オレが始末しとくよ、お兄ちゃん」

敬愛する兄のためならなんでもする、どこまでもついて行くという強い意志を感じるワンシーンでした。

②について
CGが使われることが多い昨今、実際に火薬を使用した爆発シーンはやはり迫力が違いました。
炎のゆらぎや、爆発の瞬間の炎が膨らむ感じ、人が爆発の衝撃波で吹っ飛ぶシーンなど…今後CGで実際の爆発を超えられることはあるのでしょうか。

③について
これが!1番!語りたい!←
見た目は金髪オールバックのヤバい人。すぐキレる。顔もこわい。
なのに龍一を呼ぶ時は「お兄ちゃん」
なんだよそのギャップよぉ!!!かわいいよ!!
乱闘中も「お兄ちゃん」できゅんとしました。

小沢和義さんの演じたキャラの中でも結構ハマり役だったと思うだけに最後は…。
こういう単発作品なので仕方ないんですが悲しい終わり方でした。

浅野ーーー!!!!!泣かせないで😭


終わりに

記念作品だけにド派手・豪快・爽快な映画でした。スカッとしたい時はいいかも?
公開作品としての評価はあまり高くないようですがいいんです、だってVシネマだから。

良かったところがちゃんと文章に出来て良かったです。
というのも私、小沢和義さんが大好き。
劇中に彼が出てきただけで「あぁ^〜いいっすねぇ^〜」と脳死状態(全肯定)になるので語れるのかな…と思いましたがしっかり思いの丈は綴れました。

Vシネマ記念作、興味が湧いたらぜひどうぞ。
配信は以下です。

以上、ながながお付き合いくださいましてありがとうございました🙌







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