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「なんでこうなった?」と思う謎な3曲(※褒めてます) #スキな3曲を熱く語る


音楽を自ら演奏することはここ数年無くなっているので、語れるほどの立場にはもういないが、『”譜面タイプ”と”感覚タイプ”、どちらですか?』と質問されたら「ちょうどその中間のタイプ」に当たると思う。

譜面が無いと覚えられないし、楽曲全体がつかめない。かといって「今、半拍早かった」「今、ちょっと食い気味」とか言われても「あれ、そうだった?」となる、宙ぶらりんなタイプだ。いや、良く言えば、どちらのタイプもまぁまぁ理解ができるタイプだと自負をしている。

音楽を聴くと、イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ・Cメロ・アウトロ…と分解して聴いてしまうことが多くあり、「何を考えてこうなった?!」と思う曲がいくつかあるので、3曲選んでウザ語りをしてみたい。

情報が多くなった分、音楽や動画が短尺となることは必然で(見聞きするコンテンツが爆発的に増えたから)、開始2秒~5秒のインパクトが重要視されているし、その短時間でリスナーの心をどう掴むか!、という勝負も私は大切だと思っているが、ちょっと今日はその真逆なことを書いてみたい。

また今回は、最初から変拍子をメインとしたバンド・楽曲ではなく「パッと聴きは、普通なんだけど、、、ん? あれ? どうした?」となる曲をあえて集めてみた。

注)謎=その発想力に脱帽している、という意味です!

1.レッド・ツェッペリン / Heartbreaker

►YouTube
https://youtu.be/e5O4073zCKA
https://youtu.be/DDAF68L84Gw

モチのロン、それはそれはかっこいいのだが、2分03秒で「!」となった。最初聴いた時も「!」となっていたのだが、これだけ語り継がれた名盤だ。これがロックンロールというものなのだ!と思っていたし、そうなのだろうけど、やっぱりこの展開は「!」となる。

全く持って何と形容してよいかわからないギターソロから、突然バンドサウンドに戻り、「よくこのタイミングでまた歌いだせるな」という謎タイミングで「uh~」と歌メロに戻る。(3分40秒)そこから最後まではロックンロール!でかっこよく曲が終わる。

当時のライナーノーツやインタビューを調べたりしていないので、なぜあぁなったか語った記事があるのかも知れないが、ただ楽曲だけ聴くと本当に謎に思う。

私が「あー、久々にHeartbreaker聴きたいな」と思う時は、やはりあの2分03秒の「ペーーーペレペレ~」というギターソロの音が頭に流れるから、これもまた不思議な魅力だ。

2.King Crimson  / 21st Century Schizoid Man 

►YouTube
https://youtu.be/7OvW8Z7kiws
https://youtu.be/3028oDEKZo4

ジャンルがプログレなので、当然「なんじゃこりゃ(革新的)」な感じはあって当然なのだが、私の中で、21st Century Schizoid Man(邦題:21世紀の精神異常者)は、パッと聴き普通にかっこよかったので、途中の曲の展開に「!」となった。

特に4分40秒※からの早いメロディーラインをユニゾンで演奏するあたりからの疾走感と、次の展開に行くためのきっかけが「タン」というタム?スネア?の音と、「ブーン」というベース音だけというシンプルさ!(5分23秒※)ここが謎カッコイイ。

※時間表記はオリジナル音源の経過時間です。(spotifyはライブ音源)

(恐らく)世間一般に、歌メロのある音楽を聴くときは、間奏を飛ばして歌メロのところを聴くことが多いと思うが、この曲はその真逆で、歌メロを飛ばして間奏を聴きにいく。

3.徳網正宗 / 創作

►YouTube
https://youtu.be/dMainV64hEw
https://youtu.be/yG7g9JT1FMo

今、私は、徳網正宗のお手伝いをあれこれさせてもらっている。前々から「いい曲を創るなぁ」と思っていたのだが、「この人、やっぱりすごい!!」と決定打的に思った曲がこの「創作」だ。初めてライブで聴いた時のこともよく覚えていて、ライブ後に「どうやったら、こんな曲が創れるの?」と質問をした記憶もある。(しかしながら、その回答は覚えていない笑)

曲の構成自体は「複雑」ということでもないのだが、イントロからは想像できないような熱量のあるサビかつ、そこからの謎すぎる間奏。(音源ではvoを重ねたりディレイをかけたりしているが、ライブではギター1本+vo1本でこれに近しい雰囲気をだせるからまたスゴイ)

熱量のある間奏から、急に静かなアウトロに入り、そこからもまた謎展開。ギターのリズムにあっていないようで、あっている静かなメロディを歌って終了。ここは私の文才では、テキストで書き起こせないので是非とも一度聴いていただきたい。(また、全曲がこんな感じかと言うと全く違い、多種多様な曲を創れる方です。よかったら他の曲も素敵なので聴いてください!)


今日は、「ちょっとウザイ」ではなく、「本格的にウザイ」音楽語りなnoteとなりましたが、一度聴いておいて(多分・恐らく)損はない楽曲と思います!

さ、もう1回ずつ聴こう。
(↑聴きながら書いていたので、一人で盛り上がってしまっている笑)


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