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ムーミンの本に関すること

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#ムーミンパパ海へいく

「トーベ・ヤンソンを知る」読書案内#9 こぼれ話:ムーミンと『聴く女』のつながり

少し日数が経ちましたが、「トーベ・ヤンソンを知る」読書案内 第9回を公開していただきました。 数回前より、ムーミン以外の本を軸に書くことになり、まずアンソロジー、次に年代順に紹介しようと考え、前回『彫刻家の娘』(1968)について書いたので今回は『聴く女』(1971)について書きました。 紹介の切り口に悩みました 紹介する本は決まっていたのですが、切り口に悩みました。ムーミン完結の次の本ということもあり、ムーミンとの比較という見方をまず考えましたが、ムーミンの本と『聴く

「トーベ・ヤンソンを知る」読書案内#5のこぼれ話:ムーミン翻訳本の版による献辞・解説の違い

こんにちは。 先日、連載「トーベ・ヤンソンを知る」読書案内#5 を掲載していただきました。恐れ多くも、ヤンソンとゴーリーについて書きました。 今回はヤンソンの本に書かれている献辞に着目して展開しています。 原稿を書く前の調べものの段階で、本文には触れていないムーミンの翻訳の版による違いがわかったので、記録を残しておきます。 『ムーミン谷の夏まつり』と『ムーミンパパ海へいく』の献辞 改めてヤンソンの本を確認する過程で、ムーミンの本の献辞の書き方が版ごとに違うことがわかり

リンネル7月号のムーミン付録と『ムーミンパパ海へいく』の話

本の紹介は一休みします(息切れが早い)。 付録4種のうち、2種買ってしまいました!5月20日(水)にムーミン付録付きのリンネル7月号が発売になりました。詳細は下記URLにて。 フィンランドのテキスタイルメーカー「フィンレイソン」とのコラボで、通常号1種、増刊号(セブンイレブン)2種、特別号(ローソンとファミリーマート)1種で合計4パターンもの付録が!! たいてい私は何も買わないか1冊だけ買うかするのですが、今回は大好きな柄があったので初めて2冊買いました(雑誌の内容は同