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次々登場するVlog対応カメラ

6月29日、ニコンに新しいミラーレス一眼が発表されました。
その名は「Z 30」

今回登場したZ 30は、Zシリーズとしては最小最軽量のカメラかつシリーズとしては初めてのファインダーレス仕様になっている事が従来機との大きな違い。
これは静止画撮影よりも動画撮影を重視した仕様となっている様で、所謂「Vlog対応カメラ」となっているそう。

今回は発表されたZ 30を含めた「Vlog対応カメラ」について深く掘り下げてみたいと思います。


「Vlog」って何?

かつては子供の成長や旅行などの記録に使用してきた「動画」ですが、最近ではYouTubeやVimeo、ニコニコ動画などの動画プラットフォームが出回り、個人単位で旅行動画などを撮影し動画プラットフォームへ掲載する方も増えて来ました。これを「Vlog(ブイログ)」と言います。
「Vlog」は「ビデオブログ(Video Blog)」を省略化したもので、日記動画と思っていただければ宜しいかと思います。この「Vlog」がきっかけで「YouTuber」なる言葉も登場しました。


Vlog対応カメラ一覧

現行販売されている(またはこれから販売予定)のVlog対応カメラはこちら。

キヤノン

・PowerShot G7 X Mark III(コンパクト)
・EOS R10(ミラーレス一眼、7月下旬発売予定)
・EOS Kiss M2(ミラーレス一眼)

PowerShot G7 X Mark III

ニコン

・Z 50(ミラーレス一眼)
・Z 30(ミラーレス一眼、8月発売予定)

ソニー

・RX100 VII(コンパクト)
・VLOGCAM ZV-1(コンパクト)
・VLOGCAM ZV-E10(ミラーレス一眼)
・α6400(ミラーレス一眼)
・α7C(ミラーレス一眼)

VLOGCAM ZV-1

パナソニック

・LUMIX G100(ミラーレス一眼)


Vlog対応カメラが登場した背景

この様なカメラが登場した背景、それは・・・


1:昨今の感染症などを盾に取ったプロパガンダ
2:アクションカメラへの対抗策
3:スマホカメラへの対抗策


こちらが大きく影響しているものと思われます。特にソニーのVLOGCAMはその関係を狙って導入したのでしょう。
1つ目については、「○○○時間」とか「○○○○消費」の関係でYouTuberデビューする方も多かったですよね。
(いずれも出鱈目な言葉なので伏字にします)
2つ目はGoPro・DJI POCKET 2等が台頭してきた関係で、その対抗策として登場したと言う事、3つ目はスマートフォンの動画撮影からのステップアップや、より動画を極めたい方向けに登場したと言う事です。


軍艦部がフラットになっているのは何故?

Vlog対応カメラの特徴と言えば、


殆どの機種において軍艦部がフラットになっている。


これに限ります。
上記で紹介しているうち、ファインダー装備機種は7機種のみです。
フラットになっている理由として、これが挙げられるのかも知れません。


ビデオカメラと同様の操作性を実現。


現行販売されているビデオカメラは、大半がファインダーなしで液晶画面を見て操作する形となります。(高価な機種になるとファインダーが装備されます)

ビデオカメラの操作性をそのままカメラに活かしたいと思い、軍艦部を敢えてフラットとしたのでしょう。
また、ビデオカメラは画面を開けると自動的に電源ON→撮影可能になる仕組みとなっており、同様に画面を開けると電源ONの仕組みを持つソニーのVLOGCAM ZV-1については、まさにビデオカメラの動作を取り入れたカメラと言っても良いでしょう。


Vlog対応カメラは今後も登場するのか?

Vlog対応カメラについて私の予想になりますが、今後も恐らく増えていくのでは無いでしょうか。
ビデオカメラと比較してもセンサーサイズが大きいことから、静止画も撮影出来ると言う利点を持ちますので、カメラ業界も需要拡大に繋げていくのでは無いかと思いますね。


最後に

今回は「次々登場するVlog対応カメラ」についてお届けしました。
Vlog需要に合わせビデオカメラの代替として登場したものになりますが、大きなセンサーサイズのお陰から静止画・動画もきれいに撮影出来るものになるので、今後の需要によってはスマートフォンに対して脅威きょういとなるのかも知れません。

今回はここまで。最後までご覧頂きありがとうございました。

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