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「薄毛ってなに?」言葉の意味することBasisNo.1

「薄毛ってなに?」言葉の意味することBasisNo.1

最近、新型コロナウイルスの報道を見るにつけ、言葉の定義と言うか、それは何を意味しているのか?がハッキリせずに、その為に混乱をきたしているように感じて仕方がないですね。

例えば、PCR検査の陽性者と言うのは感染者のことを言うのか?がそうです。ここは、そのことを解説するところではないので、PCR検査とは何なのか?その陽性者の意味することは何なのか?ウイルスに感染するとはどう言うことなのか?をお調べになって下さい。すると色んな問題が解けてくると思います。

では、本題の「薄毛ってなに?」ですね。

結論を先に言うと、100本抜けて100本発毛してくるけど、次に生え替わってくる毛が次第に細くなっていき、次第に上記イラストの成長期が短くなっていき、最終的には太さも成長期もゼロになって毛が無くなっていく症状。と言えば良いでしょう。

表題のイラストは、育毛剤の広告や育毛関係の情報でよく使われるものです。毛の生え替わるサイクルを表しています。

発毛期→成長期→退行期→休止期→脱毛期、と言うように発毛した毛は成長する成長期を経て成長が止まり始める退行期に移行して完全に成長しなくなる休止期になり、最後に次の毛に押し出されるようにして抜けていく脱毛期になるのですね。

これが所謂毛の生え替わるサイクルで、このサイクルが乱れることで薄毛になると言われています。が、その実態が明らかにされていません。難しいことではないですが、この実態が明らかになると不都合を被る業界がありますからね。

サイクルが乱れるとは、成長期が短くなって、その分休止期が長くなるだけの話です。例えば、1本の毛が発毛して上記のサイクルに沿って成長して、抜けてしまうのに、約3年かかっているとしましょう(これは男性の毛の成長期に近い数字です)。

この時の成長期はだいたい2年と6カ月くらいで、退行期から休止期を経て抜けるまでがだいたい6カ月くらいです。人の体のことなのでキッチリキッチリでないことはご理解下さいね。

その成長期が1年に短くなって、退行期の期間はあまり変わらず、休止期の期間が約4カ月+1年6カ月に長くなって抜けているのです。

すると頭皮の表面に出ている期間が3年から1年に短くなってしまうので、表面に出ている毛の本数が減っていくのです。

ここで発毛させたら良いじゃないか!なんて言う人は何も分かっていません。毛が発毛するのは次に生える毛が毛穴内部に育っているからの話で、早めに抜けてしまった毛穴の中には、次に生える毛の組織がありません。

だから発毛させても新たに毛が生えてこないのです。生えてくるのは、今まさに生えようとしている次の毛だけです。

では、なぜ毛の成長期が短くなっていくのか?それは、毛の成長期が短くなり始める前の毛の違和感と言いますか、今までと違う変化を見るとだいたい分かります。

弊社にご相談にいらっしゃる方々のお話を詳しくお聞きすると、気になり始める頃に、「髪の毛のセットがしづらくなった」とか「毛に腰が出なくなって元気が無くなった」とか訴える方が多いですね。全体の8割くらいの人が訴えられます。

「1の段階」:毛は毛母細胞の働きで作られます。その元になっているのが毛細血管からの血液による栄養の補給ですから、十分な血流がないことで、毛母細胞の働きが弱まって、ご自身本来の毛質ではなくなっているのです。

要は、頭皮の血流・血行が悪くなっていたことが要因だったのです。

だから、薄毛になる前の段階で、血流・血行が悪くなっている要因が本当の薄毛の原因です。

この本当の原因を取り除くなり、改善していれば多くの人は薄毛にならずに済むのですが、多くの人が採る対策は「シャンプーを変えてみる」「育毛剤を使ってみる」「お湯洗いをしてみる」なんですね。この3つの中でなら、「お湯洗いをしてみる」が一番マシな対策です。薄毛の原因になりそうなことをしなくしているから(詳しくは、今日の投稿から何回目に解説します)。

「2の段階」:その次に現れる症状は、抜け毛の減少です。血行・血流が悪化しているので、少し毛の成長期が短くなり始めて、次に生える毛が生まれていないので、抜けずに残る毛が増えてくるのです(通常の薄毛じゃない時は発毛期と脱毛期はほぼ同時)。

少し成長期が短くなるのと同時進行で、生え替わってくる毛が細くなり始めて、細くなっただけ密度が広がる部分が出てくるので、指で触ると少しスカスカした感じになってきます(10%細くなれば30%広がったように感じる)。

この段階でも、シャンプーを変えたり、本格的に育毛剤を使ったりし始めるのですが、この環境の変化に反応して、抜けずに残り始めていた毛と自然脱毛の抜け毛が合わさるので抜け毛が急増します。

血行が悪くなっているので、生え替わってきていた新しい毛は細くなり、成長期も短くなり始めている毛が残ります。抜ける古い毛は比較的太目で成長していた毛なので、残ったのは細い毛・成長期が短くなっている毛ばかりになっているので、薄毛として発症するのです。

この進行する部位が、男性だとつむじからだったり、生え際からだったりします。女性の場合は頭頂部だったりしますが、中にはつむじからだったりする人もいて、分け目からだったりして、人様々としか言えないです。

また、抜け毛の増加を伴わずに、細い毛や成長期が短くなった毛に生まれ替わっている人もいます。

以上のように、薄毛とは、毛の中身が薄くなり、生まれ替わってくる毛が細くなり、成長しなくなって(伸びなくなって)いく症状と言うことができます。

100本抜けて100発毛してきているのに、発毛してきている毛は細い毛と成長期が短くなっている毛だと言う事ですね。

これと全く違う症状に脱毛症と言うのがあります。これについては、次回お知らせしますね。


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