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ムーミンの本に関すること

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ムーミンの本について書いた記事
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#スナフキン

ムーミンパパとニョロニョロの旅はいつのこと?

ムーミンの物語の7作目の『ムーミン谷の仲間たち』の「ニョロニョロのひみつ」を読んでいて、ムーミンパパはいつニョロニョロと旅をしたのか、と疑問に思いました。ムーミンパパがニョロニョロについていくことについて、これより前の本に書いてあった記憶があったので探して考えてみました。 『小さなトロールと大きな洪水』および『ムーミンパパの思い出』に、以下のように言及されています。 「ニョロニョロのひみつ」には、パパが出て行ったことについて以下のように書いてあります。 「スナフキンのい

ムーミン谷の地図上のスナフキン

『ファンタジーの世界地図:ムーミン谷からナルニア国、ハリーポッターまで』(原題は、The Writer's Map: An Atlas of Imaginary Lands)のムーミンの項目を読みました。イギリスで2018年に出版された本の翻訳で、大きめで重いので借りる元気がありませんでした… ムーミン谷に関する項目「さまよう者たち」は、イギリスの小説家 フランシス・ハーディングが担当しています。 ハーディングが挙げている地図は、『たのしいムーミン一家』と『ムーミン谷の

【スウェーデン語】『ムーミン谷の十一月』でスナフキンが歩いた場所とは?「ödemark」再考

以前、『ムーミン谷の十一月』で、新旧訳が異なっている箇所について書きました。スナフキンがムーミン谷を後にし、「ödemark」を歩きますが、ödemarkは新訳では「荒れ地」旧訳では「ジャングル」になっています。 ödemarkを辞書で引くと、「人間の存在や活動の痕跡がない土地」とあり、Google翻訳でも「荒れ地」と出たので、荒れ地なのかな、と思っていましたが、安易な判断でした。Google翻訳は非常に便利ですが100%正しくはありません。 この点については、投稿してす

ムーミンバレーパークの劇中歌「おっきいりんごの唄」と原作の話(ちょっとスウェーデン語のことも)

相変わらずムーミンバレーパークのショーの沼にどっぷりつかっています。これから書く内容は、ショーの沼からお届けします。好きが溢れてどうしょうがない気持ちが主成分なので、感情が前のめりでいつも以上につたない文章かもしれませんが、どうかご容赦ください。 頻繁にショーを観に行けるわけではないので、配信されている前回のショーの劇中歌を購入して毎日のように再生し、エネルギーを補充しながら最近は過ごしています。 曲は↓ここからダウンロードできます! 2020年3月から2021年3月に