占星術から考察する2024年

みなさんは土の時代、風の時代、と聞いた事はあるだろうか？

実は2023年頃までの約220年の間、冥王星は山羊座に鎮座しており、スピリチュアル業界では「土の時代」と呼ばれていました。

土の時代

冥王星は変革、深層意識、パワーの再生を象徴し、山羊座は責任感、堅実さ、目標志向を象徴します。
したがって、山羊座冥王星時代は、これらの要素が融合し、社会や個人に大きな変化をもたらす時期と見なされます。

時代の大きな特徴は、社会的地位や権力に重きをおき、そこへ向かってリーダーシップを発揮できる人が頂点へ行ける。会社や組織を大きく発展させる事が目的であり、縦社会の大切さが重要とされてきました。

土の時代というのは、占星術における４つのエレメント、火・水・土・風の土を指しており、山羊座は「土」のエレメントです。
土のエレメントは現実的、安定、物質的、堅実、慎重、規則、所有などを意味します。地に足をつけ、目標に向かってコツコツと努力し、お金や不動産など物質的な財へ固執します。
つまり、この「土の時代」というのは、社会的・経済的に組織が発展していく事を目標に皆が努力する事が良いとされてきた、という事です。

大手企業に勤める事がステータスであったり、公務員は安定と言われていたり、女性は結婚出産してこそ幸せと言われていたり、個性を出そうもんなら出る杭打たれる事も多かったと思います。

風の時代

2023年から冥王星は徐々に水瓶座へ。
2023年は冥王星が水瓶座に入ったり、山羊座に戻ったりを繰り返しており、準備の年でした。
2024年も逆行はあるものの秋には本格的に水瓶座で落ち着きます。
これが何を意味するかというと、2024年から「土の時代」は終わり「風の時代」がはじまるんですね。

水瓶座のエレメントは「風」となります。水瓶座は自由で公平で個人を大事にする星です。
そこに冥王星が入るので、今までの山羊座のやり方が通用しなくなっていきます。
既に「多様性」という言葉は浸透しつつありますが、組織の駒として働いていた人も個人の能力を求められたり、組織そのものが崩れていったり、個性を押し殺してきた人たちは輝ける場が増える事になります。

また、水瓶座は悪い事を忖度なく悪い！と主張できる星であり、そこに0か100かの冥王星が入る事で、隠してきた事などは明るみに出てきてしまう事も増えるでしょう。
良いことも悪いこともクリアリングされる時代になります。

2024年をどう生きるか

では「風の時代」はどう生きてゆけば良いのでしょうか？

一番は「自分の気持ちに正直になる」だと思います。

もちろん犯罪や不法行為にあたる行動はオススメできません。
最低限の人間界のルールを守ってこそ我々はニンゲンと呼べます。それはどう生きるか、以前の問題でしょう。

さておき、「土の時代」のようにコツコツやれば良い、という保証はなくなっていきます。
すべて自己責任ではあるけれど、自分がわくわくする事への投資、本当にやりたい事をしていく事で自分を幸せにしてあげる事、それがこの時代では成功しやすいと考えています。

3/20に宇宙元旦である春分を迎えました。
太陽は火のエネルギー牡羊座へ入り、目標を掲げるには良いタイミングです。
2023年まで、自分を押し殺して上手くいかない事を悩んできた人にとっては朗報ではないでしょうか。

今一度、人生の目標と向かい合ってみてはいかがでしょう。