5秒ルール
最近、とあるyoutubeで「やる気を出す方法」としてこの「5秒ルール」という方法が取り上げられていました。もとは、パニック障害で20年間抗不安薬を飲み続けていたというメル・ロビンスさんが提唱したルールみたいです。
人間の脳は、普段と違うことをしようとする時、習慣化されていないことをしようとする時には「非常ブレーキ」をかけたがるそうです。
だから時間がたてばたつほど、人は「やりたくない理由」「出来ない理由」を探し出してやる気がなくなっていく。
私はこの事実を知った時、すごく衝撃を受けました。
今まで、継続できない自分・やる気がない自分を責めていたけれども、習慣化されていないことをする時にやる気がでないのは、人間の脳の構造として当たり前のことなんだ、と。
だから、「やる気がない自分」というよりも、「やる気がない自分をコントロールできない自分」にアプローチする必要があったのだと分かったんです。
何かを始めようとして、続かないってことよくありませんか。
私はたくさんあります。
ダイエット、資格の勉強、筋トレ、料理 etc...
3日坊主どころか、1日坊主。その瞬間は溢れんばかりのやる気だけども次の日寝て起きれば、またいつもの生活に戻る。「続けられない自分」と出くわす度に、
「あぁ自分はなんでこんなことすら続けられないんだろう」
って思って落胆して、諦める。これの繰り返しでした。
「やりたくない自分」が生じるのはあたり前。だから、「やりたくない自分」をうまくコントロールしよう、というのが5秒ルールの考え方だと思います。
◇
5秒ルールのコツは、「スモールステップ」を積み重ねること。
私たちが何か目標をたてようとするとき、すごく大きな目標をたてがちじゃないですか。
「毎日朝6時に起きて2㌔走ろう!」
「1日1時間以上、資格の勉強をしよう」
「毎日、自炊しよう」
もちろん、最終的なゴールとしての目標は必要ですが、その目標を自分で細分化する。
例えば、「朝6時に起きて、1日2㌔走る」という目標をたてたとすれば、まずは「朝6時に起きること」です。そのためには、「目覚ましがなったら、とりあえずベットから飛び起きる・電気をつける」ことだけを考える。
「走っている自分」を想像すると、そこまでに「起きる、顔を洗う、着替える、靴をはく、音楽を設定する」など多くのしなければいけない行程があるわけじゃないですか。それを頭でわかっているから、私たちは「面倒な気持ち」が生じてしまうというわけなんです。
「資格の勉強を1日1時間以上勉強する」という目標なら、まずは「1日1回机に座る」ことだけに集中する。それが出来たら、次の新たな小さな小さな目標をどんどん自分に課していくんです。
◇
これを知ってから、私は何かをやろうとするとき「逆にどこまでならやれそうか?」と自分に問いかけ、「〇〇だけは、やろう」「そこまでなら、やろう」と自分を励ましつつ、それを1つずつ達成していくと、最終的にやりたかったことが最後までできている、ということが起こるようになりました。
最近会ったのは「寒くて、お風呂に入りたくない。」
私の家の脱衣所が、めちゃめちゃ寒いんです。
いつも入る前と、お風呂からあがる瞬間を考えると入りたくない。
そんなときに、
「とりあえず脱衣所とシャワーを温めよう」
「靴下だけ抜こう」
「今日着ていたものだけ洗濯機にいれよう」
と小さく小さく進んでいくと、いつの間にかお風呂からあがってドライヤーをしている自分がいました。笑
◇
もちろん、それを「意識」していないと難しいですが、意識し続けると確実に自分の生活、自分自身が変化していくと思います。
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