見出し画像

いつも通りの弘前さくらまつり

今年も桜の季節がやってきた。

日本一と名高い弘前公園の桜を、それなりに気軽に見られる立場である。
自慢おすそ分けついでに、軽めの日記っぽく。note記事では初か。いろいろ濃縮されたオタク長文ばかり残しているが、たまにはこういうのもいいじゃないか。春だもの。

4/16

前日は健康診断だった。待ち時間が異様に長かったからだろうか、気力体力を持っていかれ早く寝たため、翌日は早起きとなった。
ここ数日で桜の開花が進んだとのことなので、せっかくなので出勤前の朝に少しだけ花見でもしようかと思い立つ。混雑も苦手だし。

平日の朝なので、弘前公園近くの駐車場にも余裕で停められた。
早朝の特権としては、混雑していないことともうひとつ、犬の散歩をしている人が多いこと。駐車場を出た途端、ふわっふわのゴールデンレトリバー(たぶん)が信号待ちの間に愛嬌を振りまいていた。かわいいね。

外堀は7~8分咲きといったところか
一部の枝だけピンク色が濃いなと思って撮った。突然変異らしい。
この画像だとわかりにくいかな……。
人から逃げないカモ。もう慣れているのか。
みんな撮るとこ。ちょうど岩木山が見える。

4/20

園内全域満開宣言が出た週末。間違いなく大混雑である。
朝8時前には近辺に到着したが、公園にほど近い駐車場は早々に満車のランプが付いていた。地元民の強みを活かし、ほどよく近くほどよく目立たないと思われる駐車場に停める。

やや風が強く肌寒い。枝が時折ゆさりと揺れては、ちらほら花びらが舞っていた。見ごろ真っ盛りと言った具合の桜だ。

このボリューム感が「いつもの」。いいだろー
橋の上からだと花に近づいて撮りやすかったりする。
花筏。風情を感じるのは個人的にはこのくらい。

さすがに出店はどこもやっていない。それでも公園内は結構人が歩いている。
のんびり散策して四の丸あたりに着く。このあたりは出店も多く、食材を配達する車が数台、花見客の間をぬって慎重に行き交っていた。9時近くともなるといよいよ出店も営業開始。朝食も軽くしか摂っておらず、小腹も空いてくるというもので。

ずっとある黒いこんにゃく。ずっと200円の気がする。ごめん前は100円だった。おいしい。

遊具が設置してある広場のベンチで休憩&腹ごしらえ。
目移りするほどおいしそうなものがあるのだが、最近食べられる量が減ってきており、こんにゃくと大阪焼き(要するにお好み焼き)で大満足。

コロナ禍以降しばらく、さくらまつり期間の食べ歩きは禁止となっていた。今年は5年ぶりの解禁だそうだ。
以前は「出店の食べ物は高いよね」なんて抜かしていたこともあった。並ぶ出店で品定めをして、腰を落ち着けて食べる場所を探すのも、わりとわくわくするじゃないか。
まぁ人出がピークの時間帯ではないから言えるのだろうが。

子どもが元気に「チューリップ」を歌っていた。平和。
またカモがいる。マイペースに柵の向こうへと歩いていった。
写真を見返したら、羽の白い部分……もしかしたら同一鳥……?

再び散策。コーヒーでも飲みたいなと出店の店員に声をかけたら、あと5分くらいかかるとのこと。周辺をぐるりと回っていたらいい頃合いになったので、もう一度向かうと「お待ちしてましたー!」と笑顔を向けられる。こういった何てことないコミュニケーションを軽視するのはやめたいなぁと思っていたコミュ障、二言三言会話を交わしてみるなど。

コーヒーを手に植物園にも足を伸ばす。植物園は年間パスユーザーなのだ。ちなみに5月ころに咲くオオデマリを推している。
有料区域なのもあってさくらまつり期間中でも比較的ゆったりと桜を愛でられるし、珍しいものも含めて様々な品種の桜が植えられている。
喧騒が苦手そうな人(私の主観)とガチめのカメラを持っている人が多い。

左下の手前は河津桜らしい。こっちでは別に早咲きと言うほどではない?

植物園はいくつかのエリアに分かれている。白神山地を再現したというブナ林エリアもそのひとつで、新緑の季節には立ち入ったことがなかった。
萌黄色の若葉が芽吹きつつある木々の向こうから、パフォーマンスの津軽三味線が力強く響いてきた。続いて拍手も。それを囲む人だかりに加わってはいないが、県外から来た人が楽しんでくれていたら嬉しいなと密かに思う。

生命力。

弘前公園の桜が「地元民の誇り」であるのは間違いではない。そこまで立派そうな言い方ではなくても、たくさんの人が嬉しそうにしているのを見るのは単純にいいものだと思えた。

コロナ禍における他人との距離感が苦痛ではなかった。それは他人と距離を取りすぎていた証でもあったのかもしれない。もうそろそろコミュニケーションを怖がらずに生きていきたいものだ。

めちゃくちゃ日記。比較的さらっと書いた。なんか逆に恥ずかしい(?)

この記事が参加している募集

桜前線レポート

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?