サミットの朔公くんすごくよかった話するはずがまとまらないまま「好き」だけ言ってるnote

『祝2シュウネンカリスマサミット』を配信で観させていただきました。

本当は全員全パートの感想を書きたいところですが、どうやっても日向朔公ひゅうがさくくんのパフォーマンスの熱量がめちゃめちゃ高くなってしまいそうなので思い切って朔公くんの感想だけまとめることにしました。というより内罰パートに絞った個人の感想です。

だってさあ……
なにからなにまで、もう本当によかったんだもん……

配信なのでお顔もイラストも全部はっきり見えたのですが、今日は黒いヘアアクセ(ヘルブレのツノイメージかな)に大きな星シェイプのピアス(イヤリングだったかもしれない)と愛ある出で立ちで。毎度キャラクターに合わせたメイクやアクセサリー、髪色を選んできてくれる日向さん。今回も素敵でした。カリスマのイベントのときは髪を青にしてくれるのですが、今日はヘルブレイメージも入れて黒ハイライトもしてくれていたのが感動しました。この前大瀬のヘルブレビジュアルを細かく観察していた(※ALTに書く文章を起こすため)ときに髪のハイライトが赤だけじゃなくて黒も入っているのに気づいちゃったので……日向さんも隅から隅まで見たんだろうなあというのが伝わってきて……。

ヘルブレ記念生放送で日向さんと大河さんが78話でのセリフについて解釈をお話なさっていたのを聞いて、改めて声優さんが役(キャラクター)に向き合う姿勢の真剣さを実感して感動したんです。好き勝手なイメージとはまた違う、「君はどんなことを思っているの?」「君ならどう動くの?」という対話のような感じで。
演じることはそのキャラクターに(一時的にでも)「なる」ことです。彼または彼女を知り、考え、ときに視点を転換して、自分の今できることは全て尽くして、ごく当たり前のように「なる」。文章を書くのもわりと近い感覚なのでわたしも少しは分かっているつもりですが、声という五感の一種に直接関わるものを武器に、しかもボイスドラマという声の比重が大きい(=キャラクターイメージが自分の演技に直結する)ジャンルで演じるというのはさらにさらに深い縁ができるものなのだろうなあと思います。

キャストさんたちのTwitter(意地でもそう呼ぶ)を見ていてもその愛がひしひしと伝わってきて。日向さん、ヘルブレのときとっても喜んでらして、ツイートの文面からして興奮がにじみ出ていたんです。

ファンアートまで描いてらしたし。生放送では「ヘルブレイメージでダーク系のメイクにしました!」とおっしゃっていたし今回もメイクしてらっしゃるのが見えたし。
こうやって制作している側のかたからも掛け値なしに愛していただける作品ってなかなかないと思います。もちろん演じるみなさんが作品を愛するのは当たり前のこととは思いますが、プラスして「思い入れ」があるというのは本音からしか生まれない思いなので。業界の人も見に来ているのはちょっとびっくりした 想像以上にすごい作品を推しているのかもしれない


そうそう、ファンアートといえば。
「内罰の議題」のコーナー、すごくすごくよかったと同時にYouTubeだったらBANされてたかもなとひやひやでした。湊大瀬は存在がコンプライアンス違反だから仕方ない。

ナレーション「教育の在り方が問われる今、世界中の子供たちが歌いたくなる絵描き歌を議論せよ」
日向さん「は~い! 続きましては"絵描き歌"を議論していきたいと思いま~す!」(元気)
福原さん「どういうこと???」

このコーナーは「日向さんが歌う絵描き歌を聴きながら描いた絵が正解にいちばん近かった人が勝ち」というもの。いちばん近かったからといってなにかあるわけではありません。

いや本当に、新規絵描き歌2曲ってだけで超うれしくて……!

希望が1コ あったとさ
嫉妬かな 嫉妬じゃないよ 恨みだよ
嫌気がさして 自己嫌悪
頭ぐるぐる 血がじゃんじゃん噴き出して
自意識防壁 ヒビいって
おめめが6つ 首3つ
かわいいペットが生まれたよ
あっという間に
人食いケルベロス

#25 『大瀬と遊ぼう』より

元ネタはこれ。「元ネタはこれ」ってなに?
こんな感じで正解に向けて急ハンドルを切るタイプの絵描き歌が2曲披露されました。新規絵描き歌とかいきなり浴びちゃっていいんでしょうか? しかも生歌で。

せっかくなのでこの喜びのままに新規絵描き歌の内容を記録しておこうと思います。なにかあれば消します。

紐が一本あったとさ
細いかな 細くはないよ ロープだよ
ロープじゃないよ 輪っかだよ
僕の心に 雨がざあざあ降ってきて
心のバランス ヒビいって
ロープの下に 台一つ
少し一人にしてください
あっという間に さようなら!

『祝2シュウネンカリスマサミット』内罰の議題 絵描き歌1

描き終わった山中さんが「なんかすっごく暗い絵になったんだけど」と言ったときの朔公くんの「そんなあ」がかわいすぎて……全然含みのない、無垢な子供って感じの「そんなあ」で……

日向さん「せっかくなのでもう一曲やってみたいと思うんですけど~」
ホソケンさん「え、この難易度でェ……???」

まあるいお皿がありました
お豆を三つ のせました
お豆を食べる フォークとナイフ
おっと フォークを落としたよ
ナイフが一本 残ったよ
豆からしずくがこぼれたら
ちょっぴり悲しい気分なの
そうだ いいこと考えた
あっという間に さようなら!

『祝2シュウネンカリスマサミット』内罰の議題 絵描き歌2

山中さん「あ゛!!!!!」
福原さん「えぇえ!?!?!?」

正解1:「首吊りをしている絵」
正解2:「首をナイフで掻き切っている絵」

それぞれ日向さんが描いた「正解の絵」カリスマファンアートも公開されたのですが内容が内容だけに絵も暗い!!! でも上手い!!!
コーナーの感じといい、本当に大瀬が描いてるんじゃないかと錯覚してしまう雰囲気でした。

「描き手の画力に頼りすぎの絵描き歌だろ!」

#25 『大瀬と遊ぼう』より ごもっとも

……サミット終わってからふと気づいたんですけど、これ「まるかいてフォイ」のノリだったんですか、もしかして?
絵描き歌とは本来「その絵の描き方を歌に乗せて教えるもの」だったはずですが、ここまでの3曲は全部「大瀬が絵を描いている間に口ずさんでいる歌」としか呼べない(くらい途中から方向転換してくる)……じゃあこの歌と絵って「絵描き歌」の関係じゃ結べないのでは? そこまで含んでのボケだこれ。神絵師ジョークだ。でもジョークじゃないよ本気だよ


と、楽しく観させていただいていたのですが、ここからが本編でした。

このnoteもここからが本編だと思ってください。


ライブパート

階段を下りながら、だんだんと「大瀬」になっていく日向さん。憑依時の日向さんは顔が違います。普段の明るさが少しずつなくなっていって、暗くなって。でもただ「顔が暗い」とか「声が暗い」とかじゃなくて、もう雰囲気からガラッと変わります。キャラクターが憑くタイプの声優さんってすごい。

雪解。昨年とは違いショートバージョンですが、曲の儚さの中にどこかざわざわした感じというか、これから何かが起こる、という不安定な予感を含んでいて。もちろんこのあとの流れをだいたい察しているからではありますが、セカンドシーズンを通しての大瀬の変化も滲んだ歌い方に感じました。

アウトロ。上手側下手側にいたダンサーさんがそれぞれステージ中央まで出てきて日向さんを隠すように腕を伸ばす。日向さんは……それを引きちぎるように、そこから抜け出すように暴れる。『雪解』のMVは大瀬が氷の棺に自らを閉じ込めるところで終わっています。棺から自ら逃れることはしなかったはずです。茨のようにも見えました。茨姫もまた死のメタファーかもしれません。

そして、曲後のコールアンドレスポンス。

「生まれてきて」に「すみません」を返すコール、最初は内気な声だったのがどんどん激しさを増して最後には

「生まれてきて、すみませええええええええん!!!!!!!!!!!!」

このシャウト。

シャウトなんです。

この目の覚めるような悲痛な叫びがアリーナいっぱいに響き、ライブパート二曲目が始まるのです。今からもう一曲、しかもフルコーラスで歌うというのに、この一回で喉ガラガラになってしまいそうなくらいの全身全霊のシャウトをしたのです。

この作品を少しも知らない人だってこれを聴いたら一瞬で胸を掴まれてしまうと思います。そのくらい「はっとする」叫びだったんです。例えば駅前のロータリーでこういう叫びをしている人がいたら、真っ先に駆け寄りたくなります。でも「駆け寄る」より前にどうしても「はっとする」の動作を挟んでしまう。共感というか発見というか、そうした感情が一瞬自分を駆け巡ってしまうような。そのせいで動作がワンテンポ遅れてしまうような、でも絶対に無視はできないような、そんな叫びです。

永久保存版にしたい。どうにかしてこの音源を手元に残したい。そう思うくらいには勇気をもらった、そして感動したシャウトでした。
驚くべきことにまだ曲が始まっていないんです。恐ろしいですよね。今アーカイブ見直しながら書いてるんですが、この先を再生するのが怖いです。さらなる世界がそこにあったのを知っているので。

言葉にならない。いつだってその世界は、言葉にならない。

「自分がいちばん、よくわかってますから」
ここに込められた決意と反抗。音源版よりも激しさが表に出た声。みなまで言わないでくれ! そんなことはずっと前から知っているんだ! そういう拒絶。湊大瀬を罰することについて湊大瀬のほかに適任はいない。カスでゴミであることを自覚しているからこそ彼はああなのだから。

これはカリスマという作品全体でいえることですが、キャラクターとしばらく向き合っているうちにいつしか「彼が彼自身であること」を称賛できるようになっていくんですよね。それがどんなにマイナスに思えることでも、距離を置きたくなるような個性であっても、いつの日かそれを「全くそのまま」受け入れられるようになっている。それに生半可な気持ちで手を出そうとするなんて大きなお世話。セカンドシーズン最初のブレイク、大瀬編のストーリーはこの部分を特に描いていて、HelPのこのセリフ部分は特にそれを象徴していると思います。
音源版の冷淡さとは違い、感情を爆発させているのがすごい。すげなくはねのける強さももちろんですが、彼本来の姿としてはバーサーカー寄りと感じますし、苦しみ泣きながらの返答もまた彼の強さと言っていいと思います。そうした思いが考えが全部詰まっていて、ああもう言葉にできません。

Bメロセリフの改変もすごくよかったです。「クソ吉がステージの上からすみません」はdeステにも似たセリフ(ステージの上からすみません、光なんていりません)があったのでもしかしたら印象の逆輸入かも。
「でもみなさんの足を引っ張るわけにはいかないので、全力で行きます」←これの「全力で行きます」が自信はないけど覚悟はしっかり決めた大瀬の声で最高。そのあと「盛り上がっていきましょぅぅぅ~……」になるところまで含めて芸術点高い。大好き。有無を言わさない解釈の重み。

そのあとサビへの「行くぞ!!!」、間奏前の「みなさん声出してください!」、ライブならではの良さがありました。ストーリー中の大瀬は普段あまり言わなさそうなセリフ。ここでしか聞けない、曲中での思い。いい意味で自分らしくなく、前のめりに、推進力を使って。
大瀬が(※役名ですが)ライブ煽りをするということにまずすごくすごく感動してしまって、いやこれと同じような感情をヘルブレ感想noteにも書いたような気がするのですが、とにかくその成長というか進展というか、一種の到達点というか、そういう点でどきーっとしてんです。

ダンス。ヘルブレ記念生放送で一度見たものなので既知のはずなんですが、ステージ上でこの場でだと感動が段違いでした。なんかこう、いい例えが全く浮かばないんですけど、ニチアサ特撮の変身みたいでめちゃめちゃかっこよくて。9月3日の朝キングオージャー観たせいでこういう例えしか出ないのかもしれない。朔公くんニチアサ出ませんか。すごく似合うと思う。いや、それくらいかっこよかったんです。
しかも歌いながら。アイドルじゃん、もう。大変すぎる。それをやり遂げた日向さんに金一封を送りたい。そんなこと言ったらキャストさん全員に送りたいけど。

サビのダンスのかっこよさ(拳を胸に当てるところとか)もさることながら、間奏の「大瀬! Hell Yeah!」のところでの隠し持っていた思いを全て開放するような緩急あるダンスがもうめちゃめちゃ最高でした。防御のことを考えていない、攻勢一辺倒の心の姿勢というか。声援がそのままエンジンに変わるあの感じ。左右のダンサーさんとのシンクロも綺麗でバチバチで、間奏開けてすぐ「くだらないのは承知の上で」と透明感ある歌声を出せるの本当に何者なんですか?

「仰向けのまま手を伸ばしても 自分にはもう届かないから 全てが眩しい 羨ましいなあ」
ここ……すごくよかったです。よくない場所なんてなかったんですけれども。「もう届かない、眩しい世界が羨ましい」という感情をぎゅっと表現されていて、わたしの胸も苦しくなって……。
ライブのいいところは音源という固定されたもの(そうやって聴き手の頭に流布しているもの)から表現を強めたり変えたりしてそこにある感情をもっと泡立てて膨らませることができる点だと思います。だからこのパフォーマンス中その姿勢を貫いた日向さんはものすごく尊敬です。

いや、それは全員にいえることなんです。ライブに対しての思いというか、日頃キャストの皆さんがキャラクターをどうやって表現したらいいかを真摯に考えてくださっているからこその今回というか。
終盤のコメントパート、感動しました。まさかこのライブで泣くことになるとは。みなさんの愛を感じて、これからも楽しく明るくハッピーに応援していこうと決めました。すてきな作品にしていこう。みんなで。

なんだかまとまらなくなっちゃったなあ。やっぱり言葉にならないものを無理して言葉にするのは無茶だったかも。まだまだ大好きな場面たくさんあるし。日向さんのところだけに絞ったとしてもアンセムの「デジタルタトゥーの彫!!!り!!!師!!!」とかリージョンのいつもよりトーンの低いインターナルパニッシュメントとかねんねむりんりんとかうわ収集つかないくらいある。大変。場面絞っておかなかったら今頃「書き切れないよ~」と泣いていたかもしれない。

でもこれ以上無理してもしょうがないかも。いつか映像化されたそのときにまたこの感動を味わえるようにとっておこうと思います。
ドラマ再開10月12日、楽しみに待ってます。9月20日発売のコミックス第1巻もよろしくね。

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