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GWに体調を崩して、良かった出来事。

今年のGWはとっても悲惨でした。

連休ということで気の緩みがでたのか、私は体調を崩し、連休の大部分をベッドの上で過ごすことに。


5月病という言葉があるほど、この時期は新しい環境や人間関係によるストレスで体調を崩しやすい時期。

連休明けが、自殺率が最も高くなるみたいです。

自分ではそこまでストレスを受けている印象はなかったけれども、体は正直だなぁと。

自分の思いと、思うように動かない体との葛藤。

本当に肉体の健康があってこその人生だな、とつくづく感じるしかありませんでした。


だけど、このGWに体調を崩したことによって、1つだけ良かったことがあるんです。

それは、母と深い話が出来たこと。


ちょうどGWは実家の方にいて、(県外は出ていないです)

母とたくさん話しました。


私の家庭は、父が「男は仕事、女は家事」というThe・昭和な考えをもっていたので、正直女で一つで3人を育ててくれたと言ってもいいほどでした。


当時、どんな思いで私たち3人を育ててくれていたのか。

どんな苦労を乗り越えてきたのか。

一時はキッチンドリンカーにまでなりかけていたこと。

子育てのストレスで、心因性の病気になったこと。

体調を崩して夕飯が作れなかったとき、幼い子供3人にコンフレークを食べさせていたこと。

教師という仕事をやめて、専業主婦になったとき、社会から切り離された孤独で苦しかったこと。


そんな苦労の中で、自分が母に対してしてきた行動や発言を思い返すと、ただただ涙の後悔と、ここまで自分を育ててくれた感謝しかありませんでした。


母親も、1人の人間であるはずなのに、どこかで母親に対する理想像と完璧像を押し付けていたのかもしれない、と反省しました。

その自分の愚かさと無知ゆえに、母を傷つけてきたこと、私を愛するが故に受けてくれた傷や苦労を考えると、1人ベットの中で涙が溢れました。


もしかしたら、GWに実家に帰るタイミングで神様が私に体調を崩させるようにして、気づかせてくださったのかもしれない、と思うようになりました。

ストレスで体調を崩すことがなければ、ここまで母から深い話を聞くことは出来なかったと思います。

同じ苦難を受けたからこそ、苦難を受けている人の気持ちを分かってあげることができる。

もしも、何か苦難や苦痛を受けている人がいるならば、同じことで悩む人たちの気持ちを分かってあげることができる、とっても貴重な経験をしているんだと心の片隅で置いておくと、少しは気持ちが楽になるのかなと思います。

私も大人になるたびに、そして自分が母親になった時に、もっと深く知ることがあると思いますが、少しずつ少しずつ、母と私の間にできた心の亀裂を修復できていけたらと思います。


ちなみに、GW中に母の日のプレゼントを渡しました。

ステイホームの機会を使って、今年は手作りのフォトフレームと、イヤリングをプレゼント。

母は不器用な面があるので、あんまり口では言葉にしないですが、スーパーに買い物に行くだけで、そのイヤリングを何気なく付けてくれている姿を見ると、本当にうれしかったです。


辛いGWではありましたが、何か自分にとっては意味があるような時間だったのではないか、と今になって思います。

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