「トーベ・ヤンソンを知る」読書案内#6のこぼれ話:黄色い手袋と赤いバラ
God Jul !!(メリークリスマス)
「トーベ・ヤンソンを知る」読書案内に新しい記事を追加していただきました。ギリギリになりましたがクリスマスに関連のあるムーミン作品「もみの木」の紹介を書きました。もうご存知のお話かもしれませんがよろしければお読みください。漫画「ムーミン谷のクリスマス」のことにも触れています。
黄色い毛糸の手袋と赤いシルクのバラ
原稿では物語の全体的な雰囲気やキャラクターについて書きました。書ききれなかったことですが、ひとつひとつのモチーフもとても好きです。
私が特に大好きなのは、ムーミンたちを起こしにきたヘムルの毛糸の黄色い手袋と、ツリーのてっぺんに飾る赤いシルクのバラです。
ヘムルの手袋は、作品の最初と最後に出てきます。この手袋が物語を動かし始める役割と、物語を閉じる役割を担っているところが好きです。黄色い手袋をしていたらムーミンたちに会えるような気がして、黄色い手袋が欲しくなりました。でも、毛糸の手袋に雪が纏わりついたときの冷たさと不快さはかなり嫌なものなので、毛糸の手袋での雪かきはお勧めしません。
赤いシルクのバラは、ムーミンパパからムーミンママへの、昔の贈り物です。しばらーく前に、実際にやっていた時もありましたが、ツリーを飾るならてっぺんにバラを飾りたいです。ムーミンの物語で、ちょっと型破りなことや、日本には馴染みのない習慣などがでてくると、やってみたくなっちゃいます。「もみの木」の最後の方で、ツリーのちょうど真上に星が輝く描写も挿絵も、とても美しいので、くらいところにおいて、いい感じのところに照明を置いてみたいとか、妄想は膨らみます。そのためにはきっとまず、日常を細やかに飾れる人間にならないといけません…。
そんなこんなで、相変わらずムーミンを愛し続けた2021年も今週で終わりです。内容の濃さにはムラがあり続けそうですが、来年も週1回書くつもりです。
ここまで読んでくださった方にはいいことが起こるよう念じます。どうか良いお年をお迎えください!!
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