サンドブラストについて
DMM.make AKIBAの企業家・クリエーター支援プログラム START LINEで支援いただいているINOMATAです。
DMM.make AKIBAでも私の使用頻度が高いサンドブラストについて、今回は紹介したいと思います。
サンドブラストとは?
サンドブラスト(上記の機材)はコンプレッサーで砂(研磨材)を吹き付けることで、ガラスの表面をすりガラス状に加工できる機材です。
ガラス以外にも、アクリルや金属の表面もすりガラス状に加工することが出来ます。
サンドブラストの使い方
サンドブラストを使うにはまず砂=研磨材を選んで装置の下にセットします。
研磨材
紙やすりの番手と同様に、#60〜#320の中から、好みの砂の荒さを選びます。小さい番号ほど荒い砂が入っています。
研磨材の種類は、アルミナとガラスビーズの2種類。
アルミナの方が鋭くて、ガラスビースの方が丸みを帯びているため、研磨された表面の質感が異なります。アルミナの方が、研磨面が少しキラキラとする一方で、ガラスビーズは少しシットリした仕上がりになります。
用途にもよりますが、私はいつもアルミナの#60を使っています。
セットされた研磨材
キャビネットの蓋を開けたところ
照明と掃除機のスイッチをオンにし、箱の中に研磨したいものを入れてキャビネットの蓋を閉じます。
手袋に手を通して、ガンで研磨材を吹きつけて加工していきます。
たとえば、透明アクリル板にサンドブラストをかけると、こんな感じになります。
白っぽい部分がサンドブラストを当てた箇所。すりガラス状になっているのがわかります。
サンドブラストのコツ
ゆっくりとガンを横移動するように吹いていきます。
均一にサンドブラスト加工をしたい場合は、ガンをゆっくり定速で移動させるのがポイント。
同じ向きにばかり吹くとムラができるため、45度ずつ角度を変えて、ガンを吹いていきます。同じ面を何度も繰り返しかけて、均一にしてきます。
仕上がりをチェックしたいときは、一度キャビネットから取り出してエアガンを当てて、研磨材を取り除きます。
エアガン
最終的には水洗い&エアガンで、研磨材を完全に除去します。
使用時は防塵マスクとメガネを忘れずに。(上記は簡易的なものです)
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